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HPC分科会2026年度会合「AI・HPCサービスを支える基盤技術」

印刷用ご案内

日時 2026年12月22日(火) 14:00-17:20
会場 場所:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー)20階大会議室M201
(住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5)

ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
参加対象 SS研会員限定
参加費 無料
参加申込み 冬イベントページ の「参加申込み」よりお申込みください。
その他

本会合は、2026年度冬イベント(ポスターセッション/展示、教育・研究システム分科会2026年度会合)の一部です。
合わせてご参加の検討をお願いします。

開催趣旨

従来の科学技術計算(HPC)からAI学習・推論、そして最新のAIエージェント活用へ。高性能計算機システムを取り巻く環境と求められる機能は、急速に変化しています。システム運用技術を刷新する機会が「システム導入・更新時」に限られるからこそ、新たなAI・HPCサービスを安全・効率的に提供・運用するための基盤選定は、今後のシステム運用の成否を分ける極めて重要なプロセスです。 本イベントでは、最前線のスペシャリストを講師にお迎えし、最新の導入事例から次世代のハードウェア/ソフトウェア基盤技術まで、システム選定・運用に直結する実践的な知見をお届けします。

プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。

【公開可能な資料のみ会合終了後に掲載予定】

11:50- 受付開始(現地) ※12:00~ポスターセッション/展示
13:50- アクセス開始(オンライン)
 [司会]本郷 研太 (北陸科学技術大学院大学)
14:00-14:05
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
14:05-14:50
講演 45分

講演1
『AI時代のHPC基盤とシステム運用 ~スーパーコンピュータ「理究」におけるサービスと運用の取り組み~』
山本 啓二 (理化学研究所) プロフィール

理化学研究所は、2026年3月にAI for Science向けスーパーコンピュータ「理究」を導入しました。「理究」では、従来のHPCで用いられてきたバッチジョブの実行環境に加え、AIから計算資源を利用する仕組みや、AI自体を動かす実行基盤を整備しています。また、システムの構築初期から、AIエージェントを介した運用にも取り組んでいます。本講演では、これらの取り組みを支える基盤技術とその選定理由を紹介し、AIエージェント時代のHPCサービスとシステム運用のあり方を考えます。

HPC, データセンター,システム運用, クラウドコンピューティング, AIOps
14:50-15:35
講演 45分

講演2
『AI研究を加速するスーパーコンピュータ「不老・弐」の紹介』
星野 哲也 (名古屋大学) プロフィール

名古屋大学情報基盤センターでは、2026年10月よりスーパーコンピュータ「不老・弐」の運用を開始した。本システムは、大規模なCPU計算環境に加え、NVIDIA GB200を搭載したGPU計算環境を備え、従来の数値シミュレーションからAIモデルの学習・推論まで幅広い研究を支援する。本講演では、「不老・弐」のシステム構成や特徴、AI研究を支える利用環境を紹介するとともに、AIとHPCの融合による新たな研究の可能性について展望する。

スーパーコンピュータ,不老・弐,AI研究
15:35-15:45 休憩(10分)

15:45-16:30

講演 45分

講演3
「半導体技術の進化とTransformer推論時代の次世代AI半導体について」
的矢 知樹 (株式会社Preferred Networks) プロフィール

ChatGPTの登場以降、AIの需要は伸び続け、同時に半導体の需要も急激に伸びている。AIアルゴリズムも少しづつ変化し、Agentの活用等が進んでいる。AI計算に必要とされる計算性能の変化と、現代の計算機で実行する上でのボトルネックについて紹介する。そして近年の半導体技術の発展と、AI計算を効率よく実行できるようなそれらのボトルネックの解消方法について議論し、PFNのアプローチを紹介する。

LLM, Transformer, AIアクセラレータ, 半導体, メモリ技術
16:30-17:15
講演 45分

講演4
「Kubernetes を主軸としたオンプレミス AI 基盤の構築と運用  -極少人数で AI 基盤を作って運用を回すには何が必要だったか-」
松田 一仁 (富士通株式会社) プロフィール

HPC環境におけるAI、特に生成AIの活用が研究開発の新たなフェーズを切り拓いている。本講演では、富士通のエンタープライズ向け大規模言語モデル「Takane」の技術と応用事例を紹介する。材料探索における因果関係の自動説明や、専門業務を支援するAIエージェントに加え、大規模モデルの知識をHPCでの利用に適した軽量な特化AIへ蒸留する最新技術にも触れる。これらの実例を通じ、AIとHPCの連携が拓く研究開発の未来像を展望する。

HPC, オンプレミスクラスタ, AI 基盤, Kubernetes, Infrastructure as Code
17:15-17:20
閉会挨拶
立川 智章 (東京理科大学)

講演者

『AI時代のHPC基盤とシステム運用 ~スーパーコンピュータ「理究」におけるサービスと運用の取り組み~』

lecturer
山本 啓二 (Yamamoto Keiji)
理化学研究所 計算科学研究センター
運用技術部門 先端運用術ユニット ユニットリーダー
[略歴]
2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻修了。博士(情報理工学)。東京大学情報基盤センター特任助教、理化学研究所計算科学研究機構の特別研究員、開発研究員、技師を経て、2020年より理化学研究所計算科学研究センター先端運用技術ユニットのユニットリーダー。2025年より次世代計算基盤運用技術ユニットのユニットリーダーも務める。スーパーコンピュータやデータセンターの運用高度化、運用データの分析、仮想化・コンテナ、クラウドコンピューティングの研究開発に取り組む。
[研究分野、研究テーマ]
 ・スーパーコンピュータ・データセンターの運用高度化
 ・大規模な運用データの処理・分析と運用改善
 ・仮想化・コンテナ、クラウドコンピューティングによる計算資源の利活用
[所属学会、受賞歴、著書など]
 ・情報処理学会

 

『AI研究を加速するスーパーコンピュータ「不老・弐」の紹介』

lecturer
星野 哲也(Hoshino Tetsuya)
名古屋大学
情報基盤センター
[略歴]
 2018年9月 東京工業大学大学院情報理工学研究科 博士(理学)
 2016年1月〜2022年12月 東京大学情報基盤センター 助教
 2023年1月〜現在 名古屋大学情報基盤センター 准教授
[研究分野、研究テーマ]
 ・高性能計算
 ・GPUプログラミング
 ・自動最適化

「半導体技術の進化とTransformer推論時代の次世代AI半導体について」

lecturer
的矢 知樹(Matoya Kazuki)
株式会社Preferred Networks
AIコンピューティング事業本部 事業戦略・マーケティング部 部長
[略歴]
 2025年4月 株式会社Preferred Networks AIコンピューティング事業本部 事業戦略・マーケティング部 部長
 2022年4月 株式会社Preferred Networks 入社
 2020年4月~2022年月 東京大学大学院情報理工学系研究科 修士課程修了

「Kubernetes を主軸としたオンプレミス AI 基盤の構築と運用  -極少人数で AI 基盤を作って運用を回すには何が必要だったか-」

lecturer
松田 一仁 (Matsuda, Kazuhito)
富士通株式会社 人工知能研究所 研究員
[略歴]
2013年大阪大学大学院情報科学研究科博士課程後期を修了、同年富士通株式会社に入社 (株式会社富士通研究所配属)。同社研究員として、エッジコンピュータを含むクラウドコンピューティングの研究に従事。クラウド関連の専門性により 2019 年より 2 年間サイボウズ株式会社へ出向し、同社の次期オンプレスインフラ基盤の開発業務に参画。帰任後はオンプレミス計算機クラスタの設計・構築・開発、及び関連研究に従事している。