2023年8月の記事一覧
SS研HPCフォーラム2023 自然言語処理と高性能計算~シナジーを探る~
| 日時 | 2023年8月21日(月) フォーラム 13:30-17:15 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
場所:富士通汐留本社24階大会議室 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申し込み | 開催済み |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
自然言語処理において、従来から多様な高性能計算技術が積極的に利用されてきました。特に最近では、大規模言語モデルを用いた機械学習で新たな進歩が遂げられており、注目を集めています。本フォーラムでは、このような大規模な言語処理と高性能計算技術の関係に焦点を当て、それぞれの立場で研究に携わられている皆様を講演者としてお招きし、これまでの取り組みを紹介していただくとともに、今後の展望についてお話しいただければ、と考えております。本フォーラムが、講演者の皆様からの洞察をもとに、大規模言語処理と高性能計算の両分野の最新動向を理解し、未来の可能性を探求する有益な機会となることを期待しています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ、開催後に順次本ページに掲載予定】
| 13:30- | 開始 |
|---|---|
| [前半司会]伊達 進(大阪大学) | |
| 13:30-13:35 |
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
|
| 13:35-14:15 講演 30分 Q&A 10分 |
講演1
「生成AIが投げかけるもの~生成AI時代の行く末~」
穴井 宏和
(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所客員教授/富士通株式会社 富士通研究所 プリンシパルリサーチディレクター)プロフィール 深層学習のもたらした第3次AIブームを経て、今まさにAIが予測・認識・判別から生成まで圧倒的な高い知的レベルを達成し、世の中へ絶大なインパクトを与えている。本講演では、大規模言語モデルやChatGPTをはじめとする生成AIの出現を受け、とてつもないスピードで進化するテクノロジーの功罪を理解しどのように対処し活用していくべきなのか、また、どのようにテクノロジーが発展し浸透していくのか、我々の取り組み事例を取り上げながら考察する。 生成AI, 大規模言語モデル, ChatGPT, AIトラスト
プレゼン資料(8/28掲載)(PDF:17.7MB)
|
| 14:15-14:55 講演 30分 Q&A 10分 |
講演2
「ChatGPTが開く新世界」
松田 卓也
(神戸大学名誉教授/ブロードバンドタワーAI2オープンイノベーション研究所)プロフィール 2022年11月30日にOpenAIからChatGPTが発表されて、瞬く間に世界を席巻した。2023年3月にはChatGPT plusが発表されて、基本的なエンジンがGPT-3.5からGPT-4に変わった。これらの出来事は人類史を変えるイベントであるというのが私の認識である。ChatGPTが発表される以前の世界はBC(紀元前:Before ChatGPT)であると言っても過言でない。現状のGPT-4の知的能力は言語能力においては人間を圧倒しているが論理数学能力では普通の人間と同等程度である。論理数学能力において人間の知的能力を圧倒するようになったものが超知能である。超知能の出現は2029年まで起きるだろうと言うのが私の予想である。そうなると世界は後戻りできない変化を被る。これがシンギュラリティである。シンギュラリティは近い。 人工知能, 大規模言語モデル, 超知能, シンギュラリティ
プレゼン資料(8/22掲載)(PDF:1,026KB)
|
| 14:55-15:35 講演 30分 Q&A 10分 |
講演3
「BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルによる多言語係り受け解析」
安岡 孝一(京都大学)プロフィール
係り受け解析は、言語処理の基礎的手法であると同時に、ヒトとコンピュータが言語の構造を共有する手段の一つである。BERTやGPTに代表される言語モデルの発展により、複数の言語にまたがる解析手法が現実的になってきたが、かえってそれは、言語間の差異を顕わにする結果となった。では、多言語にまたがる係り受け解析は実現可能なのか。HPCは、それにどう寄与しうるのか。本発表では、BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルをもとに、多言語にまたがる係り受け解析について考察する。 言語モデル,孤立語,膠着語,隣接行列,接続確率
プレゼン資料(8/24掲載)(PDF:1.3MB)
|
| 15:35-15:50 | 休憩(15分) |
| [後半司会]佐藤 賢斗(理化学研究所) | |
| 15:50-16:30 講演 30分 Q&A 10分 |
講演4
「対話型文章生成AIの構築技術
各構成技術の役割や導入背景などの解説」 鈴木 潤(東北大学)プロフィール
ChatGPTに代表される対話型文章生成AIが,研究分野のみならず産業界や一般社会においても注目を集めている.対話型文章生成AIはニューラルネットによる言語モデルを基本(出発点)として幾つかの要素技術の集合体として構築されている.本講演では,対話型文章生成AIを構築する際に用いられる要素技術の集合をおおまかに整理して紹介する.また,各技術の役割や導入背景などを説明し,どのような過程を経て現在の対話型文章生成AIに到達したのかについて説明する. 自然言語処理, 機械学習, 対話型文章生成AI, 言語モデル, 大規模分散学習
プレゼン資料(8/24掲載)(PDF:5.6MB)
|
| 16:30-17:10 講演 30分 Q&A 10分 |
講演5
「日本語とマルチ言語の混合データセットにおける
大規模言語モデルの構築」 小島 武(東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻)プロフィール
近年、大規模言語モデルの飛躍的な発展により、地域に特化した言語(例:日本語)でのモデル構築が盛んとなっている。本講演では、日本語とマルチ言語(英語主体)の混合データセットを用いて、大規模言語モデルを事前学習により構築し、日本語単体データセットでの事前学習と比べた時のパフォーマンス差異を実証する。 大規模言語モデル, スケール則, マルチ言語, 日本語, 分散学習
プレゼン資料(8/24掲載)(PDF:692KB)
|
| 17:10-17:15 |
閉会挨拶
片桐 孝洋 (名古屋大学)
|
| 17:15-17:30 | 休憩、懇親会準備(15分) |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円お飲み物とおつまみの簡易懇親会です。お気軽にご参加ください。 |
講演者
「生成AIが投げかけるもの ~生成AI時代の行く末~」
富士通株式会社 富士通研究所 プリンシパルリサーチディレクター
1999年10月- 2000年9月 Universit?t Passau 数学・情報学部 客員研究員(代数).
2003年10月- 2009年3月 科学技術振興機構 CREST「数値/数式ハイブリッド計算に基づくロバスト最適化プラットフォームの構築』研究代表者.
2008年4月 - 現在 九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 客員教授(2023年まで招へい教授)
2012年4月 - 2023年3月 国立情報学研究所 客員教授
2015年4月 - 現在 東京工業大学 非常勤講師(環境・社会理工学院. 2020年より工学院併任)
2019年4月 - 現在 科学技術振興機構 ACT-X「数理・情報のフロンティア」 領域アドバイザー
2019年4月 - 現在 科学技術振興機構 CREST「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開」 領域アドバイザー
2021年4月 - 2023年3月 富士通株式会社 富士通研究所 人工知能研究所 所長
2023年4月 - 現在 科学技術振興機構ACT-X「次世代AIを築く数理・情報科学の革新」領域アドバイザー
2023年4月 - 現在 富士通株式会社 富士通研究所 人工知能研究所 プリンシパルリサーチディレクター
- 人工知能・数式処理・数理最適化・システム制御
- 数理・AIに基づく社会課題解決(ソーシャル数理)
- 人工知能学会 2018年度現場イノベーション賞 金賞(2019)
- 日本オペレーションズ・リサーチ学会 第41回実施賞(2017)
- 計測自動制御学会 論文賞(2015)
- 「QEの計算アルゴリズムとその応用―数式処理による最適化」(東京大学出版会, 2011)
- 「数理最適化の実践ガイド」(講談社サイエンティフィック,2013)
- 「今日から使える!組合せ最適化 離散問題ガイドブック」(講談社サイエンティフィック,2015)
「ChatGPTが開く新世界」
ブロードバンドタワーAI2オープンイノベーション研究所
1970年3月 京都大学大学院理学研究科物理学第二専攻博士課程 理学博士
1970年4月 京都大学工学部航空工学科助手
1973年4月 同助教授
1992年5月 神戸大学地球惑星科学科教授
2006年3月 同定年退職
- 天体物理学における数値シミュレーション
- 流体力学のアルゴリズム開発
- 日本天文学会 所属
- 「2045年問題」2012年 廣済堂出版
- 「間違いだらけの物理学」2014年 学研教育出版
「BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルによる多言語係り受け解析」
1997年8月 京都大学大型計算機センター助教授
2000年4月 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター助教授
2007年4月 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター准教授
2009年4月 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター准教授
2015年4月 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター教授
- 人文情報学、多言語情報処理論
- サイエンティフィック・システム研究会エクセレントソフトウェア賞(2002)
- 情報処理学会論文誌ジャーナル特選論文(2018)
- 情報処理学会山下研究記念賞(2019)
「対話型文章生成AIの構築技術各 構成技術の役割や導入背景などの解説」
「日本語とマルチ言語の混合データセットにおける大規模言語モデルの構築」
2023年 東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 博士課程修了
- 深層学習、大規模言語モデル
- 基盤モデルの効率的な知識転移に関する研究
- 2023工学系研究科長賞
SS研教育環境フォーラム2023 生成AIの教育利用を考える
| 日時 | 2023年8月8日(火) 13:20-17:30 |
|---|---|
| 開催方法 | ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
フォーラム:富士通汐留本社24階大会議室 (住所:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
2023年に入り、生成AIの開発が急速に進み、普及しています。生成AIに適切な問いや情報を与えることで、さまざまなタスクの支援に活用することが可能となり、効率的に作業を進めることができます。そのため、適切に使うことができれば、大変有用なツールになります。
教育においても、学習者や教員がどのように活用すべきか、ということが課題になってきています。学生がレポートを生成AIに作成してもらってそのまま提出する、という可能性もあり、適切な活用方法を考える必要があります。
本フォーラムでは、生成AIの教育利用について、さまざまな観点から話題提供していただき、議論していきます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 13:10- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会] 重田 勝介 (北海道大学) | |
| 13:20-13:25 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
|
| 13:25-14:15 講演 40分 Q&A 10分 |
講演1
「生成AIをどのように教育に活かすか」
倉光 君郎 (日本女子大学)プロフィール
生成AIは、ChatGPT が2022年度11月に登場して以来、様々な社会活動に活用され始めている。本講演では、ChatGPTの仕組みを振り返りながら、情報リテラシやデータサイエンス演習での活用事例を紹介する。最後に、創造性や倫理など、今後の教育への展望を考えたい 大規模言語モデル, 生成AI, プログラミング教育, 課題解決型, AIと教育
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:5.8MB)
|
| 14:15-14:45 講演 25分 Q&A 5分 |
講演2
「アクティブラーニングにおける生成AIの活用と
授業デザイン」 中澤 明子 (東京大学) プロフィール
教育における生成AIの活用のうち、授業での活用については、レポート課題での使用など評価方法を含めた課題が議論されている。また、効果的な活用に関する情報提供が求められている。本講演では、アクティブラーニングにおいて生成AIを活用した事例と学生の反応を紹介しながら、アクティブラーニングにおける生成AIの活用と授業デザインのポイントを述べ、今後の課題を議論する。 アクティブラーニング, 実践事例, 授業デザイン, 学習支援
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:0.5MB)
|
| 14:45-15:00 | 休憩(15分) |
| 15:00-15:30 講演 25分 Q&A 5分 |
講演3
「AI ASSITED LANGUAGE LEARNING
~CALLからAALLへ:AI支援語学習の可能性~」 加藤 映子 (大阪女学院大学 学長)プロフィール
大阪女学院大学・短期大学は、1990年に日本で初めてMacintoshを導入してCALL(コール=Computer Assisted Language Learning:コンピュータ支援語学学習)センターを開設。2004年には同じく世界で初めてデジタル音楽プレーヤーのiPodを利用したリスニング教材を開発し授業に採り入れるなど、常に語学教育をリードしてきました。こうした取り組みをAIによって進化させる形でAALL(アール=AI Assisted Language Learning:AI支援語学学習)を確立し、引き続き、世界で通用する人材の育成に努めていく所存です。 英語教育, 生成系AI, 大学教育, AI Assisted Language Learning(AI支援語学学習), AALL
|
| 15:30-16:00 講演 25分 Q&A 5分 |
講演4
「IoT×AI時代に向けたINIADの教育
~AI-MOPによる生成系AIの教育利用~」 別所 正博 (東洋大学)プロフィール
INIAD(東洋大学情報連携学部)は、東洋大学に2017年に開設された情報系学部である。これからのIoT×AI時代に活躍できる人材を育成するために、キャンパス全体をAPIで制御可能なスマートビルとして教育に活用するなど、独創的な取り組みを進めてきた。2023年5月には、生成系AIを活用した教育システムAI-MOPを、新たに開発・導入した。最短で答えを求めるためではなく、学生が自分の考えを深め、能力を拡張するツールとして、生成系AIを利用している。ヒトとコンピュータの関係が一段と深化する時代に向けた、INIADの取り組みを紹介する。 生成系AI, 教育, IoT, 連携, ChatGPT
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:8.5MB)
|
| 16:00-16:30 講演 25分 Q&A 5分 |
講演5
「生成AIと企業における新時代の人材育成
~AIと人の協働による働き方改革~」 吉岡 千穂 (株式会社インタラクティブソリューションズ) プロフィール
顧客から望まれる営業とは、課題解決のパートナーとして豊富な知識を持ち、相談ができる人である。その相談が価値提供に繋がる。本講演では、働き方改革や時代背景にある人員削減を考慮し、企業における人材の育成方法や営業活動のモデルケースを考察した。生成AIの使い方やデータの在り方についても探求する。生成AIの活用が顧客の求める姿へどのように変革できるのか、弊社の製品を踏まえてご紹介する。 AI, 音声認識, 対話力育成, 生成AI, 自然言語処理, データ利活用
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:1.2MB)
|
| 16:30-16:45 | 休憩(15分) |
| 16:45-17:25 40分 |
パネルディスカッション
「生成AIの教育利用を考える」
ファシリテーター:
久保田 真一郎 (熊本大学) プロフィール パネリスト: 倉光 君郎 (日本女子大学) 中澤 明子 (東京大学) 加藤 映子 (大阪女学院大学 学長) 別所 正博 (東洋大学) 吉岡 千穂 (株式会社インタラクティブソリューションズ) |
| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
|
| 17:30-18:00 | 休憩、懇親会準備 |
| 18:00-19:30 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
|
講演者/ファシリテーター
「生成AIをどのように教育に活かすか」
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻,博士(理学).東京大学大学院情報学環助手,横浜国立大学理工学部准教授を経て,現職.
TRONプロジェクト、未踏ソフトウェア創造事業、JST/CREST「ティぺダブルOS」などでソフトウェア開発の実践を積む。最近は、大規模言語モデルを活用したソフトウェア開発全般に興味がある。
- ソフトウェア開発
- プログラミング教育
- 大規模言語モデル
- 情報処理学会
- ACM
- ソフトウェア科学会
「アクティブラーニングにおける生成AIの活用と授業デザイン」
2010年4月 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 特任助教、2014年11月 東京大学大学総合教育研究センター特任助教、2016年7月 東京大学大学総合教育研究センター助教を経て、2020年10月東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構アクティブラーニング部門 特任准教授に着任。組織再編のため2023年4月より同EX(Educational Transformation)部門 特任准教授。
専門は教育工学。初中等教育や高等教育における、ICT活用教育やアクティブラーニングの導入・実施支援の研究に従事。著書に「東京大学のアクティブラーニング:教室・オンラインでの授業実施と支援」(分担執筆)など。
「AI ASSITED LANGUAGE LEARNING
~CALLからAALLへ:AI支援語学習の可能性~」
1994年4月 大阪女学院短期大学 英語科 助教授
2003年4月 大阪女学院短期大学 英語科 教授
2004年4月 大阪女学院大学 国際・英語学部 教授
2012年4月~ 現在に至る 大阪女学院大学 大阪女学院短期大学 教授
- ICT/AIを活用した教育
- 絵本の読み聞かせ
- 大学英語教育学会
- 外国語教育メディア学会
- CIEC(コンピュータ利用教育学会)
- Apple Distinguished Educator
- 「ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」(かんき出版)
- 『最新 ICT を活用した外国語教育』吉田晴世・野澤和典編「第5章 英語を専攻する大学生のための eLearning 英語教育」pp77-90
「IoT×AI時代に向けたINIADの教育
~AI-MOPによる生成系AIの教育利用~」
2017年4月 - 2023年3月 東洋大学 情報連携学部 准教授
2016年4月 - 2017年3月 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所
2013年3月 - 2016年3月 東京大学 大学院情報学環 特任講師
2008年4月 - 2013年2月 東京大学 大学院情報学環 特任助教
- Internet of Things
- Location-based Services
- Accessible Computing
- Open Data
- 情報処理学会
- ACM
- IEEE
「生成AIと企業における新時代の人材育成
~AIと人の協働による働き方改革~」
セールス&マーケティング部
2021年4月 株式会社インタラクティブソリューションズ入社。セールス&マーケティングを担当
2022年8月 「ITツールを用いた対話力育成」をテーマに研究を開始
2022年11月 情報処理学会教育学習支援情報システム(CLE)研究会発表。テーマは「伝わる説明力の育成:発話学習を用いた学習モデルの考察」
2023年3月 情報処理学会 第85回全国大会発表。テーマは「正しく伝える“説明力” 効率的な学習モデルの検証」
- ITツールを用いた対話力育成
- 情報処理学会
「生成AIの教育利用を考える」
1999年3月 熊本大学大学院 理学研究科 修了
2006年3月 熊本大学大学院 自然科学研究科 修了
2002年4月~2003年3月 鹿児島大学 総合情報処理センター 文部科学事務官
2003年4月~2007年9月 鹿児島大学 総合情報処理センター 文部科学技官
2007年10月~2013年6月 熊本大学 総合情報基盤センター 助教
2013年7月~2017年2月 宮崎大学 工学部 准教授
2017年3月~2023年3月 熊本大学 総合情報統括センター 准教授
2023年4月~現在 熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 准教授
- 育工学 学習支援システム
- 教育データ分析
- the Institute of Electrical and Electronic Engineers
- Association for Computing Machinery
- 情報処理学会
- 日本教育工学会
- 教育システム情報学会
SS研ICTフォーラム2023 AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~
| 日時 | 2023年8月7日(月) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 |
場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P2 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
今日の教育・研究、ビジネスをはじめとする社会のあらゆる場面で AI(Artificial Intelligence)の活用が急速に進んでいて、様々な業種におい て革新的な変化をもたらし、効率化や競争力/生産性の向上などに貢献している。 また、このようなAIの急速な利用/発展は、私たちの生活や社会のあらゆる側面 に影響を与えていて、ポジティブな影響をもたらしている。 今後もAIの進化と活用は続き、新たな可能性や貢献が期待されている一方で、倫 理やプライバシーの問題にも注意が必要であり、適切な規制や倫理的な枠組みを 整備しながら、AIの力を最大限に活かしていくことが求められる。
このような世の中の動きを踏まえて、本年度のICTフォーラム2023では、AIの最前線で 何が起こっているのか、そして実際の業界でAIがどのように活用されているのか/されるのか について、「AIの最前線、AIはこう使う!?~業界でのことを聞いてみた~」をテーマとし、 AIの現在と未来、最新動向、活用事例と注意点など、AIについての情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会]加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構) | |
| 13:00~13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
|
| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare
李 天鎬(岡山理科大学)プロフィール
近年、人工知能(AI)技術の応用が進むことで、産業を初め農業、社会インフラ、健康・医療領域などに大きな影響を与えている。歯科臨床現場においても、歯科における三大疾患(歯周病、口腔粘膜疾患、顎関節症)に対する病変の検知・診断・治療補助など様々なタスクに利活用され始めており、より複数のデータ源から多種多様なデータを効率的に融合させることで高精度な解析ができる高性能ビッグデータ分析への期待と関心が高まっている。いくつかの歯科系AIプロジェクトと明らかになった課題を紹介する。 深層学習、マルチスケール、マルチモーダル、歯科三大疾患、診断支援
|
| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用 佐々木 勇和(大阪大学)プロフィール
新たな触媒や創薬のための物質開発や, Googleにおける検索精度の高度化,Amazonの商品推薦などの応用において,モノ/ヒト/コト間の関係性を表現するグラフデータを人工知能技術で高精度に分析することは重要な研究課題である.多様な概念に適用できるため,情報科学分野に限らず,化学や医学などの多様な分野にてグラフ分析の研究が盛んに行われている.本講演ではグラフデータのための深層学習であるグラフ深層学習の基礎技術と応用について紹介する。 人工知能,ビッグデータ,グラフ深層学習, データサイエンス, 物質探索,ネットワーク最適化
プレゼン資料(8/10掲載)(PDF:3.2MB)
|
| 14:55-15:05 |
休憩(10分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか― 松本 安英(富士通株式会社)プロフィール
かつて冬の時代であったAIは、2022年に急速に発展した生成AIの登場により第四次ブームに入り始めている。本講演では、生成AIに至るまでのAIの基礎や歴史と、生成AIの動向や産学連携によるアプローチである大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)への挑戦について述べる。さらに、AIの普及により新たな社会問題が生じつつある点を踏まえ、人間とAIの共存への取り組みであるAI倫理の取り組みについて、国際動向を含めて説明する。さらには富士通から提供するオープンイノベーションを実現するAIプラットフォームを紹介する。 人工知能, 生成AI, AI倫理, 大規模言語モデル, Fujitsu Kozuchi
プレゼン資料(8/10掲載)(PDF:7.8MB)
|
| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-16:55 講演 50分 |
パネルディスカッション
「AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~」
モデレータ:木戸 善之(岡山理科大学)
パネリスト:李 天鎬(岡山理科大学)
パネリスト:佐々木 勇和(大阪大学) パネリスト:松本 安英(富士通株式会社) 講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:55~17:00 |
閉会挨拶
上繁 義史(長崎大学)
|
| 17:00-17:30 | 休憩・懇親会準備 |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
|
講演者
AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare
情報工学部 教授
2016年-2020年 大阪大学サイバーメディアセンター 特任准教授
2013年-2015年 シンガポール国立大学 シニア研究員
2011年-2013年 南洋工科大学 博士研究員
2010年 ボストン州立大学マサチューセッツ校 卒業
- メディカルAI学会
AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用
大学院情報科学研究科 助教
2016年 ~ 現職
2014年 ~ 2016年 名古屋大学大学院情報科学研究科 博士研究員
2014年3月 大阪大学大学院情報科学研究科 マルチメディア工学専攻 後期課程 修了 博士(情報科学)
2009年3月 大阪大学工学部電子情報エネルギー工学科 卒業
2007年3月 釧路工業高等専門学校銃砲システム科卒業
- グラフデータ分析と管理
- モバイル・時空間データ分析と管理
- 情報処理技術の異分野適用
- ACM学会
- IEEE Computer Society学会
- 情報処理学会
- 日本データベース学会
- 上林奨励賞 日本データベース学会 2023年
- 論文賞: 日本データベース学会論文誌 論文賞 2023年,2020年,
- データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM) 優秀論文賞 2023年, 2022年,2019年,2017年 など
人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか―
技術戦略本部 SME推進統括部
シニアディレクター
https://www.fujitsu.com/global/about/research/technology/ai/fujitsu-ai-platform/index.html
2022年4月 技術戦略本部:AI戦略責任者、AIタスクフォース主査
2021年4月 ジャパン・グローバルゲートウェイ:AI/データ利活用支援
2018年4月 サービステクノロジー本部:AI/データ利活用支援
クラウドサービス事業本部:クラウドサービス企画・開発・提供
1993年~2014年 オフィスコミュニケーション(CHOCOA)、運用管理技術、クラウド国際標準化に従事
- AI戦略責任者、AI/データ利活用の推進
- FujitsuのAI Platformの推進
- 運用管理技術、クラウド技術
- 情報処理学会
- 2018年:第66回電気科学技術奨励賞受賞