イベント情報

システム技術分科会 2021年度会合 クラウドサービス活用奮戦記 ~運用の悩み編~

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日時 2022年1月19日(水) 9:00-12:10(予定)
開催方法 オンライン開催(ZOOM)
参加対象 SS研会員機関ご所属の方
参加費 無料
参加申込み 開催済
申込み締め切りました。ご希望の方はSS研事務局までお問い合わせください。(ssken-office@ml.css.fujitsu.com)
その他 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会、合同分科会、20日:教育環境分科会科学技術計算分科会)の一部です。

開催趣旨

近年、多くの組織(大学・研究機関)が様々なクラウドサービスを導入/利用しているが、 本格的な利用が進むにつれて新たな課題が浮上してきた。 黎明期は組織におけるクラウドサービスの利用が議論され始め、次に電子メールサービスの クラウド化を皮切りに多くの組織が様々なクラウドサービスを利用し始めた。 現在では教育にとどまらず、研究や管理運営(組織業務)などにもクラウドサービスが利用 されている。 このように多くの組織で普及が進んできたクラウドサービスであるが、利用者にとって便利 な反面、運用者は様々な課題に直面している。   例えば、いろいろな種類のクラウドサービスを導入していると、サービスごとに設定方法や 管理手法などが異なり、それらを個別に習得する必要がある。 また、常に最新の機能が利用できるクラウドサービスであるが、その反面多種多様なサービス の内容変更(追加/廃止)が組織としての利活用検討に追い付かない場合がある。 加えて、組織へ提供してきたサービスの変更が迅速に出来ないこと、新たなサービスも組織全 体のリテラシーと天秤にかけてその有効/無効の判断が迅速に出来ない事がある。 クラウドサービスには柔軟性や拡張性、迅速性、経済的負担軽減などの様々なメリットがある 一方で、運用の手法としてはこれまでとは異なる条件を考慮して解決していかなければならず、 これらの情報の多くは共有/解決されていないのが現状である。 そこで、本年度のシステム技術分科会2021年度会合では、組織におけるクラウドサービスを 効率よく導入/運用するために「クラウドサービス活用奮戦記 ~運用の悩み編~」をテーマと し、その導入経緯や制度作り、活用事例、苦労/工夫したこと、運用のコツ/秘訣、日頃の疑問 など様々な情報を共有し、組織におけるクラウドサービスの活用について情報交換や議論を行いたい。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】

8:55- ウェビナー接続開始
[司会]永田 正樹 (静岡大学)
9:00-9:10
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
9:10-10:00
講演 40分
Q&A 10分
講演
九州工業大学におけるMicrosoft365の全学展開
-提供範囲の拡大、セキュリティの向上に対する奮闘-
林 豊洋 (九州工業大学)プロフィール
 
 九州工業大学では,2012年度に卒業生向けの生涯メールサービスの提供を開始した. 2015年度には安定し継続可能なサービスの提供を目的とし,メールサービスの提供基盤をOffice365へ切り替えた. その後,Office365の有する機能群の利便性から,サービス提供範囲の在学・在職者への拡大, メールサービス以外の機能の公開,Microsoft 365への切り替えによる機能追加,二段階認証の導入をはじめとしたセキュリティ向上の実施等が続いている. 本講演では,365の提供に関する本学の奮闘とも言える様々な対応について,いくつかの事例を用いて紹介する.
  Microsoft 365,メールサービス,セキュリティ対策,提供・運用ポリシー
10:00-10:10 休憩[10分]
10:10-11:00
講演 40分
Q&A 10分
講演
鳥取大学におけるGoogle Workspaceの活用事例
大森 幹之 (鳥取大学)プロフィール
 
 鳥取大学では2019年よりGoogle Workspaceの全学的な利用を開始した.全学生・教職員を対象とした全学メールもGmailに切り替え,大容量ストレージとしてGoogle Driveも活用した.また,オンライン講義でもGoogle Meetを活用できた.その一方で,Gmailが利用できない国や急遽発表された1組織100TBのデータ容量の制限の設定などといった課題もある.本発表では,鳥取大学での事例からGoogle Workspaceの長所と短所を紹介する.
  Google Workspace,メール,ストレージ,GCP,大学/個人アカウント切り替え
11:00-11:10 休憩[10分]
11:10-12:00
50分
パネルディスカッション
「クラウドサービス活用奮戦記 ~運用の悩み編~」
モデレーター:
廣瀬 幸 (九州工業大学)
パネリスト:
 林 豊洋 (九州工業大学)
 大森 幹之 (鳥取大学)
 辻井 高浩 (奈良先端科学技術大学院大学)プロフィール
 三島 和宏 (東京農工大学)プロフィール
12:00-12:10
閉会挨拶
上繁 義史 (長崎大学)
12:10-13:00
ランチミーティング
 
オンラインでランチを取りながら意見交換を行います。ご希望の方はご自由にご参加ください。 なお、お食事はご自身でご用意ください。

講演者 / パネルディスカッション パネリスト

九州工業大学におけるMicrosoft 365の全学展開
-提供範囲の拡大、セキュリティの向上に対する奮闘-

lecturer
林 豊洋 (Hayashi Toyohiro)
九州工業大学 情報基盤センター 准教授
[略歴]
2006年 九州工業大学大学院情報工学研究科 博士後期課程修了.博士(情報工学)
2006年 九州工業大学情報科学センター助手
2007年 同助教
2020年 九州工業大学情報基盤センター助教,九州工業大学情報基盤機構 ICT利活用教育研究基盤運用室室員
2021年 同准教授,九州工業大学情報基盤機構 ネットワークセキュリティ基盤運用室室員
[研究分野、研究テーマ]
  • 情報システムの構築運用
  • 知覚情報処理
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • 電子情報通信学会
 

鳥取大学におけるGoogle Workspaceの活用事例

lecturer
大森 幹之 (Ohmori Motoyuki)
鳥取大学 情報基盤機構 教授
[略歴]
2004年 九州大学大学院システム情報科学府博士後期課程単位取得退学
2004年~2013年 筑紫女学園大学 講師
2013年~2020年 総合メディア基盤センター 准教授
2020年現在 現職
[研究分野、研究テーマ]
  • インターネット、モバイルネットワーク、経路制御、省電力運用、セキュリティ
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • 電子情報通信学会
  • ACM等

クラウドサービス活用奮戦記~運用の悩み編~

lecturer
辻井 高浩
奈良先端科学技術大学院大学 総合情報基盤センター情報基盤技術サービスグループ長
[略歴]
1995年より奈良先端科学技術大学院大学 情報科学センター 技術職員として着任、2004年より助手、2009年の改組により、総合情報基盤センター 次世代研究グループ 助手、情報基盤技術サービスグループ グループ長、2019年よりCSIRTの現場責任者(CSIRT長)として、最先端システムの調達・運用および学内セキュリティ確保に尽力している。  
[研究分野、研究テーマ]
  • 災害発生時のDMAT活動に有用な通信
  • 消防局におけるドローン操縦の体系化
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本災害学会
  • 日本災害情報学会

クラウドサービス活用奮戦記~運用の悩み編~

lecturer
三島 和宏 (Kazuhiro Mishima)
東京農工大学 総合情報メディアセンター 准教授
[略歴]
2012年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了.同年青山学院大学附置情報科学研究センター(現情報メディアセンター)助教,2014年東京農工大学総合情報メディアセンター助教,2019年准教授(現職).博士(政策・メディア).大学情報システムを取り巻く環境とその高度化に関する研究に従事. 
[研究分野、研究テーマ]
  • ネットワークアーキテクチャ
  • 情報システム
  • 情報教育・情報科教育
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • 電子情報通信学会
  • WIDE プロジェクト
  • ACM The Special Interest Group on University and College Computing Services (SIGUCCS)
 
 

BoF 2021年度会合 BoF "Birds of a feather"  オンラインとリアルの新しい関係

BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会

 
日時 2022年1月18日(火)16:30~
開催方法 オンライン開催(ZOOM予定)
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能
参加費 無料
参加申込み 開催済
その他 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会合同分科会、20日:教育環境分科会科学技術計算分科会)の一部です。

開催趣旨

 「異なる専門分野の人たちや,異なる機関の人たちと知的な交流が行える場」の提供は,SS研の魅力の一つです。
 今年も,SS研冬イベントの開催に合わせ,BoF(Birds of a Feather)を開催します.BoFは,SS研の活動の中でも,最も「ざっくばらん」に意見交換,そして,交流のできる場の一つです。
 日常の活動や,自分の専門分野の学会では顔を合わすことがない人たちとの出会いと会話は,知的好奇心に新たな刺激を与え,視野を広げ,考えを深めてくれます。
 「ちょっと覗いてみようか」で参加できるBoFで,SS研の魅力を堪能してください。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

16:30- 開始
16:30-16:35
開催趣旨説明
小林 真也 (愛媛大学)
16:35- お申し込みいただいた部屋へ移動
16:35-17:00
25分
話題提供
ROOM1
「オンラインツールのいいところ悪いところ」
コーディネーター 隅谷 孝洋 (広島大学)

 コロナウイルスの流行は、研究活動、教育活動に様々な影響を及ぼしました。
 これまでの当たり前が通用しなくなったり、新しい行動が求められたりしています。
 皆さんも様々な取り組みをされ、上手く行った、あるいは、上手く行かなかった経験をお持ちであると思います。また、「どうすりゃいいんだ」と思い悩んでいる事柄もおありだと思います。
 成功事例、失敗事例、また、悩みなどをざっくばらんに、情報交換、意見交換する場とします。

 

 

ROOM2
「リアルとオンラインについて」
コーディネーター 北口 善明 (東京工業大学)

 コロナ禍によりオンライン技術が広く浸透し、多くのことがオンラインで対応できる日常になって来ていますが、オンラインでは達成し得ない点もまだまだ残っていると感じる方も多いのではないでしょうか。
 本BoFでは、オンライン可能な環境において、リアルでないと叶わないことはなにか、これからのリアルとオンラインのあり方について、様々な分野の方々を交えて意見交換を行いたいと考えています。

 

 

ROOM3
「SS研のここが好き、ここが嫌い」
コーディネーター 高木 亮治(JAXA)

 ROOM3では「SS研のここが好き、ここが嫌い」と題して  SS研の良いところ、悪いところについて、  議論したいと考えております。  これまでの経験を活かしつつ、SS研のさらなる発展に向けて、  SS研に参加していて良かった点、改善点をまとめ、  会の活性化はもとより、若手勧誘の契機にしたいと考えております。  OB、OGの参加も大歓迎です。  SS研について、わいわいがやがやと楽しく議論しましょう!!

17:00-18:00
60分
BOF
 ディスカッション

2021年度 冬イベント

日程 2022年1月18日(火)~20日(木)
開催方法 オンライン開催(ZOOM予定)
参加対象 「全体プログラム」参照
参加費 「全体プログラム」参照
参加申込み 開催済

全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

    参加対象 参加費
1月18日
(火)
BoF(16:30~18:00)
      BoF(Birds of a feather)は異なる分野の人達との知的な交流が行える場です。

      ・3つのテーマのルームに分かれ、グループディスカッションを行います。

    ※ 参加したいグループの希望を選択していただきます。
SS研会員
に限らず、
どなたでも
参加可能
会合:無料
1月19日
(水)
システム技術分科会 2021年度会合(9:00~12:10)
  • テーマ「クラウドサービス活用奮戦記 ~ 運用の悩み編 ~」
SS研会員 会合:無料
合同分科会 2021年度会合(13:30~18:00)
  • テーマ「オンラインとリアルの新しい関係」
SS研会員 会合:無料
1月20日
(木)
教育環境分科会2021年度会合 (9:00~12:30)
  • テーマ「AIで変わる教育?教育が変えるAI!」
SS研会員
CS研会員
IS研会員
会合:無料
科学技術計算分科会 2021年度会合(13:30~17:15)
  • テーマ「富岳スペシャル3.0~新時代の防災・減災~」
SS研会員 会合:無料

SS研座談会 「4つの視点から考える、情報部門の今とこれから」

日時 2021年11月11日(木) 14:00-17:00
開催方法 オンライン開催(ZOOM)
2つのROOMに分かれ、推進委員による話題提供の後、意見交換を行う。これを2回行い、各ROOMでどんな意見交換がなされたか各委員より全体で報告共有をし、最後に全体での意見交換を行う。
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能
参加人員 先着40名(予定)
参加費 無料
参加申込み 開催済

開催について

 SS研では2020年度にタスクフォース「コロナ禍における大学と研究機関の情報部門の活動」を立ち上げました。タスクフォースでは、with/afterコロナの中で高等教育機関や研究機関の情報部門に求められた機能・役割、そして、その活動を、忘れ去れることのない記録として集積することを目的に様々な活動をしました。タスクフォースの活動について報告させていただくとともに、皆様と意見交換を行うことを目的に本座談会を企画しました。本座談会は、タスクフォースメンバーからの話題提供と、参加者の皆様との意見交換の場から構成されます。このテーマに関心・興味をお持ちの方、あるいは、意見を持って積極的に発言いただける方、大歓迎です。ぜひ、この機会に当イベントへご参加ください。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

14:00- 開始
14:00-14:10
開会挨拶(これまでの経緯・開催趣旨説明)
八重樫 理人 (香川大学)
14:10-15:00

話題提供:20分
意見交換30分
1回目意見交換
 2つのROOMに分かれて意見交換を行います。
ROOM①
話題提供&コーディネーター:
近堂 徹 (広島大学)プロフィール
「大学(教)職員の業務支援と情報部門」
 

ICTがツールとしてコモディティ化した今,各大学では業務,研究や教育において「○○DX化」という潮流に飲み込まれようとしている。情報部門は,これまでのICT基盤の導入管理の枠を超えて様々な貢献が求められる一方,現場では目の前に次々と積まれていく課題をこなすことに時間を割かれることも多く,戦略と現場の間生まれる温度差を感じることも少なくない。多様な人材が存在する大学において,業務におけるDXは着手しやすい領域と考えられているが,事務組織の中であっても横串で活動を推進してくためには協調的かつ継続的な力と知恵が必要になる。「そこにはどのような課題があるのか,あるいは目的を達成するため情報部門ができることはないのか」をテーマに,情報部門の役割について考える。


ROOM②
話題提供&コーディネーター:
 柏崎 礼生 (国立情報学研究所)プロフィール
「混沌期における大学および研究機関の情報部門の活動に対する一考察」
 

世界は常に混沌と秩序の混在した状況が続くもので、混沌期において利を得ることができたりできなかったり、またその期間に得た利がその後において負債となることもままある。本講演では演者の所属組織におけるどたばたを紹介しつつ、調査報告にご協力いただいたいくつかの大学における取り組みについて個人的な視点からの評価を試みる。

15:00-15:20 休憩(20分)
15:20-16:10

話題提供:20分
意見交換30分
2回目意見交換
 2つのROOMに分かれて意見交換を行います。
ROOM①
話題提供&コーディネーター:
三島 和宏 (東京農工大学)プロフィール
「ウィズコロナに向けた教育基盤を軸とした大学情報基盤と情報部門」 
 

コロナの現状によらず、もとより大学の情報基盤はBCP対応、BYOD化、クラウド化といったキーワードを含め変革が進んでいた。しかし、ここにコロナという要素が加わり、これらをより意識した大学情報基盤(学術情報システム、教育用計算機システム、キャンパスネットワークなど)が求められるようになった。コロナに終わりが見えない中、これと共存するウィズコロナ時代の大学情報基盤とこれを支える情報部門の在り方について参加者を交えて議論を深めたい。


ROOM②
話題提供&コーディネーター:
尾崎 拓郎 (大阪教育大学)プロフィール
「コロナ禍における情報系のニューノーマルな過ごし方」
 

コロナ禍で教職員並びに学生に対して,これまで対面で実施可能であったIT関連の支援が度重なる緊急事態宣言により,対面の機会を失うこととなった。本テーマでは,構成員に対してのオンラインによるIT支援に焦点を宛てて,効果的なIT支援の在り方について議論を行う。

16:10-16:50
40分
全体共有&意見交換
 各部屋の報告共有と全体での意見交換を行います。
コーディネーター:
八重樫 理人 (香川大学)プロフィール
 
※会合参加者全員でディスカッション
16:50-17:00
閉会挨拶
SS研担当幹事 小林 真也 (愛媛大学)

話題提供&コーディネーター

「大学(教)職員の業務支援と情報部門」

lecturer
近堂 徹 (Tohru Kondo)
広島大学 情報メディア教育研究センター/先進理工系科学研究科 准教授
[略歴]
2006年広島大学大学院工学研究科博士課程後期終了.博士(工学).現在、広島大学情報メディア教育研究センター准教授.2018年より同大学先進理工系科学研究科を兼任。キャンパスネットワーク・教育研究用計算機システムの設計・導入や管理運用,ユーザーサポート業務に携わるほか、リアルタイムマルチメディア通信、仮想化技術、クラウドコンピューティングに関する研究などに従事。

「混沌期における大学および研究機関の情報部門の活動に対する一考察」

lecturer
柏崎 礼生 (Kashiwazaki Hiroki)
国立情報学研究所特任准教授
[略歴]
1999年北海道大学工学部卒
2001年同大大学院工学研究科退学
2003年北海道大学大学院工学研究科修了
2005年北海道大学大学院工学研究科退学
2006年~2009年北海道大学大学院情報科学研究科助教
2010年~2012年東京藝術大学芸術情報センター特任助教
2012年~2019年大阪大学情報推進本部/サイバーメディアセンター助教・講師
2019年~国立情報学研究所サイバーセキュリティ研究開発センター特任准教授。広域分散システム、高可用性、減災に興味を持つ。情報処理学会、電子情報通信学会、IEEE CS、ACM各会員

「ウィズコロナに向けた教育基盤を軸とした大学情報基盤と情報部門」

lecturer
三島 和宏 (Kazuhiro Mishima)
東京農工大学 総合情報メディアセンター 准教授
[略歴]
2012年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了.同年青山学院大学附置情報科学研究センター(現情報メディアセンター)助教,2014年東京農工大学総合情報メディアセンター助教,2019年准教授(現職).博士(政策・メディア).大学情報システムを取り巻く環境とその高度化に関する研究に従事.
[研究分野、研究テーマ]
  • ネットワークアーキテクチャ
  • 情報システム
  • 情報教育・情報科教育
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • 電子情報通信学会
  • WIDE プロジェクト
  • ACM The Special Interest Group on University and College Computing Services (SIGUCCS)

「コロナ禍における情報系のニューノーマルな過ごし方」

lecturer
尾崎 拓郎 (Ozaki Takuro)
大阪教育大学 理数情報教育系・情報基盤センター 准教授
[略歴]
大阪教育大学大学院修了.高等学校教員を経て大阪教育大学理数情報教育系・情報基盤センター准教授.インターネットを活用した授業実施による情報活用能力育成や初等教育課程におけるプログラミング教育の人材育成に興味を持つ.コロナ禍では所属先におけるオンライン授業のシステム運用に奔走.情報処理学会,教育システム情報学会,情報コミュニケーション学会各会会員.

全体意見交換コーディネーター

lecturer
八重樫 理人 (Yaegashi Rihito)
香川大学創造工学部創造工学科 教授
(香川大学 情報メディアセンター センター長)
[略歴]
香川大学創造工学部創造工学科 情報システム・セキュリティコース 教授.博士(工学).芝浦工業大学 JADプログラム講師,香川大学総合情報センター助教,香川大学工学部信頼性情報システム工学科講師,香川大学工学部電子・情報工学科 准教授を経て2018年より現職.2021年10月より香川大学情報メディアセンター センター長を併任.ソフトウェア工学,教育支援システム,観光支援システムに関する研究に従事.

SS研ICTフォーラム2021 学術機関×オンライン×セキュリティ×コンプライアンス ~オンラインの課題と明日~

印刷用ご案内

日時 2021年9月13日(月) フォーラム 13:00-17:00
開催方法 オンライン開催
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
参加費 無料
参加申込み [開催済]
その他 SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

1年以上にわたる新型コロナウイルス感染症の蔓延により、多くの学術機関や企業がテレワーク/オンライン授業を余儀なくされてきた。また、これらを実践する中でさまざまな問題に直面しつつも、各組織が試行錯誤しながら多くの課題解決に取り組んできている。 こうした中、世の中には「オンライン」がおおよそ浸透し、様々な場面で利活用されるようになってきた。

しかし、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前と異なる環境下で業務/講義を進める上で忘れてはならないのが、セキュリティとコンプライアンス(法令順守+社会的ルール)の課題である。これらはオンラインを実践する上で表面化しやすい問題と違い、積極的に意識していなければ気がつきにくく、気づかないでいると多大な損失に繋がる恐れがある。

そこで、本年度のICTフォーラム2021では、テレワーク/オンライン授業を問題なく安全に実施していくために、「学術機関 x オンライン x セキュリティ x コンプライアンス~ オンラインの課題と明日 ~」をテーマとし、学術機関がオンラインにおいて考えるべきセキュリティと守るべき/気がつくべきコンプライアンスなどの課題について議論を行いたい。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】

12:50- アクセス開始
13:00-13:10
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
13:10-13:45
講演 35分
講演
「学術機関×コンプライアンス×オンライン授業×試験」
中村 素典(京都大学 教授)プロフィール

 2020年度初頭よりCOVID-19への緊急対応が求められることとなり、大学ではこれまで対面が主流であった授業の全面オンライン化を行うとともに、在宅勤務の実施、教授会での投票のオンライン化、さらには試験問題検討、オンラインでの試験の実施方法の検討などが進められた。本公演では、京都大学における検討や取り組みの事例について紹介する。

 オンライン授業, 在宅勤務, オンライン試験, 機密情報, 本人確認
13:45-13:50 休憩(5分)
13:50-14:25
講演 35分
講演
「CIA+HSEからみたオンライン利用の再考
学術機関でのオンライン活用におけるセキュリティ、コンプライアンスの観点から 」
寺田 真敏(東京電機大学 教授) プロフィール

 世の中には「オンライン」がおおよそ浸透し、様々な場面で利活用されるようになってきた、というのは、本当なのだろうか? まだまだ、使いこなせていない、振り回されている状態なのではないか? 「オンライン」の使いこなしに向け、2020年、2021年を振り返りながら再考したい。

 ルールギャップ、CIA、HSE
 プレゼン資料(9/30掲載)(PDF:1.98MB)
14:25-14:30 休憩(5分)
14:30-15:05
講演 35分
講演
「新型コロナウイルス感染拡大に対する社内ITの取り組みご紹介」
菅野 克彦(富士通株式会社) プロフィール

 昨年発生した新型コロナウイルス感染症拡大に対し、新しい働き方が求められている。テレワークを中心とした新しい働き方に対応した、人事施策、ネットワーク、コミュニケーション、セキュリティを中心に、富士通としてどのように乗り越え、どのような対策を実施してきたかご紹介します。

 テレワーク, リモートアクセス, セキュリティ, 働き方改革, 仮想デスクトップ
15:05-15:15 休憩(10分)
[パネルディスカッション]司会:木戸 善之(大阪大学)
15:15-16:35
80分
パネルディスカッション
「学術機関 x オンライン x セキュリティ x コンプライアンス ~ オンラインの課題と明日 ~」
モデレータ:加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構)
パネリスト:中村 素典(京都大学)
パネリスト:寺田 真敏(東京電機大学)
パネリスト:菅野 克彦(富士通株式会社)

 講演に対する質疑応答をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。

16:35-16:40
閉会挨拶
岡村 耕二 (九州大学)

講演者 

「学術機関×コンプライアンス×オンライン授業×試験」

lecturer
中村 素典
京都大学
情報環境機構
IT企画室 教授
[略歴]
1994年京都大学大学院工学研究科博士後期課程(情報工学専攻)単位取得退学.立命館大学理工学部助手,京都大学経済学部助教授,京都大学学術情報メディアセンター助教授,国立情報学研究所教授を経て,2019年より京都大学情報環境機構教授.博士(工学).IEEE,電子情報通信学会, 情報処理学会,日本ソフトウェア科学会 各会員.コンピュータネットワーク,ネットワークコミュニケーション,認証連携などの研究,開発,運用などに従事.

「CIA+HSEからみたオンライン利用の再考
学術機関でのオンライン活用におけるセキュリティ、コンプライアンスの観点から」

lecturer
寺田 真敏
東京電機大学
未来科学部
教授
[略歴]
2004年よりJPCERTコーディネーションセンター専門委員、(独)情報処理推進機構セキュリティセンター研究員として脆弱性対策データベースJVN(Japan Vulnerability Notes)の整備を推進。2007年より日本シーサート協議会運営委員としてインシデント対応チーム活動の普及、2008年より中央大学大学院客員講師、マルウェア対策研究人材育成ワークショップ組織委員として、マルウェア対策研究を推進。
 2015年よりICT-ISAC Japan運営委員としてサイバーセキュリティのための情報共基盤の整備を推進、2017年、サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞を受賞。2019年より東京電機大学教授としても、次世代のセキュリティ人材育成に取り組んでいる。

「新型コロナウイルス感染拡大に対する社内ITの取組ご紹介」

lecturer
菅野 克彦(Kanno Katsuhiko)
富士通株式会社 デジタルシステムプラットフォーム本部
エンタープライズサービス統括部
統括部長
[略歴]
1992年 4月 富士通東北通信システム株式会社入社
     海外向け電子交換機、携帯基地局用の保守
     コマンド開発を担当
2002年 2月 富士通株式会社 社内セキュリティ部門に異動
        マルウェア対策、リモートアクセスサービス(PC,携帯
        電話)のサービス企画、構築を担当
2012年 4月~ 社内IT部門に異動
        社内映像配信、スマートデバイス向けサービス、
        ネットワーク、セキュリティ施策のサービスを提供