SS研 座談会 「オブジェクトストレージ座談会」

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日時 2021年3月23日(火) 9:00-12:00
開催方法 オンライン開催(ZOOM)
参加対象 SS研会員の各機関ご所属の方
参加人員 先着30名(予定)
参加費 無料
参加申込み 開催済

開催について

SS研では2021年度に「研究開発活動におけるオブジェクトストレージの活用」をテーマとする新規WGの立ち上げを予定しております。

今回、このテーマについて最新の技術内容・動向等の情報収集および意見交換を行うことを目的に本座談会を企画しました。前半はベンダー各社から様々な話題提供をいただき、後半は参加者の皆様全員で、本テーマについて現状や課題意識等、討論、意見交換を行っていただきます。

このテーマに関心・興味をお持ちの方、あるいは、意見を持って積極的に発言いただける方、大歓迎です。ぜひ、この機会に当イベントへご参加ください。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

9:00- 開始
[司会]堤 純平(富士通)
9:00-9:05
開会挨拶
SS研幹事 黒川 原佳 (理化学研究所)
9:05-10:20
15分/名
ライトニングトーク
 
発表者:
 荒木 純隆 (富士通株式会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:0.7MB)

 櫻田 武嗣 (アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:4.0MB)

 近藤 和彦 (グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:2.1MB)

 中田 寿穂 (日本マイクロソフト株式会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:1.6MB)

 田村 雅寿 (株式会社富士通研究所)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:2.1MB)
10:20-10:35 休憩(15分)
10:35-11:55
80分
意見交換
 
コーディネーター:
 黒川 原佳 (理化学研究所)プロフィール

※会合参加者全員でディスカッション
11:55-12:00
閉会挨拶
SS研副会長 高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)

講演者 / コーディネーター

次世代大規模ストレージの要件 -データ活用促進の視点で-

lecturer

荒木 純隆 (Araki Sumitaka)
富士通株式会社
インフラストラクチャシステム事業本部 データシステム事業部 SDSソリューション部 エキスパート
[略歴]
1984年、富士通株式会社へ入社。ストレージ製品をベースにお客様に対しデータマネジメントや事業継続などの提案を実施。現在は、大規模データの蓄積と流通およびマネタイズの仕組み作りのため、「次世代データ蓄積・連携協議会」、「デジタルアーカイブ推進コンソーシアム」で活動。また、2020年度よりデジタルアーカイブ学会の評議員を務める。
 
[アブストラクト]
データが次世代のオイルと言われて久しいが、国内のデータ蓄積、流通、活用に関し課題を感じる産業界として、産業競争力懇談会では2019年度に「データ連携を支える次世代データ蓄積基盤」というプロジェクト活動を実施。その中で、次世代記録技術やユーザ団体の課題に関する調査を実施し、その成果をまとめた。その後、これらを実現するため「次世代データ蓄積・連携協議会」を設け継続活動している成果を紹介する。
[キーワード]
  • オブジェクトストレージ, ハイブリッドIT, マルチクラウド, データ保全, 長期保存

基盤を支えるAmazon S3 -継続して進化するオブジェクトストレージ-

lecturer

櫻田 武嗣 (Sakurada Takeshi)
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
パブリックセクター シニアソリューションアーキテクト
[略歴]
郵政省(総務省)通信総合研究所にて広帯域ネットワークに関わる研究、2003年からは国立大学の計算機センターにてキャンパスITに関わる広範囲な研究に従事。国立大学の1/5が利用する遠隔講義システムをはじめ、大学に関わるITシステムの立案から運用まで幅広く経験。2018年からはアマゾン ウェブ サービス ジャパンでソリューションアーキテクトとしてこれまでの経験を生かし、システム設計支援にとどまらず、高等教育機関や研究所等向けにクラウドコンピューティング活用のための啓蒙活動や講義・講演を行っている。(博士工学)

[アブストラクト]
オブジェクトストレージであるAmazon S3は、2006年からサービスの提供を開始しており、お客様の声を聞きながら様々な機能拡張を続けています。標準でデータは物理的に離れた3ケ所以上のデータセンタ群にまたがった複数のデバイスに保存されるなど、耐久性を高めた設計となっています。またAmazon S3はデータを整理、アクセス制御を細かく行うための機能など様々な機能を追加し続けており、ビジネスや組織における規則やコンプライアンスの要件を満たしやすく設計されているため、多くのシステムで利用されています。講演ではこれらの点の説明の他、データレイクとしての利用など、様々なサービスとの連携についても触れます。
[キーワード]
  • Amazon S3, オブジェクトストレージ, データレイク, 耐久性, サービス連携

Google Cloud におけるオブジェクト ストレージの活用例とポイント

lecturer

近藤 和彦 (Kondo Kazuhiko)
グーグル・クラウド・合同会社
カスタマーエンジニア - グローバル パブリック セクター
[略歴]
国内システム インテグレーターやグローバルなパブリック クラウド ベンダーにおいて、コンサルタント、エバンジェリスト、プロダクトマーケティング、クラウド ソリューション アーキテクト等、様々なロールを通じてお客様のアプリケーション構築の技術支援に携わる。2020 年にグーグル・クラウド・ジャパン合同会社に入社、現在はパブリック セクター担当のカスタマーエンジニアとして、お客様のデジタルトランスフォーメーションの戦略策定やクラウド ソリューション構築の技術支援を行っている。
 
[アブストラクト]
Google Cloud Storage は Google Cloud が提供するマネージド オブジェクト ストレージで、データレイクなど様々な用途で活用されています。このセッションではこの Google Cloud Storage の概要と特長を解説するとともに、具体的なお客様の活用例を解説します。
[キーワード]
  • ストレージ, クラウド, Google, データプラットフォーム, データレイク

Object storage on Microsoft Azure

lecturer

中田 寿穂 (Nakata Hisaho)
日本マイクロソフト株式会社
パブリックセクター事業本部 クラウドアーキテクト
[略歴]
大学教員、複数のIT企業を経て2015年に日本マイクロソフトに入社。
日本マイクロソフトでは、クラウドアーキテクトとしてクラウドサービス設計から導入支援などを担当。
専門:High Performance Computing, Id Managemet, Federation, Trust Framework, Machine Learning
 
[アブストラクト]
Microsoft Azure では、Core Azure Storage Service として、Azure BLOB, Azure Files, Azure Queue, Azure Table, Azure Disk を提供しています。本講演では、Azure Storage の特徴とオブジェクトストレージとして提供される、Azure BLOB, Azure Data Lake についてご紹介いたします。
[キーワード]
  • Microsoft Azure, Azure BLOB Storage, Azure Data Lake Storage, Synapse Analytics

大量データ利活用に向けたデータ管理 -テープ活用によるコスト最適化-

lecturer

田村 雅寿 (Tamura Masahisa)
株式会社富士通研究所
プラットフォーム革新PJ プロジェクトマネージャー
[略歴]
1999年に富士通研究所へ入社。複数のサーバをネットワークで接続してデータを蓄積・管理する分散ストレージシステムの研究開発に従事。現在は、大量データの利活用に向けたシステムアーキテクチャやデータ管理技術の研究開発を進めている。
 
[アブストラクト]
近年、様々な現場で発生する大量データを蓄積して利活用することで、ビジネスの革新や新たなイノベーションの創出を行う動きが本格化してきている。大量データを効率的に蓄積・利活用するためには、目的に合わせたデータ管理が重要となってくる。今回、代表的なオブジェクトストレージであるCephにおけるデータ利活用に向けた取り組みと、大容量・低コストなテープストレージを組み合わせた階層化ストレージによるデータ管理技術を紹介する。
[キーワード]
  • オブジェクトストレージ, Ceph, テープストレージ, 階層化ストレージ, データ利活用

「オブジェクトストレージ座談会」

lecturer

黒川 原佳 (Kurokawa Motoyoshi)
国立研究開発法人理化学研究所 情報システム本部 部長
[略歴]
2004年 理化学研究所採用。スーパーコンピュータの開発・設計・運用に従事。2006年からスーパーコンピュータ「京」の開発および立ち上げ、運用に従事。2018年から研究所のICT(Information Communication Technology)関連の推進戦略の立案、ICT基盤およびそのセキュリティ対策の運営などを含めた情報環境全体のマネジメントに従事。その間、技師、専任技師、ユニットリーダー、情報システム部次長を経て、2018年4月から現職。