永田 瞬
| 「味の素「残業ゼロ」改革」 石塚由紀夫(著)日本経済新聞出版社 |
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2015年以降の味の素における労働時間削減、在宅ワーク、どこでもオフィス推進、限られた時間でのイノベーティブな仕事への集中などの実践が、時間経過とともに紹介されている。 |
| 「イクメンじゃない「父親の子育て」」 巽真理子(著)晃洋書房 |
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人々はみな、職場、家庭、地域の中でそれぞれの固有の役割があり、境界線を行き来している。職場での承認、家庭での承認、地域での承認が何らかの形で得られれば、実体としての「ケアとしての子育て」に従事できる可能性が高い。これが本書のおおよその主張である。 |
| 「呪いの言葉の解きかた」 上西充子(著)晶文社 |
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ご自身の原発反対運動へのかかわりから、ここ最近の裁量労働制をめぐるデータ偽装の話まで書かれている。何かを封じ込めようとする動きに対して、勇気付ける言葉も紹介している。ジェンダーの問題も「逃げ恥」などリンクされていて、読みやすく、とても面白い。 |