SS研ICTフォーラム2024 研究データ管理(RDM)とオープンデータの未来~研究データは宝の山!マネジメントの最前線~
| 日時 | 2024年8月8日(木) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 |
場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P2 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
近年、研究データの管理と活用が科学技術の発展においてますます重要な役割を果たしている。 研究データ管理(RDM:Research Data Management)は、データの収集、保存、共有、再利用を効率的 かつ効果的に行うための体系的なアプローチであり、適切な研究データ管理は、研究の透明性、再現性、 信頼性を向上させるだけでなく、異なる分野間のコラボレーションを促進し、新たな発見を生む可能性を 秘めている。同時に、オープンデータの動きも世界中で広がりつつある。オープンデータの推進は、 データの公共性と利便性を最大限に活用し、学術コミュニティ全体において、知識の進展を促進することが 期待されている。 このような状況を踏まえ、本年度のICTフォーラム2024では、研究データ管理とオープンデータの理解を 深めるために「研究データ管理(RDM)とオープンデータの未来 ~研究データは宝の山!マネジメントの最前線~」 をテーマとし、研究データ管理とオープンデータの最新動向や実践例を共有し、持続可能なデータ管理の実現や 利活用方法などについて議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会]廣瀬 幸(九州工業大学) | |
| 13:00~13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
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| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
オープンサイエンスと研究データ管理
~GakuNin RDMとその活用~ 下山武司(国立情報学研究所)プロフィール
国際的なオープンサイエンスの流れから、研究活動の公正性を保ちつつ、研究成果を広く共有し利活用できるようにするための、研究データ管理の重要性が高まってきています。この講演では、NIIが提供している、研究データ管理基盤「GakuNin RDM」を起点として、効果的に研究推進を進めるために、このツールをどのように活用し、研究者がより効率的に自身の研究データの管理・共有を実現するのかを説明します。 オープンサイエンス、研究データ管理、GakuNin RDM、研究公正、研究推進
プレゼン資料(8/27掲載)(PDF:12.9MB)
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| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
データサイエンス型歯科医療情報システムの
試験的運用 野崎一徳(大阪大学歯学部附属病院)プロフィール
岡真太郎(同上)プロフィール
データサイエンス型歯科医療情報システムの試験的運用では、歯科医療機器、情報機械、ビッグデータ、診療記録、AIサービスを活用し、近い将来の診療改善を目指しています。現在、歯科医療機器から収集されたデータをビッグデータ解析で処理し、AIサービスが診断や治療計画を支援するための準備を進めています。これにより、診療記録の統合管理と診療の質向上が実現できるよう努めています。 歯科医療機器, 情報機械, ビッグデータ, 診療記録, AIサービス
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| 14:55-15:05 |
休憩(10分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
富士通講演
安心安全な研究データ管理・流通の実現に向けて
研究活動の不正行為(捏造、改ざん、盗用)対策への課題と挑戦 鈴木和幸(富士通株式会社)プロフィール
研究データの管理や学内外への流通に際して、データの発信元や所有権、真正性の証明と合わせて、データ取引の証跡を改ざん不能なデジタルエビデンスとして管理することで、あらゆるデータに対し、安心安全でトラストな利活用を実現する、Fujitsu Computing as a Service Data e-TRUSTを活用した類似事例などを交えてご紹介します。 研究不正対策(改ざん抑止), 証跡・監査, 自己主権型データ流通, eシール
プレゼン資料(8/27掲載)(PDF:7.4MB)
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| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-16:55 講演 50分 |
パネルディスカッション
「研究データ管理(RDM)とオープンデータの未来~研究データは宝の山!マネジメントの最前線~」
モデレータ:上繁 義史(長崎大学)
パネリスト:下山 武司(国立情報学研究所)
パネリスト:岡 真太郎(大阪大学歯学部附属病院) パネリスト:鈴木 和幸(富士通株式会社) 講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:55~17:00 |
閉会挨拶
木戸 善之(岡山理科大学)
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| 17:00-17:30 | 休憩・懇親会準備 |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
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講演者
オープンサイエンスと研究データ管理
~GakuNin RDMとその活用~
特任准教授
1991年4月-2020年3月(株)富士通研究所, セキュリティ研究所
- 数式処理技術
- 暗号技術の研究開発
- 研究データ管理
- 電子情報通信学会、情報処理学会
- 2014年6月 電子情報通信学会 業績賞
- 2013年10月 ドコモ・モバイル・サイエンス賞, NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンド
- 2013年6月 情報処理学会 喜安記念業績賞受賞
- 2012年1月 暗号と情報セキュリティシンポジウムイノベーション論文賞受賞, 電子情報通信学会
- 2008年5月 情報処理学会 喜安記念業績賞受賞
- 2007年11月 第55回電気科学技術奨励賞(オーム技術賞)受賞, 電気科学技術奨励会
- 2007年10月 IWSEC2007 Best Paper Award, IWSEC2007実行委員会
- 1997年1月 暗号と情報セキュリティシンポジウム論文賞,電子情報通信学会
- 気付力が夢を叶える! 研究開発力を格段に高める思考と実践法、日刊工業新聞社 2012年
- 情報セキュリティ 暗号,認証,倫理まで、昭晃堂 2003年
- 情報セキュリティ事典、共立出版 2003年
データサイエンス型歯科医療情報システムの試験的運用
- 歯科医療情報学・分散無限前提のデータサイエンス
- 音声発話・構音障害
- 計算機科学・分散システム
- IEEE/ACM SC06 HPC Analytics Challenge Best paper, 2006
- 生体医工学会ベストリサーチアワード, 2011
- Journal of Dental Research 編集委員, 2024-
- ISO/TC 106, 215 委員, 2023-
データサイエンス型歯科医療情報システムの試験的運用
大阪大学 歯学部附属病院 オーラルデータサイエンス共同研究部門 特任助教
2016年 4月 大阪大学歯学部附属病院 研修歯科医
2021年 3月 大阪大学大学院歯学研究科口腔科学専攻 修了(博士(歯学))
2021年 4月 大阪大学歯学部附属病院 特任研究員
2023年 4月 大阪大学歯学部附属病院 特任助教
- 医療情報学
- 機械学習
- 個人情報保護
- 日本医療情報学会
- 日本歯科保存学会 認定医
- 日本歯内療法学会
安心安全な研究データ管理・流通の実現に向けて
研究活動の不正行為(捏造、改ざん、盗用)対策への課題と挑戦
Digital App Platform CaaSプラットフォーム部
- 2008年 株式会社FFCに入社(配属後、富士通資本100%のFAE/富士通アドバンストエンジニアリングに社名変更)
Windowsセキュリティ製品開発やWebアプリ画面コンポーネントなど開発に従事 - 2011年 共通技術部門でPKG製品の開発に従事するとともに、他部門とコア技術等で提案・開発支援などを実施
- 2016年 グッドデザイン賞 イベント運営支援ソリューション EXBOARDの開発に従事
https://www.g-mark.org/gallery/winners/9dd846d7-803d-11ed-af7e-0242ac130002 - 2022年 エンジン部品加工に関するAIモデル、および、AIモデル管理支援PKG「COLMINA 現場品質AI 運用管理パッケージ」開発に従事
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP626555_Z00C22A2000000/ - 2021年 会社統合に伴い富士通に移籍
- 2022年 異なるサービス間や個人や企業間の安心安全なデータ流通と活用を実現する「CaaS Data e-TRUST」のエンジニアとして開発や顧客提案などに従事
- 2022年 富士通と帝国データバンク、「日本版eシール」の社会実装に向けた実証実験結果の報告書を公表
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2022/11/9.html - 2022年 富士通Japanとの実証実験を開始 学修情報の証明と流通を目指す
https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/4717