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第45回SS研総会

日時 2023年5月26日(金) 総会 14:30-17:30
         懇親会 18:00-19:30
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場

総会:富士通本社24階大会議室
懇親会:同上
※懇親会については予定変更の可能性があります。
※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。

参加対象 SS研会員
参加費 総会:無料
懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。)
参加申し込み [開催済] 

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

14:00- 受付開始
14:20- ZOOMアクセス開始
14:30-14:35
挨拶
井上 均史(富士通株式会社)
14:35-14:45
開会挨拶・議案書投票結果報告
岡村 耕二(九州大学)
14:45-15:55
講演60分+QA10分

特別講演
人の身体の動きはどこまで分析できるのか
野球の投球とそば打ち、高齢者の歩行を例に
姫野 龍太郎(順天堂大学)プロフィール

 モーション・キャプチャー・システムを使って、プロの二人の投手の投球フォームの分析を行なった。この時、筋肉ごとに細かく分析比較するよりも、大雑把に身体のどの部分の筋肉群を使っているかを調べると、両者の特徴がはっきりと理解でき、投球フォームの改良につながることが分かった。この手法をそば打ち名人の技の解析に応用した場合、名人の技の凄さを詳細に理解することにも繋がった。現在は高齢者の歩行の分析に取り組んでおり、転倒の危険度の予測に取り組んでいる。

動作解析,モーションキャプチャ、バイオメカニクス,投球フォーム, 歩行動作, 転倒リスク
15:55-16:05 休憩[10分]
16:05-16:55
講演 40分+QA 10分

講演
人の動きのデジタル化技術が生み出す世界
-体操AI採点の取組みと実現したい未来社会-
藤原 英則(富士通株式会社)プロフィール

動きの速さと技の難解さで知られる器械体操。「AI体操採点システム」は、 審判員をサポートすることで、採点の透明性を高め、スポーツインテグリティ向上を通じて平和と公平性の実現に貢献します。人の動きをマーカーレスでデジタル化し高精度な測定を可能にする技術は、健康増進分野を始め幅広い活用が期待されています。 プロジェクトのこれまでの道のりとスポーツテックの力で皆様と一緒に実現したい未来について語ります。

Human Digital twin, Joke come true, Converging Technologies, Power of sports, OODA
16:55-17:05 休憩[10分]
17:05-17:25
対談 20分

対談
「スポーツとデータサイエンスの今後の展望
姫野 龍太郎(順天堂大学)
藤原 英則 (富士通株式会社)
17:25-17:30
閉会挨拶
高木 亮治 (JAXA)
17:30-18:00 懇親会準備
18:00-19:30
懇親会
※会費制:500円

講演者

人の身体の動きはどこまで分析できるのか
野球の投球とそば打ち、高齢者の歩行を例に

lecturer
姫野 龍太郎(Himeno Ryutaro)
順天堂大学健康データサイエンス学部 特任教授
[略歴]
 京都大学工学部電気工学第二を1977年に卒後、同大学院工学研究科修士課程に進学し、1979年に修了した。その後、日産自動車株式会社入社。主に車体の空力特性の数値解析を手がけた。1998年理化学研究所に移り、情報基盤センター長を経て、現在は順天堂大学で特任教授として教鞭をとっている。この間、スーパーコンピュータ京の開発にも携わった。現在は、血流やスポーツにおけるバイオメカニクスの研究の他、高齢者の脆弱化予知予防の研究にも従事。
日本機械学会計算力学部門業績賞, 功績賞,可視化情報学会・映像展賞、第六回コンピュータ・ビジュアリゼーションコンテストAVS大賞、日本計算工学会功績賞など,受賞多数。著書に『魔球をつくる』『変化球の大研究』『魔球の正体』『絵でわかるスーパーコンピュータ』などがある。

人の動きのデジタル化技術が生み出す世界
-体操AI採点の取組みと実現したい未来社会-

lecturer
藤原 英則(Fujiwara Hidenori)
富士通株式会社 グローバルビジネスソリューションBG
クロスインダストリーソリューション事業本部
Digital Shifts スポーツビジネス推進室長
[プロフィール]
 2000年富士通入社。2015年 東京オリンピック・パラリンピック推進本部の企画推進統括部長として、スポーツの新ビジネス創出に関わるとともに世界初の「体操AI採点システム」のプロジェクトリーダーとしてチームを率いる。スポーツ庁の委員の経験等、スポーツ行政にも関わりながらスポーツの産業化、国民のスポーツ振興・健康促進に尽力する。公益社団法人日本新体操連盟 常務理事、日本レスリング協会役員候補者選考委員会委員、順天堂大学、立命館大学等の外部講師も務める。
[論文]
  • ICTによる体操競技の採点支援と3Dセンシング技術の目指す世界,技術情報誌FUJITSU Vol. 69
  • 臨床スポーツ医学 第39巻 連載「AI・IoTとスポーツ医学」第4回「AIを用いた体操競技動作の解析と評価
[受賞歴]
  • CEATEC AWARD 2019 総務大臣賞
  • GOOD DESIGN AWARD 2019 経済産業大臣賞
  • Forbes SPORTS BUSINESS AWARD 2019 ワールドクラス賞
  • MM総研大賞 2021 審査委員賞