3階特別展示 2014年度

20150106

終了:【特別展示】 ウルトラマンvs仮面ライダーの世界展

~特任教授梶研吾個人コレクションより~






「ウルトラマン」と「仮面ライダー」は、それぞれ、日本が世界に誇る天才作家である映画監督の円谷英二、萬画家の石ノ森章太郎が生み出した永遠不滅の二大ヒーローです。
かたや巨大ヒーローの象徴、かたや等身大ヒーローの代表として、今なお圧倒的な人気を維持し続けています。
日本人であれば、世代を超えて、この二大ヒーローの名前は知っていることでしょう。

そんな二大ヒーローの魅力の一端に接していただければ幸いです。




初代ウルトラマンから始まって、もっとも新しいウルトラマンギンガまで、ウルトラマンの 歴史は、常に日本の繁栄と成長と共にありました。
どんな時代にあっても、地球への愛、人類への希望、未来への展望を失うことなく、ウルトラマンは、子供達、その子供達が成長して親になっても、「光の国」の輝きを失わない不動のヒーローなのです。



仮面ライダーは、元々はホラーテイストがきわめて強い、一種のダークヒーローでした。
その片鱗は、昭和の世から平成の今現在になっても、その根底に見ることができます。
人間は元々は悪、しかし、それに努力と希望によって打ち勝つことこそが、人間が持つ美しさであり、仮面ライダーが”等身大”のヒーローの代表であり続ける重要な要素となっています。


20140731

終了:【特別展示】 世界の映画を変えた香港映画のパワー展

~特任教授梶研吾個人コレクションより~




ブルース・リーの登場で一躍世界的に注目を浴びることになった香港映画。 
武術家でもあったブルース・リーの“本物”のカンフーアクションは、 以降のアクション映画に大きな変革をもたらすと同時に、 彼の哲学思想もまた数多くの格闘家やミュージシャンたちに強い影響を与えることとなった。 
さらに、ジャッキー・チェンとジェット・リーの登場、 彼らの主演映画に深く関わったアクション監督のウエン・ウービンの技術と技量は、 ワイヤーワークも含め、 新たなカンフーアクションをハリウッド映画にまで波及させるに至る。 
そして、ジョン・ウー監督の一連のガンアクションが、 今度は映画におけるガンアクションを一新させ、 その“香港ノワール”と呼ばれるスタイルもまた、 クェンティン・タランティーノといったアメリカの若き監督たちに 継承されていくこととなった。



  

ブルース・リーが『燃えよドラゴン』で世界に初めて 公開したオリジナルオープンフィンガーグローブは、
現在では実際に格闘技の試合で使用されるようになっている。
クェンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』は、ブルース・リーが主演した『死亡遊戯』への オマージュとなっている。それは主演女優であるユマ・サーマンのコスチュームからも見てとれる。



  

ジョン・ウーが監督した『A Better Tomorrow (男たちの挽歌)』は世界のガンアクョン映画に革命を与えた。
以降、世界中のガンアクション映画がこの作品の影響下に 作られることになった。
ジョン・ウーのアクション演出を買ったトム・クルーズは、
彼を『ミッション:インポッシブル2』の監督として起用した。