研究活動

分科会

大学・研究所での各種活動におけるシステムの高度利用を目指し、先端的な テーマを取りあげ、会員からの事例報告、外部有識者の講演などを通し、情報 交換と問題解決を図ることを目的としています。現在、次の3つの分科会があり、それぞれ年2回程度開催され、その他にSS研活動を相互連携させる分科会を年1回開催しています。
SS研会員機関の方ならどなたでも参加できます。

  • システム技術分科会
    ネットワークを含む情報システム全体の構築/利用/運用に関して、事例/取り組み紹介等を通して、最新技術の研究、情報交換、問題解決のための討議を行う。
  • 教育環境分科会
    教育環境におけるICTを活用した教育手法や普及の仕組み、およびその段階で発生する問題点とその対応策について検討する。また、システムの教育活用だけでなく、研究室内での諸活動に関するシステム環境についても検討する。
  • 科学技術計算分科会
    科学技術計算分野における情報システムの構築/利用/運用に関して、事例/取り組み紹介等を通して最新技術の研究、情報交換、問題解決のための討議を行う。
  • 合同分科会
    上記3分科会やWG活動の相互連携の場として年1回開催する。

WG

分科会やWG、あるいは会員個人からの提案により、より深く掘り下げて検討を行う必要があるテーマについて、期間を定め限定メンバーにて研究活動を行ないます。 その成果は、プログラム、β版システム、成果報告書などとしてSS研会員に提供されます。一部のWGについては、限定メンバーだけでなく広くSS研会員に参加を呼びかけ、意見交換を行うことがあります。

タスクフォース

SS研の今後の方向性や他組織との連携、新たな活動機能など、上記活動体の枠組みを超えたテーマについて検討し、施策・検討の策定、および必要な施策を講ずることを目的に活動します。

研究会運営活動

総会

正会員で構成され、原則毎年1回開催します。事業計画・報告、予算・決算、役員の任免、会則の制定、および幹事会において必要と認めた事項についての審議を行います。総会議事の他、招待講演や特別報告等が同日実施されます。

幹事会

会長、副会長ならびに幹事により構成され、総会の議決事項の執行、会員の入退会、会の運営に関する事項、および会務の執行に関する重要事項についての審議を行います。

委員会

SS研の活動上で継続的に検討が必要な特定テーマについて活動を行います。

  • 活動推進委員会
    これからのSS研活動のあるべき姿、将来ビジョンについて継続的に検討し、その実現のための制度設計から実際の活動企画、トライアル実施、評価までを行うことで、新しいSS研活動をインキュベートする役割を担います。

情報発信

Webサイト

SS研の各種活動報告、成果物などを掲載。SS研会員限定ページの閲覧はIDとパスワードが必要。SS研会員機関の方ならどなたでも取得できます。

メーリングリスト

ご希望の方はメーリングリストに登録し、イベント開催案内等を電子メールにてタイムリーに発信。

ニュースレター選集

年度ごとに各分科会から選定された講演資料等を掲載した冊子「ニュースレター選集」を会員に配付。

活動方針と活動体制 (2024年度)

本会は、コンピュータ・サイエンス&エンジニアリングに関する会員相互の技術・情報の交換や課題解決のためのディスカッションを通じた「会員自身」に資する活動、産業界を含む社会との連携強化による「産業界、他研究会など当研究会を超えたコミュニティ」に資する活動ならびに、「科学技術全般」に資する活動を行ってきた。そして、これらの活動を、本会外部からの情報も積極的に活用しながら中長期的に展開し、会員のさらなる相互利益・啓発を図るとともに、社会への貢献を目指してきたところである。

このように高い視座を見据えた上で、今年度は、昨年度に引き続き、「会員自身に資する活動」を共通の方針として活動を行う。

  1. 会員自身に資する活動
    これまで取り組み、会員から高く評価されている活動の継続発展とともに、研究、教育、運用さらに新しい技術・サービスなどへの各会員機関の持つ課題への取り組みや、新しい領域に関する分科会テーマ設定・新しいWGの開設などにより、会員へ新たな価値を提供することを目指す。
    さらに、若手層などの新しい参加者層の活動参加を促すために、多様な講演者の選定、参加様式の検討を行い、多くの参加者層を包含し、また多様化させる活動への取り組みを継続的に行う。
  2. 産業界、学界など国レベルに資する活動
    我が国におけるHPC利用環境や大学・研究所での組織におけるICT環境、教育について、今後求められる、あるべき姿を描き、その実現のための方策について継続的に議論を行う。
    また、活動目的を共有できる間連団体や組織との外部連携を強化し、我が国のHPC、ICT技術、教育の向上に貢献を目指す。
  3. 科学技術全般に資する活動
    ICTの利活用による科学技術全般への貢献は、本会としての大きな使命であることを踏まえ、会員各機関に共通的に関連する活動領域での議論を行う。
    また、将来のHPC技術に関する議論を継続し、今後も活用分野が広がっている科学技術計算領域の発展への貢献を目指す。

活動体制