「新潟県のあゆみ」を読む~目次
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第1章:原始古代の越後・佐渡
第2章:中世の越後・佐渡
第3章:近世社会の成立
第4章:近世社会の動揺
第5章:近代国家の形成と新潟県
第6章:二つの大戦と新潟県
第7章:現代の新潟県
序
凡例
第1章:原始古代の越後・佐渡
第一節:狩猟採集の生活
一:旧石器時代の社会
日本海の形成、貝坂遺跡の発掘
ニ:縄文文化と社会
小瀬ヶ沢・室谷洞窟の発掘、刈羽貝塚と海進、火焔土器の誕生、縄文人の生活、土器の多様化と籠峰遺跡
第ニ節:農耕の始まりと古墳文化
一:弥生文化の波及
弥生文化の波及と村尻遺跡、稲作農耕の定着、武装する村
ニ:古墳文化の展開
菖蒲塚古墳と北限の古墳文化、村落生活の向上、群集墳の展開
第三節:越後国・佐渡国の成立
一:渟足柵と磐舟柵
大和政権と越国、越の辺の蝦夷、渟足柵・磐舟柵の役割と所在、阿倍比羅夫の蝦夷征討
ニ:律令国家と農民
越後・佐渡国の成立、越後・佐渡国の変遷と性格、越後国の国府と越後城、越後・佐渡国の国府と国分寺、越後・佐渡国の郷 農民の負担、越後・佐渡国の駅制と運輸
第四節:荘園と武士
一:荘園と国衙領
越後国初期荘園、越後・佐渡国の封戸、国司の政治、荘園公領制の成立
二:在地領主城氏
地方武士団の長城氏、城氏の越後支配、治承・寿永の内乱と城氏
三:古代の文化
沼名河の玉と乙寺の猿、越佐の神々と浄土への願い
第2章:中世の越後・佐渡
第一節:鎌倉御家人の入国
一:地頭の支配
越佐の守護と地頭、地頭の在地支配、鎌倉末期の動き
ニ:荘園の住人たち
名主・在家・下人、市と職人
第ニ節:守護上杉氏と国人
一:南北朝の動乱
動乱の開始、上杉氏と長尾氏
ニ:守護と国人
国人の成長、応永の大乱、安定から戦国の世へ
第三節:中世の文化
一:中世の信仰
越後の神々、密教系の諸派、念仏する人びと、真宗王国の基礎、曹洞宗四箇の道場、日蓮宗の動き
二:生活と文化
町と村、街道の文化財
第四節:戦国の世
一:下剋上
戦国の幕開け、為景から晴景へ
ニ:上杉謙信
謙信登場、越後国王から関東管領へ、合戦と外交
三:景勝と兼続
御館の乱、景勝上洛、佐渡と庄内、あいつぐ豊臣軍役
四:検地と金山
戦国時代の町と村、陸上交通と水上交通、検地と諸負担、金銀山の支配
五:上杉支配の終幕
豊臣政権内部の対立、国替え
第3章:近世社会の成立
第一節:幕府と藩の支配
一:堀氏と越後一揆
堀氏の入封と越後一揆、堀氏の改易
ニ:小藩分立
松平氏の支配、小藩分立
三:初期藩政の展開
高田藩、長岡藩三条藩、新発田藩村上藩、地方知行から蔵米知行へ
四:幕領の成立
越後の幕領、佐渡奉行所の支配
第ニ節:村と農民
一:村の支配と構造
肝煎と大庄屋、検地と年貢、村の構造
ニ:五人組制度と村極
五人組帳と村極、割地
三:逃散と越訴
走百姓と村方騒動、四万石騒動と与茂七騒動
第三節:新田開発と産業
一:農業の発達
農業技術の進歩と農書、農業経営の変化
ニ:新田開発
大瀁郷と前期の開発、紫雲寺潟と中・後期の開発
三:諸産業の発達
流通の発展と産業、地域向け商品生産
第四節:町の発展
一:城下町の成立
近世城下町の建設、城下町の構成と身分制度、城下商業の保護、支配組織と町民の構造
ニ:港町の発展と在町の成立
新潟港の発展、直江津今町の盛衰、在町の成立
三:街道と舟運
宿駅と河川交通、往来と商品流通
第4章:近世社会の動揺
第一節:幕藩支配の転換
一:頸城郡質地騒動と幕領政治の動向
頸城郡質地騒動、代官所経費の改正と幕領新田検地、今泉古川跡新開、享保改革と佐渡
ニ:諸藩の財政窮乏と藩政
高田藩、長岡藩、新発田藩、村松藩、村上藩
三:宝暦・天明の飢饉
越後の飢饉と対策、佐渡の飢饉と対策
四:高まる一揆と騒動
佐渡国寛延越訴と明和一揆、村松全藩一揆と蒲原岩船郡騒動
第二節:村と町の変貌
一:新しい村の動き
中小農民の台頭と村の階層分化、他国稼ぎ他国移住
ニ:地主制の展開越後の大地主
地主と小作人
三:港町の変貌と在町の発展
新潟町の変貌と明和騒動、直江津今町の変貌、在方商業の発達
第三節:特産物の生産と流通
一:特産物生産の展開
縮と紬、酒、茶、紙、漆、金物業
ニ:海運
敦賀と結んだ越佐海運、西廻り海運と越佐、松前海運と越佐
第四節:近世文化の形成
一:近世文化の芽ばえ
西国の影響と越佐文化、庶民文化の広がり
ニ:教育と学問
藩学の展開、寺子屋の普及、郷村の学問、和算と洋学
三:文芸の興隆と文人
遊学者と来遊者、良寛とその周辺、鈴木牧之と北越雪譜、庶民文芸の開花
四:信仰の広がりと深まり
越佐の寺、庶民と寺、神社と国学
五:庶民の生活
衣、食、住、盆と正月
第五節:幕藩支配の終末
一:天保改革と幕領・藩領
天保飢饉と越後・佐渡、生田万の乱と佐渡一国一揆、越後・佐渡における天保期の改革
ニ:開国と幕領・諸藩の政治
異国船の渡来と海防問題、新潟開港、開国と幕領諸藩の動向
三:維新前夜の民衆
不穏な世相、尊攘運動の高まり
第5章:近代国家の形成と新潟県
第一節:新潟県の誕生
一:北越戊辰戦争
奥羽越列藩同盟、北越の攻防
ニ:越後府
年貢半減、府県の統治、廃藩置県
三:県政の確立
悌輔騒動、政策の進展、地租改正、勧業・勧農、文明開化
第ニ節:自由民権運動と県政
一:自由民権運動
自由民権運動の開幕、国会開設の運動、政党の結成、高田事件と民権運動の衰退
ニ:県会と県政
地方三新法と町と村、初期の県会、信濃川治水と新潟築港問題、信越鉄道敷設運動、松方デフレと新潟県
三:在来産業と近代産業
農事通信員と農談会、漁業権をめぐる対立、伝統産業の新しい動き、石油・鉱山・金融業の近代化
四:新市町村の誕生
東蒲原郡の編入、新潟県の町村合併
第三節:地主王国の形成
一:県政と政党
憲法発布と県下の政党、県政と荒れる県会、日清戦争と県民生活、府県制・郡制の施行と町村合併
ニ:地主制の発達と大地主
地主王国、大地主の小作地支配と小作米販売、大地主の企業投資
三:企業勃興と県産業
銀行の展開と商業会議所の設立、近代石油業の成立、製糸業と織物業の展開、鉄道の敷設と海運の発達
四:生活難と民衆
明治二十三年の米騒動、社会問題化する水害、出稼ぎと移民、女性の社会ヘの進出
第四節:日露戦後経営
一:県政と県政界の再編
日露戦争と戦後の県政、地方改良運動の展開、政友会勢力の復活と政争の激化、立憲同志会から憲政会へ
ニ:日露戦争後の農林水産業
大河津分水工事と治水事業、農事改良と移出米検査、林業の勃興、北洋漁業の展開
三:公共事業と県民生活
鉄道・道路と通信、港湾と航路、都市の発展
四:教育と文化
就学率の向上、中等教育と専門教育、郷土の文化、宗教と民衆
第6章:二つの大戦と新潟県
第一節:第一次世界大戦と社会の変貌
一:県政の動き
坂知事の県是設定、戦後経営と県政、政友会勢力の盛衰、郡制の廃止
ニ:地主経済の繁栄と後退
第一次世界大戦と農村の変化、地主経済の明と暗
三:大正デモクラシーと社会運動
米騒動と民衆、大正デモクラシーと自由大学、普選運動と労働運動
四:県産業の発展と村の暮らし
農業・漁業の発展、躍進する鉱工業、農山漁村の暮らし
五:小作争議と農民運動
三升米事件、地主会と小作人組合、三大小作争議
第ニ節:昭和恐慌と県民生活
一:窮乏の農村
農村恐慌、地主経済の窮迫、農民運動と社会運動
ニ:恐慌下の県政
県政と県会、普通選挙と無産政党、満州事変下の県政と県民
三:近代産業の発展
交通網の充実、水力電気と化学工業の発達、中小商工業と金融業の再編、人絹織物の発展
四:教育と文化
恐慌下の教育と教育運動、都市の生活と文化、文化活動の興隆、スポーツ
第三節:第二次世界大戦と県民
一:県民の戦争への動員
銃後行政の開始と政党の衰退、国民精神総動員運動の展開、部落会・町内会と隣組、大政翼賛会県支部の結成と銃後団体の整備、食糧増産運動、地方事務所の開設
ニ:産業の統制と統合
重化学工業の進展、重要産業の統制と統合、農業統制と農業労働力の流出
三:戦争と県民
農民運動の変容、満州移民、戦時下の教育と生活文化の統制、太平洋戦争と郷土兵、本土決戦体制と空襲
第7章:現代の新潟県
第一節:平和の到来と戦後改革
一:敗戦と混乱
敗戦と占領、戦後の混乱
ニ:戦後改革
民主化の進展、農地改革、教育改革
三:復興への努力
岡田県政、町村合併、経済再建
第二節:高度成長と県勢の発展
一:経済成長・安定期の県政
昭和三十・四十年代の県政界、北村県政の推移、経済成長と塚田県政、開発政策の転換と亘県政
ニ:県産業の発展と変動
工業誘致の進展と方向転換、工業発展の動向、商業・流通界の動向、農業の構造変化、公害問題の発生
三:災害と復旧
大火と水害、地すべり豪雪・地震
四:大衆社会と社会政策
生活の向上と意識の変化、交通・通信と観光、社会保障制度の充実、同和対策と解放運動
五:文化の創造と発展
教育の充実、マスコミの普及と新潟県の文化、宗教界の動向、スポーツ
第三節:日本海時代の新潟県
経済の安定成長と君県政、高速交通時代の到来、日本海時代へ