SS研ICTフォーラム2023 AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~
| 日時 | 2023年8月7日(月) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 |
場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P2 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
今日の教育・研究、ビジネスをはじめとする社会のあらゆる場面で AI(Artificial Intelligence)の活用が急速に進んでいて、様々な業種におい て革新的な変化をもたらし、効率化や競争力/生産性の向上などに貢献している。 また、このようなAIの急速な利用/発展は、私たちの生活や社会のあらゆる側面 に影響を与えていて、ポジティブな影響をもたらしている。 今後もAIの進化と活用は続き、新たな可能性や貢献が期待されている一方で、倫 理やプライバシーの問題にも注意が必要であり、適切な規制や倫理的な枠組みを 整備しながら、AIの力を最大限に活かしていくことが求められる。
このような世の中の動きを踏まえて、本年度のICTフォーラム2023では、AIの最前線で 何が起こっているのか、そして実際の業界でAIがどのように活用されているのか/されるのか について、「AIの最前線、AIはこう使う!?~業界でのことを聞いてみた~」をテーマとし、 AIの現在と未来、最新動向、活用事例と注意点など、AIについての情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
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| [司会]加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構) | |
| 13:00~13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
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| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare
李 天鎬(岡山理科大学)プロフィール
近年、人工知能(AI)技術の応用が進むことで、産業を初め農業、社会インフラ、健康・医療領域などに大きな影響を与えている。歯科臨床現場においても、歯科における三大疾患(歯周病、口腔粘膜疾患、顎関節症)に対する病変の検知・診断・治療補助など様々なタスクに利活用され始めており、より複数のデータ源から多種多様なデータを効率的に融合させることで高精度な解析ができる高性能ビッグデータ分析への期待と関心が高まっている。いくつかの歯科系AIプロジェクトと明らかになった課題を紹介する。 深層学習、マルチスケール、マルチモーダル、歯科三大疾患、診断支援
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| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用 佐々木 勇和(大阪大学)プロフィール
新たな触媒や創薬のための物質開発や, Googleにおける検索精度の高度化,Amazonの商品推薦などの応用において,モノ/ヒト/コト間の関係性を表現するグラフデータを人工知能技術で高精度に分析することは重要な研究課題である.多様な概念に適用できるため,情報科学分野に限らず,化学や医学などの多様な分野にてグラフ分析の研究が盛んに行われている.本講演ではグラフデータのための深層学習であるグラフ深層学習の基礎技術と応用について紹介する。 人工知能,ビッグデータ,グラフ深層学習, データサイエンス, 物質探索,ネットワーク最適化
プレゼン資料(8/10掲載)(PDF:3.2MB)
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| 14:55-15:05 |
休憩(10分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか― 松本 安英(富士通株式会社)プロフィール
かつて冬の時代であったAIは、2022年に急速に発展した生成AIの登場により第四次ブームに入り始めている。本講演では、生成AIに至るまでのAIの基礎や歴史と、生成AIの動向や産学連携によるアプローチである大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)への挑戦について述べる。さらに、AIの普及により新たな社会問題が生じつつある点を踏まえ、人間とAIの共存への取り組みであるAI倫理の取り組みについて、国際動向を含めて説明する。さらには富士通から提供するオープンイノベーションを実現するAIプラットフォームを紹介する。 人工知能, 生成AI, AI倫理, 大規模言語モデル, Fujitsu Kozuchi
プレゼン資料(8/10掲載)(PDF:7.8MB)
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| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-16:55 講演 50分 |
パネルディスカッション
「AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~」
モデレータ:木戸 善之(岡山理科大学)
パネリスト:李 天鎬(岡山理科大学)
パネリスト:佐々木 勇和(大阪大学) パネリスト:松本 安英(富士通株式会社) 講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:55~17:00 |
閉会挨拶
上繁 義史(長崎大学)
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| 17:00-17:30 | 休憩・懇親会準備 |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
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講演者
AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare
情報工学部 教授
2016年-2020年 大阪大学サイバーメディアセンター 特任准教授
2013年-2015年 シンガポール国立大学 シニア研究員
2011年-2013年 南洋工科大学 博士研究員
2010年 ボストン州立大学マサチューセッツ校 卒業
- メディカルAI学会
AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用
大学院情報科学研究科 助教
2016年 ~ 現職
2014年 ~ 2016年 名古屋大学大学院情報科学研究科 博士研究員
2014年3月 大阪大学大学院情報科学研究科 マルチメディア工学専攻 後期課程 修了 博士(情報科学)
2009年3月 大阪大学工学部電子情報エネルギー工学科 卒業
2007年3月 釧路工業高等専門学校銃砲システム科卒業
- グラフデータ分析と管理
- モバイル・時空間データ分析と管理
- 情報処理技術の異分野適用
- ACM学会
- IEEE Computer Society学会
- 情報処理学会
- 日本データベース学会
- 上林奨励賞 日本データベース学会 2023年
- 論文賞: 日本データベース学会論文誌 論文賞 2023年,2020年,
- データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM) 優秀論文賞 2023年, 2022年,2019年,2017年 など
人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか―
技術戦略本部 SME推進統括部
シニアディレクター
https://www.fujitsu.com/global/about/research/technology/ai/fujitsu-ai-platform/index.html
2022年4月 技術戦略本部:AI戦略責任者、AIタスクフォース主査
2021年4月 ジャパン・グローバルゲートウェイ:AI/データ利活用支援
2018年4月 サービステクノロジー本部:AI/データ利活用支援
クラウドサービス事業本部:クラウドサービス企画・開発・提供
1993年~2014年 オフィスコミュニケーション(CHOCOA)、運用管理技術、クラウド国際標準化に従事
- AI戦略責任者、AI/データ利活用の推進
- FujitsuのAI Platformの推進
- 運用管理技術、クラウド技術
- 情報処理学会
- 2018年:第66回電気科学技術奨励賞受賞