合同分科会 2021年度会合 「オンラインとリアルの新しい関係」

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日時 2021年1月19日(水) 分科会 13:30~18:00(予定)
開催方法 オンライン開催(ZOOM 予定)
参加対象 SS研会員機関にご所属の方
参加費 無料
参加申込み 開催済
申込み締め切りました。ご希望の方はSS研事務局までお問い合わせください。(ssken-office@ml.css.fujitsu.com)
その他 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会、合同分科会、20日:教育環境分科会科学技術計算分科会)の一部です。

開催趣旨

 「Zoom飲み会」という言葉が世に出始めたとき,多くの人が,意外な言葉の組み合わせを面白がるような雰囲気がありました。  それから1年あまり,「オンライン〇〇」の「〇〇」にどのような言葉が来ても,誰も何も驚かない日常になっています。  オンライン技術により多くの「不可能」が「可能」になりつつあります。その一方,いろいろな場面で,「やはり『リアル』  でないと」と実感させられることも再三再四ではありません。オンラインとリアルの関係性が急速に変化しつつある中,誰も  取り残さず,どのような機会も取り逃がさないことが強く求められています。今回の合同分科会では,「オンラインとリアルの  新しい関係」をテーマとし,新しい日常をより良くする挑戦を紹介します。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】

13:25- ウェビナー接続開始
Session1 [司会]西村 浩二 (広島大学)
13:30-13:40
会長挨拶
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
楫 勇一 (名古屋大学)
13:40-14:30
講演 40分
Q&A 10分
講演
情報技術は高等教育をどう変えるか?
ポスト・コロナの大学運営を考える
山本 秀樹 (AMS合同会社)プロフィール
 

コロナ以前から全ての授業がオンラインで行われていたミネルバ大学。設立から僅か4年でMIT を上回る受験者数を実現し、世界の大学、企業、行政で高く評価されている同大学が情報技術を どのように使って「高等教育の再創造」を実現しようとしているのか解説します。 また、ミネルバ大学をベンチマークとして既存の大学や企業における人材育成をどのように改革 できるか、日本における支援事例からヒントを導きます。

 大学経営, デジタル・トランスフォーメーション, コンピテンシー育成, オンライン学習,キャリア構築支援
 プレゼン資料(1/19版)(PDF:3.3MB)
14:30-14:35 休憩(5分)
14:35-15:25
講演 40分
Q&A 10分
講演
New Normalにおける新たな働き方
~Work Life Shiftは進化する~
阿萬野 晋 (富士通株式会社)プロフィール
 

2020年7月に、ニューノーマルにおける新たな働き方「Work Life Shift」を発表し、社員が業務の目的に応じて主体的に最適な時間や場所を選択する働き方としたことで、テレワーク中心でも生産性やエンゲージメント向上に向けた施策を実践し、一定の効果が得られた。今般、新たに見えてきた課題への対処を含め「Work Life Shift2.0」として、今後においてもDX企業としてふさわしいハイブリッドワークの実践、ワークとライフのシナジー追求などを通じて、社会やお客様の課題解決や持続的成長に貢献する、より進化した施策展開について紹介する。

 Well-being, DX企業, Hybrid Work, 自律と信頼, コミュニケーション
 プレゼン資料(PDF:7.7MB)
15:25-15:30 休憩(5分)
15:30-16:00
報告 30分
BoF (Birds of a feather) 報告
 ・オンラインツールのいいところ悪いところ
 ・オンラインとリアル
 ・SS研のいいところ悪いところ
 前日に開催されましたBoFの報告をビデオでご紹介いたします。
16:00-16:05 休憩(5分)
Session2 [司会]富士通委員
16:05-16:55
講演 40分
Q&A 10分
講演
時代と共に進化し続けるシヤチハタブランドをデジタルでも
~自己否定の精神を受け継ぐ~
斉藤 可菜子(シヤチハタ株式会社)プロフィール
 

なぜ文具メーカーのシヤチハタが電子印鑑市場に乗り出したのか、それはシヤチハタ文化に根強く残っている、「自己否定」の精神から生まれたものでした。印鑑のシヤチハタから今日に至るまでのシヤチハタの歴史と共にご紹介します。また、「脱ハンコ」と謳われる中、電子印鑑の必要性とは?電子印鑑だから実現できる新たな価値をご提案します。

 DX,電子印鑑,ペーパーレス,脱ハンコ
 プレゼン資料(1/20版)(PDF:1.5MB)
16:55-17:00 休憩(5分)
17:00-17:50
50分
パネルディスカッション
大学における「取り残されそうな問題」への取り組み
コーディネーター:
山里 敬也 (名古屋大学)プロフィール
パネリスト:
山本 秀樹 (AMS合同会社)
鈴木 久雄 (岡山大学)プロフィール
立川 智章 (東京理科大学)プロフィール
17:50~18:00
閉会挨拶
野田 茂穂 (理化学研究所)

講演者 / コーディネーター / パネリスト

情報技術は高等教育をどう変えるか?
ポスト・コロナの大学運営を考える

lecturer
山本 秀樹 (Yamamoto Hideki)
AMS合同会社 代表
[略歴]
 新卒で東レ株式会社入社、高機能繊維の用途開発を担当し、主に航空宇宙/自動車/電子部品/土木建築/スポーツ・アパレル分野での新製品開発を経験。経営コンサルティング会社であるブーズ・アンド・カンパニー(現EY Strategy& )で化学素材、航空宇宙分野における事業戦略策定、M&Aアセスメント、事業再生などを支援、住友スリーエム株式会社(現3M Japan)でマーケティング部長を経て、2014年に国内外企業の新規事業開発・用途探索支援を行なうAMS合同会社を設立。
2010年より大学生のキャリア構築支援活動を始め、2015年から2017年までMinerva University (ミネルバ大学)日本連絡事務所代表を務めた。現在は、Dream Project Schoolを主催し、ミネルバ大学の運営やカリキュラムを日本の教育機関や企業の人材育成に応用する経営支援や大学での講師などを務める。
[研究分野、研究テーマ]
  • 学習の科学
  • 汎用能力
  • 高機能化学素材の新規用途探索
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 『世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ』
  • 『最難関校ミネルバ大学式思考習慣』等

New Normalにおける新たな働き方
~Work Life Shiftは進化する~

lecturer
阿萬野 晋 (Amano Susumu)
富士通株式会社 理事
        EmployeeSuccess本部長
[略歴]
1992年04月  富士通株式会社入社
2012年05月  同社 国際人事部ASEAN分室長(兼)Fujitsu Asia
2014年10月  同社 人事本部シニアディレクター
2017年04月  同社 プロダクト事業推進本部人事部長
2019年12月  同社 総務・人事本部労政部長
2021年04月~ 同社 理事
            Employee Success本部長

時代と共に進化し続けるシヤチハタブランドをデジタルでも
~自己否定の精神 を受け継ぐ~

lecturer
斉藤 可菜子 (Saitou Kanako))
シヤチハタ株式会社 システム法人営業部
[略歴]
システム法人営業部に配属後、新規・既存顧客をメインに担当。
コロナ禍で大きく後押しされた、テレワークやペーパーレスの課題解決に日々お客様と共に取り組んでいる。

大学における「取り残されそうな問題」への取り組み

lecturer
山里 敬也 (Yamazato Takaya)
名古屋大学 教養教育院 教授
[略歴]
  • 昭63信州大・工・電子工卒.
  • 平2同大大学院修士課程了.
  • 平5慶大大学院博士課程了.博士(工学).
    同年名大・工・電子情報・助手.
  • 平9より平10まで, ドイツカイザースラウテルン大・客員研究員.
  • 平10同大・情報メディア教育センター・助教授,
  • 平16同大・エコトピア科学研究機構,
  • 平19同大・エコトピア科学研究所・准教授,
  • 平22同大・教養教育院・教授,現在に至る.
    同大・工学研究科電子情報システム専攻,
    同大・情報基盤センター教育情報メディア研究部門を兼務.
[研究分野、研究テーマ]
  • オープン教材
  • 確率共鳴
  • 可視光通信
[所属学会、受賞歴、著書など]
  1. 電子情報通信学会第76回(令和元年度)論文賞、2020年6月
  2. IEEE Communication Society 2006 Best Tutorial Paper Award(米国電気電子学会通信ソサイエティ2006年最優秀解説論文賞)、2006年6月

大学における「取り残されそうな問題」への取り組み

lecturer
鈴木 久雄 (Suzuki Hisao)
岡山大学 全学教育・学生支援機構 教授
[略歴]
1980年3月 日本体育大学大学院体育学研究科修士課程 修了
1980年4月 岡山大学教養部 助手
2006年7月 岡山大学教育学部 教授
2008年4月 岡山大学 スポーツ教育センター長
2016年4月 全学教育・学生支援機構 教授
2021年4月 岡山大学 名誉教授・特任教授
[研究分野、研究テーマ]
  • スポーツ教育学
  • 身体活動増進プログラムの開発研究
  • 熱中症予防に関する研究
  • 腎疾患患者の運動療法
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本体力医学会
  • 岡山スポーツ医科学研究会
  • 日本産業衛生学会優秀ポスター賞4度授賞
  • 公益財団法人全国大学体育連合「大学体育教育賞」

大学における「取り残されそうな問題」への取り組み

lecturer
立川 智章 (Tatsukawa Tomoaki)
東京理科大学 工学部情報工学科 准教授
[略歴]
2004年3月 東京工業大学 大学院理工学研究科 修士卒業
2004年4月~2010年3月 日本SGI株式会社
2012年1月 東京大学 大学院工学系研究科 博士課程卒業, 博士(工学)
2012年2月 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 招聘研究員
2015年4月 東京理科大学 工学部第一部 経営工学科 講師
2016年4月 同大 工学部 情報工学科 講師
2020年4月~現在 同大工学部 情報工学科 准教授
[研究分野、研究テーマ]
  • 進化最適化
  • 設計探査
  • 航空交通
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本機械学会
  • 進化計算学会
  • IEEE
  • 2018年12月 論文賞(進化計算学会)
  • 2018年10月Excellent Paper Award(The 25th National Computational Fluid Dynamics)
  • 2013年6月 画像電子技術賞(画像電子学会)
  • 2011年12月 Young Researcher Award(IEEE Computational Intelligence Society Japan Chapter)