イベント情報
SS研冬イベント 展示紹介
| 日時 | 2025年12月23日(火) 13:00-15:00 |
|---|---|
| 会場 | Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室M202 |
SS研分科会の会場隣で展示しています。申込不要ですので、ぜひ展示会場にお越しください。
【展示一覧】展示概要はリンク先を参照ください(敬称略)
| 機関名 | 展示内容 | 機関名 | 展示内容 |
| 宇宙航空研究開発機構 | MR(Mixed Reality)による体感型可視化 HOVAR: HOlogram Visualization of Airflow in Reality |
香川大学 | 香川大学のDX推進の取り組み |
| 九州大学情報基盤研究開発センター | スーパーコンピュータシステム玄界 | 高度情報科学技術研究機構 | スパコン「富岳」の利⽤研究事例の発信 |
| 静岡大学 | AIをフル活用して開発した”勘の塊”のようなスケジューリングソルバー | 広島大学 | 広島大学における ローカル5G実験環境とデジタルツインの構築 |
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富士通
ミッションクリティカルシステム事業本部 |
~40年培った水冷技術で持続可能な社会に貢献~ Fujitsu Liquid Cooling Management for Datacente |
富士通Japan
Public&Education事業本部 |
AIとデータが創る持続可能な大学の未来 |
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エフサステクノロジーズ
サーバ&ストレージ事業本部 |
PRIMERGY CDI データセンターのインフラを最適化 |
エフサステクノロジーズ プロダクトソリューション本部 |
機密データを守りながら生成AI活用 Private AI Platform on PRIMERGY |
2025年度 冬イベント
| 日時 | 2025年12月23日(火) 冬イベント 10:00-18:00 懇親会 18:00-19:00 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室 |
| 参加対象 | SS研会員限定 ※教育・研究システム分科会についてはCS研/IS研の方も参加可能です。 |
| 参加費 | 会合、展示見学・ランチ:無料 懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。) |
| 参加申し込み | 参加申込み 12/18(木)まで |
全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 時間 | イベント | 会場 |
|---|---|---|
| 10:00-13:00 | 教育・研究システム分科会2025年度会合
テーマ「大学DXを導くAI活用の羅針盤 ― マネジメント・ガイドライン・倫理」
|
M201 |
| 13:00-15:00 | 展示見学・ランチ
10件の展示があります。展示概要につきましては以下をご参照ください。 |
M202 |
| 15:00-18:00 | HPC分科会2025年度会合
テーマ「AIと開発・利用支援の融合 ~人とHPCをつなぐ新基盤~」
|
M201 |
| 18:00-19:00 |
懇親会
※会費制:500円(当日受付にて申し受けます)★立食形式の簡易懇親会になります。 |
M202 |
教育・研究システム分科会2025年度会合 「大学DXを導くAI活用の羅針盤 ― マネジメント・ガイドライン・倫理」
| 日時 | 2025年12月23日(火) 10:00-13:00 |
|---|---|
| 会場 | 場所:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室M201 (住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5) ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 冬イベントページ の「参加申込み」よりお申込みください。 |
| その他 |
本会合は、2025年度冬イベント(展示、HPC分科会)の一部です。 |
開催趣旨
いま大学は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流の中で、新たな知の創出や教育の高度化に向けた変革を迫られている。その中心にあるのが、急速に進展する人工知能(AI)の活用である。教育・研究の現場では、生成AIをはじめとする新しいツールが急速に普及し、学修支援、研究活動、さらには大学運営の効率化まで、多様な場面での応用が広がりつつある。
しかし一方で、AIを導入・活用するにあたり、マネジメントの不在やセキュリティリスク、ガイドラインの未整備といった課題が顕在化している。教育の質の保証や研究の信頼性確保、学生・教職員の権利保護、さらには倫理的な判断基準の策定など、大学として責任を持って取り組むべきテーマが山積している。
こうした状況を踏まえ、本年度の教育・研究システム分科会2025年度会合(冬イベント)では、「大学DXを導くAI活用の羅針盤 ― マネジメント・ガイドライン・倫理」をテーマに掲げ、AIを大学でどう位置づけ、どう管理し、どのようなルールのもとで活用すべきかを、AIマネジメント、倫理、ガイドラインという三つの視点から、大学におけるAI活用の現在地とこれからの方向性を探る。講演とパネルディスカッションを通じて実践に基づいた知見を共有し、未来の大学DXを切り拓くための「羅針盤」をともに描く場としたい。
プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合終了後に掲載予定】
| 9:30- | 受付開始(現地) |
|---|---|
| 9:50- | アクセス開始(オンライン) |
| [司会]廣瀬 幸 (九州工業大学) | |
| 10:00-10:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
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| 10:05-10:40 講演 35分 |
講演1
「大学DXをレスポンシブルに実装する
ーELSI(倫理的・法的・社会的課題)の考え方」 岸本 充生 (大阪大学) プロフィール
大学におけるDXは教育・研究・実務のすべてにおいて実践されているが、それぞれが独立に議論される傾向がある。またそれぞれのリスクも異なり、それらへの対処方法も異なってくる。本講演では、新規技術の研究開発から社会実装までのELSI(倫理的・法的・社会的課題)の取組を紹介しつつ、大学DXに焦点を当てて、大阪大学で社会技術共創研究センター(ELSIセンター)が関わったテーマを取り上げ、挑戦と残された課題を紹介する。 ELSI(倫理的・法的・社会的課題), リスク, AI倫理, リスクガバナンス
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| 10:40-11:15 講演 35分 |
講演2
「安心安全なAI社会の実現に向けて:富士通におけるAI倫理およびAIガバナンスの実践」
荒堀 淳一 (富士通株式会社) プロフィール
当社は、AIの社会実装を加速させるエコシステム構築に貢献するために、AIリスク管理をはじめとする組織統制、法規制や業界標準への準拠、産学官を問わない組織横断的な連携、そして社会へのベストプラクティスの共有などの施策を強力に推進している。本講演では、当社が取り組むAI倫理およびAIガバナンス施策の要諦をあらためてご説明するとともに、AIビジネス推進時に直面しがちなAI倫理リスク事例/対策例を取り上げ、AI利活用の未来をみなさまと共に考える場としたい。 AI倫理, AIガバナンス, 法務
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11:15-11:50 講演 35分 |
講演3
「AIの信頼性と倫理をどう担保するか? (ISO/IEC 42001で考えるAIガバナンス)」
山口 和夫 (株式会社日本環境認証機構) プロフィール
生成AIの活用が進む中で、教育・研究の現場でも“どう使うか”だけでなく、“どう管理するか”が問われています。AI技術の急速な進展と社会への浸透に伴い、AIの利活用に関する信頼性・透明性・倫理的課題への対応が求められる中で、AIが示す結果に責任を持つには、どのような仕組みが必要なのでしょうか?本講演では、AIのライフサイクル全体を対象とした国際規格「ISO/IEC 42001」について、わかりやすくご紹介します。 AIガバナンス, リスクマネジメント, AI倫理, 透明性, マネジメントシステム
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| 11:50-12:05 | 休憩(15分) |
| 12:05-12:55 講演 50分 |
パネルディスカッション
「大学DXを導くAI活用の羅針盤 ― マネジメント・ガイドライン・倫理」
ファシリテーター:
木戸 善之 (岡山理科大学) パネリスト: 岸本 充生 (大阪大学) 荒堀 淳一 (富士通株式会社) 山口 和夫 (株式会社日本環境認証機構) |
| 12:55-13:00 |
閉会挨拶
久保田 真一郎 (熊本大学)
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講演者 / パネルディスカッション パネリスト
大学DXをレスポンシブルに実装する
ーELSI(倫理的・法的・社会的課題)の考え方
「安心安全なAI社会の実現に向けて:富士通におけるAI倫理およびAIガバナンスの実践」
AIインテグリティセンター センター長 兼 AI倫理室長
2012年:同社 ビジネス法務部部長
2015年:同社 ワシントンDC事務所長
2019年:同社 デジタルテクノロジー推進法務室長
2022年:同社 AI倫理ガバナンス室室長
2025年:同社 AIインテグリティセンター長
(兼AI倫理室長)(現)
- 総務省AIネットワーク社会推進会議 AIガバナンス検討会 構成員
- 経団連AI活用戦略タスクフォース委員
「AIの信頼性と倫理をどう担保するか?
(ISO/IEC 42001で考えるAIガバナンス)」
認証事業本部 審査部 ISMS技師長
(審査員/セミナー講師)
2017 - 2018 株式会社 NECソリューションイノベータ
2004 - 2018 株式会社 日本環境認証機構
(契約審査員/セミナー講師)
1990 - 2016 株式会社 NEC情報システムズ
1989 - 1990 NEC Electronics社(米国カリフォルニア州)
1982 - 1989 株式会社 NEC技術情報システム開発
- 情報セキュリティマネジメント
- クラウドセキュリティマネジメント
- ITサービスマネジメント
- プライバシー保護マネジメント
- JACB情報技術委員会
HPC分科会2025年度会合「AIと開発・利用支援の 融合 ~人とHPCをつなぐ新基盤~」
| 日時 | 2025年12月23日(火) 15:00-18:00 |
|---|---|
| 会場 | 場所:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー)20階大会議室M201 (住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5) ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員限定 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 冬イベントページ の「参加申込み」よりお申込みください。 |
| その他 |
本会合は、2025年度冬イベント(展示、教育・研究システム分科会2025年度会合)の一部です。 |
開催趣旨
近年、AIは人間を支援する道具として幅広い分野で活用が進み、その重要性はますます高まっています。同時に、AIそのものの高度化を実現するために、AI開発を支援する新しい基盤技術やHPC技術も求められています。今回の科学技術計算分科会会合では、この「支援」というキーワードを軸に、AIによるHPC利用支援やプログラム開発支援、さらにAI for ScienceのようにHPC上での科学応用を可能にする高度なAIの開発支援などについて、第一線で取り組まれている講師の方々をお迎えし、これらの支援技術の現状や今後の展望についてお話しいただきます。会合後には講師や参加者の皆様同士が自由に交流できる懇親会も予定しています。AIとHPCが融合する新たな基盤を共に考え、活発に意見交換できる場に、ぜひご参加ください。
プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
【公開可能な資料のみ会合終了後に掲載予定】
| 14:30- | 受付開始(現地) |
|---|---|
| 14:50- | アクセス開始(オンライン) |
| [司会]佐藤 賢斗 (理化学研究所) | |
| 15:00-15:05 |
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
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| 15:05-15:45 講演 40分 |
講演1
「生成AIを援用した主に計算力学プログラミングに関する話題」
三好 昭生 (株式会社インサイト) プロフィール
計算力学分野において生成人工知能を活用したプログラミング手法について紹介する。学習目的の簡単な問題から実用レベルのコード開発まで、ゼロからの新規開発や既存コードの不具合修正・機能拡張における生成人工知能の効果的な活用事例を示す。従来手法との単純比較は困難であるが、技術進歩が急速に進む現状において、開発者に求められる新たな資質や考え方について議論し、計算力学プログラミングの新しいアプローチを提案する。 生成人工知能, 計算力学, プログラミング支援, コード開発, 有限要素法
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| 15:45-16:25 講演 40分 |
講演2
「生成AIが支えるHPC利用支援の新展開」
中村 宜文 (理化学研究所) プロフィール
理化学研究所 計算科学研究センターでは、スーパーコンピュータ「富岳」のユーザ支援に生成AI「AskDona」を活用し、自然対話によるサポートを実現しています。本講演では、RAGと生成AIを組み合わせた支援システムの運用成果と改良点、研究成果閲覧支援を含む応用展開、そしてAIによるHPC利用支援の今後の展望について紹介します。 生成AI, HPC, スーパーコンピュータ「富岳」, 対話型ユーザ支援AI, 研究成果閲覧支援
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| 16:25-16:35 | 休憩(10分) |
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16:35-17:15 講演 40分 |
講演3
「コード生成AIによるHPCアプリケーションのGPU移植」
星野 哲也 (名古屋大学) プロフィール
AI研究の隆盛によりGPUを標準搭載するスーパーコンピュータが一般化し、シミュレーションにおいてもGPUの活用がより一層重要となる一方、CPU向けに開発されたレガシーコードのGPU移植は依然として大きな課題である。この課題を解決し得る有力な方法として、急速に発展しているコード生成AIの活用が挙げられる。本講演では2025年8月に公開された最新のAIモデルであるClaude Opus 4.1を使用したClaude Codeにより、MPI+OpenMPで並列化されたFortranベースの有限要素法アプリケーションGeoFEMを対象にGPU向けコード生成を試みた知見を共有する。 コード生成AI, Claude Code, GPUプログラミング, OpenACC, Fortran
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| 17:15-17:55 講演 40分 |
講演4
「大規模言語モデル「Takane」が拓くHPCの未来」
白幡 晃一 (富士通株式会社) プロフィール
HPC環境におけるAI、特に生成AIの活用が研究開発の新たなフェーズを切り拓いている。本講演では、富士通のエンタープライズ向け大規模言語モデル「Takane」の技術と応用事例を紹介する。材料探索における因果関係の自動説明や、専門業務を支援するAIエージェントに加え、大規模モデルの知識をHPCでの利用に適した軽量な特化AIへ蒸留する最新技術にも触れる。これらの実例を通じ、AIとHPCの連携が拓く研究開発の未来像を展望する。 生成AI, 大規模言語モデル(LLM), AI軽量化, 特化型AI, AI for Science
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| 17:55-18:00 |
閉会挨拶
立川 智章 (東京理科大学)
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講演者
生成AIを援用した主に計算力学プログラミングに関する話題
1982年4月 株式会社間組「ベローズの研究」に従事
1988年7月 日産自動車株式会社「スペースシャトル搭載宇宙機器の構造設計等」に従事
1999年9月 東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻博士課程修了
1999年10月 株式会社インサイト設立、現在に至る
[研究分野、研究テーマ]
・インタフェース・エージェント、構造有限要素法、粒子法、個別要素法
・可視化技術、高性能計算
・機械学習応用(回帰、分類、次元削減、ベイズ推定)
・自動メッシング、自動粒子生成
・生成人工知能を活用したシステム構築
・生成人工知能を活用した計算力学プログラミング
[所属学会、受賞歴、著書など]
・日本機械学会
・人工知能学会
・日本応用数理学会
・交通工学研究会
・粉体工学会
「安心安全なAI社会の実現に向けて:富士通におけるAI倫理およびAIガバナンスの実践」
2020年10月~2025年3月 理化学研究所 技師
2019年7月~現在 神戸大学大学院システム情報学研究科 客員教授
2013年4月~2019年6月 神戸大学大学院システム情報学研究科 客員准教授
2011年3月~2020年9月 理化学研究所 研究員
2010年10月~2011年2月 筑波大学 研究員
2008年11月~2010年9月 レーゲンスブルク大学 研究員
2005年11月~2008年10月 ドイツ電子シンクロトロン研究所 研究員
[研究分野、研究テーマ]
・高性能計算
・計算素粒子物理学
・性能最適化
[所属学会、受賞歴、著書など]
・日本物理学会
・情報処理学会
「コード生成AIによるHPCアプリケーションのGPU移植」
情報基盤センター
2016年1月〜2022年12月 東京大学情報基盤センター 助教
2023年1月〜現在 名古屋大学情報基盤センター 准教授
・GPUプログラミング
・自動最適化
「大規模言語モデル「Takane」が拓くHPCの未来」
2015年4月 株式会社富士通研究所 コンピュータシステム研究所 入社
2018年10月~2021年3月 株式会社富士通研究所 ICTシステム研究所 シニアリサーチャー
2021年4月~2022年3月 富士通株式会社 ICTシステム研究所 主任研究員
2022年4月~2023年3月 富士通株式会社 コンピューティング研究所 プロジェクトマネージャー
2023年6月~2024年3月 富士通株式会社 コンピューティング研究所 リサーチディレクター
2024年4月~現在 富士通株式会社 人工知能研究所 シニアプロジェクトディレクター
・性能と信頼性を両立する大規模言語モデル・生成AIの開発
教育・研究システムフォーラム2025 「大学DXの未来地図 ~教育・研究・運営はどう変わる?~」
| 日時 | 2025年8月7日(木) 13:00-17:10 |
|---|---|
| 会場 | 場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P1 (住所:東京都大田区新蒲田1-17-25) ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
現在、大学はかつてない変革の波に直面している。学生数の減少や学びの多様化、国際競争の激化、厳しさを増す財政状況、そして新しい働き方への対応など、多岐にわたる課題が同時に押し寄せている。こうした中、デジタル技術を活用して大学の構造そのものを変革する「大学DX」が、すべての大学にとって喫緊のテーマとなりつつある。 近年では、学生の行動ログや学修履歴を活用した個別最適化された学習支援システムの導入や、生成AI による授業設計・履修相談の支援、さらには事務業務の効率化や教職員のワークフロー自動化などの動きが進んでおり、オンライン授業の質保証のためのデータ分析、入退管理や環境制御といったスマートキャンパス化、研究活動の支援基盤整備など、教育・研究・運営のあらゆる領域にわたる多彩なDX の取り組みが見られるようになってきた。 しかしその一方で、「どこから着手すべきか分からない」「全学的な合意形成が難しい」「人材や専門知識が不足している」「セキュリティや倫理面での不安がある」といった現場の声も多く聞かれる。理想と現実のギャップをいかに埋め、大学としての戦略的なDX をいかに描いていくのかという課題に、多くの大学関係者が直面している。 こうした状況を踏まえ、本年度の教育・研究システムフォーラム2025 では、大学DX をより高度かつ円滑に進めていくための道筋を探るべく、「大学DX の未来地図 ~教育・研究・運営はどう変わる?~」をテーマとし、先進事例や実践的な知見、現場の課題意識を共有し、これからの大学におけるDX のあり方と、その進化が切り開く可能性について議論を行いたい。
プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみフォーラム終了後に掲載予定】
| 12:30- | 受付開始(現地) |
|---|---|
| 12:50- | アクセス開始(オンライン) |
| [司会]田邊 俊治 (国立情報学研究所) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
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| 13:05-13:55 講演 50分 |
講演1
「大阪大学のDX
~仲間をシアワセにするDXとは?~」 鎗水 徹 (大阪大学) プロフィール
大阪大学では教育・研究・経営のDXを進めています。在学生・教職員だけでなく阪大コミュニティに関わった全ての方々の人生に寄り添ったサービスを提供する基盤(OUID・OU人財データプラットフォーム)を構築し、その成果をご紹介します。また「ヒトがいない」、「カネがない」、「戦略がわからない」、「組織の動かし方がわからない」というDX推進上の課題に対し、どのように克服していったかについてもご紹介します。 デジタル・トランスフォーメーション(DX), 大学教育, ID統合, IT戦略
|
| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 50分 |
講演2
「アカデミアの研究を支える認証基盤」
佐藤 周行 (国立情報学研究所) プロフィール
大学をはじめとするアカデミアでは、卒業証明、在学証明をはじめとする各種証明業務が社会的なミッションとされている。そのために、組織の内部の人間のアイデンティティを管理するための認証基盤の整備が進められてきた。その整備が一段落すると、アカデミアの研究の本質である研究のためのアイデンティティ管理がその次の課題として解決を求められるようになった。本講演では、組織を越えたアイデンティティ連携の典型例として組織間共同研究のアイデンティティ管理とそのセキュアな運用のためのポリシー管理について、NIIで企画配備されている計画について述べる。 アイデンティティ連携, 組織内アイデンティティ管理,共同研究, 認証強度
プレゼン資料(PDF:3.9MB)
|
| 14:55-15:05 | 休憩(10分) |
|
15:05-15:55 講演 50分 |
講演3
「真のDXに取り組むための土台作り
全社DXプロジェクト「フジトラ」の実践知と現在地とは」 朝倉 陽助 (富士通株式会社) プロフィール
富士通では、2020年より全社DXプロジェクト「フジトラ」を開始し、経営と現場が一体となり「全員参加型」でプロジェクトを推進。旧態依然とした大企業カルチャーから脱却し、パーパスドリブン&データドリブン経営の実現にむけ、様々な角度から富士通を変革。また、デジタルをありたい姿に辿り着くための手段と捉え、デジタルを使いこなすための土台作りからアプローチ。その変革の現在地と実践知を、各種取り組みを通してご紹介します。 社内DX,カルチャー変革,デザイン思考,パーパス経営,データドリブン経営
プレゼン資料(PDF:7.2MB)
|
| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-17:05 講演 60分 |
パネルディスカッション
「大学DXの未来地図 ~教育・研究・運営はどう変わる?~」
ファシリテーター:
木戸 善之 (岡山理科大学) パネリスト: 鎗水 徹 (大阪大学) 佐藤 周行 (国立情報学研究所) 朝倉 陽助 (富士通株式会社) |
| 17:05-17:10 |
閉会挨拶
永田 正樹 (静岡大学)
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| 17:10-17:30 | 休憩、懇親会準備、会場移動 |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
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講演者 / パネルディスカッション パネリスト
大阪大学のDX
~仲間をシアワセにするDXとは?~
大阪大学 D3センター DX研究部門長・教授
大阪大学 大学院情報科学研究科 教授
- 経営情報学
- デジタル・トランスフォーメーション
- 経営戦略
- IT戦略
- 経営情報学会 理事
- 情報処理学会
- 日本経営学会
- 組織学会
- 教育システム情報学会
「アカデミアの研究を支える認証基盤」
トラスト・デジタルID基盤研究開発センター センター長
「真のDXに取り組むための土台作り
全社DXプロジェクト「フジトラ」の実践知と現在地とは」
HPCフォーラム2025「HPC、どう使ってる? ~より良いHPCにむけて~」
| 日時 | 2025年8月18日(月) 10:00-16:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:JR川崎タワー20階大会議室M201 ハイブリッド開催(集合 + オンライン配信(ZOOM)) 午前に話題提供を行い(配信は午前のみ)、午後よりグループに分かれて議論を行うワークショップ形式になります。是非、現地での討論にご参加ください。また、現地参加には人数制限があります。先着順となりますのでご了承ください。 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
今回のHPCフォーラムは、従来の講演会形式ではなく、参加者の皆さんが小グループに分かれて議論を行うワークショップ形式で開催し、より良いHPCの使い方について大いに討論して頂きたいと思います。
昨今、HPC上で実行されるアプリケーションはMPI等を使った並列シミュレーションだけではなく、大規模ワークフローの実行やPythonで記述されたフレームワーク経由でHPCを使う事例が増えてきています。
このように使い方が多様化するアプリケーションをHPC上でより良く使うには、個々のプログラムの性能や利用者毎の使い勝手だけでなく、システム全体の効率や利用者間の公平性などを総合的に考える必要があります。そこで、今回のHPCフォーラムでは、まず数名の講演者の皆様に、現在HPCがどのように使われているのか、もしくは、より良いHPCの利用に向けてどのような方法が考えられるか、などについてお話しして頂きます。その後、参加者の皆さんに小人数のテーブルに分かれて頂き、昼食も含めて3時間ほど、HPCの使い方について自由に討論(もしくは雑談)して頂きます。最後に、各テーブルでの討論の概要を参加者全体で共有することで、今後のより良いHPC環境の実現に向けた一歩に出来れば、と考えております。
前半の話題提供はオンラインと現地のハイブリッド開催ですが、後半の討論は現地のみでの開催です。是非この機会に現地でご参加いただき、HPCの使い方についての雑談をお楽しみください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 9:30- | 受付開始 (現地参加) |
|---|---|
| 9:50- | アクセス開始(オンライン参加) |
| [司会] 藤田 直行 (宇宙航空研究開発機構) | |
| 10:00-10:10 |
開催趣旨説明
南里 豪志 (九州大学)
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| 10:10-12:00 話題提供 |
話題提供(予定)
スーパーコンピュータ「富岳」におけるOpen OnDemandの利用
大規模言語モデル開発向け GPUクラウドの調達
スーパーコンピュータ「富岳」による台風に伴う竜巻の数値シミュレーション
宇宙天気予測シミュレーション -太陽嵐の影響予測 -
HPCアプリケーションのGPGPU化事例
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| 12:00-13:00 | ランチミーティング(60分) 軽食をご用意します。 |
| 13:00-14:10 グループ討論(70分) |
複数のグループに分かれて討論
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| 14:10-14:20 | 休憩(10分) |
| 14:20-14:50 討論結果共有(30分) |
各グループでの討論結果を共有
|
| 14:50-15:00 | 閉会あいさつ |
| 15:00-16:00 | お時間のある方は残って自由討論(60分) |
講演者
スーパーコンピュータ「富岳」におけるOpen OnDemandの利用
2021年4月 -(現在): 運用技術部門 先端運用技術ユニット 技師
2018年4月 - 2021年3月: アーキテクチャ開発チーム 研究員
2013年12月 - 2018年3月: プログラミング環境研究チーム 研究員
2010年4月 - 2013年11月: 筑波大学 計算科学研究センター 研究員
- 高性能計算
- プログラミング言語
- 最適化アルゴリズム
- HPCIソフトウェア賞【普及部門賞】最優秀賞
- Graph500 BFS部門 11期連続1位(2025年8月現在)
- Graph Golf Competition 一般/格子/ホストスイッチグラフの各部門で優勝
- 情報処理学会 山下記念研究賞
- HPC Challenge Award Competition Class 2 最優秀賞 など
- 高性能計算, 運用技術, ユーザ支援, ユーザインタフェース, Webアプリケーション
大規模言語モデル開発向け
GPUクラウドの調達
- クラウドコンピューティング
- ストレージシステム
- IEEE
- 情報処理学会
- 大規模言語モデル、GPU、パブリッククラウド、クラウド内ネットワーク、クラウドストレージ
スーパーコンピュータ「富岳」による台風に伴う竜巻の数値シミュレーション
横浜国立大学 環境情報研究院 自然環境と情報専攻 /都市科学部 環境リスク共生学科 / 総合学術高等研究院 台風科学技術研究センター
2018年8月~2022年3月
米国海洋大気庁(NOAA)Earth System Research Laboratories, Chemical Sciences Laboratory
2011年10月~2018年7月
理化学研究所計算科学研究機構複合系気候科学研究チーム
2014年9月
京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻 論文博士認定 (博士 理学)
- メソ気象学,組織化積乱雲群
- 熱帯大気,熱帯低気圧発生過程,熱帯域大規模循環
- 数値大気モデル開発
- 日本気象学会
- アメリカ地球物理学連合
- アメリカ気象学会
- 海洋開発研究機構 ブルーアース11ポスター若手奨励賞(平成23年3月)
- 日本気象学会 2017年度気象集誌論文賞(平成30年5月)
- 気象学, 台風,竜巻,数値地球流体力学, 高解像度モデル
宇宙天気予測シミュレーション
-太陽嵐の影響予測 -
2023年8月 - 現在 名古屋大学 宇宙地球環境研究所 客員教授
2020年 – 2023年 情報通信研究機構 主任研究員
2017年 – 2020年 情報通信研究機構 研究員
2013年 – 2017年 名古屋大学 特任助教
2010年 – 2013年 理化学研究所 基礎科学特別研究員
2009年 – 2010年 名古屋大学 研究員
2008年 – 2009年 海洋研究開発機構 ポストドクトラル研究員
2007年 – 2008年 国立天文台 研究員
- 太陽物理学
- 太陽圏物理学
- 宇宙天気
- 日本天文学会
- 地球電磁気・地球惑星圏学会
- 宇宙天気, 太陽嵐(太陽フレア・CME), 太陽風, 磁気流体力学シミュレーション
HPCアプリケーションのGPGPU化事例
- GPGPU, OpenACC, HPCアプリケーション, OSS
第47回SS研総会
| 日時 | 2025年4月25日(金) 総会 15:00-17:30 懇親会17:40-19:00 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
総会:JR川崎タワー20階大会議室M201 |
| 参加対象 | SS研会員 |
| 参加費 | 総会:無料 懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。) |
| 参加申し込み | [開催済] |
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 14:30- | 受付開始 |
|---|---|
| 14:50- | ZOOMアクセス開始 |
| 15:00-15:05 |
開会挨拶・議案書投票結果報告
岡村 耕二(九州大学)
|
| 15:05-15:30 |
総会議事
議案結果報告 |
| 15:30-16:30 講演50分+QA10分 |
特別講演
量子コンピュータの未来
多様な技術、産業化に向けたG-QuATの挑戦 浦野 千春 (産業技術総合研究所) プロフィール
現在提案されている量子コンピュータには様々な方式があります。大規模な量子コンピュータの構築に向けた開発競争は始まったばかりで、それぞれに長所と短所があり、技術的課題が多く存在します。現時点では最適なアプローチを断定することは難しく、複数の技術を並行して観察する必要があります。今後、新しい技術が登場することで、展望が大きく変わる可能性もあります。本講演では、量子コンピュータの歴史、開発ロードマップ、そしてG-QuATの産業化への取り組みについて紹介します。 量子コンピュータ, 量子ビット, 大規模化, 産業化, 技術的課題
|
| 15:30-15:45 | 休憩[15分] |
| 15:45-17:25 講演 30分+QA 10分 |
富士通講演
富士通における量子コンピューティングへの取り組み
近藤 正雄 (富士通株式会社) プロフィール
富士通は次世代のコンピューティング技術として量子コンピューティングの研究開発に取り組んでいます。応用先が広がると期待される量子ゲート方式において、量子デバイスから基盤ソフト、アプリまで、すべての技術領域をカバーしています。エラー訂正や量子シミュレータなどのソフトウェア技術に特に注力する一方、ハードウェアは世界有数の研究機関とグローバルに連携しながら、幅広く可能性を追求する体制で、研究開発を推進しています。 量子コンピュータ, 誤り耐性量子計算, 量子アプリケーション, 量子シミュレータ、ダイヤモンドスピン
|
| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)
|
| 17:30-17:40 | 移動・休憩 |
| 17:40-19:00 |
懇親会
※会費制:500円(当日受付にて申し受けます)★立食形式の簡易懇親会になります。 |
講演者
量子コンピュータの未来
多様な技術、産業化に向けたG-QuATの挑戦
量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT) 企画室長
2000年3月 東京大学大学院 工学系研究科 超伝導工学専攻
博士課程 修了
2002年4月 産業技術総合研究所 計測標準研究部門 入所
2023年7月 産業技術総合研究所
G-QuAT 量子センサーチーム長
2024年4月 産業技術総合研究所 G-QuAT 企画室長
2007年~2008年 国際度量衡局(BIPM)訪問研究員
2010年~2011年 米国国立標準技術研究所(NIST)
訪問研究員
[研究分野、研究テーマ]
- 超伝導技術の精密物理計測への応用
[所属学会、受賞歴、著書など]
- 日本物理学会、応用物理学会
- 第22回超伝導科学技術賞受賞
富士通における量子コンピューティングへの取り組み
量子研究所
シニアディレクター
無機材料工学専攻 博士課程修了 博士(工学)
1995年 (株)富士通研究所 基盤技術研究所 入社
2005年 (株)富士通研究所 材料・環境技術研究所
主任研究員
2008年 (株)富士通研究所 R&D戦略室 担当部長
2009年 (株)富士通研究所 基盤技術研究所
エネルギー技術研究部長
2011年 (株)富士通研究所
環境・エネルギー研究センター 主管研究員
2016年 富士通研究開発中心有限公司 R&D戦略室長
2019年 富士通研究開発中心有限公司 董事兼総経理
2022年 富士通株式会社 量子研究所 シニアディレクター
現在に至る
[研究分野、研究テーマ]
- 機能性材料デバイスの研究開発
- 強誘電体デバイスの研究開発
- 環境・エネルギー関連技術の研究開発
[所属学会、受賞歴、著書など]
- 日本セラミックス協会
- 日本セラミックス協会 電子材料研究討論会 研究奨励賞(2002年)
合同分科会 2024年度会合「本物か偽物か ~真実はいつもひとつか?~」
| 日時 | 2024年10月29日(火) 分科会 13:30~17:50 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 集合開催(当日の各講演の配信予定はありません。) |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2024年度秋イベント(28日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、BoF、29日:システム技術分科会、合同分科会)の一部です。 |
開催趣旨
ディープフェイクを始めとする生成AI技術の進展により、私達は本物と見分けがつかないコンテンツが容易に作成され、日常的に目にする時代に生きています。この新しい技術は、誤情報や偽情報の拡散という重大なリスクを孕んでいる一方で、私たちの創造性をさらに広げる可能性も秘めています。 本年度の合同分科会では、生成AI技術の現状とその潜在的な危険性を理解し、どのようにして真実を見極め、技術を安全かつ効果的に活用するかについて様々な観点から議論します。情報が氾濫する現代において、真実の価値が問われる今だからこそ、私たちは情報の信頼性を見極め、正しい判断を下す力を養う必要があります。技術の進化とその影響について深く考える機会とし、真偽の混じる情報との健全な関係を築くための知見を共有します。真実はいつもひとつ、か?
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| Session1 [司会]楫 勇一(名古屋大学) | |
|---|---|
| 13:30-13:40 |
会長挨拶
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
立川 智章 (東京理科大学)
|
| 13:40-14:35 講演 35分 Q&A 10分 |
講演
自然言語処理による欺瞞と広がりの検出
生成AI時代のフェイクニュース対策 狩野 芳伸 (静岡大学)プロフィール
人々の意見や気持ちを形作る媒体は、マスメディアからSNSへと移行しています。その中で欺瞞・フェイクニュースを検出し、意図的な意見形成への影響を防ぐことは火急の対策を要する状況です。テキストメッセージは作成伝達のコストが低い一方で人々への影響力は大きく、我々の研究では自然言語処理による解析と人物属性の推測を基盤とし、最終的には世論形成過程のシミュレーションを目標としています。こうした取り組みを周辺関連技術の説明を交えてご紹介します。 自然言語処理, 生成AI, フェイクニュース, SNS, 世論
プレゼン資料(11/6版)(PDF:1.4MB)
|
| 14:25-15:10 講演 35分 Q&A 10分 |
講演
ディープフェイクの実態と対策
計算社会科学の見地から 笹原 和俊 (東京科学大学)プロフィール
本講演では、急速に進化するディープフェイクの現状とその社会的影響を解説し、計算社会科学の視点から対策を議論します。まず、最新のAI技術によるディープフェイクの生成とソーシャルメディアでの拡散の様々な事例とその背後にあるメカニズムについて解説します。さらに、ディープフェイクの検出技術の現状と課題、拡散抑止のための多様な介入方法を紹介し、技術的・社会的側面の両面からの対応策を議論します。 計算社会科学, 複雑系科学, フェイクニュース, ディープフェイク, 情報拡散
プレゼン資料(PDF:5.7MB)
|
| 15:10-15:15 |
展示紹介
|
| 15:15-16:15 | 休憩&展示見学(60分) |
| Session2 [司会]原田 慶(富士通株式会社) | |
| 16:15-17:00 講演 35分 Q&A 10分 |
講演
インターネットに信頼をもたらす偽情報対策技術
~偽情報の検知・評価・システム化~ 山本 大 (富士通株式会社)プロフィール
近年、自然災害や医療・選挙・経済などさまざまな分野で偽・誤情報がインターネットに流通し、大きな社会問題となっています。本講演では、インターネット上の真偽不明な情報に対処するために、富士通が研究開発に取り組んでいる、多様な根拠情報に基づく真偽判定技術について紹介します。また、2024年7月に「経済安全保障重要技術育成プログラム」に採択された、偽情報対策システムの研究開発について紹介します。 偽・誤情報, フェイクニュース, 生成AI, 統合分析, SNS
プレゼン資料(11/5版)(PDF:3.2MB)
|
| 17:00-17:45 講演 35分 Q&A 10分 |
講演
デジタルトラストの現状と課題
湯淺 墾道 (明治大学)プロフィール
虚偽情報やディスインフォメーションへの対策が各国で急務となっている。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術開発センター(RISTEX)では、2023年度から「情報社会における社会的側面からのトラスト形成」プログラムを設定し、研究開発プログラムを募集している。デジタルトラスト、デジタル・ソーシャルトラストという概念自体に明確な定義や一般的な理解が存在するわけではなく、本プログラムでは、高度情報社会の進展が生む市民の不安や不利益等の社会問題について情報の受け手側と発信側、あるいは情報との間の「トラスト」形成の在り方の問題と捉えている。本稿では、デジタルトラスト、デジタル・ソーシャルトラストをめぐる近時の問題の中から、その一端である選挙に関連する問題を紹介し、米国等におけるディスインフォメーションやAI利用に関する法規制の動きについて検討する。 ファクトチェック,デジタルトラスト,ディスインフォメーション,人工知能,偽情報
プレゼン資料(11/1版)(PDF:3.3MB)
|
| 17:45~17:50 |
閉会挨拶
松本 多恵 (新潟大学)
|
| 17:50-18:10 |
休憩・会場移動
|
| 18:10-19:30 |
懇親パーティ
※会費制:3,000円(当日受付にて申し受けます) ・司会:山田 久仁 (富士通) |
講演者
自然言語処理による欺瞞と広がりの検出
生成AI時代のフェイクニュース対策
ディープフェイクの実態と対策
計算社会科学の見地から
- 計算社会科学会
- 人工知能学会
- 映像情報メディア学会 ベストアーティクル賞,2023
- 公益財団法人電気通信普及財団 第38回電気通信普及財団賞(テレコム学際研究賞),2023
- 第2回NTTデータTwitter Innovation Contest 最優秀賞・日立製作所特別賞,2019
- 笹原和俊(共著)『ネット世論操作とデジタル影響工作』,原書房,2023
- 笹原和俊(単著)『ディープフェイクの衝撃 AI技術がもたらす破壊と創造』PHP研究所,2023
- 笹原和俊(単著)『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダの仕組み』,化学同人,2021
インターネットに信頼をもたらす偽情報対策技術
~偽情報の検知・評価・システム化~
- 偽情報対策、デジタルトラスト
- ネットワークセキュリティ
- 暗号実装、ハードウェアセキュリティ
- 電子情報通信学会 情報セキュリティ研究会 専門委員(2019年~現在)
- 電子情報通信学会 暗号と情報セキュリティシンポジウム SCIS論文賞(2015年)受賞
- 令和5 年度関東地方発明表彰 発明奨励賞 受賞
デジタルトラストの現状と課題
- 電子政府
- 個人情報保護、プライバシー保護
- サイバーセキュリティ
- サイバーセキュリティ法制学会副理事長
- 情報処理学会(2024年度山下記念研究賞)
- 著書『情報化社会の政治と制度』『被災地から考える日本の選挙』(共著)ほか
システム技術分科会 2024年度会合 無線通信の未来展望 ~ここに来ればミライが見える!ワイヤレスネットワークの将来を語ろう!~
| 日時 | 2024年10月29日(火) 9:00-12:00 |
|---|---|
| 会場 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2024年度秋イベント(28日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、BoF、29日:システム技術分科会、合同分科会)の一部です。 |
開催趣旨
無線通信技術は、私たちの社会と経済を支える重要な基盤となっており、現代社会において無くてはならないインフラとして当たり前の存在になってきている。スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスの普及により、無線通信は人々の生活に深く根付いている。今日の世界では、無線通信は単なる通信手段を超えて、情報の共有、業務の効率化、社会的つながりの強化、そして経済成長の推進など、多岐にわたる役割を果たしている。
5Gの普及はその代表的な例であり、広帯域かつ低遅延の通信により、IoT、スマートシティ、自動運転など、これまで実現不可能だった革新的なサービスを可能にしている。これにより、都市のインフラがスマートに管理され、交通の効率化やエネルギーの最適化が進み、生活の質の向上と持続可能な社会の実現に貢献している。さらに、現在研究が進められている6G 技術は、さらなる通信の広帯域化やネットワークの拡張を実現し、新たな社会的価値を創造することが期待されている。
また、無線LAN(Wi-Fi)は、大学や企業、公共施設、家庭などあらゆる場所で利用されており、インターネット接続の主要手段として不可欠な存在となっている。大学や企業などにおける無線LAN の運用とその長い歴史から得られたノウハウは、無線通信技術の進化を支える重要な知見を提供する。こうした知見は、新しいネットワークインフラの構築や、より効率的で信頼性の高いネットワークの運用に向けた指針となる。
さらに、ローカル5G の実証実験も各地で進行中である。ローカル5G は、特定の地域や用途に応じてカスタマイズされたネットワークを構築し、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)や地域社会の活性化に大きく寄与している。例えば、スマートファクトリーやスマート農業、遠隔医療など、多様な分野でローカル5G の利活用が期待されており、社会の多様なニーズに対応する柔軟な通信インフラの提供が進んでいる。
このような状況を踏まえ、本年度のシステム技術分科会2024 年度会合では、無線通信技術の社会的役割とその重要性について深く掘り下げ理解を深めるために、「無線通信の未来展望~ここに来ればミライが見える!ワイヤレスネットワークの将来を語ろう!~」をテーマとし、無線通信の進化が社会にもたらす変革をともに見据え、その進化がもたらす新しい可能性に向けた議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 8:30- | 受付開始(現地) |
|---|---|
| 8:50- | アクセス開始(オンライン) |
| [司会]永田 正樹 (静岡大学) | |
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
|
| 9:05-9:40 講演 35分 |
講演1
静岡大学におけるWiFi運用史
動作状況分析による無線LAN品質改善の取組み 山崎 國弘 (静岡大学) プロフィール
モバイルデバイスの普及とBYOD定着で無線LANは大学の教職員・学生にとって最も身近なネットワークとなっている.授業時間中は接続数とトラヒックが多く,授業時間毎に全端末が入替わるなど利用状況が大きく変動する.静岡大学ではAP増設でWiFi4~6混在環境となり無線LAN品質低下事象が顕在化,問題解決のために動作状況分析による改善の取組みをおこなっている.無線LAN品質改善の取組み事例と必要性を感じた運用支援機能について紹介する. 動作状況分析,稠密環境,無線LAN,混在利用,ログデータ
プレゼン資料(PDF:8.9MB)
|
| 9:40-10:15 講演 35分 |
講演2
5Gの高度化と6Gに向けた取り組みと将来展望
須山 聡(株式会社NTTドコモ)プロフィール
5Gのさらなる高度化を目指した研究開発および国際標準化が進められている.さらに,2030年頃に実用化が見込まれる6Gに向けた検討も国内外で精力的に進められている.本講演では,5Gの高度化と6Gに関する国内外動向や標準化スケジュール,無線技術の検討領域や展望,それらに関するドコモの取り組みについて紹介する. 5G Evolution, 6G, 無線アクセス技術, 電波伝搬,実証実験
プレゼン資料(PDF:6.9MB)
|
| 10:15-10:50 講演 35分 |
講演3
大阪大学におけるローカル5Gの実証実験から見えてきた課題
大平 健司 (大阪大学) プロフィール
大阪大学は2022年10月よりNICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)総合テストベッドのB5Gモバイル環境テストベッドサイトとなった。またこれとは別に2024年2月より学内システム連携ローカル5G無線通信システム一式が導入された。本講演では、これらのローカル5G環境の導入過程およびこれらを用いたローカル5Gネットワークの運用に関する実証実験を通じて得られた知見・課題について述べる。 ローカル5G, 導入・運用, 実証実験
プレゼン資料(PDF:1.6MB)
|
| 10:50-11:05 | 休憩(15分) |
| 11:05-11:55 講演 50分 |
パネルディスカッション
「無線通信の未来展望」
ファシリテーター: 廣瀬 幸 (九州工業大学) パネリスト: 山崎 國弘 (静岡大学) 大平 健司 (大阪大学) 須山 聡 (株式会社NTTドコモ) |
| 11:55-12:00 |
閉会挨拶
田邊 俊治 (国立情報学研究所)
|
講演者
静岡大学におけるWiFi運用史
動作状況分析による無線LAN品質改善の取組み
日本電信電話株式会社にて遠隔検針システム、コールセンタステム、ビジネスホン、PBX、多重化伝送装置、CTI(通信端末機器のコンピュータ制御)システムなどの開発に従事.2015年より株式会社アバンセシステム 執行役員
無線LANの稼働状況分析及び品質改善に取り組んでいる.大学ICT推進協議会2019年度年次大会「eduroamの認証要求の集中による過負荷事象の発生と対策実施について」で優秀論文賞受賞.
5Gの高度化と6Gに向けた取り組みと将来展望
2010年に東京工業大学で博士(工学)取得.電子情報通信学会シニア会員,IEEE会員.
電子情報通信学会において,学術奨励賞(2005年),論文賞(2012年),通信ソサイエティ論文賞(2022年)などの各種賞を受賞.国際会議European Wireless Technology Conference (EuWiT) 2009 とIEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC) 2016においてBest Paper Awardを受賞.加えて,2021年に電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞)を受賞.
大阪大学におけるローカル5Gの実証実験から見えてきた課題
2019年4月 - 2021年3月 大阪大学 情報推進本部 講師
2015年12月 - 2019年3月 徳島大学 情報センター 講師
2012年8月 - 2015年11月 奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科 特任助教
2011年4月 - 2012年7月 名古屋大学 情報連携統括本部 特任助教
2008年4月 - 2011年3月 京都大学 学術情報メディアセンター 特定助教
- ネットワーク管理運用
- 経路制御
- 情報セキュリティ
- 公衆無線インターネット接続サービス
- 電子情報通信学会
- 情報処理学会
- IEEE
- ACM
BoF 2024年度 BoF "Birds of a feather"
BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会
|
日時 |
2024年10月28日(月)19:30~21:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 集合開催ビックエコー生田ロード店(三ノ宮駅周辺カラオケ店) グループに分かれて議論を行います。各部屋ごとに話題提供を行い、コーディネーターが進行をしてディスカッションを行います。 |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関にご所属の方 |
| 参加費 | 2,000円(飲食含む。現地にて徴収予定) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2024年度秋イベント(28日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、BoF、29日:システム技術分科会、合同分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「異なる専門分野の人たちや、異なる機関の人たちと知的な交流が行える場」の提供は、SS研の魅力の一つです。
今年も,SS研秋イベントの開催に合わせ、BoF(Birds of a Feather)を開催します。BoFは、SS研の活動の中でも、最も「ざっくばらん」に意見交換、そして、交流のできる場の一つです。
日常の活動や、自分の専門分野の学会では顔を合わすことがない人たちとの出会いと会話は、知的好奇心に新たな刺激を与え、視野を広げ、考えを深めてくれます。
「ちょっと覗いてみようか」で参加できるBoFで、SS研の魅力を堪能してください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 19:30- |
開始
|
|---|---|
| 19:30-20:00 30分 |
自己紹介&話題提供(各部屋ごと)
「情報人材育成 ~何ができる人が足りないの?~」
事務局側でグループ分けさせていただきます。指定の部屋に分かれていただき、自己紹介&話題提供を行います。 |
| 20:00-21:00 60分 |
ディスカッション
|
教育環境分科会 2024年度会合 教育DXを活用した大学の将来像とは? ~オープンバッジ・マイクロクレデンシャルの活用方法を考える~
| 日時 | 2024年10月28日(月) 13:30-17:25 |
|---|---|
| 会場 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2024年度秋イベント(28日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、BoF、29日:システム技術分科会、合同分科会)の一部です。 |
開催趣旨
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が話題となる一方で、大学を未来に向けて、どのように変革していくかを考える必要が生じています。 その1つとして、オープンバッジやマイクロクレデンシャルといったデジタル証明書の活用が挙げられます。 オープンバッジは、デジタル形式で取得できるスキルや経験の証明書であり、学習成果や専門知識を視覚的に示し、オンラインで共有できる仕組みです。 マイクロクレデンシャルは、学修成果を証明し、明確な基準に基づいて評価されることで教育の質を保証することを目指すものです。これらのデジタル証明書を活用することで、 学習成果をどのように可視化し、学習者の能力を効果的に評価・証明できるかを検討することが求められています。
本分科会では、オープンバッジやマイクロクレデンシャルに関する概要、大学や企業における具体的な活用事例を紹介し、教育DXを活用した未来の大学教育のあり方について議論します。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 13:00- | 受付開始(現地) |
|---|---|
| 13:20- | アクセス開始(オンライン) |
| [司会]久保田 真一郎 (熊本大学) | |
| 13:30-14:00 講演 30分 |
講演1
「高等教育DXの将来像
オープンバッジ・マイクロクレデンシャル活用の観点から」 重田 勝介 (北海道大学)プロフィール
本講演では、高等教育のデジタル化(教育DX)を推進するにあたっての可能性と課題を整理すると同時に、オープンバッジやマイクロクレデンシャルを導入する意義について解説する。国内外の高等教育機関における教育DXの事例やオープンバッジ、マイクロクレデンシャル導入の事例から、高等教育を進化させる手法としてオープンバッジ、マイクロクレデンシャルに着目する背景と活用の展望を示す。 高等教育,教育DX,オープンバッジ,マイクロクレデンシャル
プレゼン資料(PDF:2.2MB)
|
| 14:00-14:45 講演 45分 |
講演2
「マイクロクレデンシャルとデジタル学修歴の国内外の最新動向と標準化」
井上 雅裕 (慶應義塾大学) プロフィール
産業構造の急速な変化への対応やイノベーションを推進できる人材の育成のために、大学で修得した知識だけでなく、卒業後も継続的に学習を行うことが期待されている。これに対して修士や学士などの学位プログラムを補完する教育として、特定の領域を比較的短期間で学び、その学修成果を証明するマイクロクレデンシャルが各国で注目されている。マイクロクレデンシャルは教育制度と学修歴をデジタル発行するためのデジタルバッジ等の情報技術で構成される。ここでは,これらの最新動向と標準化、および教育制度と情報技術からなるアーキテクチャについて述べる。 マイクロクレデンシャル, デジタルバッジ, 標準化, アーキテクチャ, 国際連携
プレゼン資料(PDF:3.5MB)
|
| 14:45-15:00 | 休憩(15分) |
|
15:00-15:25 講演 25分 |
講演3
「大阪大学における教学DXの現状と課題
-Open BadgeとMicro Credential を中心に-」 本講演では、大阪大学における教育学習支援情報システムの変遷を通して、教学DXの実現に向けた取り組み状況を紹介する。特に、学生のニーズに適合した教育の提供の方法についての考察と、それを実現するために技術的背景であるマイクロクレデンシャルの活用と、そのために必要となるオープンバッジの導入の現状と課題について述べる。 教育DX, オンライン学習, オープンバッジ, 教育学習支援情報システム, マイクロクレデンシャル
プレゼン資料(PDF:4.3MB)
|
| 15:25-15:50 講演 25分 |
講演4
「中央大学におけるオープンバッジ活用
:「学修成果可視化」ツールとしての特徴を考える」 佐藤 信行 (中央大学)プロフィール
中央大学は、2021年度に一般財団法人オープンバッジ・ネットワークが発行するオープンバッジの実証実験導入を行い、現在はいくつかの場面で活用を行っている。本学では、オープンバッジを学修成果可視化の有用な手段の一つと考えており、ポートフォリオ等各種の可視化手段と組み合わせた活用を模索しているところである。そこで、今回は、本学における学修成果の可視化に関する考え方とオープンバッジの位置づけを中心として、本学の取組事例をご紹介したい。 学修成果可視化,オープンバッジ, ポートフォリオ, 中央大学, 事例研究
プレゼン資料(PDF:766KB)
|
| 15:50-16:15 講演 25分 |
講演5
「オープンバッジを活用したDXの推進
~カルチャー変革とスキル開発の両輪~」 松井 正徳 (株式会社富士通ラーニングメディア) プロフィール
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する上で、個人の成長と組織の成長は不可欠です。本講演では、富士通におけるオープンバッジを活用したスキル開発とカルチャー変革の取り組みを紹介します。近年の人的資本経営やジョブ型人材マネジメントの潮流を踏まえ、組織戦略で必要とされるスキルを可視化・管理し、社員の自律的な学びと学びの文化の醸成を促進することについて考えます。 DX, カルチャー変革, 人的資本経営, ジョブ型人材マネジメント, オープンバッジ
プレゼン資料(PDF:4.6MB)
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| 16:15-16:30 | 休憩(15分) |
| 16:30-17:20 講演 50分 |
パネルディスカッション
「教育DXを活用した大学の将来像とは?
~オープンバッジ・マイクロクレデンシャルの活用方法を考える~」 ファシリテーター: 隅谷 孝洋 (広島大学) パネリスト: 重田 勝介 (北海道大学) 井上 雅裕 (慶應義塾大学) 都竹 茂樹 (大阪大学) 佐藤 信行 (中央大学) 松井 正徳 (株式会社富士通ラーニングメディア) |
| 17:20-17:25 |
閉会挨拶
村上 正行 (大阪大学)
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講演者 / パネルディスカッション パネリスト
「高等教育DXの将来像
オープンバッジ・マイクロクレデンシャル活用の観点から」
- 教育工学
- オープンエデュケーション
- ハイブリッド型学習
- 日本教育工学会
- 教育システム情報学会
- 情報処理学会
- 信教育学会 等
「マイクロクレデンシャルとデジタル学修歴の国内外の最新動向と標準化」
一般社団法人オープンバッジネットワーク理事
一般社団法人PMI日本支部理事 教育国際化委員会委員長、 一般財団法人オーブンバッジネットワーク理事、 JV-Campus/JMOOC マイクロクレデンシャル合同WG発起人、 IEEEシニアメンバ
- 「大学のデジタル変革―DXによる教育の未来―」東京電機大学
- 「M2M/IoTシステム入門」森北出版
- 「組込みシステム」共立出版
- 「システム工学 -定量的な意思決定法-」オーム社
- 「システム工学 -問題の発見・解決の方法-」オーム社
- 「学生を成長させる海外留学プログラムの設計」東信堂
- 「プロジェクトマネジメント・ツールボックス」 鹿島出版
「大阪大学における教学DXの現状と課題
-Open BadgeとMicro Credential を中心に-」
副センター長・特任教授(非常勤)
1987年4月 - 1992年3月 (株)国際電気通信基礎技術研究所・研究員
1991年4月 - 1994年3月 (株)国際電気通信基礎技術研究所・主任研究員
1994年4月 - 2001年3月 奈良先端科学技術大学院大学・情報科学研究科・助教授
2001年4月 - 2024年3月 大阪大学 サイバーメディアセンター 教授
2003年4月 - 2024年3月 大阪大学情報科学研究科 情報システム工学専攻 教授(兼任)
2022年4月 - 2024年3月 大阪大学 スチューデントライフサイクルサポートセンター 教授(兼任)
2024年4月 大阪大学 名誉教授
2024年4月 - 現在 大阪大学 スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 特任教授(非常勤)
- ヒューマン・コンピュータ・インタラクション
- VR/AR/MR 3次元ユーザインタフェース
- 教育学習支援情報システム
- 電子情報通信学会
- 情報処理学会
- 日本バーチャルリアリティ学会
- ヒューマンインタフェース学会
「大阪大学における教学DXの現状と課題
-Open BadgeとMicro Credential を中心に-」
教学DX部 教授
1995年3月 名古屋大学大学院医学研究科満了 (医学博士)
2006年6月 ハーバード大学公衆衛生大学院修了(MPH、公衆衛生学修士)
2011年3月 熊本大学大学院教授システム学専攻修了(修士・教授システム学)
1997年4月 - 1999年10月 国立長寿医療研究センター疫学研究部 リサーチレジデント
1999年10月 - 2000年9月 ハワイ骨粗鬆症財団 客員研究員
2003年4月 - 2004年3月 ホノルルハートプログラム 客員研究員
2007年10月 - 2011年7月 高知大学医学部公衆衛生学教室 准教授
2011年7月 - 2023年3月 熊本大学 教授(政策創造研究教育センター、教授システム学研究センター)
2023年4月より現在 大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 教学DX部 教授
- 教育工学(インストラクショナル・デザイン)
- ヘルスプロモーション
- トレーニング科学
- 日本教育工学会
- 教育システム情報学会
- 日本臨床運動療法学会
- 日本公衆衛生学会
「中央大学におけるオープンバッジ活用
:「学修成果可視化」ツールとしての特徴を考える」
中央大学教育力研究開発機構長 中央大学副学長
2020年07月 中央大学副学長
2011年01月 中央大学副学長(~2014年11月)
2011年04月 中央大学情報環境整備センター副所長(~2013年03月)
2006年04月 中央大学大学院法務研究科教授
2001年04月 尚美学園大学教授(~2006年03月)
1995年03月 釧路公立大学専任講師・准教授(~2001年03月)
2000年03年 博士(法学、中央大学)
1992年03月 中央大学大学院法学研究科博士後期課程公法専攻満期退学
- 情報法、法情報学
- 英米加公法
- 比較憲法
- 日本カナダ学会(元会長、理事)
- 比較法学会理事
- 日米法学会評議員
- 日本公法学会、全国憲法研究会、憲法理論研究会会員
- 地方公共団体情報システム機構本人確認情報保護委員会委員長
- 佐藤信行「学修成果可視化とオープンバッジの活用」大学時報(日本私立大学連盟)410号(2023年5月)88頁
「オープンバッジを活用したDXの推進
~カルチャー変革とスキル開発の両輪~」
- 第1回オープンバッジ大賞 優秀賞企業部門
科学技術計算分科会 2024年度会合 AI で導く次世代のサイエンス ~AI+Science=?~
| 日時 | 2024年10月28日(月) 13:00-18:00(予定) |
|---|---|
| 会場 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2024年度秋イベント(28日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、BoF、29日:システム技術分科会、合同分科会)の一部です。 |
開催趣旨
近年、AIを科学に応用する取り組みが多様な分野で広がりを見せています。これらの取り組みは、従来の科学技術シミュレーションに対し、計算時間や資源の削減に寄与するだけでなく、複雑でモデル化が難しい現象の予測や、従来の手法では見つけられなかった新たな関係やパターンの発見につながるものとして、期待が寄せられています。
しかし、科学技術計算のためのAIモデルに関する研究開発はまだ始まったばかりであり、現在も改良に向けた試行錯誤が続けられています。さらに、AIモデルの予測結果の信頼性や、学習に必要な計算資源、などの課題も指摘されています。
そこで今回の科学技術計算分科会では、AIの科学技術計算への応用に取り組まれている専門家の方々を講師としてお迎えし、AI+サイエンスの現状や今後の展望についてお話しいただきます。また、講演後に講師や参加者の皆様が気軽に情報交換できるよう、コーヒーブレイクを長めに設定したプログラムを予定しております。
この機会に、AI+サイエンスに対する期待や疑問を存分に語り合っていただければ幸いです。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 12:30- | 受付開始(現地) |
|---|---|
| 12:50- | アクセス開始(オンライン) |
| [司会] 藤田 直行 (宇宙航空研究開発機構) | |
| 13:00-13:10 |
開催趣旨説明
南里 豪志 (九州大学)
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13:10-13:55 |
講演1
実験・計算科学・データ科学を組み合わせた材料研究(放射性廃棄物材料の例)
大窪 貴洋 (千葉大学)プロフィール
計算科学を援用した材料開発や物理化学研究は、ハードウェアや方法論の進展によって急速に進展している。今後、機械学習や人工知能に代表されるデータサイエンス、計算科学・実験データらを高度に融合することで、さらなる発展が見込まれる。講演者は放射性廃棄物や電池部材の材料研究を行っており、実用上の課題解決に重きをおいた研究を行っている。発表では、実験と計算科学、データサイエンスを組み合わせて材料研究を行った研究事例を紹介する。 固体電解質、放射性廃棄物、核磁気共鳴、第一原理計算、分子動力学計算
プレゼン資料(PDF:7.3MB)
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| 13:55-14:40 講演 40分+ 5分 |
講演2
高性能計算と人工知能で加速する脳シミュレーション
五十嵐 潤 (理化学研究所)プロフィール
脳情報処理機構や脳疾患機序の解明に向け、生理学実験やシミュレーションが盛んに行われ、全脳規模の結合構造や神経活動の観測、脳シミュレーションが取り組まれている。データは多様になり、データ量や処理の計算量は指数関数的に増加しており、可能性は広がる一方で、その扱いの困難さは増加している。これに対して、人工知能は、神経科学と高性能計算を結び付け、脳データ解析や数理シミュレーションを加速・拡張する可能性がある。本講演では、富岳による脳シミュレーションの例を紹介し、次の時代の脳シミュレーションに向けた、AIの適用可能性の検討や取り組みについて紹介する。 神経回路シミュレーション, 大脳皮質, コネクトーム、高性能計算、人工知能
プレゼン資料(PDF:3.7MB)
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| 14:40-15:25 講演 40分+質疑 5分 |
講演3
気象・気候分野におけるAI for Science
AIは気象・気候研究に役に立つか? 中野 満寿男 (海洋研究開発機構) プロフィール
ここ2,3年の大手テック企業によるAI天気予報モデルの開発には目をみはるものがありました。一方で、徐々に気象ドメイン側でもこれらのモデルの検証が進み、様々な問題点が指摘されるに至っています。本講演ではAI天気予報モデル研究をはじめとする気象・気候分野でのAI活用についてレビューしつつ、これから我々が進むべき道についても議論できればと思います。 数値天気予報, サロゲートモデル, 極端気象, 気候変動, 予測可能性
プレゼン資料(PDF:7.3MB)
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| 15:25-16:00 | 休憩+座談(35分) |
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16:00-16:45 |
講演4
産業界でのAI活用
サロゲートモデルでエンジニアリングを加速 宮本 裕平 (みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社) プロフィール
近年のAI・機械学習技術の発展に伴い、様々な産業分野においてその活用が始まっています。コンピュータを利用した物理シミュレーションにおいても、シミュレーションの一部をサロゲートモデルに置き換える計算高速化や、サロゲートモデルを用いた効率的な最適化検討など、新たな可能性が広がっています。本講演では、サロゲートモデルを活用してエンジニアリングを加速させるための展望についてお話しします。 機械学習, AI, サロゲートモデル, 数値解析, 物理シミュレーション
プレゼン資料(PDF:4.7MB)
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16:45-17:30 |
講演5
HPCとAIを活用した材料探索・シミュレーション技術の開発
吉本 勇太 (富士通株式会社) プロフィール
材料開発は、初期の研究段階から市場投入までに多大な時間とコストを要します。近年、HPCとAIを駆使した材料探索技術やシミュレーション技術が注目されており、これにより材料開発のサイクルを大幅に短縮することが期待されています。本発表では、弊社で開発を進めている、HPCとAIを活用した材料探索プラットフォームや、大規模・長時間の機械学習分子動力学計算を安定に実行する技術、データ間の因果関係を抽出する技術などについてご紹介します。 材料探索, 分子動力学, 機械学習, 原子間ポテンシャル, 因果発見
プレゼン資料(PDF:3.9MB)
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| 17:30-17:40 |
閉会挨拶
南里 豪志 (九州大学)
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| 17:40-18:00 |
座談
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講演者
実験・計算科学・データ科学を組み合わせた材料研究(放射性廃棄物材料の例)
2010年4月 - 2015年3月 千葉大学, 大学院 工学研究院, 助教
2007年10月 - 2010年3月 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 固体高分子形燃料電池基盤研究センター, 研究員
2005年4月 - 2007年9月 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 地層性分研究開発部門, 産学連携研究員.
- 固体電解質中のイオン伝導機構の解明
- 放射性廃棄物処分の安全評価研究
- 核磁気共鳴実験の開発
- 計算科学と実験を融合した解析法の開発
- 化学会
- 電気化学会
- セラミックス協会
- 原子力学会
- 核磁気共鳴学会
高性能計算と人工知能で加速する脳シミュレーション
2016年4月 - 2020年3月 理化学研究所 情報システム本部 上級研究員
2013年4月 - 2016年3月 沖縄科学技術大学院大学 神経計算ユニット スタッフサイエンティスト
2009年4月 - 2013年3月 理化学研究所 次世代計算科学研究開発プログラム 特別研究員 脳回路機能理論研究チーム
2007年4月 - 2009年3月 九州工業大学 生命隊工学研究科 研究員
2007年3月 九州工業大学 生命体工学研究科博士後期課程修了、博士(工学).
- 計算神経科学
- 大規模神経回路シミュレーション
- 振動的神経活動の情報処理における役割や脳疾患機序への関与
- 所属学会:神経回路学会学会、神経科学学会
- 受賞歴:CNS2019, Trainee Poster Competition Award
平成28年度 日本神経回路学会 全国大会 論文賞
平成23年度 日本シミュレーション学会研究賞
平成21年度 日本神経回路学会 全国大会 大会奨励賞
SACSIS2007「Cellスピードチャレンジ2007優秀賞 - 著書:山﨑匡、五十嵐潤、はじめての神経回路シミュレーション、森北出版
気象・気候分野におけるAI for Science
AIは気象・気候研究に役に立つか?
2007年5月~2010年3月 (財)地球科学技術総合推進機構 研究員
2010年4月-2017年3月 海洋研究開発機構 特任研究員
2017年4月-2023年10月 海洋研究開発機構 研究員
2018年11月-2019年11月 欧州中期予報センター Visiting Scientist
2023年4月-現在 横浜国立大学台風科学技術研究センターIMS客員准教授 (兼務)
2023年10月-現在 海洋研究開発機構 副主任研究員
- 台風などの極端気象予測
- 雲解像―渦解像大気海洋結合モデル
- 予測可能性
- 日本気象学会
- 米国気象学会
- 米国地球物理学連合
産業界でのAI活用
サロゲートモデルでエンジニアリングを加速
HPCとAIを活用した材料探索・シミュレーション技術の開発
2014年~2015年 株式会社東芝 生産技術センター
2015年~2023年 東京大学 大学院工学系研究科 特任助教・助教・講師
2023年4月~現在 富士通株式会社 富士通研究所
- 分子シミュレーション
- 機械学習の材料科学への応用
- 輸送現象
- 受賞歴:2020年度 日本機械学会 動力エネルギーシステム部門 優秀講演表彰 他2件
- 著書:マイクロ・ナノ熱工学の進展(エヌ・ティー・エス 2021年)(分担)
2024年度 秋イベント
| 日程 | 2024年10月28日(月)~29日(火) |
|---|---|
| 場所 | 神戸国際会議場 |
| 開催方法 | 10/28PM 科学技術計算分科会:ハイブリッド開催 教育環境分科会:ハイブリッド開催 10/28夜 BoF:集合開催 10/29AM システム技術分科会:ハイブリッド開催 10/29PM 合同分科会:現地開催のみ |
| 参加対象 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加費 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加申込み | 開催済 |
| 宿泊について | 各自で手配をお願い致します。各ホテルは大変込み合いますので、早めの手配をお勧めします。 |
全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 参加対象 | 参加費 | ||
|---|---|---|---|
| 10月28日 (月) |
科学技術計算分科会2024年度会合(13:00~18:00)
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SS研会員 | 会合:無料 |
教育環境分科会2024年度会合(13:30~17:25)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 | |
BoF "Birds of a feather"(19:30~21:00)
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SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会費:2,000円 | |
| 10月29日 (火) |
システム技術分科会2024年度会合(9:00~12:00)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 |
合同分科会2024年度会合 (13:30~17:50)
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SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 | |
| 懇親パーティ(18:10~19:30) | SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会費:3,000円 |
SS研ICTフォーラム2024 研究データ管理(RDM)とオープンデータの未来~研究データは宝の山!マネジメントの最前線~
| 日時 | 2024年8月8日(木) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 |
場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P2 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
近年、研究データの管理と活用が科学技術の発展においてますます重要な役割を果たしている。 研究データ管理(RDM:Research Data Management)は、データの収集、保存、共有、再利用を効率的 かつ効果的に行うための体系的なアプローチであり、適切な研究データ管理は、研究の透明性、再現性、 信頼性を向上させるだけでなく、異なる分野間のコラボレーションを促進し、新たな発見を生む可能性を 秘めている。同時に、オープンデータの動きも世界中で広がりつつある。オープンデータの推進は、 データの公共性と利便性を最大限に活用し、学術コミュニティ全体において、知識の進展を促進することが 期待されている。 このような状況を踏まえ、本年度のICTフォーラム2024では、研究データ管理とオープンデータの理解を 深めるために「研究データ管理(RDM)とオープンデータの未来 ~研究データは宝の山!マネジメントの最前線~」 をテーマとし、研究データ管理とオープンデータの最新動向や実践例を共有し、持続可能なデータ管理の実現や 利活用方法などについて議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会]廣瀬 幸(九州工業大学) | |
| 13:00~13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
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| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
オープンサイエンスと研究データ管理
~GakuNin RDMとその活用~ 下山武司(国立情報学研究所)プロフィール
国際的なオープンサイエンスの流れから、研究活動の公正性を保ちつつ、研究成果を広く共有し利活用できるようにするための、研究データ管理の重要性が高まってきています。この講演では、NIIが提供している、研究データ管理基盤「GakuNin RDM」を起点として、効果的に研究推進を進めるために、このツールをどのように活用し、研究者がより効率的に自身の研究データの管理・共有を実現するのかを説明します。 オープンサイエンス、研究データ管理、GakuNin RDM、研究公正、研究推進
プレゼン資料(8/27掲載)(PDF:12.9MB)
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| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
データサイエンス型歯科医療情報システムの
試験的運用 野崎一徳(大阪大学歯学部附属病院)プロフィール
岡真太郎(同上)プロフィール
データサイエンス型歯科医療情報システムの試験的運用では、歯科医療機器、情報機械、ビッグデータ、診療記録、AIサービスを活用し、近い将来の診療改善を目指しています。現在、歯科医療機器から収集されたデータをビッグデータ解析で処理し、AIサービスが診断や治療計画を支援するための準備を進めています。これにより、診療記録の統合管理と診療の質向上が実現できるよう努めています。 歯科医療機器, 情報機械, ビッグデータ, 診療記録, AIサービス
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| 14:55-15:05 |
休憩(10分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
富士通講演
安心安全な研究データ管理・流通の実現に向けて
研究活動の不正行為(捏造、改ざん、盗用)対策への課題と挑戦 鈴木和幸(富士通株式会社)プロフィール
研究データの管理や学内外への流通に際して、データの発信元や所有権、真正性の証明と合わせて、データ取引の証跡を改ざん不能なデジタルエビデンスとして管理することで、あらゆるデータに対し、安心安全でトラストな利活用を実現する、Fujitsu Computing as a Service Data e-TRUSTを活用した類似事例などを交えてご紹介します。 研究不正対策(改ざん抑止), 証跡・監査, 自己主権型データ流通, eシール
プレゼン資料(8/27掲載)(PDF:7.4MB)
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| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-16:55 講演 50分 |
パネルディスカッション
「研究データ管理(RDM)とオープンデータの未来~研究データは宝の山!マネジメントの最前線~」
モデレータ:上繁 義史(長崎大学)
パネリスト:下山 武司(国立情報学研究所)
パネリスト:岡 真太郎(大阪大学歯学部附属病院) パネリスト:鈴木 和幸(富士通株式会社) 講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:55~17:00 |
閉会挨拶
木戸 善之(岡山理科大学)
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| 17:00-17:30 | 休憩・懇親会準備 |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
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講演者
オープンサイエンスと研究データ管理
~GakuNin RDMとその活用~
特任准教授
1991年4月-2020年3月(株)富士通研究所, セキュリティ研究所
- 数式処理技術
- 暗号技術の研究開発
- 研究データ管理
- 電子情報通信学会、情報処理学会
- 2014年6月 電子情報通信学会 業績賞
- 2013年10月 ドコモ・モバイル・サイエンス賞, NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンド
- 2013年6月 情報処理学会 喜安記念業績賞受賞
- 2012年1月 暗号と情報セキュリティシンポジウムイノベーション論文賞受賞, 電子情報通信学会
- 2008年5月 情報処理学会 喜安記念業績賞受賞
- 2007年11月 第55回電気科学技術奨励賞(オーム技術賞)受賞, 電気科学技術奨励会
- 2007年10月 IWSEC2007 Best Paper Award, IWSEC2007実行委員会
- 1997年1月 暗号と情報セキュリティシンポジウム論文賞,電子情報通信学会
- 気付力が夢を叶える! 研究開発力を格段に高める思考と実践法、日刊工業新聞社 2012年
- 情報セキュリティ 暗号,認証,倫理まで、昭晃堂 2003年
- 情報セキュリティ事典、共立出版 2003年
データサイエンス型歯科医療情報システムの試験的運用
- 歯科医療情報学・分散無限前提のデータサイエンス
- 音声発話・構音障害
- 計算機科学・分散システム
- IEEE/ACM SC06 HPC Analytics Challenge Best paper, 2006
- 生体医工学会ベストリサーチアワード, 2011
- Journal of Dental Research 編集委員, 2024-
- ISO/TC 106, 215 委員, 2023-
データサイエンス型歯科医療情報システムの試験的運用
大阪大学 歯学部附属病院 オーラルデータサイエンス共同研究部門 特任助教
2016年 4月 大阪大学歯学部附属病院 研修歯科医
2021年 3月 大阪大学大学院歯学研究科口腔科学専攻 修了(博士(歯学))
2021年 4月 大阪大学歯学部附属病院 特任研究員
2023年 4月 大阪大学歯学部附属病院 特任助教
- 医療情報学
- 機械学習
- 個人情報保護
- 日本医療情報学会
- 日本歯科保存学会 認定医
- 日本歯内療法学会
安心安全な研究データ管理・流通の実現に向けて
研究活動の不正行為(捏造、改ざん、盗用)対策への課題と挑戦
Digital App Platform CaaSプラットフォーム部
- 2008年 株式会社FFCに入社(配属後、富士通資本100%のFAE/富士通アドバンストエンジニアリングに社名変更)
Windowsセキュリティ製品開発やWebアプリ画面コンポーネントなど開発に従事 - 2011年 共通技術部門でPKG製品の開発に従事するとともに、他部門とコア技術等で提案・開発支援などを実施
- 2016年 グッドデザイン賞 イベント運営支援ソリューション EXBOARDの開発に従事
https://www.g-mark.org/gallery/winners/9dd846d7-803d-11ed-af7e-0242ac130002 - 2022年 エンジン部品加工に関するAIモデル、および、AIモデル管理支援PKG「COLMINA 現場品質AI 運用管理パッケージ」開発に従事
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP626555_Z00C22A2000000/ - 2021年 会社統合に伴い富士通に移籍
- 2022年 異なるサービス間や個人や企業間の安心安全なデータ流通と活用を実現する「CaaS Data e-TRUST」のエンジニアとして開発や顧客提案などに従事
- 2022年 富士通と帝国データバンク、「日本版eシール」の社会実装に向けた実証実験結果の報告書を公表
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2022/11/9.html - 2022年 富士通Japanとの実証実験を開始 学修情報の証明と流通を目指す
https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/4717
SS研HPCフォーラム2024 HPC、どう使ってる? ~HPCをもっと楽しもう!~
| 日時 | 2024年8月6日(火) 10:00-16:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P1 (住所:東京都大田区新蒲田1-17-25) ハイブリッド開催(集合 + オンライン配信(ZOOM)) 配信は午前中のみとなります。是非、現地での討論にご参加ください。また、現地参加には人数制限があります。先着順となりますのでご了承ください。 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
今回のHPCフォーラムは、従来の講演会形式ではなく、参加者の皆さんが小グループに分かれて議論を行うワークショップ形式で開催し、より良いHPCの使い方について大いに討論して頂きたいと思います。
昨今、HPC上で実行されるアプリケーションはMPI等を使った並列シミュレーションだけではなく、大規模ワークフローの実行やPythonで記述されたフレームワーク経由でHPCを使う事例が増えてきています。
このように使い方が多様化するアプリケーションをHPC上でより良く使うには、個々のプログラムの性能や利用者毎の使い勝手だけでなく、システム全体の効率や利用者間の公平性などを総合的に考える必要があります。そこで、今回のHPCフォーラムでは、まず数名の講演者の皆様に、現在HPCがどのように使われているのか、もしくは、より良いHPCの利用に向けてどのような方法が考えられるか、などについてお話しして頂きます。その後、参加者の皆さんに小人数のテーブルに分かれて頂き、昼食も含めて3時間ほど、HPCの使い方について自由に討論(もしくは雑談)して頂きます。最後に、各テーブルでの討論の概要を参加者全体で共有することで、今後のより良いHPC環境の実現に向けた一歩に出来れば、と考えております。
前半の話題提供はオンラインと現地のハイブリッド開催ですが、後半の討論は現地のみでの開催です。是非この機会に現地でご参加いただき、HPCの使い方についての雑談をお楽しみください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 9:30- | 受付開始 (現地参加) |
|---|---|
| 9:50- | アクセス開始(オンライン参加) |
| [司会]富士通委員 | |
| 10:00-10:10 |
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
|
| 10:10-12:00 話題提供 |
話題提供(予定)
創薬DXプラットフォーム
プロフィール・アブストラクト
千葉 峻太朗(理化学研究所) 講演資料 (PDF:4.3MB)
天気予報を支えるHPC ~「数値予報」の実際~
プロフィール・アブストラクト
長谷川 昌樹(気象庁) 講演資料 (PDF:5.1MB)
生成AIで拓くものづくりの民主化と自動化
プロフィール・アブストラクト
西口 浩司(名古屋大学) 講演資料 (PDF:4.3MB)
スーパーコンピュータ「富岳」で学習した大規模言語モデルFugaku-LLM
プロフィール・アブストラクト
白幡 晃一(富士通株式会社) 講演資料(PDF:3.0MB)
HPCシステムのインタラクティブ化技術 大規模並列アプリの即時実行・効率化
プロフィール・アブストラクト
大辻 弘貴(富士通株式会社) 講演資料(PDF:3.9MB)
|
| 12:00-13:00 | ランチミーティング(60分) 軽食をご用意します。 |
| 13:00-14:10 グループ討論(70分) |
複数のグループに分かれて討論
|
| 14:10-14:20 | 休憩(10分) |
| 14:20-14:50 討論結果共有(30分) |
各グループでの討論結果を共有
|
| 14:50-15:00 | 閉会あいさつ |
| 15:00-16:00 | お時間のある方は残って自由討論(60分) |
講演者
創薬DXプラットフォーム
2013年-2017年 東京工業大学大学院 情報生命博士教育院
特任助教
2013年 東京工業大学大学院 生体分子機能工学専攻
櫻井実研究室 博士(工学)取得
- 生体分子の解析のための分子シミュレーション・機械学習
- 創薬計算のためのワークフロー構築
- 日本薬学会 構造活性相関部会 幹事・分野ファシリテータ
- ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)のWG03「バイオロジクス・ニューモダリティ」のリーダ
- 構造活性相関シンポジウム優秀発表賞(口頭) 「幾何学的相互作用解析と機械学習による抗原-抗体複合体側鎖モデル構造の妥当性予測」 第48回構造活性相関シンポジウム (2020年)
- 構造活性相関シンポジウム優秀発表賞(口頭) 「抗原・抗体複合体立体構造に基づく2アミノ酸同時変異戦略による新規抗体創製」第47回構造活性相関シンポジウム (2019年)
- IT創薬、DX、HPC,ワークフロー, スーパーコンピュータ「富岳」
天気予報を支えるHPC ~「数値予報」の実際~
数値予報モデル基盤技術開発室 調査官
2024年4月 数値予報課 調査官
2023年4月 気象衛星センター所長
2021年4月 気象衛星課長
2019年4月 気象衛星課 衛星運用事業管理官
2017年10月 企画課 技術開発調整官
2014年4月 情報通信課 プログラム班長
1987年-2014年 旭川地方気象台、札幌管区気象台、気象庁本庁
1983年4月 気象大学校
- 数値予報、データ同化、可用性、ジョブ制御、ワークフロー
生成AIで拓くものづくりの民主化と自動化
- 計算力学(非線形構造解析,流体構造連成解析)
- 高性能計算
- 3D生成AI
日本計算工学会
日本機械学会
自動車技術会
土木学会
日本建築学会
[受賞歴]
- 第29回計算工学講演会グラフィクスアワード特別賞(High performance賞),2024年6月,日本計算工学会
- 第27回計算工学講演会グラフィクスアワード最優秀賞,2022年6月,日本計算工学会
- 第27回計算工学講演会グラフィクスアワード動画賞,2022年6月,日本計算工学会
- 第26回計算工学講演会グラフィクスアワード特別賞(Meshman Data Science賞),2021年5月,日本計算工学会
- 応用力学論文奨励賞,2019年6月,土木学会 応用力学委員会
- 応用力学シンポジウム講演賞,2016年12月,土木学会 応用力学委員会
- 論文賞,2015年5月,日本計算工学会
- 奨学褒章,2010年3月,日本船舶海洋工学会
- 奨学褒章,2008年3月,日本船舶海洋工学会
- エクセレント・スチューデント・スカラシップ,2007年12月,広島大学
- 3D生成AI, ギガキャスト, スーパーコンピュータ「富岳」, 弾塑性解析, AI for Science
スーパーコンピュータ「富岳」で学習した大規模言語モデルFugaku-LLM
シニアプロジェクトディレクター
2015年4月 株式会社富士通研究所 コンピュータシステム研究所 入社
2018年10月~2021年3月 株式会社富士通研究所 ICTシステム研究所 シニアリサーチャー
2021年4月~2022年3月 富士通株式会社 ICTシステム研究所 主任研究員
2022年4月~2023年3月 富士通株式会社 コンピューティング研究所 プロジェクトマネージャー
2023年6月~2024年3月 富士通株式会社 コンピューティング研究所 リサーチディレクター
2024年4月~現在 富士通株式会社 人工知能研究所 シニアプロジェクトディレクター
- 深層学習や構造解析・流体・量子化学シミュレーションの高速化
- 性能と信頼性を両立する大規模言語モデル・生成AIの開発
- 情報処理学会
- 2020年、2021年スーパーコンピュータ「富岳」およびABCIを用いて機械学習処理性能ベンチマークMLPerf HPCで世界最高性能を達成
- 「富岳」、大規模言語モデル、分散並列学習、生成AI、深層学習
HPCシステムのインタラクティブ化技術
大規模並列アプリの即時実行・効率化
プリンシパルリサーチャー
プリンシパルリサーチャー
2016年4月 株式会社富士通研究所(現富士通株式会社)入社
2016年3月 筑波大学大学院コンピュータサイエンス専攻
博士後期課程修了
博士(工学)
- 高性能計算環境向けシステムソフトウェア
- 高速並列ファイルシステム
- ジョブスケジューラシステム
- 大規模並列システムの設計・構築および運用
- 情報処理学会学会(HPC研究会運営委員)
- IEEE会員
- HPCシステム, 効率化, ジョブスケジューラ, バッチキューシステム, タイムスライス実行
SS研教育環境フォーラム2024 人口減少時代の教育を支えるICT ~シーズ、ニーズ、デザインからの実践~
| 日時 | 2024年8月5日(月) 13:50-17:30 |
|---|---|
| 開催方法 |
富士通ソリューションスクエアS棟3階P1 (住所:東京都大田区新蒲田1-17-25) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
日本では、少子高齢化が急速に進展した結果、2008年をピークに総人口が減少に転じ、人口減少時代を迎えています。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、2020年の総人口は1億2,615万人でしたが、将来推計では2070年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は39%に達すると予測されています。
このような社会において、教育の重要性が一層高まる一方で、どのように効果的な教育を提供していくのかという課題が浮き彫りになっています。これらの課題に対して、ICTを活用した取り組みが進められています。
本フォーラムでは、「人口減少時代の教育を支えるICT」をテーマに、シーズ、ニーズ、デザインの観点から教育実践に関する話題提供を行い、議論していきます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載予定】
| 13:40- | アクセス開始(オンライン) |
|---|---|
| [司会] 久保田 真一郎 (熊本大学) | |
| 13:50-13:55 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
|
| 13:55-14:25 講演 30分 |
講演1
「データ活用型学習:日々の授業や学びに用いるラーニングアナリティクス」
堀越 泉 (京都大学)プロフィール
教育ICT 環境の整備が進み、1人1台端末を活用した授業実践も進んでいる。ICT活用型の授業は教え方・学び方の可能性を広げるとともに、学習者や教員がどのように学び、教えたかという教育データが蓄積する。本講演では、日々の授業や学びに用いられるラーニングアナリティクスとして、データ活用型の学習支援システムなどのシーズと、先進校のデータ活用型学習の事例を紹介する。 データ活用型学習,ラーニングアナリティクス,教育データ利活用,1人1台端末,NEXT GIGA
|
| 14:25-14:55 講演 30分 |
講演2
「人口減少社会時代の地域教育
-ICTを活用したT-baseのチャレンジ-」 佐藤 豊記 (北海道高等学校遠隔授業配信センター(T-base)次長)プロフィール
従来から「広域・分散型」とよばれる北海道での教育は、人口減少社会時代を迎えて、小規模校化が加速している。一方で学習指導要領は改訂によって生徒が学ぶ教科科目が増えると同時に、生徒の主体的な学び、個別最適化、共同的な学びなど現場が果たすべきミッションが増えている。小規模校の少ない人手で教育の保障を担保し、生徒の進路希望を実現するために北海道では札幌に遠隔授業配信センター(T-base)を設置し、24名の専任スタッフ(道立学校教員)が31校の道立高校に週250時間の授業をライブ配信している。現場の創意工夫と外部との連携によって、ICTを活用した新しい教育スタイルの確立に向けて、トライアンドエラーを繰り返しながら取り組んでいる。. 教育の質の保障, フラットな組織運営, 外部連携, メタバース, 公教育の役割,合同授業
|
| 14:55-15:10 | 休憩(15分) |
| 15:10-15:40 講演 30分 |
講演3
「ハイブリッド型授業の設計支援
~ リビルド法と授業デザインツールキット ~」 杉浦 真由美 (北海道大学)プロフィール
コロナ禍以降、オンライン教育のメリットが活かされた形で、ハイブリッド型教育の普及が推進されている。一方、多様な分野の教員が、同期型と非同期型を効果的に組み合わせてハイブリッド型授業を設計するのは容易ではなく、設計手法の開発が課題となっていた。 本講演では、大学教員のニーズに基づき開発した授業設計手法である「リビルド法」と、ハイブリッド型授業の設計を支援する「授業デザインツールキット」について紹介する。 ハイブリッド型授業, 授業設計, 授業デザイン, ツールキット, リビルド法
プレゼン資料(PDF:1.6MB)
|
| 15:40-16:10 講演 30分 |
講演4-1
「神山まるごと高専の学び
デザイン×テクノロジー×起業家精神」 鈴木 敦子 (神山まるごと高等専門学校 副校長)プロフィール
人口約4700人の徳島県神山町に、2023年4月私立の高専としては19年ぶりの新設校として、神山まるごと高専は開校しました。 高専, アントレプレナー教育, 共創, 次世代教育
|
| 16:10-16:20 講演 10分 |
講演4-2
「ともにイノベーションを!
神山まるごと高専と富士通がめざすこと」 濱上 隆道 (富士通株式会社)プロフィール
富士通は「神山まるごと高専」へ10億円を拠出しスカラーシップパートナーとなりました。投資をするだけではなく、学生との課外活動を実施してきました。その活動は、学生とともに学ぶ「Co-Learning」の場として捉え、一方通行の関係ではなく、学び合う関係を持ちながら進めてきました。本講演では、当社がパートナーとなった背景や、具体的な活動の内容、そして活動を通して生まれた変化などを紹介します。 パーパス, Co-Learning, 学生と社会人とのつながり, 人間の未来を変える新しいビジネス, イノベーション
プレゼン資料(PDF:3.5MB)
|
| 16:20-16:35 | 休憩(15分) |
| 16:35-17:25 講演 50分 |
パネルディスカッション
「人口減少時代の教育を支えるICT
~シーズ、ニーズ、デザインからの実践~」 ファシリテーター:
村上 正行 (大阪大学) パネリスト: 喜多 一 (京都大学)プロフィール 堀越 泉 (京都大学) 佐藤 豊記 (北海道高等学校遠隔授業配信センター (T-base)次長) 杉浦 真由美 (北海道大学) 鈴木 敦子 (神山まるごと高等専門学校 副校長) 濱上 隆道 (富士通株式会社) |
| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
|
| 17:30-17:45 | 休憩、懇親会準備 |
| 17:45-19:15 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
|
講演者/パネルディスカッション パネリスト
「データ活用型学習:日々の授業や学びに用いるラーニングアナリティクス」
「人口減少社会時代の地域教育
-ICTを活用したT-baseのチャレンジ-」
平成11年 洞爺村立北海道洞爺高等学校
平成19年 北海道江別高校学校教諭
平成27年 北海道札幌東陵高等学校教諭
令和 3年 北海道高等学校遠隔授業配信センター教諭
令和 5年 北海道高等学校遠隔授業配信センタ-次長
- 文部科学省学校戦略DXアドバイザー(令和5年~)
- 財務省北海道財務局財務行政アドバイザー(令和5年~)
- 北海道高等学校教育研究会地歴公民部会事務局長(令和6年~)
- 北海道高等学校政治・経済研究会理事(令和5年~)
- 公民科・家庭科連携学習会主宰(令和3年~)
「ハイブリッド型授業の設計支援
~ リビルド法と授業デザインツールキット ~」
- 日本教育工学会
- 教育システム情報学会
- 日本医学教育学会
- 日本インターベンショナルラジオロジー学会
(受賞)
Katsusuke Shigeta, Mayumi Sugiura(2023)Best-in-Track; Blended Teaching and Learning track, Rebuilding method : Developing the course design strategy for blended learning with an interactive toolkit, Online Learning Consortium; OLC Innovate 2023
(著書)
- 2018年 伝わる・身につく ナースのための教える技術 メディカ出版
- 2021年 医療者のための教える技術 オンラインと対面のハイブリッド型教育研修 メディカ出版
「神山まるごと高専の学び
デザイン×テクノロジー×起業家精神」
1993年4月 起業家支援団体ETIC.で活動開始(創業)
2000年3月 特定非営利活動法人ETIC.登記・事務局長就任
2021年8月 体制変更により同上理事退任
2024年4月 神山まるごと高専副校長就任
「ともにイノベーションを!
神山まるごと高専と富士通がめざすこと」
富士通入社後、29年間の東京で勤務。大手製造業をマーケットとしたセールス部門で活動後、2020年4月から徳島へ。 徳島支店長・支社長の3年間を経て、昨年4月~ CEO室 DX Divisionへ異動し、神山まるごと高専のコラボ活動を担務。
「人口減少時代の教育を支えるICT
~シーズ、ニーズ、デザインからの実践~
第46回SS研総会
| 日時 | 2024年4月26日(金) 総会 14:30-17:30 懇談会17:40-19:00 ※従来とは異なり「4月26日」開催となりますのでご注意ください。 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
総会:JR川崎タワー20階大会議室M203 |
| 参加対象 | SS研会員 |
| 参加費 | 総会:無料 懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。) |
| 参加申し込み | [開催済] 総会は無事終了しました。ありがとうございました。 |
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 14:00- | 受付開始 |
|---|---|
| 14:20- | ZOOMアクセス開始 |
| 14:30-14:35 |
挨拶
江口 義明(富士通株式会社)
|
| 14:35-14:45 |
開会挨拶・議案書投票結果報告
岡村 耕二(九州大学)
|
| 14:45-15:25 講演30分+QA10分 |
富士通講演
SLIMプロジェクトにおける富士通の役割
中野将弥(富士通株式会社)プロフィール
「SLIM」プロジェクトにおいて富士通が担っていた、衛星管制システム運用、画像航法支援、軌道決定の業務について紹介します。特に深宇宙探査機に対して40年近くの実績がある軌道決定運用を中心に、「SLIM」軌道決定の苦労や難しさ、ピンポイント月面着陸直前の軌道決定の裏側についてお話ししていきます。 軌道力学, 軌道決定,衛星管制システム運用, 画像航法支援
プレゼン資料(PDF:5.66MB)
|
| 15:25-15:35 | 休憩[10分] |
| 15:35-16:30 講演 45分+QA 10分 |
特別講演
小型月着陸実証機「SLIM」の月面着陸とその意義
坂井真一郎(宇宙航空研究開発機構)プロフィール
小型月着陸実証機「SLIM」は、準備期間を経て、2016年4月から活動を開始したJAXAプロジェクトである。開発された探査機は、2023年9月7日にH-IIAロケットによる地球周回軌道への投後、軌道遷移等を経て、2024年1月20日に月面へ着陸した。搭載カメラの画像から、着陸精度は少なくとも10m程度と評価されており、世界初となるピンポイント月面着陸を達成した。本講演では、着陸およびその後の運用結果を紹介し、その意義について述べる。 ピンポイント着陸, 航法誘導制御, 月着陸, 月惑星探査, 宇宙探査
プレゼン資料(PDF:12.1MB)
|
| 16:30-17:25 講演 45分+QA 10分 |
特別講演
玩具会社がSORA-Qを通じて宇宙事業に関わる理由や想い
赤木謙介(株式会社タカラトミー)プロフィール
宇宙産業とは遠い存在にある子ども達を相手に事業展開する玩具企業が、今回JAXAと月面ロボットを共同研究する事になった経緯や完成までの苦労について紹介、また月着陸実証機SLIMによる月面着陸後も含めて、玩具会社として今後どのような関わり方をしていくのか、玩具と子どもと宇宙を交えた構想について触れていきます。 SORA-Q、玩具の技術、宇宙産業と地上での活動
プレゼン資料(PDF:7.56MB)
|
| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)
|
| 17:30-17:40 | 移動・休憩 |
| 17:40-19:00 |
懇親会
※会費制:500円 |
講演者
SLIMプロジェクトにおける富士通の役割
小型月着陸実証機「SLIM」の月面着陸とその意義
宇宙機応用工学研究系 教授
SLIMプロジェクトマネージャー
- 人工衛星の姿勢制御、姿勢決定、ダイナミクス
- フォーメーションフライト、特に電磁気フォーメーションフライト
- 探査機の着陸航法誘導制御
- 日本航空宇宙学会
- 電気学会
- 日本工業新聞社 第14回先端技術学生論文 最優秀賞(文部大臣賞), 2000年
- 電気学会 電気学術振興賞(論文賞), 2000年
- 第51 回宇宙科学技術連合講演会, 若手奨励賞最優秀賞, 2007年
玩具会社がSORA-Qを通じて宇宙事業に関わる理由や想い
事業統括本部 メディア戦略室 D2C・CX戦略部 部長
BoF 2023年度 BoF "Birds of a feather"
BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会
| 日時 | 2023年11月27日(月)16:30~ |
|---|---|
| 開催方法 |
オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | SS研会員限定 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申し込み | [開催済] |
開催趣旨
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 16:30- | 開始 |
|---|---|
| 16:30-16:35 |
開催趣旨説明
高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)
|
| 16:35-17:00 25分 |
話題提供(全体)
「大学教育における生成AIの利用と課題を考える」
話題提供者 村上 正行 (大阪大学)プロフィール
2023年に入り、生成AIの開発が急速に進み、普及していることから、教育環境分科会でも「生成AIの教育利用を考える」「生成AIを活用した教育実践の現状と課題」の2つのイベントを行いました。本話題提供では、この2つのイベントで話題となった内容や、国内外における動向、私の所属する組織で作成したWebサイト「生成AI教育ガイド」などについて紹介し、BoFでの議論につなげられれば、と思います。 生成AI,教育利用,大学教育,ELSI
|
| 17:00-18:00 60分 |
グループ分け
各ROOMごとにディスカッション
ブレイクアウトセッションにてグループ分けを行います。各ROOMのコーディネーターの進行でディスカッションを行います。 |
話題提供者
大学教育における生成AIの利用と課題を考える
教育環境分科会 2023年度会合 生成AIを活用した教育実践の現状と課題
| 日時 | 2023年10月27日(金) 13:40-17:10 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
場所:神戸国際会議場 |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申し込み | 開催済み |
| その他 | 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会、合同分科会、27日:科学技術計算分科会、教育環境分科会)の一部です。 |
開催趣旨
生成AIの普及により、さまざまな場面での活用が進んできています。SS研教育環境分科会では、2023年8月に「生成AIの教育利用を考える」というタイトルでSS研教育環境フォーラム2023を開催し、生成AIの仕組みや教育利用における利点、問題点について議論しました。
本会合では、生成AIの教育利用についてより具体的に考えるために、語学や工学、教職など様々な分野における教育実践をご紹介いただき、今後の展開と課題について議論していきます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
| 13:30- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会] 松葉 龍一 (東京工科大学) | |
| 13:40-13:45 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
|
| 13:45-14:15 講演 25分 Q&A 5分 |
講演1
「生成AIは英語教育に何をもたらすのか?
―ChatGPT登場のインパクト―」 金丸 敏幸 (京都大学)プロフィール
生成AIの登場によって、高等教育は大きな影響を受けることが予想される。これまでのような授業では、学習者の安易なAI利用によって十分な学習効果が得られなくなる可能性もある。とりわけ日本の英語教育は、教師による指導というあり方から、AIを活用できる自律的学習者の育成へと大きな発想の転換が求められる。今回、AIを活用した自律的学習(AI-Assisted Autonomous Learning: AAAL)という考え方を紹介し、学び続けることのできる学習者の育成という新たな教育観について述べる。 生成AI, 英語教育, 協同学習, 自律的学習, AAAL
プレゼン資料(PDF:524KB)
|
| 14:15-14:45 講演 25分 Q&A 5分 |
講演2
「文系大学のデータ教育と生成AI
~これからのデータリテラシー教育~」 中鉢 直宏 (高崎商科大学)プロフィール
ChatGPTをはじめとする生成AIの登場は、大学をはじめとする教育界への影響は少なくない。教育現場では、どのように向き合い、既存の教育との折り合いをつけて活用させるか思案を重ねている。生成AIの影響は、データサイエンス教育も同様で、ChatGPTのAdvanced Data Analysis機能や新しい生成AIツールの登場により、生成AIは、データ加工から分析方法の選択、データ分析、グラフなどの視覚化まで可能にした。このことはデータリテラシーレベルの教育へのインパクトが大きい。このような様々な環境変化を踏まえ、新しい教育の在り方を考える。 データリテラシー, 生成AI, 一般情報教育, ChatGPT, データサイエンス
プレゼン資料(PDF:1.7MB)
|
| 14:45-15:00 | 休憩(15分) |
| 15:00-15:30 講演 25分 Q&A 5分 |
講演3 ※リモート講演
「『学修者本位の教育』を実現させるための生成AIを用いた教職支援とは」
森本 康彦 (東京学芸大学)プロフィール
学修者本位の教育の実現には、学修者自身が「何を学び、何ができるようになったか」という視点が大切です。学びの主役は学修者であり、生成AIには、学びを主導する学修者に、タイミングよくナイスアシストをしてくれたり、時にはそっと背中を押してくれたり、何気に誘導してくれたりするeパートナーとしての役割を与えることが必要です。そこで、本講演では、教員養成課程において、学修者本位の教育を実現させるための生成AI活用のあり方やその方法について議論します。 生成AI活用,eポートフォリオ,学習データ,学習支援,学習評価,教員養成
プレゼン資料(PDF:5.9MB)
|
| 15:30-16:00 講演 25分 Q&A 5分 |
講演4
「学習段階に応じた生成AI利用教育提案」
村上 祐子 (立教大学)プロフィール
生成AIの社会受容の進展は急速に進むと考えられるが、分野や地域・機関によって変容の在り方は異なると予想される。教育現場でも学習者のニーズによって異なる内容・教育方法が求められることになる。当講演では高等教育における学習段階による学習項目の提案を行う。 生成AI,情報教育, 高等教育, 科学コミュニケーション
|
| 16:00-16:15 | 休憩(15分) |
| 16:15-17:05 50分 |
パネルディスカッション
「生成AIを活用した教育実践の現状と課題」
ファシリテーター:
重田 勝介 (北海道大学) パネリスト: 金丸 敏幸 (京都大学) 中鉢 直宏 (高崎商科大学) 森本 康彦 (東京学芸大学) 村上 祐子 (立教大学) |
| 17:05-17:10 |
閉会挨拶
隅谷 洋 (広島大学)
|
講演者
「生成AIは英語教育に何をもたらすのか?
―ChatGPT登場のインパクト―」
「文系大学のデータ教育と生成AI
~これからのデータリテラシー教育~」
2014年5月-2016年3月 島根大学 教育・学生支援機構教学企画IR室 助手
2016年4月-2021年3月 帝京大学 高等教育開発センター 助教・講師
2021年4月-現在 高崎商科大学 商学部経営学科 講師
- 情報教育学(一般情報教育、データリテラシー)
- 情報システム学
- 教育工学
- 情報処理学会
- 情報システム学会
- 教育工学会
「『学修者本位の教育』を実現させるための生成AIを用いた教職支援とは」
学習院大学理学部数学科卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究科修了、修士(教育学)。長岡技術科学大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。 三菱電機株式会社情報技術総合研究所勤務の後、広島市立牛田中学校教諭(数学)、千葉学芸高等学校教諭(情報)、富士常葉大学准教授を経て、2009年東京学芸大学情報処理センター准教授、2017年同大学教授。2020年から現職。 エンジニアとして、また、中学校、高校教諭としての経験に加え、教育工学の知見を生かしながら、これからの学校教育に欠くことのできない、先進的な研究に従事している。
- eポートフォリオ
- eラーニング
- 初等中等教育におけるICTを活用した学びとその評価
- 教育AI活用
- 日本情報科教育学会 会長
- 日本教育工学会 理事
- 教育システム情報学会2018年度および2020年度論文賞を受賞
「学習段階に応じた生成AI利用教育提案」
- 情報哲学・情報倫理
- 道徳推論体系
- 科学哲学
- 応用哲学会
- 日本哲学会
- 日本科学哲学会
- 科学基礎論学会
- 情報処理学会
- IEEE
科学技術計算分科会 2023年度会合 富岳スペシャル4.0 ~拡がる応用~
| 日時 | 2023年10月27日(金) 分科会 9:00-12:40 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会、合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「2021年3月に共用を開始したスーパーコンピュータ「富岳」は、利用のすそ野を広げるという当初の構想の通り、様々な研究分野で活用されており、社会実装のフェーズに進んだ応用も見られています。その成果は広範かつ深淵であり、私たちの日常生活にも大きな影響を及ぼしています。SS研では、過去に「富岳スペシャル」、「富岳スペシャル2.0」、「富岳スペシャル3.0」と銘打って、「富岳」の利用技術や応用事例を紹介するイベントを開催してきました。これらのイベントは、科学者、エンジニア、一般市民に富岳の進化とそれがもたらす影響を理解していただくための貴重な機会となってきました。そして今回、私たちは「富岳スペシャル4.0」を開催します。このイベントでは、これまでとは違う新しい応用の事例や、社会実装につながった事例を紹介することで、スーパーコンピュータ「富岳」の現時点の成果を確認するとともに、今後のさらなる拡がりを感じていただく機会にしたいと考えております。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ開催後に順次掲載予定】
| Session1 [前半司会]佐藤 賢斗 (理化学研究所) | |
|---|---|
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
南里 豪志 (九州大学)
|
| 9:05-9:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「富岳で迫る太陽風の起源」
飯島 陽久(名古屋大学)プロフィール
太陽からは超音速のプラズマ流(太陽風)が定常的に噴出されている。20世紀中盤に発見されて以降、太陽風の起源は宇宙物理学における代表的難問の一つと位置づけられてきた。我々は「富岳」を利用することで、エネルギー源である太陽内部から太陽風加速までを一貫して解くことに成功した。これにより、人為的な仮定を極力排除しつつ太陽風の起源に迫ることが出来る。講演では、その成果の概要を手法面での工夫も交えつつ紹介する。 太陽, 乱流, 磁気流体力学, プラズマ, 有限差分法
プレゼン資料(PDF:31.2MB)
|
| 9:55-10:45 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「大規模計算とデータ駆動手法による高性能永久磁石の開発」
福島 鉄也(産業技術総合研究所) プロフィール
「富岳」成果創出加速プログラム(大規模計算とデータ駆動手法による高性能永久磁石の開発)では、不規則系磁性材料を対象とした大規模物性データベースの構築を通じ、高性能磁性材料の開発を実施した。本発表では、我々がKorringa-Kohn-Rostoker (KKR) グリーン関数法を用いて構築してきた磁気物性データベースの紹介と、それに立脚したデータ解析について発表を行う。 KKRグリーン関数法, コヒーレントポテンシャル近似, 不規則系, 電子状態, 磁性, スピントロニクス材料, 永久磁石材料
プレゼン資料(PDF:11.3MB)
|
| 10:45-10:55 | 休憩(10分) |
| Session2 [後半司会]伊達 進 (大阪大学) | |
| 10:55-11:45 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「「富岳」を活用した水まわり住宅設備機器開発のための混相流シミュレーション」
佐々木 一真(TOTO株式会社) プロフィール
水まわりにおけるエコ・快適性・清潔性を両立した「サステナブル・プロダクツ」を開発するため、富岳の大規模並列処理を用いてシャワーや浴室における微小水滴や薄膜流れ等の気液混相流を計算する数値モデルを開発した。令和4年度の「富岳」産業課題では数値モデルの計算精度を評価するための検証を行うとともに、開発したフレームワークを実際のシャワー・浴室の製品性能評価に適用することで、「サステナブル・プロダクツ」開発への有効性を実証した。 富岳,非構造格子,粒子法、流体解析,混相流
プレゼン資料(PDF:10.6MB)
|
| 11:45-12:35 講演 40分 Q&A 10分 |
富士通講演
「スーパーコンピュータ「富岳」と「発見するAI」で、がんの薬剤耐性に関わる未知の因果メカニズムを高速に発見する新技術を開発」
栗原 康志(富士通株式会社) プロフィール
遺伝子間の因果関係の構造は、各遺伝子の状態により大きく変動します。薬剤開発や既存薬の再配置においては未知の因果構造を発見することが重要ですが、遺伝子の状態のパターン数は実用的な時間では探索が終わらないほど膨大となっています。そこで、「発見するAI」の条件探索と因果探索を高速化し、スーパーコンピュータ「富岳」上で実行することで、実用的な時間内で組み合わせパターンを網羅的に探索する技術を開発しました。本発表では,「発見するAI」の条件探索と因果探索の高速化について紹介します。 機械学習, Wide Learning, 因果探索, LiNGAM, A64FX, 高速化
プレゼン資料(PDF:2.04MB)
|
| 12:35-12:40 |
閉会挨拶
藤田 直行 (宇宙航空研究開発機構)
|
講演者
「富岳で迫る太陽風の起源」
2016年4月 名古屋大学宇宙地球環境研究所 特任研究員
2019年4月 名古屋大学宇宙地球環境研究所 特任助教 (現在に至る)
- 太陽物理学
- 日本天文学会 所属
- 日本地球惑星科学連合 所属
- 2021年度HPCI利用研究課題優秀成果賞 受賞
「大規模計算とデータ駆動手法による高性能永久磁石の開発」
2008年11月 ラクイラ大学(イタリア) 博士研究員
2010年11月 大阪大学大学院基礎工学研究科 特任研究員
2011年12月 大阪大学大学院基礎工学研究科 助教
2015年12月 大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究センター
2023年4月 産業技術総合研究所 機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター チーム長
- 第一原理計算
- マテリアルズデザイン
- マテリアルズインフォマティクス
- 日本物理学会
- スピントロニクスのための計算機ナノマテリアルデザイン
- 人工知能・機械学習・ディープラーニング:関連技術とその活用
「「富岳」を活用した水まわり住宅設備機器開発のための混相流シミュレーション」
2016年4月 TOTO株式会社 入社
- 数値流体力学(気液二相流)
- 第20回計算工学講演会 ベストペーパーアワード受賞
- 第28回計算力学講演会 日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞受賞
- 第29回数値流体力学シンポジウム ベストCFDグラフィックスアワード受賞
- 第9回「富岳」を中核とするHPCIシステム利用研究課題 成果報告会
HPCI利用研究課題優秀成果賞受賞
「スーパーコンピュータ「富岳」と「発見するAI」で、がんの薬剤耐性に関わる未知の因果メカニズムを高速に発見する新技術を開発」
2009年3月 九州大学大学院情報科学研究院電気工学専攻修士課程修了
2009年4月~ 株式会社富士通研究所に入社。現在、Arm HPC向けAIソフトウェアの開発・高速化に従事
- Arm HPC向けAIソフトウェアの開発・高速化
- システム・アーキテクチャ(IPSJ-ARC)研究会
合同分科会 2023年度会合 「イノベーション」
| 日時 | 2023年10月26日(木) 分科会 13:30~17:45 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 | 場所:神戸国際会議場 集合開催(当日の各講演の配信予定はありません。) ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申し込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会、合同分科会、27日:科学技術計算分科会、教育環境分科会の一部です。) |
開催趣旨
現在、生成AIが大きな注目を集めています。その発展は計算機性能の向上とビッグデータの 増加によって日々加速されています。しかし、社会を変えうる技術は生成AIだけではありま せん。私たちの社会が直面している課題は多岐にわたり、これらの課題を解決するためには単 一の技術だけではなく、様々な技術やアイディアを組み合わせて新たなイノベーションを生 み出すことが必要です。 今年の合同分科会では、「イノベーション」をテーマに、各分野で進められているイノベーシ ョンの芽を紹介します。それぞれの分野でどのような未来(ビジョン)を想定し、そのビジョ ンに向けた現在の行動をバックキャスティングしているかについて触れることで、皆さまの 新たな気付きにつながり、イノベーションの一助となれば幸いです。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| Session1 [司会]荒井 亮太(富士通) | |
|---|---|
| 13:30-13:40 |
会長挨拶
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
立川 智章 (東京理科大学)
|
| 13:40-14:25 講演 35分 Q&A 10分 |
講演1
環境研究のイノベーション 衛星とサプライチェーンまで
金本 圭一郎 (総合地球環境学研究所)プロフィール
私達の消費は、サプライチェーンを通じて、その消費地とは全く違った場所で様々な環境問題を引き起こしている。しかしながら、今朝飲んだコーヒーが、ブラジルで引き起こした森林伐採や生物多様性の損失をたどることは難しい。本研究では、社会科学と自然科学の共同のために必要なイノベーションの芽を紹介する。 サプライチェーン, 環境問題, 衛星, 消費, 生物多様性
プレゼン資料(10/26版)(PDF:8.1MB)
|
| 14:25-15:10 講演 35分 Q&A 10分 |
講演2
福井県に於ける衛星データ利活用の推進
利用事例とシステムのご紹介
山西 康介 (株式会社ネスティ)プロフィール 福井県では「福井県民衛星プロジェクト」と銘打ち、宇宙産業を新たな地域の産業とすべく産学官金が一体となり、プロジェクトに取り組んでいます。福井県民衛星「すいせん」は全国初の自治体主導の超小型人工衛星として2021年の3月22日に無事打ち上げが成功し現在も安定して観測を行っています。当社は富士通さんと共に福井県及び県内の自治体向けに衛星データを利用した地域改題解決型のソリューションを開発・提案しています。本公演では利用例やシステムの内容等をご説明させて頂きます。 衛星データ利活用, 森林, 農業, 河川管理, 防災, 観光
|
| 15:10-15:25 | 休憩(15分) |
| Session2 [司会]楫 勇一(名古屋大学) | |
| 15:25-16:10 講演 35分 Q&A 10分 |
講演3
我々は宇宙で孤独な存在なのか?
地球外生命探査に向けた試行錯誤
大石 雅寿 (国立天文台)プロフィール
生命はどのように始まったのか?この人類の長年の疑問に宇宙的視点から取り組むのが、天文学、物理学、化学、生物学、地球物理学などの学際協力によるアストロバイオロジーである。太陽系外惑星が5000個以上発見され、その中には生命を育む環境もあると考えられている。太陽系内にも地球以外に生命存在の可能性がある。講演では、いつ成功するか分からない、常識にとらわれない発想が必要な地球外生命探査に向けた取り組みをご紹介する。 地球外生命探査, アストロバイオロジー, 非常識な発想, 我々は孤独?, 学際協力
プレゼン資料(10/26版)(PDF:8.6MB)
|
| 16:10-16:55 講演 35分 Q&A 10分 |
講演4
デジタルツインによる製造業イノベーション
松尾 裕一 (東京理科大学)プロフィール
デジタルツインは,M.Grievesが2002年にPLMコースでその概念を提唱し,2012年にNASAが宇宙機の寿命予想にはじめてデジタルツインという言葉とともに使ったとされる.2019年にはガートナーが注目ワードの一つに挙げ,最近では,製造業だけでなく建築・土木,防災,ヘルスケアなど様々な方面でデジタルツインという言葉を見聞するようになった.ただ,主にコンセプトが先行し,内容,実態,課題,将来展望などについて興味を持たれている方は多いと思う.我々は,デジタルツインは技術ではなく仕組みや枠組みと捉えており,計測と解析の融合,ITとOTの融合,リアルタイム処理といった新たな技術的側面を炙り出していると考えている.本講演では,イノベーションの材料としてデジタルツインについて製造業の状況や課題・展望を述べるとともに,東京理科大学における教育や人材育成における適用例を紹介する デジタルツイン, サイバー・フィジカル・システム, IoT, データ駆動, リアルタイム処理
プレゼン資料(10/26版)(PDF:13.6MB)
|
| 16:10-16:55 講演 35分 Q&A 10分 |
講演5
量子通信におけるイノべーション
永山 翔太 (慶応義塾大学)プロフィール
この講演では、量子コンピュータとその応用領域である量子インターネットに焦点を当てます。量子コンピュータは、単なる高性能計算機以上の存在であり、量子力学に基づいた新たな計算のパラダイムを開拓しています。さらに、これらの量子コンピュータをネットワーク化することで生まれる「量子インターネット」は、遠隔地の量子コンピュータの連携はもちろん、量子センサーデータの効率的な流通や破られることのない暗号システムの実現が期待されています。本講演では、量子情報技術の多面的な魅力を解説するとともに、この学際的な領域が育む多様なサブフィールドについても紹介します。研究開発の最新動向から、未来に向けた展望、さらには世界的な量子情報技術の競争状況についても議論します 量子コンピュータ、量子ネットワーク、量子インターネット、量子情報技術
プレゼン資料(10/26版)(PDF:15.6MB)
|
| 17:40-17:45 |
閉会挨拶
野田 茂穂 (理化学研究所)
|
| 17:45-18:10 | 休憩、懇親会準備(15分) |
| 18:10-19:30 |
懇親パーティ
※会費制:3,000円(当日受付にて申し受けます)
|
講演者
環境研究のイノベーション
衛星とサプライチェーンまで
- 産業エコロジー
- 計算サステナビリティ学
- 環境経済学
- 産業連関分析
- ネットワーク分析
- 国際産業エコロジー学会
- 国際産業連関学会
- 日本LCA学会
福井県に於ける衛星データ利活用の推進
利用事例とシステムのご紹介
我々は宇宙で孤独な存在なのか?
地球外生命探査に向けた試行錯誤
デジタルツインによる製造業イノベーション
2003年10月- 2020年3月 宇宙航空研究開発機構
2020年4月 - 現在 東京理科大学
- 航空宇宙工学
- 数値流体力学,計算工学
- スーパーコンピュータ,並列処理
- 日本機械学会
- 日本航空宇宙学会
- 日本流体力学会
- 日本計算工学会
- ゴードンベル賞(1996年)
量子通信におけるイノべーション
慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任准教授
SS研システム技術分科会会合2023 AIセキュリティの未来 ~進化する脅威と防御~
| 日時 | 2023年10月26日(木) 9:00-12:30 |
|---|---|
| 会場 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会、合同分科会、27日:科学技術計算分科会、教育環境分科会)の一部です。 |
開催趣旨
近年、AIセキュリティへの理解と対策がますます重要となってきている。人工知能(AI)技術は急速に進化しており、 私たちの日常生活やビジネスに革命をもたらし、金融、医療、製造、輸送など、社会のさまざまな分野にAIが活用されている。 しかしながら、この急速な技術進化の中で、セキュリティの状況は大きな変貌を遂げつつある。AI技術の進歩は新たな可能性を 切り拓く一方で、その悪用も拡大するリスクがあることを理解しておかなければならない。AIを悪用する攻撃者は、より高度で 洗練された手法を開発し、私たちのデータやプライバシー、社会の安定性に危険をもたらす恐れがある。 このような状況を踏まえ、本年度のシステム技術分科会 2023年度会合では、AIセキュリティへの理解と対策を深めるために、 「AIセキュリティの未来 ?進化する脅威と防御?」をテーマとし、AIセキュリティに関する最新の情報と知識を共有し、 将来の脅威に対処するための情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 8:50- | ウェビナー接続開始 |
|---|---|
| [司会]上繁 義史 (長崎大学) | |
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
|
| 9:05-9:50 講演 35分 Q&A 10分 |
講演1
KDIXのセキュリティ教育の取組
社会情報学実習・高度人材育成事業との連携
柏崎 礼生(近畿大学)プロフィール
近畿大学情報学部(KDIX)は定員330人の学部であり、2年次進級時に知能システム、サイバーセキュリティ、実世界コンピューティングの3コースに分かれる。本講演ではサイバーセキュリティコースを担当する教員が、このコースの特色を説明するとともに、企業と連携して担当する特色あるカリキュラムである「社会情報学実習」や、学外の高度人材育成事業を利用する取り組みについて紹介する。 セキュリティ教育, 産学連携, 高度人材育成事業
プレゼン資料(PDF:128MB)
|
| 9:50-10:35 講演 35分 Q&A 10分 |
講演2
AIとセキュリティの今とこれから
~何が変わったのか、何が変わるのか~ 長谷川 長一(株式会社ラック)プロフィール
急速な生成系AIの発展と普及とデジタルトランスフォーメーション(DX)は、私たちの生活や業務に大きな変化をもたらしました。それは同時にサイバー攻撃の手口にも変化をもたらし、サイバーセキュリティ対策にも大きな影響を与えました。この講演では、AIとセキュリティのこれまでの動向とこれからの変化を大いに私見を交えてお話いたします。 サイバーセキュリティ, AI, ディープラーニング, サイバー攻撃, セキュリティ対策
プレゼン資料(PDF:3.2MB)
|
| 10:35-11:20 講演 35分 Q&A 10分 |
講演3
サイバー攻撃(ランサムウェア感染)と対応について
~起きてしまったから分かること~
菊池 悟(東京コンピュータサービス株式会社)プロフィール
当社が2022年1月4日にプレスリリースを行った、サイバー攻撃被害に関するインシデント事案について、一連の対応を可能な範囲で説明するとともに、改めてサイバー攻撃についてどのように考え、対応してきたかを、振り返ります。 また、可能な範囲でステークホルダーとの影響や社内影響(社員負担やシステム影響)についても紹介いたします。 本事例を参考にしていただき、対策を検討する上での一助となれれば幸いです。 サイバー攻撃、ランサムウェア、情報漏洩、対策本部、nightsky
プレゼン資料(PDF:3.6MB)
|
| 11:20-11:35 | 休憩(15分) |
| 11:35-12:25 講演 50分 |
パネルディスカッション
「AIセキュリティの未来 ~進化する脅威と防御~」
モデレーター: 廣瀬 幸 (九州工業大学) パネリスト: 柏崎 礼生(近畿大学) 長谷川長一(株式会社ラック) 菊池 悟 (東京コンピュータサービス株式会社) |
| 12:25-12:30 |
閉会挨拶
永田 正樹 (静岡大学)
|
講演者
KDIXのセキュリティ教育の取り組み
社会情報学実習・高度人材育成事業との連携
- 広域分散システム
- レジリエンス
- セキュリティ漫談
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- IEEE
- ACM
- 情報処理学会山下記念研究賞(2018年)ほか受賞(あやしいのも含めて)多数
AIとセキュリティの今とこれから ~何が変わったのか、何が変わるのか~
IPA 情報処理安全確保支援士講習統括委員会委員、長野県警サイバー犯罪対策アドバイザー。ISC2 CISSPレビュートレーニングセミナー 認定主任講師、東京電機大学 国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec) 講師、九州工業大学 情報工学部 非常勤講師、 高知高専 非常勤講師、北九州高専 非常勤講師。
2022年04月~ 現職
2008年06月 株式会社ラック入社
2004年06月 日本ユニシス株式会社(現・BIPLOGY)入社
1988年04月 ソフトバンク株式会社入社
- サイバーセキュリティ運用
- 情報セキュリティ監査
- サイバーセキュリティ教育
- 「IT現場のセキュリティ対策完全ガイド」
- 「情報セキュリティプロフェッショナル教科書」(共著)
- 「情報セキュリティ監査公式ガイドブック」(共著)
- 「ネットワークセキュリティ」(共著)
サイバー攻撃(ランサムウェア感染)と対応について ~起きてしまったから分かること~
2022年 6月 東京コンピュータサービス(株) 情報システム室 次長(兼任)
2021年 8月 東京コンピュータサービス(株) 理事補役
2021年~2022年 富士通関東パートナー会 システム部会長
2014年 6月 東京コンピュータサービス(株) 第二システム部長
2023年度 秋イベント
| 日程 | 2023年10月26日(木)~27日(金) |
|---|---|
| 場所 | 神戸国際会議場 |
| 開催方法 | 10/26 合同分科会:現地開催のみ 10/26,27 三分科会(システム、科学、教育):ハイブリッド開催 ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加費 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加申込み | 開催済 |
| 宿泊について | 各自で手配をお願い致します。各ホテルは大変込み合いますので、早めの手配をお勧めします。 |
-
全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい
| 参加対象 | 参加費 | ||
|---|---|---|---|
| 10月26日 (木) |
システム技術分科会2023年度会合(9:00~12:30)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 |
合同分科会2023年度会合(13:30~17:45)
|
SS研会員 | 会合:無料 | |
| 懇親パーティ(18:10~19:30) | SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会費:3000円 | |
| 10月27日 (金) |
科学技術計算分科会2023年度会合(9:00~12:40)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
教育環境分科会2023年度会合 (13:40~17:10)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 |
SS研HPCフォーラム2023 自然言語処理と高性能計算~シナジーを探る~
| 日時 | 2023年8月21日(月) フォーラム 13:30-17:15 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
場所:富士通汐留本社24階大会議室 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申し込み | 開催済み |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
自然言語処理において、従来から多様な高性能計算技術が積極的に利用されてきました。特に最近では、大規模言語モデルを用いた機械学習で新たな進歩が遂げられており、注目を集めています。本フォーラムでは、このような大規模な言語処理と高性能計算技術の関係に焦点を当て、それぞれの立場で研究に携わられている皆様を講演者としてお招きし、これまでの取り組みを紹介していただくとともに、今後の展望についてお話しいただければ、と考えております。本フォーラムが、講演者の皆様からの洞察をもとに、大規模言語処理と高性能計算の両分野の最新動向を理解し、未来の可能性を探求する有益な機会となることを期待しています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ、開催後に順次本ページに掲載予定】
| 13:30- | 開始 |
|---|---|
| [前半司会]伊達 進(大阪大学) | |
| 13:30-13:35 |
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
|
| 13:35-14:15 講演 30分 Q&A 10分 |
講演1
「生成AIが投げかけるもの~生成AI時代の行く末~」
穴井 宏和
(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所客員教授/富士通株式会社 富士通研究所 プリンシパルリサーチディレクター)プロフィール 深層学習のもたらした第3次AIブームを経て、今まさにAIが予測・認識・判別から生成まで圧倒的な高い知的レベルを達成し、世の中へ絶大なインパクトを与えている。本講演では、大規模言語モデルやChatGPTをはじめとする生成AIの出現を受け、とてつもないスピードで進化するテクノロジーの功罪を理解しどのように対処し活用していくべきなのか、また、どのようにテクノロジーが発展し浸透していくのか、我々の取り組み事例を取り上げながら考察する。 生成AI, 大規模言語モデル, ChatGPT, AIトラスト
プレゼン資料(8/28掲載)(PDF:17.7MB)
|
| 14:15-14:55 講演 30分 Q&A 10分 |
講演2
「ChatGPTが開く新世界」
松田 卓也
(神戸大学名誉教授/ブロードバンドタワーAI2オープンイノベーション研究所)プロフィール 2022年11月30日にOpenAIからChatGPTが発表されて、瞬く間に世界を席巻した。2023年3月にはChatGPT plusが発表されて、基本的なエンジンがGPT-3.5からGPT-4に変わった。これらの出来事は人類史を変えるイベントであるというのが私の認識である。ChatGPTが発表される以前の世界はBC(紀元前:Before ChatGPT)であると言っても過言でない。現状のGPT-4の知的能力は言語能力においては人間を圧倒しているが論理数学能力では普通の人間と同等程度である。論理数学能力において人間の知的能力を圧倒するようになったものが超知能である。超知能の出現は2029年まで起きるだろうと言うのが私の予想である。そうなると世界は後戻りできない変化を被る。これがシンギュラリティである。シンギュラリティは近い。 人工知能, 大規模言語モデル, 超知能, シンギュラリティ
プレゼン資料(8/22掲載)(PDF:1,026KB)
|
| 14:55-15:35 講演 30分 Q&A 10分 |
講演3
「BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルによる多言語係り受け解析」
安岡 孝一(京都大学)プロフィール
係り受け解析は、言語処理の基礎的手法であると同時に、ヒトとコンピュータが言語の構造を共有する手段の一つである。BERTやGPTに代表される言語モデルの発展により、複数の言語にまたがる解析手法が現実的になってきたが、かえってそれは、言語間の差異を顕わにする結果となった。では、多言語にまたがる係り受け解析は実現可能なのか。HPCは、それにどう寄与しうるのか。本発表では、BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルをもとに、多言語にまたがる係り受け解析について考察する。 言語モデル,孤立語,膠着語,隣接行列,接続確率
プレゼン資料(8/24掲載)(PDF:1.3MB)
|
| 15:35-15:50 | 休憩(15分) |
| [後半司会]佐藤 賢斗(理化学研究所) | |
| 15:50-16:30 講演 30分 Q&A 10分 |
講演4
「対話型文章生成AIの構築技術
各構成技術の役割や導入背景などの解説」 鈴木 潤(東北大学)プロフィール
ChatGPTに代表される対話型文章生成AIが,研究分野のみならず産業界や一般社会においても注目を集めている.対話型文章生成AIはニューラルネットによる言語モデルを基本(出発点)として幾つかの要素技術の集合体として構築されている.本講演では,対話型文章生成AIを構築する際に用いられる要素技術の集合をおおまかに整理して紹介する.また,各技術の役割や導入背景などを説明し,どのような過程を経て現在の対話型文章生成AIに到達したのかについて説明する. 自然言語処理, 機械学習, 対話型文章生成AI, 言語モデル, 大規模分散学習
プレゼン資料(8/24掲載)(PDF:5.6MB)
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| 16:30-17:10 講演 30分 Q&A 10分 |
講演5
「日本語とマルチ言語の混合データセットにおける
大規模言語モデルの構築」 小島 武(東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻)プロフィール
近年、大規模言語モデルの飛躍的な発展により、地域に特化した言語(例:日本語)でのモデル構築が盛んとなっている。本講演では、日本語とマルチ言語(英語主体)の混合データセットを用いて、大規模言語モデルを事前学習により構築し、日本語単体データセットでの事前学習と比べた時のパフォーマンス差異を実証する。 大規模言語モデル, スケール則, マルチ言語, 日本語, 分散学習
プレゼン資料(8/24掲載)(PDF:692KB)
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| 17:10-17:15 |
閉会挨拶
片桐 孝洋 (名古屋大学)
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| 17:15-17:30 | 休憩、懇親会準備(15分) |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円お飲み物とおつまみの簡易懇親会です。お気軽にご参加ください。 |
講演者
「生成AIが投げかけるもの ~生成AI時代の行く末~」
富士通株式会社 富士通研究所 プリンシパルリサーチディレクター
1999年10月- 2000年9月 Universit?t Passau 数学・情報学部 客員研究員(代数).
2003年10月- 2009年3月 科学技術振興機構 CREST「数値/数式ハイブリッド計算に基づくロバスト最適化プラットフォームの構築』研究代表者.
2008年4月 - 現在 九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 客員教授(2023年まで招へい教授)
2012年4月 - 2023年3月 国立情報学研究所 客員教授
2015年4月 - 現在 東京工業大学 非常勤講師(環境・社会理工学院. 2020年より工学院併任)
2019年4月 - 現在 科学技術振興機構 ACT-X「数理・情報のフロンティア」 領域アドバイザー
2019年4月 - 現在 科学技術振興機構 CREST「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開」 領域アドバイザー
2021年4月 - 2023年3月 富士通株式会社 富士通研究所 人工知能研究所 所長
2023年4月 - 現在 科学技術振興機構ACT-X「次世代AIを築く数理・情報科学の革新」領域アドバイザー
2023年4月 - 現在 富士通株式会社 富士通研究所 人工知能研究所 プリンシパルリサーチディレクター
- 人工知能・数式処理・数理最適化・システム制御
- 数理・AIに基づく社会課題解決(ソーシャル数理)
- 人工知能学会 2018年度現場イノベーション賞 金賞(2019)
- 日本オペレーションズ・リサーチ学会 第41回実施賞(2017)
- 計測自動制御学会 論文賞(2015)
- 「QEの計算アルゴリズムとその応用―数式処理による最適化」(東京大学出版会, 2011)
- 「数理最適化の実践ガイド」(講談社サイエンティフィック,2013)
- 「今日から使える!組合せ最適化 離散問題ガイドブック」(講談社サイエンティフィック,2015)
「ChatGPTが開く新世界」
ブロードバンドタワーAI2オープンイノベーション研究所
1970年3月 京都大学大学院理学研究科物理学第二専攻博士課程 理学博士
1970年4月 京都大学工学部航空工学科助手
1973年4月 同助教授
1992年5月 神戸大学地球惑星科学科教授
2006年3月 同定年退職
- 天体物理学における数値シミュレーション
- 流体力学のアルゴリズム開発
- 日本天文学会 所属
- 「2045年問題」2012年 廣済堂出版
- 「間違いだらけの物理学」2014年 学研教育出版
「BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルによる多言語係り受け解析」
1997年8月 京都大学大型計算機センター助教授
2000年4月 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター助教授
2007年4月 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター准教授
2009年4月 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター准教授
2015年4月 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター教授
- 人文情報学、多言語情報処理論
- サイエンティフィック・システム研究会エクセレントソフトウェア賞(2002)
- 情報処理学会論文誌ジャーナル特選論文(2018)
- 情報処理学会山下研究記念賞(2019)
「対話型文章生成AIの構築技術各 構成技術の役割や導入背景などの解説」
「日本語とマルチ言語の混合データセットにおける大規模言語モデルの構築」
2023年 東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 博士課程修了
- 深層学習、大規模言語モデル
- 基盤モデルの効率的な知識転移に関する研究
- 2023工学系研究科長賞
SS研教育環境フォーラム2023 生成AIの教育利用を考える
| 日時 | 2023年8月8日(火) 13:20-17:30 |
|---|---|
| 開催方法 | ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
フォーラム:富士通汐留本社24階大会議室 (住所:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
2023年に入り、生成AIの開発が急速に進み、普及しています。生成AIに適切な問いや情報を与えることで、さまざまなタスクの支援に活用することが可能となり、効率的に作業を進めることができます。そのため、適切に使うことができれば、大変有用なツールになります。
教育においても、学習者や教員がどのように活用すべきか、ということが課題になってきています。学生がレポートを生成AIに作成してもらってそのまま提出する、という可能性もあり、適切な活用方法を考える必要があります。
本フォーラムでは、生成AIの教育利用について、さまざまな観点から話題提供していただき、議論していきます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 13:10- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会] 重田 勝介 (北海道大学) | |
| 13:20-13:25 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
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| 13:25-14:15 講演 40分 Q&A 10分 |
講演1
「生成AIをどのように教育に活かすか」
倉光 君郎 (日本女子大学)プロフィール
生成AIは、ChatGPT が2022年度11月に登場して以来、様々な社会活動に活用され始めている。本講演では、ChatGPTの仕組みを振り返りながら、情報リテラシやデータサイエンス演習での活用事例を紹介する。最後に、創造性や倫理など、今後の教育への展望を考えたい 大規模言語モデル, 生成AI, プログラミング教育, 課題解決型, AIと教育
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:5.8MB)
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| 14:15-14:45 講演 25分 Q&A 5分 |
講演2
「アクティブラーニングにおける生成AIの活用と
授業デザイン」 中澤 明子 (東京大学) プロフィール
教育における生成AIの活用のうち、授業での活用については、レポート課題での使用など評価方法を含めた課題が議論されている。また、効果的な活用に関する情報提供が求められている。本講演では、アクティブラーニングにおいて生成AIを活用した事例と学生の反応を紹介しながら、アクティブラーニングにおける生成AIの活用と授業デザインのポイントを述べ、今後の課題を議論する。 アクティブラーニング, 実践事例, 授業デザイン, 学習支援
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:0.5MB)
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| 14:45-15:00 | 休憩(15分) |
| 15:00-15:30 講演 25分 Q&A 5分 |
講演3
「AI ASSITED LANGUAGE LEARNING
~CALLからAALLへ:AI支援語学習の可能性~」 加藤 映子 (大阪女学院大学 学長)プロフィール
大阪女学院大学・短期大学は、1990年に日本で初めてMacintoshを導入してCALL(コール=Computer Assisted Language Learning:コンピュータ支援語学学習)センターを開設。2004年には同じく世界で初めてデジタル音楽プレーヤーのiPodを利用したリスニング教材を開発し授業に採り入れるなど、常に語学教育をリードしてきました。こうした取り組みをAIによって進化させる形でAALL(アール=AI Assisted Language Learning:AI支援語学学習)を確立し、引き続き、世界で通用する人材の育成に努めていく所存です。 英語教育, 生成系AI, 大学教育, AI Assisted Language Learning(AI支援語学学習), AALL
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| 15:30-16:00 講演 25分 Q&A 5分 |
講演4
「IoT×AI時代に向けたINIADの教育
~AI-MOPによる生成系AIの教育利用~」 別所 正博 (東洋大学)プロフィール
INIAD(東洋大学情報連携学部)は、東洋大学に2017年に開設された情報系学部である。これからのIoT×AI時代に活躍できる人材を育成するために、キャンパス全体をAPIで制御可能なスマートビルとして教育に活用するなど、独創的な取り組みを進めてきた。2023年5月には、生成系AIを活用した教育システムAI-MOPを、新たに開発・導入した。最短で答えを求めるためではなく、学生が自分の考えを深め、能力を拡張するツールとして、生成系AIを利用している。ヒトとコンピュータの関係が一段と深化する時代に向けた、INIADの取り組みを紹介する。 生成系AI, 教育, IoT, 連携, ChatGPT
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:8.5MB)
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| 16:00-16:30 講演 25分 Q&A 5分 |
講演5
「生成AIと企業における新時代の人材育成
~AIと人の協働による働き方改革~」 吉岡 千穂 (株式会社インタラクティブソリューションズ) プロフィール
顧客から望まれる営業とは、課題解決のパートナーとして豊富な知識を持ち、相談ができる人である。その相談が価値提供に繋がる。本講演では、働き方改革や時代背景にある人員削減を考慮し、企業における人材の育成方法や営業活動のモデルケースを考察した。生成AIの使い方やデータの在り方についても探求する。生成AIの活用が顧客の求める姿へどのように変革できるのか、弊社の製品を踏まえてご紹介する。 AI, 音声認識, 対話力育成, 生成AI, 自然言語処理, データ利活用
プレゼン資料(8/30掲載)(PDF:1.2MB)
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| 16:30-16:45 | 休憩(15分) |
| 16:45-17:25 40分 |
パネルディスカッション
「生成AIの教育利用を考える」
ファシリテーター:
久保田 真一郎 (熊本大学) プロフィール パネリスト: 倉光 君郎 (日本女子大学) 中澤 明子 (東京大学) 加藤 映子 (大阪女学院大学 学長) 別所 正博 (東洋大学) 吉岡 千穂 (株式会社インタラクティブソリューションズ) |
| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
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| 17:30-18:00 | 休憩、懇親会準備 |
| 18:00-19:30 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
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講演者/ファシリテーター
「生成AIをどのように教育に活かすか」
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻,博士(理学).東京大学大学院情報学環助手,横浜国立大学理工学部准教授を経て,現職.
TRONプロジェクト、未踏ソフトウェア創造事業、JST/CREST「ティぺダブルOS」などでソフトウェア開発の実践を積む。最近は、大規模言語モデルを活用したソフトウェア開発全般に興味がある。
- ソフトウェア開発
- プログラミング教育
- 大規模言語モデル
- 情報処理学会
- ACM
- ソフトウェア科学会
「アクティブラーニングにおける生成AIの活用と授業デザイン」
2010年4月 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 特任助教、2014年11月 東京大学大学総合教育研究センター特任助教、2016年7月 東京大学大学総合教育研究センター助教を経て、2020年10月東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構アクティブラーニング部門 特任准教授に着任。組織再編のため2023年4月より同EX(Educational Transformation)部門 特任准教授。
専門は教育工学。初中等教育や高等教育における、ICT活用教育やアクティブラーニングの導入・実施支援の研究に従事。著書に「東京大学のアクティブラーニング:教室・オンラインでの授業実施と支援」(分担執筆)など。
「AI ASSITED LANGUAGE LEARNING
~CALLからAALLへ:AI支援語学習の可能性~」
1994年4月 大阪女学院短期大学 英語科 助教授
2003年4月 大阪女学院短期大学 英語科 教授
2004年4月 大阪女学院大学 国際・英語学部 教授
2012年4月~ 現在に至る 大阪女学院大学 大阪女学院短期大学 教授
- ICT/AIを活用した教育
- 絵本の読み聞かせ
- 大学英語教育学会
- 外国語教育メディア学会
- CIEC(コンピュータ利用教育学会)
- Apple Distinguished Educator
- 「ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」(かんき出版)
- 『最新 ICT を活用した外国語教育』吉田晴世・野澤和典編「第5章 英語を専攻する大学生のための eLearning 英語教育」pp77-90
「IoT×AI時代に向けたINIADの教育
~AI-MOPによる生成系AIの教育利用~」
2017年4月 - 2023年3月 東洋大学 情報連携学部 准教授
2016年4月 - 2017年3月 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所
2013年3月 - 2016年3月 東京大学 大学院情報学環 特任講師
2008年4月 - 2013年2月 東京大学 大学院情報学環 特任助教
- Internet of Things
- Location-based Services
- Accessible Computing
- Open Data
- 情報処理学会
- ACM
- IEEE
「生成AIと企業における新時代の人材育成
~AIと人の協働による働き方改革~」
セールス&マーケティング部
2021年4月 株式会社インタラクティブソリューションズ入社。セールス&マーケティングを担当
2022年8月 「ITツールを用いた対話力育成」をテーマに研究を開始
2022年11月 情報処理学会教育学習支援情報システム(CLE)研究会発表。テーマは「伝わる説明力の育成:発話学習を用いた学習モデルの考察」
2023年3月 情報処理学会 第85回全国大会発表。テーマは「正しく伝える“説明力” 効率的な学習モデルの検証」
- ITツールを用いた対話力育成
- 情報処理学会
「生成AIの教育利用を考える」
1999年3月 熊本大学大学院 理学研究科 修了
2006年3月 熊本大学大学院 自然科学研究科 修了
2002年4月~2003年3月 鹿児島大学 総合情報処理センター 文部科学事務官
2003年4月~2007年9月 鹿児島大学 総合情報処理センター 文部科学技官
2007年10月~2013年6月 熊本大学 総合情報基盤センター 助教
2013年7月~2017年2月 宮崎大学 工学部 准教授
2017年3月~2023年3月 熊本大学 総合情報統括センター 准教授
2023年4月~現在 熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 准教授
- 育工学 学習支援システム
- 教育データ分析
- the Institute of Electrical and Electronic Engineers
- Association for Computing Machinery
- 情報処理学会
- 日本教育工学会
- 教育システム情報学会
SS研ICTフォーラム2023 AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~
| 日時 | 2023年8月7日(月) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 |
場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P2 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 (懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。) |
| 参加費 | フォーラム:無料 懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。) |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 |
SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 |
開催趣旨
今日の教育・研究、ビジネスをはじめとする社会のあらゆる場面で AI(Artificial Intelligence)の活用が急速に進んでいて、様々な業種におい て革新的な変化をもたらし、効率化や競争力/生産性の向上などに貢献している。 また、このようなAIの急速な利用/発展は、私たちの生活や社会のあらゆる側面 に影響を与えていて、ポジティブな影響をもたらしている。 今後もAIの進化と活用は続き、新たな可能性や貢献が期待されている一方で、倫 理やプライバシーの問題にも注意が必要であり、適切な規制や倫理的な枠組みを 整備しながら、AIの力を最大限に活かしていくことが求められる。
このような世の中の動きを踏まえて、本年度のICTフォーラム2023では、AIの最前線で 何が起こっているのか、そして実際の業界でAIがどのように活用されているのか/されるのか について、「AIの最前線、AIはこう使う!?~業界でのことを聞いてみた~」をテーマとし、 AIの現在と未来、最新動向、活用事例と注意点など、AIについての情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会]加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構) | |
| 13:00~13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
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| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare
李 天鎬(岡山理科大学)プロフィール
近年、人工知能(AI)技術の応用が進むことで、産業を初め農業、社会インフラ、健康・医療領域などに大きな影響を与えている。歯科臨床現場においても、歯科における三大疾患(歯周病、口腔粘膜疾患、顎関節症)に対する病変の検知・診断・治療補助など様々なタスクに利活用され始めており、より複数のデータ源から多種多様なデータを効率的に融合させることで高精度な解析ができる高性能ビッグデータ分析への期待と関心が高まっている。いくつかの歯科系AIプロジェクトと明らかになった課題を紹介する。 深層学習、マルチスケール、マルチモーダル、歯科三大疾患、診断支援
|
| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用 佐々木 勇和(大阪大学)プロフィール
新たな触媒や創薬のための物質開発や, Googleにおける検索精度の高度化,Amazonの商品推薦などの応用において,モノ/ヒト/コト間の関係性を表現するグラフデータを人工知能技術で高精度に分析することは重要な研究課題である.多様な概念に適用できるため,情報科学分野に限らず,化学や医学などの多様な分野にてグラフ分析の研究が盛んに行われている.本講演ではグラフデータのための深層学習であるグラフ深層学習の基礎技術と応用について紹介する。 人工知能,ビッグデータ,グラフ深層学習, データサイエンス, 物質探索,ネットワーク最適化
プレゼン資料(8/10掲載)(PDF:3.2MB)
|
| 14:55-15:05 |
休憩(10分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか― 松本 安英(富士通株式会社)プロフィール
かつて冬の時代であったAIは、2022年に急速に発展した生成AIの登場により第四次ブームに入り始めている。本講演では、生成AIに至るまでのAIの基礎や歴史と、生成AIの動向や産学連携によるアプローチである大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)への挑戦について述べる。さらに、AIの普及により新たな社会問題が生じつつある点を踏まえ、人間とAIの共存への取り組みであるAI倫理の取り組みについて、国際動向を含めて説明する。さらには富士通から提供するオープンイノベーションを実現するAIプラットフォームを紹介する。 人工知能, 生成AI, AI倫理, 大規模言語モデル, Fujitsu Kozuchi
プレゼン資料(8/10掲載)(PDF:7.8MB)
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| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-16:55 講演 50分 |
パネルディスカッション
「AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~」
モデレータ:木戸 善之(岡山理科大学)
パネリスト:李 天鎬(岡山理科大学)
パネリスト:佐々木 勇和(大阪大学) パネリスト:松本 安英(富士通株式会社) 講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:55~17:00 |
閉会挨拶
上繁 義史(長崎大学)
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| 17:00-17:30 | 休憩・懇親会準備 |
| 17:30-19:00 |
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
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講演者
AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare
情報工学部 教授
2016年-2020年 大阪大学サイバーメディアセンター 特任准教授
2013年-2015年 シンガポール国立大学 シニア研究員
2011年-2013年 南洋工科大学 博士研究員
2010年 ボストン州立大学マサチューセッツ校 卒業
- メディカルAI学会
AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用
大学院情報科学研究科 助教
2016年 ~ 現職
2014年 ~ 2016年 名古屋大学大学院情報科学研究科 博士研究員
2014年3月 大阪大学大学院情報科学研究科 マルチメディア工学専攻 後期課程 修了 博士(情報科学)
2009年3月 大阪大学工学部電子情報エネルギー工学科 卒業
2007年3月 釧路工業高等専門学校銃砲システム科卒業
- グラフデータ分析と管理
- モバイル・時空間データ分析と管理
- 情報処理技術の異分野適用
- ACM学会
- IEEE Computer Society学会
- 情報処理学会
- 日本データベース学会
- 上林奨励賞 日本データベース学会 2023年
- 論文賞: 日本データベース学会論文誌 論文賞 2023年,2020年,
- データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM) 優秀論文賞 2023年, 2022年,2019年,2017年 など
人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか―
技術戦略本部 SME推進統括部
シニアディレクター
https://www.fujitsu.com/global/about/research/technology/ai/fujitsu-ai-platform/index.html
2022年4月 技術戦略本部:AI戦略責任者、AIタスクフォース主査
2021年4月 ジャパン・グローバルゲートウェイ:AI/データ利活用支援
2018年4月 サービステクノロジー本部:AI/データ利活用支援
クラウドサービス事業本部:クラウドサービス企画・開発・提供
1993年~2014年 オフィスコミュニケーション(CHOCOA)、運用管理技術、クラウド国際標準化に従事
- AI戦略責任者、AI/データ利活用の推進
- FujitsuのAI Platformの推進
- 運用管理技術、クラウド技術
- 情報処理学会
- 2018年:第66回電気科学技術奨励賞受賞
第45回SS研総会
| 日時 | 2023年5月26日(金) 総会 14:30-17:30 懇親会 18:00-19:30 |
|---|---|
| 開催方法 |
ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom) |
| 会場 |
総会:富士通本社24階大会議室 |
| 参加対象 | SS研会員 |
| 参加費 | 総会:無料 懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。) |
| 参加申し込み | [開催済] |
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 14:00- | 受付開始 |
|---|---|
| 14:20- | ZOOMアクセス開始 |
| 14:30-14:35 |
挨拶
井上 均史(富士通株式会社)
|
| 14:35-14:45 |
開会挨拶・議案書投票結果報告
岡村 耕二(九州大学)
|
| 14:45-15:55 講演60分+QA10分 |
特別講演
人の身体の動きはどこまで分析できるのか
野球の投球とそば打ち、高齢者の歩行を例に 姫野 龍太郎(順天堂大学)プロフィール
モーション・キャプチャー・システムを使って、プロの二人の投手の投球フォームの分析を行なった。この時、筋肉ごとに細かく分析比較するよりも、大雑把に身体のどの部分の筋肉群を使っているかを調べると、両者の特徴がはっきりと理解でき、投球フォームの改良につながることが分かった。この手法をそば打ち名人の技の解析に応用した場合、名人の技の凄さを詳細に理解することにも繋がった。現在は高齢者の歩行の分析に取り組んでおり、転倒の危険度の予測に取り組んでいる。 動作解析,モーションキャプチャ、バイオメカニクス,投球フォーム, 歩行動作, 転倒リスク
|
| 15:55-16:05 | 休憩[10分] |
| 16:05-16:55 講演 40分+QA 10分 |
講演
人の動きのデジタル化技術が生み出す世界
-体操AI採点の取組みと実現したい未来社会- 藤原 英則(富士通株式会社)プロフィール
動きの速さと技の難解さで知られる器械体操。「AI体操採点システム」は、 審判員をサポートすることで、採点の透明性を高め、スポーツインテグリティ向上を通じて平和と公平性の実現に貢献します。人の動きをマーカーレスでデジタル化し高精度な測定を可能にする技術は、健康増進分野を始め幅広い活用が期待されています。 プロジェクトのこれまでの道のりとスポーツテックの力で皆様と一緒に実現したい未来について語ります。 Human Digital twin, Joke come true, Converging Technologies, Power of sports, OODA
|
| 16:55-17:05 | 休憩[10分] |
| 17:05-17:25 対談 20分 |
対談
「スポーツとデータサイエンスの今後の展望
姫野 龍太郎(順天堂大学)
藤原 英則 (富士通株式会社) |
| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
高木 亮治 (JAXA)
|
| 17:30-18:00 | 懇親会準備 |
| 18:00-19:30 |
懇親会
※会費制:500円 |
講演者
人の身体の動きはどこまで分析できるのか
野球の投球とそば打ち、高齢者の歩行を例に
日本機械学会計算力学部門業績賞, 功績賞,可視化情報学会・映像展賞、第六回コンピュータ・ビジュアリゼーションコンテストAVS大賞、日本計算工学会功績賞など,受賞多数。著書に『魔球をつくる』『変化球の大研究』『魔球の正体』『絵でわかるスーパーコンピュータ』などがある。
人の動きのデジタル化技術が生み出す世界
-体操AI採点の取組みと実現したい未来社会-
クロスインダストリーソリューション事業本部
Digital Shifts スポーツビジネス推進室長
- ICTによる体操競技の採点支援と3Dセンシング技術の目指す世界,技術情報誌FUJITSU Vol. 69
- 臨床スポーツ医学 第39巻 連載「AI・IoTとスポーツ医学」第4回「AIを用いた体操競技動作の解析と評価
- CEATEC AWARD 2019 総務大臣賞
- GOOD DESIGN AWARD 2019 経済産業大臣賞
- Forbes SPORTS BUSINESS AWARD 2019 ワールドクラス賞
- MM総研大賞 2021 審査委員賞
システム技術分科会 2022年度会合 ゼロトラスト時代の認証技術 ~今知っておくべき技術はコレです!~
| 日時 | 2023年1月20日(金) 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
クラウドサービス利用の拡大とテレワークの普及によって、データの保管場所が組織内から 外部のサーバへ移ったことや、インターネットから組織内(内部ネットワーク)にアクセス する必要が出てきたため、ネットワーク的に内部と外部の境界が曖昧になり、ファイアウォール やVPNなどを利用した従来の境界型セキュリティ対策だけでは情報漏えいやマルウェア感染 などから情報資産を守ることが難しくなってきた。
このため、あらゆるアクセスやデバイスを 信用しないゼロトラストセキュリティが、ここにきてより注目されている。 このゼロトラストを実現するためには、強固な認証基盤システムの構築が鍵になってくる。 従来の境界型セキュリティ対策のように、「どこから」が信用できなくなった今、「誰が」を 確認することが最重要事項になる。そのため、MFA(多要素認証)、コンテキストベース・ セキュリティ、リスクベース認証などのより強固な認証機能が不可欠である。また、FIDO(Fast Identity Online) や生体認証などの次世代認証技術の導入も加速している。
そこで、本年度のシステム技術分科会2022年度会合では、ゼロトラスト時代に向けた認証基盤 システムを効率よく導入/運用するために、「ゼロトラスト時代の認証技術 ~いま知っておくべき技術はコレです!~」 をテーマとし、認証基盤システムの在り方や活用事例、その最新技術など、大学における 次世代認証基盤づくりのポイントについて情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 12:50- | ウェビナー接続開始 |
|---|---|
| [司会]永田 正樹 (静岡大学) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
|
| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演1
大学における認証インフラの整備
JAISTでの二要素認証導入などを通して 宇多 仁(北陸先端科学技術大学院大学)プロフィール
大学の ICT システムでは、その運用体制や調達の都合からか個別システム毎の認証という状況が長く続いてきたが、やっと認証基盤を整備し集中的に処理する形が普及してきた。一方で、クラウドサービスの利用や、リモートワークの普及などもあり、ICT基盤のセキュリティの根幹となる認証基盤への要求要件は益々高まっている。本発表では、JAISTの認証基盤の更改、二要素認証の導入などの事例を通じ、ゼロトラスト時代に求められる大学の認証基盤について考える。 認証基盤, 二要素認証, IdP, Shibboleth, シングルサインオン, ゼロトラスト
プレゼン資料(PDF:3.46MB)
|
| 13:55-14:05 | 休憩[10分] |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演2
学認が目指す次世代認証連携
坂根 栄作(国立情報学研究所)プロフィール
現代の研究推進においては研究データが研究グループやコミュニティを越えて広く流通し、共有できることが求められています。これには、研究コミュニティ間連携を可能とするトラストフレームワークの確立および強いセキュリティ技術の運用が必須です。本講演では、学認のIAL/AALの基本方針、並びに認証プロキシサービスやグループ管理機能の研究開発など、学認の次世代認証連携実現に向けた取り組みを紹介します。 認証認可, 認証連携, トラストフレームワーク, アイデンティティ,産学連携
プレゼン資料(PDF:2.76MB)
|
| 14:55-15:05 | 休憩(15分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演3
ゼロトラスト時代で注目を集める生体認証技術
山田 茂史(富士通研究所)プロフィール
新型コロナウィルス感染症拡大により、多くの企業がニューノーマルに対応した働き方への変革が求められてきた。テレワークの普及に伴い、アクセスしている人が正しい本人であるかを確認するため、生体認証技術が注目されている。世の中に普及している生体認証として、指紋、顔、虹彩など様々あるが、高い認証精度と安全性から企業内や公共で幅広く利用されている手のひら静脈認証技術について事例を交えて紹介する。また、スマホなどオンラインでの認証で活用されているFIDO (Fast Identity Online)を紹介する。 生体認証技術, 手のひら静脈認証, 顔認証, FIDO, なりすまし防止
プレゼン資料(PDF:4.83MB)
|
| 15:55-16:05 | 休憩[10分] |
| 16:05-16:55 50分 |
パネルディスカッション
「ゼロトラスト時代の認証技術 ~今知っておくべき技術はコレです!~」
モデレーター: 廣瀬 幸 (九州工業大学) パネリスト: 宇多 仁(北陸先端科学技術大学院大学) 坂根 栄作 (国立情報学研究所) 山田 茂史 (富士通研究所) |
| 16:55-17:00 |
閉会挨拶
上繁 義史 (長崎大学)
|
講演者
大学における認証インフラの整備
JAISTでの二要素認証導入などを通して
学認が目指す次世代認証連携
2007年4月-2009年3月 同特任助教
2009年4月-2012年3月 国立情報学研究所グリッドリサーチ研究開発センター特任准教授
2012年4月-2022年3月 同学術基盤推進部学術基盤課学術認証推進室特任准教授
2022年4月-現在 同アーキテクチャ科学研究系准教授
- 認証、アクセス制御
- ネットワークプロトコル、サービス構築基盤技術
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- 日本物理学会
ゼロトラスト時代で注目を集める生体認証技術
ソーシャルデザインプロジェクトディレクター
2000年~2020年 株式会社富士通研究所
認証・決済PJディレクター等
- 個人認証、特に生体認証技術
- ISO/IEC JTC 1/SC 37/WG 5国内小委員会主査
- ISO/IEC JTC 1/SC 37/WG 1国内小委員会主査
- 電子情報通信学会バイオメトリクス研究専門委員会 (BioX)専門委員
- 2017年電気科学技術奨励賞受賞
- 2019年情報規格調査会 国際規格開発賞受賞
- 2022年情報規格調査会 標準化貢献賞受賞
教育環境分科会 2022年度会合 活躍できるデータ・サイエンティストの育成 ~高校・大学・社会との接続を見据えて~
| 日時 | 2023年1月20日(金) 9:00-12:30 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
今、世界的にデータ・サイエンティストが求められている一方、人材不足が大きな問題になっています。日本では、政府が2019年6月に「AI戦略2019」を発表し、その中で数理・データサイエンス・AIに関する人材育成の具体的目標が掲げられ、教育機関や企業でデータサイエンス教育が進められてきています。人材育成の観点から、これらの教育を概観するとともに、接続を意識していくことが重要だと考えられます。
今回の教育環境フォーラムでは、活躍できるデータ・サイエンティストの育成に焦点をあて、高校、大学、企業でどのようなデータサイエンス教育が実施されているのか、先進的な事例についてご紹介いただき、社会への接続を見据えた上で、データ・サイエンティスト育成の今後の展望について議論できれば、と考えています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
| 9:00- | 開始 |
|---|---|
| [司会] 松葉 龍一 (東京工科大学) | |
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
|
| 9:05-9:45 講演 30分 Q&A 10分 |
講演1
探究型カリキュラムへの取り組み
社会課題を解決するAIを使ったアプローチ 前 雅和 (関西学院高等部) プロフィール
本校における探究型カリキュラムの一環として「AI活用アドバンスド」を週2時間展開している。今年度はAIを用いて社会課題を解決することに取り組んでおり、AIを作ることよりどう使うのかという点に重きを置いている。学習過程において「良いAIには大量に質の良いデータが必要」という点に留意し、良いデータを集めるためには人間の判断力が必要であることにも触れている。なお、カリキュラム内容については関学大の副学長でAI活用人材育成プログラムの統括である巳波弘佳氏(関西学院大学理工学部情報科学科教授)の監修を受けている。 探求型カリキュラム、AI活用、高大連携、インテリジェンス、社会課題とAI
プレゼン資料(PDF:3.14MB)
|
| 9:45-10:25 講演 30分 Q&A 10分 |
講演2
大学におけるデータサイエンス教育
~滋賀大学の事例~ 飯山 将晃 (滋賀大学) プロフィール
滋賀大学ではデータサイエンティスト人材の育成を目標として2017年に日本初のデータサイエンス学部を2019年にデータサイエンス研究科を設置した。文理融合型の学部・研究科であり様々なバックグラウンドの学生・社会人に対して教育を行っている。本講演では、学部でのデータサイエンス教育の実践例、社会人向けのAI・データサイエンス教育の事例を紹介しつつ、滋賀大学におけるデータサイエンス教育モデルを解説する。 データサイエンス、学部教育、産学連携、大学院教育、PBL
プレゼン資料(PDF:6.8MB)
|
| 10:25-10:40 | 休憩(15分) |
| 10:40-11:20 講演 30分 Q&A 10分 |
講演3
データ利活用の取り組みと今後の展望
西尾 成史 (富士通Japan株式会社) プロフィール
急速に社会が変化していく中で、大学においても今までの業務の在り方を見直しDX化していくことが必要とされています。その中でも、教育研究向上や経営改善という観点から大学IRの実行は不可欠となっています。実行するためには、散在しているデータを集約・統合して現状の課題を発見し、データ分析していかなければなりませんが、企業も大学もデータ利活用ができる人材が不足しており育成が喫緊の課題となっています。本講演では、データ利活用の取り組みや人材育成について事例を通してご紹介します。 大学DX, 大学IR, データ利活用, データ分析, 人材育成
|
| 11:20-11:35 | 休憩(15分) |
| 11:35-12:25 50分 |
パネルディスカッション
活躍できるデータ・サイエンティストの育成
~高校・大学・社会との接続を見据えて~ |
| 12:25-12:30 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
|
講演者 / ファシリテーター
探究型カリキュラムへの取り組み
社会課題を解決するAIを使ったアプローチ
2015年3月 大阪府立大学工学部機械工学科 卒業
- ICT機器を用いた数学教授法
- 探究型学習
- 日本機械学会
大学におけるデータサイエンス教育
~滋賀大学の事例~
2003年4月 京都大学 学術情報メディアセンター 助手
2006年5月 同 経済学研究科 講師
2010年1月 同 准教授
2015年4月 同 学術情報メディアセンター准教授
2021年4月 滋賀大学データサイエンス学部 教授
2021年4月 株式会社オーシャンアイズ 社外取締役
放送大学客員教授、静岡大学客員教授
- 画像処理・画像認識
- コンピュータビジョン
- 特に海洋分野への応用
- IEEE
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- 人工知能学会
データ利活用の取り組みと今後の展望
文教・地域ソリューション開発本部
大学ソリューション事業部 第一システム部
マネージャー(大学IR・大学DX担当)
東海地区国公立大・私大のフィールドSEとして、SI案件構築・保守を担当。
2014年から大学IRに関わるシステム提案・導入に携わる。
2016年から東京地区に勤務となり、大規模教務システムのプロジェクトリーダー兼基盤リーダとして従事。
2017年から大学IR・データ分析ビジネス担当のマネージャーとして従事。
2021年から富士通Japan株式会社となり、大学IR/DXに関連するソリューション提案や導入を推進中。
- AXIES 2021年次大会
大学のDXはどこまで進むのか?文科省Plus-DX採択大学・企業の取り組み
- Tableau Desktop Specialist
活躍できるデータ・サイエンティストの育成
~高校・大学・社会との接続を見据えて~
1990年3月 大阪工業大学大学院 工学研究科 経営工学専攻 修士課程 修了
1994年3月 大阪工業大学大学院 工学研究科 経営工学専攻 博士課程 修了
1994年4月 大阪工業大学 工学部 経営工学科 助手
1995年4月 大阪工業大学 工学部 経営工学科 講師
1996年4月 大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 講師
2002年4月 大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 准教授
2016年4月 大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 教授
2021年4月 大阪工業大学 情報科学部 データサイエンス学科 学科長・教授
- 生産システムの効率化
- メタヒューリスティクスによるスケジューリング
- 教育の改善とIE
- 日本経営システム学会 会長
- (一社)地域デザイン学会 理事
- 日本情報経営学会 理事
- (公社)日本経営工学会
- (公社)日本オペレーションズ・リサーチ学会
- (一社)日本セキュリティ・マネジメント学会
[受賞歴]
- 1997年 日本経営システム学会 論文奨励賞
科学技術計算分科会 2022年度会合 「富岳」NEXTへの挑戦 ~現在から未来へ~
| 日時 | 2023年1月20日(金) 分科会 9:00-12:20 |
|---|---|
| 会場 |
場所:神戸国際会議場 |
| 参加対象 | SS研会員機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「富岳」は完成後に様々なランキングでトップを獲得しただけでなく、実運用に入った今では様々な分野のアプリケーションにおいて高い成果を出しています。このように「富岳」が熱い時期ではありますが、スーパーコンピュータの開発時間を考えると、すでに「富岳」の後継となりうるシステムを考える時期となっています。2030年頃と言われるそのシステムの予測を今行うことは挑戦的であり、難しいですが、現在の「富岳」の性能や、足りない性能・機能などから議論をすることはできると考えられます。そこで、今回は「富岳」の後継システム、「富岳」NEXTを想定し、現在の「富岳」やその他の計算機システムから何が考えられるのかに関する講演を行い、SS研会員のみなさまにHPCの将来を議論してもらいます。開催形態は久しぶりのオンサイトと広く普及したオンラインでのハイブリッドとなります。たくさんのSS研会員のみなさまにご参加いただけることを期待しています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| Session1 [前半司会]伊達 進 (大阪大学) | |
|---|---|
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
深沢 圭一郎 (京都大学)
|
|
9:05-9:35 |
講演 ※リモート講演
「次世代計算基盤に係る調査研究」
理化学研究所チーム アプリGの取組 岩下 武史(北海道大学)プロフィール
高橋 大介(筑波大学)プロフィール
本講演では,文部科学省「次世代計算基盤に係る調査研究事業」において,理化学研究所チーム(代表:近藤正章)が行っている活動の中で,アプリグループが実施している活動について講演する.アプリGのサブGには,計算科学・データ科学・社会科学の各分野において研究活動を行っているグループと計算機科学分野で主に研究活動を行っているグループが含まれる.講演では,これらのサブGの取組の一端を紹介すると共に,チーム内のアーキGやシステムソフトウェアGとの連携についても言及する. 次世代計算機, 計算科学, 社会科学, データ科学, 機械学習,コデザイン
プレゼン資料(PDF:1.07MB)
|
| 9:35-10:05 講演 20分 Q&A 10分 |
講演2
「次世代計算基盤に係る調査研究」
理化学研究所チーム システムソフトGの取組 佐藤 賢斗(理化学研究所)プロフィール
脳次世代計算基盤に係る調査研究では、次世代アーキテクチャや先進的なアプリケーションの調査だけでなく、その間を繋ぐシステムソフトウェアに関する調査研究も重要である。その際、候補アーキテクチャを取り巻くソフトウェアエコシステムの状況やその後の商業展開を見据えた網羅的な調査研究が必要となる。本講演では、次世代計算基盤に係る調査研究事業 理化学研究所チーム システムソフトGの取り組みを紹介する。 次世代計算機, フィジビリティ・スタディ, システムソフトウェア
プレゼン資料(PDF:2.14MB)
|
| 10:05-10:35 講演 20分 Q&A 10分 |
講演3
「次世代計算基盤に係る調査研究」
運用技術調査研究チームの取組
塙 敏博(東京大学)プロフィール
本講演では、文科省「次世代計算基盤に係る調査研究事業」において運用技術調査研究が行なっている取組みについて紹介する。フラッグシップシステムだけでなく、基盤センター群からなるHPCI第二階層、mdxなどのデータプラットフォーム、研究データ基盤等を高速ネットワークで有機的に結合した、持続可能な次世代計算基盤の実現に向け、カーボンニュートラルへの取組、機関を超えた柔軟な資源利用に向けた課題など多岐に渡る内容について検討を実施している。 次世代計算基盤, 運用技術, カーボンニュートラル, データ利活用, Society 5.0
プレゼン資料(PDF:2.73MB)
|
| 10:35-10:45 | 休憩(10分) |
| Session2 [後半司会]田中 輝雄 (工学院大学) | |
|
10:45-11:25 |
富士通講演
スーパーコンピュータ「富岳」における
システム省電力に向けた取り組み
篠原 誠(富士通株式会社)プロフィール
理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発したスーパーコンピュータ「富岳」は、TOP500、HPCG、HPL-AI、Graph500の4部門で4期連続の世界1位を獲得する高性能を実現するとともに、省電力性能でも汎用CPUでは世界トップクラスとなる15Gflops/w超えを達成した。本発表では、システムの省電力化を目指した「富岳」のCPUであるA64FXとシステムソフトウェアによる電力制御、現場での取り組みについて紹介する。 富岳, A64FX, 省電力, 電力制御, パワーノブ
プレゼン資料(PDF:2.69MB)
|
|
11:25-12:15 |
講演5
「A64FXシステムアプリ性能検証WG」活動報告
片桐 孝洋 (名古屋大学)プロフィール
スーパーコンピュータ「富岳」が本格運用されメニーコア時代に突入した。しかし、アプリ研究開発者にとっては、まだ大規模コアの有効利用には様々な困難が伴う。その問題解決のためには、コンパイラ等のシステムソフトウェアと協調して性能最適化を行う知識と技術が利用者に求められるほか、システムソフトウェア自体の自動性能チューニングも必要となる。本発表は、これらの問題点について検討した当該WGの報告である。 CFD, プラズマ粒子, 乱流燃焼, フラグメント分子軌道法, コンパイラ最適化
プレゼン資料(PDF:11.6MB)
|
| 12:15-12:20 |
閉会挨拶
佐藤 賢斗 (理化学研究所)
|
講演者
「次世代計算基盤に係る調査研究」理化学研究所チーム アプリGの取組
「次世代計算基盤に係る調査研究」理化学研究所チーム アプリGの取組
「次世代計算基盤に係る調査研究」 理化学研究所チーム システムソフトGの取組
- I/O
- ストレージ
- 耐障害技術
- テスト
- デバッギング
- 人工知能
- ビッグデータ処理基盤
- 情報処理学会
- 応用物理学会
- R&D 100 Award Winner on “SCR Framework”
- R&D 100 Award Finalist on “PRUNERS Toolset”
「次世代計算基盤に係る調査研究」 運用技術調査研究チームの取組
1998年 4 月 東京工科大学工学部情報工学科講師
2003年 4 月 東京工科大学コンピュータサイエンス学部講師
2007年 4 月 筑波大学計算科学研究センター研究員
2008年12月 筑波大学大学院システム情報工学専攻 准教授
2013年12月 東京大学情報基盤センター特任准教授
2015年12月 東京大学情報基盤センター准教授
2020年12月 東京大学情報基盤センター教授
- 高性能計算
- アクセラレータ
- 高性能インタコネクト
- 混合精度演算
- 情報処理学会
- IEEE Computer Society
- 情報処理学会 山下記念研究賞(2014)
スーパーコンピュータ「富岳」におけるシステム省電力に向けた取り組み
ミッションクリティカルシステム事業本部 UNIX&FXシステム事業部 FX運用管理ソフトウェア部 部長
A64FXシステムアプリ性能検討WG報告
名古屋大学 情報基盤センター 教授
2005年 3月 米国カリフォルニア大学バークレー校 訪問学者
2007年 4月 東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門 特任准教授
2011年12月 同上 准教授
2016年 4月-現在 名古屋大学 情報基盤センター 教授
(兼務)名古屋大学 大学院情報学研究科 情報システム学専攻 教授
・ソフトウェア自動チューニング
・超並列アルゴリズム
・量子アニーリング
・米国応用数理学会(SIAM)、IEEE-CS、ACM
・2002年度 情報処理学会 山下記念研究賞、2011年度 文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞
・2013年「スパコンプログラミング入門 ―並列処理とMPIの学習―」
・2015年「並列プログラミング入門: サンプルプログラムで学ぶOpenMPとOpenACC」(東京大学出版会)ほか多数
合同分科会 2022年度会合 「観る、識る、解る、届ける」
| 日時 | 2023年1月19日(木) 分科会 13:30~18:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 集合開催 ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
ギガ,テラ,ペタ等のSI 接頭語に,ロナ,クエタと呼ばれる新しい接頭語が追加される ことになりました.これら新しい接頭語が必要となった背景には,デジタルデータの 爆発的な増加があると言われています。 日々生み出されるデータは多様化と高精細化が進み,これまでより多くのものを見たり 知ったりできる時代が近づきつつあります.その一方,膨大な量のデータが意味することを 理解して価値のある情報を掘り出し,必要とする人に必要な情報を届けることは易しいこと ではありません。2022 年度の合同分科会では,様々な現場でデータを作り出す技術,データ を理解して活用するための取り組み,必要な人に必要な情報を届ける仕組みにフォーカスを 当て,クエタ・バイト時代につながる情報活用のカタチについて考えます.
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| Session1 [司会]荒井 亮太(富士通) | |
|---|---|
| 13:30-13:40 |
会長挨拶
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
楫 勇一 (名古屋大学)
|
| 13:40-14:35 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
人類の新しい眼「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」で宇宙を観る
播金 優一 (東京大学宇宙線研究所)プロフィール
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はNASA/ESA/CSAにより開発された大型赤外線望遠鏡です。他の望遠鏡に比べて10倍以上の圧倒的な感度を達成し、 宇宙初期に生まれた初代銀河等を観測することを目標としています。1990年代に始まったこの人類史上最大の望遠鏡プロジェクトは、多くの天文学者たちが その観測開始を待ち望んでいましたが、2022年夏についに本格的な観測が始まりました。取得されたデータからは日々驚くような発見が報告されています。 本講演ではジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の概要や運用方法について紹介した後、観測の様子や今後の展望についてお話しします。 天文学、宇宙望遠鏡、銀河形成、遠方宇宙、ビッグデータ
プレゼン資料(1/19版)(PDF:14.5MB)
|
| 14:35-15:30 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
宇和海海況情報サービス You See U-Sea 養殖を支えるICT
小林 真也 (愛媛大学)プロフィール
養殖業において、海水温は、魚介類の生育や給餌に影響を与え、赤潮や魚病の発生リスクにも関係している。さらに、 多地点・多深度の観測により、海域の海水を急激に入れ替える「急潮」や「底入り潮」の発生や規模を把握できる。 宇和海域において、リアルタイム海水温情報を公開する宇和海海況情報サービス「You see U-Sea」を実現した。安価で 高性能な常時多深度海水温観測装置の開発、センサーネットワークの構築、既存の観測装置と独自開発観測装置の情報を 共に集約するデータ集積サーバの構築、漁業者に分かりやすい海水温多深度時系列変化表示、海水温三次元分布アニメーションを 実現した。 養殖,多深度海水温,赤潮,魚病,海洋物理学,生育管理
プレゼン資料(1/19版)(PDF:13.2MB)
|
| 15:30-15:50 報告 20分 |
BoF (Birds of a feather) 報告
・「認証について語り合おう!みんなのホンネ、組織の認証あれこれ」
・「富岳のいいところ、気になるところ」 ・「大学の教員は教育者なのか?」 前日に開催されましたBoFの報告をビデオでご紹介いたします。
|
| 15:50-16:05 | 休憩(15分) |
| Session2 [司会]立川智章(東京理科大学) | |
| 16:05-17:00 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
研究開発促進のための航空交通データの提供
岡 恵(電子航法研究所)プロフィール
安全で効率的な将来の航空交通システムの構築のため、産学官連携により長期ビジョンが策定された。その実現には更なる 研究開発の促進が必要であり、航跡データ(CARATS Open Data)の提供が2015年に開始された。 本講演では、CARATS Open Data提供の背景やデータの概要について説明し、実際の活用状況や活用促進の取り組みについて紹介する。 また、データ提供の一連の取り組みに参加してきた経験から、データ提供による変化や活用へ結びつけるための課題などについても報告する。 オープンデータ, データサイエンス, 航空交通管理, 管制情報処理システム, レーダーデータ
プレゼン資料(1/19版)(PDF:3.88MB)
|
| 17:00-17:55 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
サイバー文明時代のパーソナルデータCybernetic Avatarがもたらす世界
砂原 秀樹(慶応義塾大学)プロフィール
今やインターネットを基盤とするサイバー文明時代を迎えた。この中で、我々の行動はデジタルデータとして保存され実世界の自分とデジタル空間の自分が結びつけられ、それによって新たな体験を生み出すようになってきている。そしてさらに、Cybernetic Avatarといった人々を身体の束縛から解放するような技術が登場し、新たな生活空間を構成しようとしている。ここでは、デジタルデータの利活用とともにその管理・運用について考察する。 サイバー文明, 包括的統合パーソナル情報, 情報銀行, 身体拡張, Cybernetic Avatar
|
| 17:55~18:00 |
閉会挨拶
野田 茂穂 (理化学研究所)
|
| 18:00-18:05 |
副会長挨拶
高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)
|
| 18:05-18:35 |
ネットワーキング(無料)
|
講演者
人類の新しい眼「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」で宇宙を観る
2019年11月-2021年10月 University College London, Honorary Research Associate 兼任
2019年4月-2020年5月 日本学術振興会特別研究員(国立天文台)
2019年3月 東京大学理学系研究科物理学専攻修了 博士(理学)
2014年3月 東京大学理学部物理学科卒業
- 観測天文学
- 銀河形成・進化
- 遠方宇宙
- 日本天文学会 ・2022年 日本天文学会 欧文研究報告論文賞 ・2021年 第37回井上研究奨励賞
- 2019年 6th Galaxy Evolution Workshop the Best Oral Presentation Award
- 2019年 東京大学理学系研究科 研究奨励賞
- 2019年 東京大学宇宙線研究所 所長賞
宇和海海況情報サービス You see U-Sea
養殖を支えるICT
2006年4月 ? 現在 愛媛大学 大学院 理工学研究科 電子情報工学専攻 教授
2004年4月 ? 2006年3月 愛媛大学 工学部 情報工学科 教授
1999年4月 ? 2004年3月 愛媛大学 工学部 情報工学科 助教授
1997年5月 ? 2000年3月 金沢大学 大学院 自然科学研究科 数理情報科学専攻 助教授
1997年1月 ? 1999年4月 金沢大学 工学部 電気・情報工学科 助教授
1994年4月 ? 1996年12月 金沢大学 工学部 電気・情報工学科 講師
1991年4月 ? 1994年4月 金沢大学 工学部 電気・情報工学科 助手
1991年3月 大阪大学 大学院 工学研究科 通信工学専攻 博士後期課程 修了 (工学博士)
- 分散処理
その他,人材育成,地域活性化,情報通信技術の社会実装に関心がある.
- 電子情報通信学会
- 情報処理学会
- 電気学会
- 日本工学教育協会
- 日本感性工学会
- 日本水産学会
- IEEE Computer Society
- IEEE Communication Society
- ACM
- 2022年10月 デジタル庁 good digital award 2022 農業/水産/林業/食関連部門 最優秀賞
- 2019年1月 総務省 5G利活用アイデアコンテスト 総務大臣賞
- 2017年6月 総務省 情報通信月間 情報通信月間推進協議会会長表彰 情報通信功績賞
- 分散システム 第2版,共著,共立出版 2019年9月
研究開発促進のための航空交通データの提供
電子航法研究所 航空交通管理領域 主任研究員
- 航空交通の時間管理運用など管制運用に関する研究
- CARATS Open Dataや指標値算出などのデータを活用した研究
- 日本航空宇宙学会
- 2021年 第30回日本航空宇宙学会賞(技術賞/基礎技術部門)
- 2022年 文部科学大臣表彰 科学技術賞(科学技術振興部門)
- 2022年 日本航空協会表彰 航空特別賞
サイバー文明時代のパーソナルデータ
Cybernetic Avatarがもたらす世界
- モバイル通信技術
- センサネットワーク
- 知識情報構成技術
- モバイル通信技術
- センサネットワーク
- 知識情報構成技術
BoF 2022年度 BoF "Birds of a feather"
BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会
| 日時 | 2023年1月18日(水)16:30~ |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「異なる専門分野の人たちや,異なる機関の人たちと知的な交流が行える場」の提供は,SS研の魅力の一つです。
今年も,SS研冬イベントの開催に合わせ,BoF(Birds of a Feather)を開催します.BoFは,SS研の活動の中でも,最も「ざっくばらん」に意見交換,そして,交流のできる場の一つです。
日常の活動や,自分の専門分野の学会では顔を合わすことがない人たちとの出会いと会話は,知的好奇心に新たな刺激を与え,視野を広げ,考えを深めてくれます。
「ちょっと覗いてみようか」で参加できるBoFで,SS研の魅力を堪能してください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 16:30- | 開始 |
|---|---|
| 16:30-16:35 |
開催趣旨説明
小林 真也 (愛媛大学)
|
| 16:35- | お申し込みいただいた部屋へ移動 |
| 16:35-17:00 25分 |
話題提供
ROOM1
「認証について語り合おう!みんなのホンネ、組織の認証あれこれ」 コーディネーター 木戸 善之 (岡山理科大学)
Single Sign OnでのOpenID、OAuthなど大学・研究機関において認証認可はとても重要であり、教務システム、CLE、オンライン授業、あるいは教職員間でのファイル共有のためのクラウドなどと連携する必要があります。更にはトップダウン的に降りてくるDX推進など様々な導入、運用における困難さに拍車をかけています。そこで今回、認証周辺での困難さを吐き出す場を用意いたしました。
ROOM2
「富岳のいいところ、気になるところ」 コーディネーター 南里 豪志 (九州大学)
スーパーコンピュータ「富岳」および互換機(Fujitsu Supercomputer PHIMEHPC FX1000, FX700) に関して、自由に意見を交換しましょう。実際に使った方々には、使ってみての良かった点、気になった点を話して頂ければと思います。一方、使ったことのない方には、報道や学会などでの報告を通じて、これらの計算機に対して抱いているイメージや、今後への期待を語って頂ければと思います。また、このような意見交換を通じて、理想的な計算機についての議論につながることを期待しています。
ROOM3
「大学の教員は教育者なのか?」 コーディネーター 村上 正行(大阪大学)
18歳人口の減少、社会の取り巻く状況の変化から、大学に対する社会的な要求は年々高まるとともに、大学に期待される役割も変化し、多様になりつつあります。また、2019年に大学院博士後期課程におけるプレFDの実施又は情報提供の努力義務化が施行され、大学院生に対する教育能力の開発も必要となってきています。このような背景から、大学教員に求められる役割や能力も多様になっています。本BoFでは、「大学の教員は教育者なのか?」というテーマの下、研究、教育、学内業務、社会貢献など、大学教員のあり方について率直に議論したいと考えています。ぜひ、積極的なご参加、お待ちしております。 |
| 17:00-18:00 60分 |
BOF
ディスカッション
|
2022年度 冬イベント
| 日程 | 2023年1月18日(水)~20日(金) |
|---|---|
| 場所 | 神戸国際会議場 |
| 開催方法 | 1/18 BoF:オンライン開催のみ 1/19 合同分科会:現地開催のみ 1/20 三分科会(科学、教育、システム):ハイブリッド開催 ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加費 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加申込み | 開催済 |
| 宿泊について | 各自で手配をお願い致します。各ホテルは大変込み合いますので、早めの手配をお勧めします。 |
全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 参加対象 | 参加費 | ||
|---|---|---|---|
| 1月18日 (水) |
BoF(16:30~18:00)
|
SS研会員 に限らず、 どなたでも 参加可能 |
会合:無料 |
| 1月19日 (木) |
合同分科会 2022年度会合(13:30~18:00)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
| 1月20日 (金) |
科学技術計算分科会 2022年度会合(9:00~12:20)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
教育環境分科会 2022年度会合 (9:00~12:30)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 | |
システム技術分科会 2022年度会合(13:00~17:00)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
SS研ICTフォーラム2022 備えあれば憂いなし!~BCPと情報セキュリティの勘所~
| 日時 | 2022年10月5日(水) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:富士通汐留本社24階大会議室 (住所:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター) ハイブリッド開催 集合 + オンライン配信(ZOOM) ※会場は100名まで可能ですが、新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いいたします。 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
近年、大学における情報通信技術(ICT)の本格的な利活用が急速に進んでおり、教育研究および業務基盤としての情報システムの重要性や大学が保有する情報資産の価値は日々増大している状況である。 だがその一方で、それらに関連するトラブルが増加しており、大学の継続的な事業およびサービス提供を脅かすリスクも増えてきている。 さらには、ここ最近世界的に大規模な自然災害や有事が相次いでおり、日本では地震、台風、大雨/大雪、火山の噴火など、次々と大規模災害に見舞われている。 また、サイバー攻撃は日々巧妙化・高度化し続けており、被害を最小限に抑えるセキュリティ対策を講じることが急務となっており、仮にサイバー攻撃を受けたとしても、事業を継続できる備えをすることが必要である。 大学が長期的な成長戦略を描くためにも、BCPと情報セキュリティへの対策は必須の事項となっている。
そこで、本年度のシステム技術分科会2022年度会合では、大学における事業継続と情報セキュリティ対策を上手に効率よく策定/導入/運用するために 「備えあれば憂いなし ~BCPと情報セキュリティの勘所~」をテーマとし、 その導入経緯や制度作り、導入/活用事例、実際の経験、運用のコツ/秘訣、日頃の問題点や苦労点などの情報を共有し、 大学におけるBCPと情報セキュリティ対策について情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
|
| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
国際規格マネジメントシステムと歩んだBCPの20年~可用性の不等式:BCMS>ITSMS>ISMSの味わい~
長谷川 孝博(静岡大学)プロフィール
本学のBCP(BCMSはそのマネジメントシステム)は、ISMS(初認証2003年)やITSMS(初認証2013年)のマネジメント規格の運用の取組の中で培われてきた。いずれのマネジメントシステムのサービスの可用性を最大限に高めるための組織的な予防措置と捉えることができる。2010年から全学推進してきたクラウド化やその他の小中規模の管理策においても事故無く利便性の高いサービスを利用者に滞りなく提供するためのBCPの側面を持ち合わせている。本講演では、長年のマネジメントシステムと共に歩んできたBCPの取組と効能について事例を交えて紹介する。 BCP、ISMS、ITSMS、情報基盤、可用性管理
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:5.4 MB)
|
| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A10分 |
※リモート公演
室蘭工業大学のISMS/BCMSへの取り組み
セキュアで安心安全な大学の実現にむけて 桑田 喜隆(室蘭工業大学) プロフィール
室蘭工業大学 情報教育センターでは、2014年に国際標準であるISMS(情報セキュリティ管理システム)およびのBCMS(事業継続管理システム)の認証を同時に取得し、以降その認証を維持しています。本講演では、取得に至った経緯やそのメリット、取得前後の職場の変化や認証維持のための日常の活動などについて紹介します。また、2020年に発生した新型コロナ感染症へのBCMSとしての対応についても併せて紹介します。 ISMS/BCMS、事業継続管理システム、事業継続計画、情報セキュリティ、パンデミック対応
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:2.2MB)
|
| 14:55-15:05 | 休憩(10分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A10分 |
講演
セキュリティインシデント対応から見えた今必要な対策とは
大迫 剛史(富士通株式会社) プロフィール
2020年新型コロナウィルスにより企業・組織の急速なDX化や働き方の変革が進んできているが、同じく世の中のサイバー脅威も変化しながら多様化・複雑化している。これら脅威に適応したセキュリティ対策がとられておらず、不正アクセスを受け、セキュリティインシデントが発生してしまうケースが継続して多発している。本講演では、最近のインシデント対応事例を紹介しながら、今対応すべき対策について説明する。 セキュリティインシデント、サイバー脅威、働き方の変化、セキュリティ対策
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:2.6MB)
|
| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-16:55 50分 |
パネルディスカッション
「備えあれば憂いなし! ~BCPと情報セキュリティの勘所~」
モデレータ:永田 正樹(静岡大学)
パネリスト:長谷川 孝博(静岡大学)
パネリスト:桑田 喜隆(室蘭工業大学)
パネリスト:大迫 剛史(富士通株式会社)
講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:55-17:00 |
閉会挨拶
加茂 聡 (高エネルギー加速器研究機構)
|
講演者
国際規格マネジメントシステムと歩んだBCPの20年
~可用性の不等式:BCMS>ITSMS>ISMSの味わい~
情報基盤センター長
静岡大学CISO
1997年04月 静岡大学 工学部 システム工学科 助手 着任
2005年04月 静岡大学 情報基盤センター 着任 助教授
2009年04月 静岡大学 情報基盤センター 副センター長 准教授
2015年04月 静岡大学 CISO~至現在
2019年04月 静岡大学 情報基盤センター センター長 教授 ~至
- 情報セキュリティ
- リスクアセスメント
- グリッド配線の描画手法
- スケジューリング問題
- 情報処理学会
- 日本ソーシャルデータサイエンス学会
- スケジューリング学会
室蘭工業大学のISMS/BCMSへの取り組み
セキュアで安心安全な大学の実現にむけて
ひと文化系領域(情報教育センター)
教授
1991年6月 マサチューセッツ大学 計算機科学科 客員研究員
1993年7月 NTTデータ 開発本部 課長代理
2012年7月 NTTデータ 基盤システム事業本部 部長
2014年4月 室蘭工業大学 ひと文科系領域 准教授
2016年4月 室蘭工業大学 ひと文科系領域 教授
- クラウドコンピューティング
- CSCW(Computer-Supported Cooperative Work)
- フィジカルコンピューティング
- 情報処理学会
- 人工知能学会
- ACM
セキュリティインシデント対応から見えた今必要な対策とは
ゼロトラストサービス事業部
シニアディレクター
Global Fujitsu Distinguished Engineer
SS研教育環境フォーラム2022 大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望 大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望
| 日時 | 2022年9月29日(木) 9:00-12:20 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
近年、大学教育においてもDX(Digital Transformation)が話題となっており、さまざまな取組が行われるようになっています。
また、教育現場におけるデジタル化も進み、教育・学習に関するさまざまなデータを取得できるようになりつつあり、得られた教育・学習データを教育・学習支援のためにどのように活用していくのか、検討していく必要があります。
今回の教育環境フォーラムでは、大学DXを支える教育データの利活用を進めていくために必要となる情報を提供することを目的として、教育データの利活用の基本、教育DXやデータの利活用の先進的な取組やシステムのあり方、憲法の観点から見た教育データ利活用の問題点についてご報告いただき、今後の展望について議論できれば、と考えています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
| 8:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会] 久保田 真一郎 (熊本大学) | |
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
|
| 9:05-9:35 講演 25分 Q&A 5分 |
講演1
「教育・学習データ利活用ポリシーひな型の策定アップデート2022」
上田 浩 (法政大学) プロフィール
近年、多くの高等教育機関には、教育・研究・経営を支援する、さまざまな情報システムが導入され、各システムにはログデータが蓄積されるに至っています。こうしたログデータは、「ビッグデータ」というスケールに到達しつつあると推測されますが、統計もなく、一部のデータが限定された目的に使用されるにとどまっています。ラーニングアナリティクスに代表されるように、こうしたデータは異次元の大学改革や教育改善をもたらすものと期待が高まる一方で、その多くがパーソナルデータであるということから、各機関ではその利用に慎重にならざるをえず、改正個人情報保護法でうたわれた適切な利活用と流通には二の足を踏んでいる状況です。本講演は、教育・学習データの利活用ポリシーの海外を含めた動向を紹介し、我が国におけるひな型の策定の取り組みを紹介します。 教育・学習データ, ラーニングアナリティクス, パーソナルデータ, 個人情報保護法, データ利活用ポリシー
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:4.7MB)
|
| 9:35-10:05 講演 25分 Q&A 5分 |
講演2
「香川大学のDX推進人材育成の取り組み」
八重樫 理人 (香川大学) プロフィール
香川大学はデジタルONE戦略を定め、DX推進に必要な体制を整備するとともに、教職学協働でDX推進に資する様々な取り組み(業務UX調査,業務改善アイデアソン,業務システム内製開発,業務システム開発ハンズオン)を実施している。香川大学の取り組みは、教職員と学生がDX推進人材となり、自らの手で業務の高度化や効率化などのDXを推進することを意識している。本講演では、香川大学のDX推進人材育成の取り組むについて発表する。 DX推進人材育成, デザイン思考, 教職学協働, 業務システム内製開発, User Experience
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:3.7MB)
|
| 10:05-10:15 | 休憩(10分) |
| 10:15-10:45 講演 25分 Q&A 5分 |
講演3
「憲法学からみた教育データ利活用」
堀口 悟郎 (岡山大学) プロフィール
本講演は、憲法学の観点から、教育データ利活用の課題について考察するものである。教育データ利活用は、教育の「個別最適化」を促進することで、能力発達上の必要に応じた教育を受ける権利(憲法26条1項)の実現に資する反面で、子どものプライバシー権(憲法13条)や教師の教育の自由(憲法23条)と緊張関係に立つ。教育データ利活用に関する政策やEdTechには、こうした憲法上の問題を予防しうる制度設計(デザイン)が求められる。 教育データ利活用, EdTech, 憲法, 子どもの権利, 教育の自由
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:3.3MB)
|
| 10:45-11:15 講演 25分 Q&A 5分 |
講演4
「データ利活用・DXを促進するこれからの大学ソリューション」
島田 昌紘 (富士通Japan株式会社) プロフィール
大学を取り巻く環境が大きく変化する中、データ利活用や大学DXの必要性が急速に増している。富士通Japanが提供を開始したCampus-Xsを始めとした大学ソリューションのコンセプトや導入事例を通して、これからの大学を支えるシステムやサービスの在り方についてご紹介する。 データ利活用, 大学DX, SaaS, ICT, 個別最適化
|
| 11:15-11:25 | 休憩(10分) |
| 11:25-12:15 50分 |
パネルディスカッション
「大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望」
|
| 12:15-12:20 |
閉会挨拶
隅谷 孝洋 (広島大学)
|
講演者 / ファシリテーター
「教育・学習データ利活用ポリシーひな型の策定アップデート2022」
2001年 同大大学院修士課程了
2004年 同博士後期課程了. 博士 (工学).
同年 東北大学電気通信研究所博士研究員
2006年 群馬大学総合情報メディアセンター助教授
2011年 京都大学学術情報メディアセンター准教授を経て2019年より現職
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- IEEE各会員
「香川大学のDX推進人材育成の取り組み」
香川大学情報メディアセンター センター長
CDO(Chief Digital Officer:デジタル化統括責任者)
学長特別補佐
芝浦工業大学大学院工学研究科 博士(後期)課程 機能制御システム専攻修了。博士(工学)。
専門は情報システム/ソフトウェア設計開発法。豊田工業大学、芝浦工業大学を経て、2020年4月から現職。
2021年からは香川大学のDX推進の責任者であるCDO(Chief Digital Officer:デジタル化統括責任者)も務める。
学生中心のDX推進チーム「DXラボ」を立ち上げるなど、香川大学のDX推進にむけた様々な取り組みを主導している。
「憲法学からみた教育データ利活用」
学術研究院社会文化科学学域(法学系)
准教授
2011年3月 慶應義塾大学大学院法務研究科修了
2011年11月~2012年12月 最高裁判所司法研修所司法修習生
2013年4月~2015年3月 慶應義塾大学大学院法務研究科助教
2015年4月~2018年3月 九州産業大学経済学部講師
2018年4月~2019年9月 九州産業大学地域共創学部准教授
2019年10月~ 現職
- 専攻:憲法学・教育法学
- 主な研究テーマ:学問の自由、教育権の所在、子どもの権利
- 日本公法学会
- 日本公法学会
- 憲法理論研究会
- 比較憲法学会
- 日本教育法学会
- 児童福祉法研究会
- 『AIと憲法』(日本経済新聞出版社、2018年、共著)
- 『コロナの憲法学』(弘文堂、2021年、共著)
- 『図録日本国憲法〔第2版〕』(弘文堂、2021年、共編著)
- 『グローバル化のなかで考える憲法』(弘文堂、2021年、共編著)
- 『学問の自由の国際比較』(岩波書店、2022年、共著)など
「データ利活用・DXを促進するこれからの大学ソリューション」
文教・地域ソリューション開発本部
大学ソリューション事業部 第一システム部長
2009年からFujitsu Australiaに駐在し公共系システムの開発・導入に従事。
2012年に帰国した後は文教ソリューションの海外展開や、公共教育機関及び初等中等向けのソリューション開発・導入等に携わる。
2021年から現在までは富士通Japanにて大学図書の開発・導入、及び大学ソリューションのSaaS運用等、大学DXの推進に向けて活動中。
「大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望」
/スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 副センター長
2002年3月 京都大学 大学院情報学研究科 博士後期課程 指導認定退学
2002年4月~2003年3月 京都外国語大学 外国語学部 講師
2003年4月~2007年3月 京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター講師
2007年4月~2015年3月 京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター准教授
2015年4月~2017年3月 京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター教授
2017年4月~2019年3月 京都外国語大学 外国語学部 教授
2019年~ 大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部 教授
2022年~ 大阪大学 スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 副センター長/教学IR・教学データ基盤部 部長
- 教育工学 教育データ分析、ラーニング・コモンズ
- 大学教育学 FD、授業研究
- 日本教育工学会 副会長
- 教育システム情報学会 理事・副編集委員長
- 日本教育メディア学会 副会長
- 2009年 日本教育工学会 研究奨励賞
- 2011年 日本教育工学会 論文賞
SS研HPCフォーラム2022 近未来HPC ~未来を切り拓くコンピューティング・アーキテクチャ~
開催趣旨
2022年6月のTop500に1EFlops超のシステムであるFrontierが登場し、富岳が1位では無くなったようにHPCは常に開発が続いています。しかしながら、ポストムーアと呼ばれるように、現在はこれまでと同じような微細化に伴う性能向上は期待できない時代が来ています。このような中、今後のHPCはどうなるのか、はっきりとした姿はまだわかりません。そこで本フォーラムでは、「近未来HPC ~未来を切り拓くコンピューティング・アーキテクチャ~」と題し、現実感のある近い未来を想定したコンピューティング・アーキテクチャに関して講演を行います。今回は現地での参加者は限られた数になりますが、オンサイトとオンラインのハイブリッド開催となります。参加しやすいオンラインと臨場感のある現地での参加の良いところを活用し、近未来のHPCがどのような姿になり、どのようなアーキテクチャが想定されるか皆様とともに議論を行いたいと考えます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 13:00- | 開始 |
|---|---|
| [前半司会]田中 輝雄(工学院大学) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
深沢 圭一郎(京都大学)
|
| 13:05-14:05 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「次世代情報基盤に関するコミュニティ活動と調査研究事業について」
近藤 正章(慶應義塾大学) プロフィール
次世代計算基盤に対しては、計算科学とAI・ビッグデータ技術のさらなる融合やHPC技術の応用範囲拡大など期待が大きい反面、ムーアの法則の終焉など多くの課題が待ち受けている。本講演では、次世代先端計算システムの技術的課題や研究開発要素を白書にまとめた"NGACI (Next-Generation Advanced Computing Infrastructure)"活動と、ALL Japan体制で挑む文部科学省の次世代計算基盤に係る調査研究事業の概要について紹介する。 スーパーコンピュータ,高性能コンピューティング,次世代計算基盤
プレゼン資料(10/3掲載)(PDF:4.6MB)
|
| 14:05-15:05 講演 50分 Q&A 10分 |
※リモート講演
「量子コンピュータ 過去、現在、そして未来へ」
川畑 史郎(産業技術総合研究所) プロフィール
現在,毎日のように量子コンピュータに関するニュースが飛び交っています。量子コンピュータは量子チューリング機械の原理に基づくコンピュータであり、因数分解、機械学習、量子化学計算などのいくつかの数学的問題を従来の古典コンピュータよりも高速処理できると期待されています。そのため現在、世界規模で量子コンピュータの開発とビジネス展開に向けた激しい競争が繰り広げられています。本講演では、量子コンピュータの基礎、最新研究開発動向、各国政府の動向、課題、展望について解説を行います。 量子コンピュータ,超伝導量子ビット,人工知能,量子化学,クラウドコンピューティング
プレゼン資料(9/28掲載)(PDF:7.9 MB)
|
| 15:05-15:15 | 休憩(10分) |
| [後半司会]南里 豪志(九州大学) | |
| 15:15-16:15 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「脳のように学ぶ新しい深層学習手法の開発」
篠崎 隆志(近畿大学) プロフィール
脳は記憶と演算の両方を行うニューロンの集合体として、極めて高い並列性とエネルギー効率、スケーリングを実現している。我々は、脳のような大規模で高効率な演算の実現を目標に、深層競合学習と呼ばれる手法を提案してきた[Shinozaki 2021]。現在、超並列性と局所演算の柔軟さから本手法にマッチした特性を持つGraphcore IPU-POD8システム上で開発を進めており、本講演ではその実装と開発環境について紹介する。 脳型情報処理, 深層学習, 教師なし学習, 半教師あり学習, 特徴抽出
プレゼン資料(9/28掲載)(PDF:2.9MB)
|
| 16:15-17:15 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「量子インスパイアードコンピューティング デジタルアニーラとその応用」
岩井 大介(富士通株式会社)プロフィール
ムーア則の終焉に伴い、最近紙面を賑わわせているのは量子ゲートコンピューティングだが、その社会実装には、まだしばらくの時間を要すると考えられる。そのような状況の中で、今、社会実装可能な技術として注目されているのが、量子インスパイアード技術であり、デジタルアニーラもその一つである。本講演では、デジタルアニーラ技術およびその社会実装事例について紹介する。 量子インスパイアード, 組合せ最適化問題, デジタルアニーラ, ハイブリッド・コンピューティング, マテリアルズ・インフォマティクス
プレゼン資料(9/28掲載)(PDF:7.3 MB)
|
| 17:15-17:20 |
閉会挨拶
伊達 進 (大阪大学)
|
講演者
「次世代情報基盤に関するコミュニティ活動と調査研究事業について」
2003年4月 科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業 研究員
2004年4月 東京大学先端科学技術研究センター 特任助手
2007年2月 東京大学先端科学技術研究センター 特任助教授
2008年4月 電気通信大学大学院情報システム学研究科 准教授
2013年12月 東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授
2018年11月 理化学研究所計算科学研究センター チームリーダー(兼務)
2021年4月 慶應義塾大理工学部 教授
- 計算機アーキテクチャ
- 高性能コンピューティング
- 量子コンピューティング
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- 情報処理学会 山下記念研究賞(2009年)
- 情報処理学会 論文賞(2013年)
量子コンピュータ 過去、現在、そして未来へ
1998年 大阪市立大学 工学研究科 応用物理学専攻 博士課程修了 (工学博士)
1998年 通商産業省 電子技術総合研究所 研究員
2001年 産業技術総合研究所 研究員
2017年 産業技術総合研究所 研究グループ長
2018年~ 文部科学省 光・量子飛躍フラッグシッププログラム Q-LEAPサブプログラムディレクタ (量子情報処理領域・人材育成プログラム領域)
2019年~ 一般社団法人量子ICTフォーラム 理事
2020年~ 内閣府 ムーンショット型研究開発事業 目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」アドバイザー
2020年~ NEDO 高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発 量子関連コンピューティング技術 プロジェクトリーダー
2021年~ 産業技術総合研究所 副研究センター長
- 量子情報処理
- 物性理論
- 日本物理学会
- 応用物理学会
- "量子情報の物理"(共立出版)
- "超伝導磁束状態の物理"(裳華房)
- "量子コンピュータ/イジング型コンピュータ研究開発最前線"(情報機構)
- 超伝導技術の最前線[応用編]"(近代科学社)
「脳のように学ぶ新しい深層学習手法の開発」
量子インスパイアードコンピューティング
デジタルアニーラとその応用
- 量子インスパイアードコンピューティング
- 組合せ最適化問題
- マテリアルズ・インフォマティクス
- IEEE
第44回SS研総会
| 日時 | 2022年5月27日(金) 総会 15:20-17:30 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催 |
| 参加対象 | SS研会員 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] 総会は無事終了しました。ありがとうございました。 |
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 15:10- | アクセス開始 |
|---|---|
| 15:20-15:30 |
開会挨拶
岡村 耕二(九州大学)
|
| 15:30-17:20 特別講演 講演90分+QA20分 |
特別講演
気候変動と気象現象の激化
正しく恐れ、備えるために 気象庁のデータ等から過去100年余りの世界と我が国の気候の変化を概観し、「日本の気候変動2020」から今世紀末の我が国の気候の変化についてその概要を紹介する。 気象災害の激化, 線状降水帯, 気象情報の高度化, 警報の鉄則と宿命, 正常化の偏見
|
| 17:20-17:30 |
閉会挨拶
高木 亮治 (JAXA)
|
講演者
気候変動と気象現象の激化 正しく恐れ、備えるために
2016年11月-現在 東北大学大学院理学研究科 特任教授
2016年8月-2019年8月 株式会社富士通研究所シニアアドバイザー
2016年6月-現在 長野県 防災総合アドバイザー
2016年5月-現在 株式会社テレビ朝日 防災アドバイザー
1979年~2016年 気象庁、気象庁長官(2014年4月~2016年4月)
- 気象、地震津波、火山に関する防災情報
- 適切な防災行動を支援する科学・技術
- 日本気象学会
- 日本地震学会
- 日本火山学会
- 日本災害情報学会
科学技術計算分科会 2021年度会合 富岳スペシャル3.0~新時代の防災・減災~
| 日時 | 2022年1月20日(木) 分科会 13:30-17:15 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会、合同分科会、20日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
昨年度は富岳の稼働が始まり、ISC20やSC20でTop500の1位だけでなく、様々なベンチマークで1位になりました。その富岳を利用して、新型コロナウイルスに対する研究開発も行われ、ベンチマークとともにその性能の高さを示しました。一方で、富岳の稼働開始から時間が経っていなかったこともあり、その他の富岳を活用する様々な分野やアプリケーションの成果はまだ見えていませんでした。そこで、今回は富岳を利用している分野の中でも「防災・減災」に注目し、それらの分野において富岳を利用することで開かれる新しい時代に関する講演を行い、SS研会員のみなさまに富岳のすごさを感じていただきます。開催形態は今回もオンラインウェビナーとなります。たくさんのSS研会員のみなさまにご参加いただけることを期待しています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ開催後に順次掲載予定】
| Session1 [前半司会]佐藤 賢斗 (理化学研究所) | |
|---|---|
| 13:30-13:35 |
開催趣旨説明
深沢 圭一郎 (京都大学)
|
| 13:35-14:25 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「「富岳」成果創出加速プログラム地震課題~地震発生から地震動・地盤増幅評価までの統合的予測に向けて~」
堀 高峰
(海洋研究開発機構)プロフィール 国難とされる首都直下地震や南海トラフ地震に備えるためには、地震災害の定量的評価が必要となる。本課題では、地下の断層での地震発生から地震波の伝播、そして地盤での揺れの増幅に至るまでを統合的に予測するシステムを構築し、国による地震災害評価での活用を目指している。そのために必要となる高詳細有限要素法での超大規模計算を「富岳」で実施するためのアプリケーションの高度化を行っている。 地震発生,地震動,地盤増幅,大規模シミュレーション,有限要素法
プレゼン資料(PDF:5.6MB)
|
| 14:25-15:15 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「「富岳」を使ったゲリラ豪雨予報
~2021年夏季のリアルタイム実証実験~」 三好 建正 (理化学研究所) プロフィール
2021年7月20日から8月8日までと8月24日から9月5日までの期間、首都圏において30秒ごとに更新する30分後までの超高速高性能降水予報のリアルタイム実証実験を行いました。「富岳」を生かすことで前年よりも20倍大きな1000通りのアンサンブル計算を行い、システム全体を改良しました。また、30分後までの予報を10通り計算し、確率的な予報を行いました。本講演では、富岳を使った最先端の天気予報研究として、本実験について紹介します。 ゲリラ豪雨,富岳,数値天気予報,データ同化,フェーズドアレイ気象レーダ
プレゼン資料(PDF:10.5MB)
|
| 15:15-15:30 | 休憩(15分) |
| Session2 [後半司会]田中 輝雄 (工学院大学) | |
| 15:30-16:20 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「Wisteria/BDEC-01 & h3-Open-BDEC
~(計算・データ・学習)融合によるSociety 5.0実現へ向けて~」 中島 研吾 (東京大学) プロフィール
スーパーコンピューティングは,従来の計算科学・計算工学シミュレーションに加えて,データ科学,機械学習等の知見を融合した新しい手法を適用することによって,サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合したシステムを形成し,Society 5.0が目指す人間中心の社会の実現に大きく貢献すると期待される。本発表では,2021年5月14日に運用を開始した「(計算・データ・学習)融合スーパーコンピュータ(Wisteria/BDEC-01)」,及び革新的ソフトウェア基盤「h3-Open-BDEC」について,関連する研究開発の取り組みも交えて紹介する。 シミュレーション,データ科学,機械学習,混合精度演算,リアルタイム処理
プレゼン資料(PDF:124MB)
|
| 16:20-17:10 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「A64FX CPU 向けコンパイラとチューニング事例」
原口 正寿 (富士通株式会社) プロフィール
理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発したスーパーコンピュータ「富岳」は、TOP500、HPCG、HPL-AI、Graph500の4部門で4期連続の世界1位を獲得した。本発表では、「富岳」のCPUであるA64FXで性能を出すためのコンパイラ最適化技術を開発現場の苦労話を交えてお話しするとともに、性能向上のチューニング事例について紹介する。 A64FX,コンパイラ,最適化,性能チューニング,高速化
|
| 17:10-17:15 |
閉会挨拶
南里 豪志 (九州大学)
|
講演者
「富岳」成果創出加速プログラム地震課題~地震発生から地震動・地盤増幅評価までの統合的予測に向けて~
「富岳」を使ったゲリラ豪雨予報~2021年夏季のリアルタイム実証実験~
- データ同化
- 数値天気予報
- 日本気象学会
- American Geophysical Union
- American Meteorological Society
- 日本地球惑星科学連合
- European Geosciences Union
- 日本工学アカデミー
- 2008年 日本気象学会山本・正野論文賞
- 2014年 土木学会水工学委員会 水工学論文賞
- 2014年 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞
- 2015年 地球惑星科学振興西田賞
- 2016年 日本気象学会賞
- 2016年 Progress in Earth and Planetary Science (PEPS) The Most Accessed Paper Award 2016, Japan Geoscience Union
- 2017年 Editor's Award, Monthly Weather Review, American
number of manuscripts
- 2017年 Progress in Earth and Planetary Science (PEPS) The Most Cited Paper Award 2017, Japan Geoscience Union
- 2018年 読売ゴールドメダル賞
- 2018年 理研梅峰賞
- 2018年 HPCI利用研究課題優秀成果賞
- 2020年 防災功労者内閣総理大臣表彰
露木義、川畑拓矢(編著)、三好建正、小泉耕、大野木和敏、岡本幸三、門脇隆志、成井昭夫、石川宜広、本田有機、筒井純一、小出寛、坂本雅巳、古林慎哉、初鹿宏壮、松本隆則、山崎信雄、釜堀弘隆、高橋清利、門倉真ニ、和田浩治、加藤浩司、小山亮、尾瀬智昭、萬納寺信崇、平隆介、大河原望、斉藤和雄、瀬古弘、小司禎教、國井勝、青梨和正、気象研究ノート第217 号 「気象学におけるデータ同化」2008年
筆保 弘徳、稲津 將(編著)、吉野 純、茂木 耕作, 加藤 輝之、芳村 圭、三好建正、「天気と気象についてわかっていることいないこと ようこそそらの研究室へ」2013年
Wisteria/BDEC-01 & h3-Open-BDEC~(計算・データ・学習)融合によるSociety 5.0実現へ向けて~
1985年04月 株式会社三菱総合研究所
1993年07月 テキサス大学オースティン校大学院修了
1999年07月 財団法人高度情報科学技術研究機構
2004年04月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻
2008年04月 東京大学情報基盤センター,現在に至る
2018年04月 理化学研究所計算科学研究センター副センター長
- 数値流体力学,計算力学
- 数値線形代数
- 並列アルゴリズム
- IEEE,SIAM
- 情報処理学会,日本応用数理学会,日本計算工学会
- 平成20年度山下記念研究賞(情報処理学会)
- Best Paper Award, IEEE ICPADS 2014
- Best Paper Award, HPC Asia 2018
A64FX CPU向けコンパイラとチューニング事例
ミッションクリティカルシステム事業本部 HPCシステム事業部 言語ソフトウェア部 シニアアーキテクト
教育環境分科会 2021年度会合 AIで変わる教育?教育が変えるAI!
| 日時 | 2022年1月20日(木) 9:00-12:30 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会、合同分科会、20日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
近年のAI技術の発展はめざましく、産業へのICT応用の大きな部分を占めるようになっています。
一方、ディープフェイクなど影の面も取り沙汰されるようになり、世間的にも大きな話題となることが多くなっています。教育方面への応用は、学習塾などで先行している形ですが、昨年来のコロナ禍により期せずしてデジタル化が大きく進展した公教育での応用も期待されます。
今回は、LAの研究分野を中心に、機械学習を用いた学習データ分析や、そのシステム化、説明可能なAIの教育分野への応用可能性などについてご講演をいただきます。さらに、今後AIが教育をどう変えていくのか、教育での利用のためにAI技術をどのように進展させていくべきなのか、などについて議論を深めていきたいと考えています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
| 9:00- | 開始 |
|---|---|
| [司会] 松葉 龍一 (熊本大学) | |
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
隅谷 孝洋 (広島大学)
|
| 9:05-9:45 講演 30分 Q&A 10分 |
講演1
教育データの利活用による教育の未来
緒方 広明 (京都大学) プロフィール
GIGAスクール構想やコロナ禍の影響により、教育データの利活用の基盤整備が急速に進んでいる。このようにして収集される膨大な教育データを用いて、機械学習やラーニングアナリティクス、説明可能AIなどの先端技術を用いた教育・学習をする研究も盛んに行われるようになった。本講演では、それらの研究事例を紹介し、今後の課題について議論する。 ラーニングアナリティクス, 教育データ利活用, スタディログ、学習支援システム
プレゼン資料(PDF:4.3MB)
|
| 9:45-9:55 | 休憩(10分) |
| 9:55-10:35 講演 30分 Q&A 10分 |
講演2
生体情報を用いた学習者の心的状態推定の試み
松居 辰則 (早稲田大学) プロフィール
ICTによる教育や学習支援に関して多くの研究・開発が行われてきている。中でも、人工知能技術を用いた教育・学習サービスも日常的になりつつある。こういったサービスの多くは知識獲得や理解支援を目的としたものである。一方、人間教師は学習者の心的状態を推定した上で教育や学習支援を行っている。講演者らはコンピュータに学習者の心的状態の推定機能を実装し新しい学習支援システムの開発を目指している。本講演では生体情報を用いた学習者の心的状態推定の試みを紹介し、今後の教育・学習支援の新しい展開の可能性を議論したい。 心的状態の推定, 生体計測・生体情報, 教育・学習支援, Learning Analytics, 機械学習
プレゼン資料(PDF:5.4MB)
|
| 11:10-11:15 | 休憩(10分) |
| 10:45-11:25 講演 30分 Q&A 10分 |
講演3
現場が「使える」と感じるAIを目指して
人の言葉で説明する説明可能AI 富士 秀 (富士通株式会社) プロフィール
人工知能(AI)は、未知の問いに対して「Yes/No」や「87%」という推定結果を返してきますが、実際の現場担当者や専門家にとっては、この結果がどのように導き出されたかがわからなければ安心して使うことができません。本発表では、この課題に対して私たちが取り組んできた数種類の説明可能AI、特に自然文で説明する説明可能AIの技術を紹介し、ゲノム医療への適用を一つの事例として、説明可能AIの現場適用における課題と対応についてお話しします。 説明可能AI, 自然言語処理, 人工知能, 自然文、ゲノム
プレゼン資料(PDF:5.5MB)
|
| 11:25-11:35 | 休憩(10分) |
| 11:35-12:25 50分 |
パネルディスカッション
AIで変わる教育?教育が変えるAI!
|
| 12:25-12:30 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
|
講演者
教育データの利活用による教育の未来
平成 6年 3月 徳島大学大学院工学研究科 博士前期課程 修了
平成 7年 3月 徳島大学大学院工学研究科 博士後期課程 退学
平成10年 5月 博士(工学)取得 (徳島大学)
平成 7年 4月 徳島大学 助手 工学部
平成11年 4月 徳島大学 講師 工学部
平成13年 3月 徳島大学 助教授 工学部
平成13年 9月 米国コロラド大学ボルダー校 客員研究員
~平成15年 2月まで
平成21年10月 (独) 科学技術振興機構(JST) さきがけ 兼任研究員
~平成24年 3月まで
平成25年10月 九州大学 教授 基幹教育院
平成29年 4月 京都大学 学術情報メディアセンター 教授
現在に至る
- 教育学習支援システム
- ラーニングアナリティクス
- mLearn 2009 Best Paper Award
- mLearn 2009 Best Paper Award
- APSCE Distinguished Researcher Award (2014)
生体情報を用いた学習者の心的状態推定の試み
1990年 3月 早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻修士課程 修了
1993年 3月 早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻博士後期課程 退学
1994年 2月 博士(理学)早稲田大学
1992年~1995年 早稲田大学理工学部 助手
1995年~1997年 東京学芸大学教育工学センター 助手
1997年~2004年 電気通信大学大学院情報システム学研究科 助教授
2004年~2007年 早稲田大学人間科学部(現人間科学学術院) 助教授
2007年~ 早稲田大学人間科学学術院 教授
- 人工知能の教育・学習への応用
- 教育評価の数理的手法
- Learning Analytics(心的状態の推定)
- 感性情報科学 など
- 人工知能学会,電子情報通信学会,教育システム情報学会,日本感性工学会,学習分析学会 など
- 教育システム情報学会論文賞,日本教育工学会論文賞,日本感性工学会技術賞,人工知能学会研究会優秀賞 など
- 個別学習環境における深いインタラクションの実現を目指して, 人工知能学会誌「小特集:仮想空間を介したインタラクション」, Vol.36, No.4, pp.480-483 (2021)
- 生体情報を用いた学習者の心的状態推定と学習支援の試み, 教育システム情報学会論文誌, Vol.36, No.2, pp.76-83 (2019)
- マルチモーダルラーニングアナリティクス, 情報処理《特集「ラーニングアナリティクス」》, Vol.59, No.9, pp.810-814 (2018) など
現場が「使える」と感じるAIを目指して
人の言葉で説明する説明可能AI
- 説明可能AI、ゲノム分野向けAI
- 自然言語処理、多言語機械翻訳
- 言語処理学会理事、情報処理学会、同自然言語処理研究会
- 第4回および第7回アジア太平洋機械翻訳協会 長尾賞受賞
- 医学のあゆみ2021『自然言語処理と説明可能なAIによる新次元サイエンス』
AIで変わる教育?教育が変えるAI!
合同分科会 2021年度会合 「オンラインとリアルの新しい関係」
| 日時 | 2021年1月19日(水) 分科会 13:30~18:00(予定) |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM 予定) |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 申込み締め切りました。ご希望の方はSS研事務局までお問い合わせください。(ssken-office@ml.css.fujitsu.com) |
| その他 | 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会、合同分科会、20日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「Zoom飲み会」という言葉が世に出始めたとき,多くの人が,意外な言葉の組み合わせを面白がるような雰囲気がありました。 それから1年あまり,「オンライン〇〇」の「〇〇」にどのような言葉が来ても,誰も何も驚かない日常になっています。 オンライン技術により多くの「不可能」が「可能」になりつつあります。その一方,いろいろな場面で,「やはり『リアル』 でないと」と実感させられることも再三再四ではありません。オンラインとリアルの関係性が急速に変化しつつある中,誰も 取り残さず,どのような機会も取り逃がさないことが強く求められています。今回の合同分科会では,「オンラインとリアルの 新しい関係」をテーマとし,新しい日常をより良くする挑戦を紹介します。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 13:25- | ウェビナー接続開始 |
|---|---|
| Session1 [司会]西村 浩二 (広島大学) | |
| 13:30-13:40 |
会長挨拶
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
楫 勇一 (名古屋大学)
|
| 13:40-14:30 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
情報技術は高等教育をどう変えるか?
ポスト・コロナの大学運営を考える 山本 秀樹 (AMS合同会社)プロフィール
コロナ以前から全ての授業がオンラインで行われていたミネルバ大学。設立から僅か4年でMIT を上回る受験者数を実現し、世界の大学、企業、行政で高く評価されている同大学が情報技術を どのように使って「高等教育の再創造」を実現しようとしているのか解説します。 また、ミネルバ大学をベンチマークとして既存の大学や企業における人材育成をどのように改革 できるか、日本における支援事例からヒントを導きます。 大学経営, デジタル・トランスフォーメーション, コンピテンシー育成, オンライン学習,キャリア構築支援
プレゼン資料(1/19版)(PDF:3.3MB)
|
| 14:30-14:35 | 休憩(5分) |
| 14:35-15:25 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
New Normalにおける新たな働き方
~Work Life Shiftは進化する~ 阿萬野 晋 (富士通株式会社)プロフィール
2020年7月に、ニューノーマルにおける新たな働き方「Work Life Shift」を発表し、社員が業務の目的に応じて主体的に最適な時間や場所を選択する働き方としたことで、テレワーク中心でも生産性やエンゲージメント向上に向けた施策を実践し、一定の効果が得られた。今般、新たに見えてきた課題への対処を含め「Work Life Shift2.0」として、今後においてもDX企業としてふさわしいハイブリッドワークの実践、ワークとライフのシナジー追求などを通じて、社会やお客様の課題解決や持続的成長に貢献する、より進化した施策展開について紹介する。 Well-being, DX企業, Hybrid Work, 自律と信頼, コミュニケーション
プレゼン資料(PDF:7.7MB)
|
| 15:25-15:30 | 休憩(5分) |
| 15:30-16:00 報告 30分 |
BoF (Birds of a feather) 報告
・オンラインツールのいいところ悪いところ ・オンラインとリアル ・SS研のいいところ悪いところ 前日に開催されましたBoFの報告をビデオでご紹介いたします。
|
| 16:00-16:05 | 休憩(5分) |
| Session2 [司会]富士通委員 | |
| 16:05-16:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
時代と共に進化し続けるシヤチハタブランドをデジタルでも
~自己否定の精神を受け継ぐ~ 斉藤 可菜子(シヤチハタ株式会社)プロフィール
なぜ文具メーカーのシヤチハタが電子印鑑市場に乗り出したのか、それはシヤチハタ文化に根強く残っている、「自己否定」の精神から生まれたものでした。印鑑のシヤチハタから今日に至るまでのシヤチハタの歴史と共にご紹介します。また、「脱ハンコ」と謳われる中、電子印鑑の必要性とは?電子印鑑だから実現できる新たな価値をご提案します。 DX,電子印鑑,ペーパーレス,脱ハンコ
プレゼン資料(1/20版)(PDF:1.5MB)
|
| 16:55-17:00 | 休憩(5分) |
| 17:00-17:50 50分 |
パネルディスカッション
大学における「取り残されそうな問題」への取り組み
|
| 17:50~18:00 |
閉会挨拶
野田 茂穂 (理化学研究所)
|
講演者 / コーディネーター / パネリスト
情報技術は高等教育をどう変えるか?
ポスト・コロナの大学運営を考える
2010年より大学生のキャリア構築支援活動を始め、2015年から2017年までMinerva University (ミネルバ大学)日本連絡事務所代表を務めた。現在は、Dream Project Schoolを主催し、ミネルバ大学の運営やカリキュラムを日本の教育機関や企業の人材育成に応用する経営支援や大学での講師などを務める。
- 学習の科学
- 汎用能力
- 高機能化学素材の新規用途探索
- 『世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ』
- 『最難関校ミネルバ大学式思考習慣』等
New Normalにおける新たな働き方
~Work Life Shiftは進化する~
EmployeeSuccess本部長
2012年05月 同社 国際人事部ASEAN分室長(兼)Fujitsu Asia
2014年10月 同社 人事本部シニアディレクター
2017年04月 同社 プロダクト事業推進本部人事部長
2021年04月~ 同社 理事
Employee Success本部長
時代と共に進化し続けるシヤチハタブランドをデジタルでも
~自己否定の精神 を受け継ぐ~
大学における「取り残されそうな問題」への取り組み
- 昭63信州大・工・電子工卒.
- 平2同大大学院修士課程了.
- 平5慶大大学院博士課程了.博士(工学).
同年名大・工・電子情報・助手. - 平9より平10まで, ドイツカイザースラウテルン大・客員研究員.
- 平10同大・情報メディア教育センター・助教授,
- 平16同大・エコトピア科学研究機構,
- 平19同大・エコトピア科学研究所・准教授,
- 平22同大・教養教育院・教授,現在に至る.
同大・工学研究科電子情報システム専攻,
同大・情報基盤センター教育情報メディア研究部門を兼務.
- オープン教材
- 確率共鳴
- 可視光通信
- 電子情報通信学会第76回(令和元年度)論文賞、2020年6月
- IEEE Communication Society 2006 Best Tutorial Paper Award(米国電気電子学会通信ソサイエティ2006年最優秀解説論文賞)、2006年6月
大学における「取り残されそうな問題」への取り組み
1980年4月 岡山大学教養部 助手
2006年7月 岡山大学教育学部 教授
2008年4月 岡山大学 スポーツ教育センター長
2016年4月 全学教育・学生支援機構 教授
2021年4月 岡山大学 名誉教授・特任教授
- スポーツ教育学
- 身体活動増進プログラムの開発研究
- 熱中症予防に関する研究
- 腎疾患患者の運動療法
- 日本体力医学会
- 岡山スポーツ医科学研究会
- 日本産業衛生学会優秀ポスター賞4度授賞
- 公益財団法人全国大学体育連合「大学体育教育賞」
大学における「取り残されそうな問題」への取り組み
2004年4月~2010年3月 日本SGI株式会社
2012年1月 東京大学 大学院工学系研究科 博士課程卒業, 博士(工学)
2012年2月 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 招聘研究員
2015年4月 東京理科大学 工学部第一部 経営工学科 講師
2016年4月 同大 工学部 情報工学科 講師
2020年4月~現在 同大工学部 情報工学科 准教授
- 進化最適化
- 設計探査
- 航空交通
- 日本機械学会
- 進化計算学会
- IEEE
- 2018年12月 論文賞(進化計算学会)
- 2018年10月Excellent Paper Award(The 25th National Computational Fluid Dynamics)
- 2013年6月 画像電子技術賞(画像電子学会)
- 2011年12月 Young Researcher Award(IEEE Computational Intelligence Society Japan Chapter)
システム技術分科会 2021年度会合 クラウドサービス活用奮戦記 ~運用の悩み編~
| 日時 | 2022年1月19日(水) 9:00-12:10(予定) |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 申込み締め切りました。ご希望の方はSS研事務局までお問い合わせください。(ssken-office@ml.css.fujitsu.com) |
| その他 | 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会、合同分科会、20日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
近年、多くの組織(大学・研究機関)が様々なクラウドサービスを導入/利用しているが、 本格的な利用が進むにつれて新たな課題が浮上してきた。 黎明期は組織におけるクラウドサービスの利用が議論され始め、次に電子メールサービスの クラウド化を皮切りに多くの組織が様々なクラウドサービスを利用し始めた。 現在では教育にとどまらず、研究や管理運営(組織業務)などにもクラウドサービスが利用 されている。 このように多くの組織で普及が進んできたクラウドサービスであるが、利用者にとって便利 な反面、運用者は様々な課題に直面している。 例えば、いろいろな種類のクラウドサービスを導入していると、サービスごとに設定方法や 管理手法などが異なり、それらを個別に習得する必要がある。 また、常に最新の機能が利用できるクラウドサービスであるが、その反面多種多様なサービス の内容変更(追加/廃止)が組織としての利活用検討に追い付かない場合がある。 加えて、組織へ提供してきたサービスの変更が迅速に出来ないこと、新たなサービスも組織全 体のリテラシーと天秤にかけてその有効/無効の判断が迅速に出来ない事がある。 クラウドサービスには柔軟性や拡張性、迅速性、経済的負担軽減などの様々なメリットがある 一方で、運用の手法としてはこれまでとは異なる条件を考慮して解決していかなければならず、 これらの情報の多くは共有/解決されていないのが現状である。 そこで、本年度のシステム技術分科会2021年度会合では、組織におけるクラウドサービスを 効率よく導入/運用するために「クラウドサービス活用奮戦記 ~運用の悩み編~」をテーマと し、その導入経緯や制度作り、活用事例、苦労/工夫したこと、運用のコツ/秘訣、日頃の疑問 など様々な情報を共有し、組織におけるクラウドサービスの活用について情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 8:55- | ウェビナー接続開始 |
|---|---|
| [司会]永田 正樹 (静岡大学) | |
| 9:00-9:10 |
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
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| 9:10-10:00 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
九州工業大学におけるMicrosoft365の全学展開
-提供範囲の拡大、セキュリティの向上に対する奮闘- 林 豊洋 (九州工業大学)プロフィール
九州工業大学では,2012年度に卒業生向けの生涯メールサービスの提供を開始した. 2015年度には安定し継続可能なサービスの提供を目的とし,メールサービスの提供基盤をOffice365へ切り替えた. その後,Office365の有する機能群の利便性から,サービス提供範囲の在学・在職者への拡大, メールサービス以外の機能の公開,Microsoft 365への切り替えによる機能追加,二段階認証の導入をはじめとしたセキュリティ向上の実施等が続いている. 本講演では,365の提供に関する本学の奮闘とも言える様々な対応について,いくつかの事例を用いて紹介する.
Microsoft 365,メールサービス,セキュリティ対策,提供・運用ポリシー
プレゼン資料(2022.1.19版)(PDF:1.9MB)
|
| 10:00-10:10 | 休憩[10分] |
| 10:10-11:00 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
鳥取大学におけるGoogle Workspaceの活用事例
大森 幹之 (鳥取大学)プロフィール
鳥取大学では2019年よりGoogle Workspaceの全学的な利用を開始した.全学生・教職員を対象とした全学メールもGmailに切り替え,大容量ストレージとしてGoogle Driveも活用した.また,オンライン講義でもGoogle Meetを活用できた.その一方で,Gmailが利用できない国や急遽発表された1組織100TBのデータ容量の制限の設定などといった課題もある.本発表では,鳥取大学での事例からGoogle Workspaceの長所と短所を紹介する.
Google Workspace,メール,ストレージ,GCP,大学/個人アカウント切り替え
プレゼン資料(2022.1.19版)(PDF:0.5MB)
|
| 11:00-11:10 | 休憩[10分] |
| 11:10-12:00 50分 |
パネルディスカッション
「クラウドサービス活用奮戦記 ~運用の悩み編~」
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| 12:00-12:10 |
閉会挨拶
上繁 義史 (長崎大学)
|
| 12:10-13:00 |
ランチミーティング
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講演者 / パネルディスカッション パネリスト
九州工業大学におけるMicrosoft 365の全学展開
-提供範囲の拡大、セキュリティの向上に対する奮闘-
2006年 九州工業大学情報科学センター助手
2007年 同助教
2020年 九州工業大学情報基盤センター助教,九州工業大学情報基盤機構 ICT利活用教育研究基盤運用室室員
2021年 同准教授,九州工業大学情報基盤機構 ネットワークセキュリティ基盤運用室室員
- 情報システムの構築運用
- 知覚情報処理
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
鳥取大学におけるGoogle Workspaceの活用事例
2004年~2013年 筑紫女学園大学 講師
2013年~2020年 総合メディア基盤センター 准教授
2020年現在 現職
- インターネット、モバイルネットワーク、経路制御、省電力運用、セキュリティ
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- ACM等
クラウドサービス活用奮戦記~運用の悩み編~
- 災害発生時のDMAT活動に有用な通信
- 消防局におけるドローン操縦の体系化
- 日本災害学会
- 日本災害情報学会
クラウドサービス活用奮戦記~運用の悩み編~
- ネットワークアーキテクチャ
- 情報システム
- 情報教育・情報科教育
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- WIDE プロジェクト
- ACM The Special Interest Group on University and College Computing Services (SIGUCCS)
BoF 2021年度会合 BoF "Birds of a feather" オンラインとリアルの新しい関係
BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会
| 日時 | 2022年1月18日(火)16:30~ |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2021年度冬イベント(18日:BoF、19日:システム技術分科会、合同分科会、20日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「異なる専門分野の人たちや,異なる機関の人たちと知的な交流が行える場」の提供は,SS研の魅力の一つです。
今年も,SS研冬イベントの開催に合わせ,BoF(Birds of a Feather)を開催します.BoFは,SS研の活動の中でも,最も「ざっくばらん」に意見交換,そして,交流のできる場の一つです。
日常の活動や,自分の専門分野の学会では顔を合わすことがない人たちとの出会いと会話は,知的好奇心に新たな刺激を与え,視野を広げ,考えを深めてくれます。
「ちょっと覗いてみようか」で参加できるBoFで,SS研の魅力を堪能してください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 16:30- | 開始 |
|---|---|
| 16:30-16:35 |
開催趣旨説明
小林 真也 (愛媛大学)
|
| 16:35- | お申し込みいただいた部屋へ移動 |
| 16:35-17:00 25分 |
話題提供
ROOM1
「オンラインツールのいいところ悪いところ」 コーディネーター 隅谷 孝洋 (広島大学)
コロナウイルスの流行は、研究活動、教育活動に様々な影響を及ぼしました。
ROOM2
「リアルとオンラインについて」 コーディネーター 北口 善明 (東京工業大学)
コロナ禍によりオンライン技術が広く浸透し、多くのことがオンラインで対応できる日常になって来ていますが、オンラインでは達成し得ない点もまだまだ残っていると感じる方も多いのではないでしょうか。
ROOM3
「SS研のここが好き、ここが嫌い」 コーディネーター 高木 亮治(JAXA)
ROOM3では「SS研のここが好き、ここが嫌い」と題して SS研の良いところ、悪いところについて、 議論したいと考えております。 これまでの経験を活かしつつ、SS研のさらなる発展に向けて、 SS研に参加していて良かった点、改善点をまとめ、 会の活性化はもとより、若手勧誘の契機にしたいと考えております。 OB、OGの参加も大歓迎です。 SS研について、わいわいがやがやと楽しく議論しましょう!! |
| 17:00-18:00 60分 |
BOF
ディスカッション
|
2021年度 冬イベント
| 日程 | 2022年1月18日(火)~20日(木) |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加費 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加申込み | 開催済 |
全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 参加対象 | 参加費 | ||
|---|---|---|---|
| 1月18日 (火) |
BoF(16:30~18:00)
|
SS研会員 に限らず、 どなたでも 参加可能 |
会合:無料 |
| 1月19日 (水) |
システム技術分科会 2021年度会合(9:00~12:10)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
合同分科会 2021年度会合(13:30~18:00)
|
SS研会員 | 会合:無料 | |
| 1月20日 (木) |
教育環境分科会2021年度会合 (9:00~12:30)
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SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 |
科学技術計算分科会 2021年度会合(13:30~17:15)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
SS研座談会 「4つの視点から考える、情報部門の今とこれから」
| 日時 | 2021年11月11日(木) 14:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) 2つのROOMに分かれ、推進委員による話題提供の後、意見交換を行う。これを2回行い、各ROOMでどんな意見交換がなされたか各委員より全体で報告共有をし、最後に全体での意見交換を行う。 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能 |
| 参加人員 | 先着40名(予定) |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
開催について
SS研では2020年度にタスクフォース「コロナ禍における大学と研究機関の情報部門の活動」を立ち上げました。タスクフォースでは、with/afterコロナの中で高等教育機関や研究機関の情報部門に求められた機能・役割、そして、その活動を、忘れ去れることのない記録として集積することを目的に様々な活動をしました。タスクフォースの活動について報告させていただくとともに、皆様と意見交換を行うことを目的に本座談会を企画しました。本座談会は、タスクフォースメンバーからの話題提供と、参加者の皆様との意見交換の場から構成されます。このテーマに関心・興味をお持ちの方、あるいは、意見を持って積極的に発言いただける方、大歓迎です。ぜひ、この機会に当イベントへご参加ください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 14:00- | 開始 |
|---|---|
| 14:00-14:10 |
開会挨拶(これまでの経緯・開催趣旨説明)
八重樫 理人 (香川大学)
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| 14:10-15:00 話題提供:20分 意見交換30分 |
1回目意見交換
2つのROOMに分かれて意見交換を行います。
ICTがツールとしてコモディティ化した今,各大学では業務,研究や教育において「○○DX化」という潮流に飲み込まれようとしている。情報部門は,これまでのICT基盤の導入管理の枠を超えて様々な貢献が求められる一方,現場では目の前に次々と積まれていく課題をこなすことに時間を割かれることも多く,戦略と現場の間生まれる温度差を感じることも少なくない。多様な人材が存在する大学において,業務におけるDXは着手しやすい領域と考えられているが,事務組織の中であっても横串で活動を推進してくためには協調的かつ継続的な力と知恵が必要になる。「そこにはどのような課題があるのか,あるいは目的を達成するため情報部門ができることはないのか」をテーマに,情報部門の役割について考える。 世界は常に混沌と秩序の混在した状況が続くもので、混沌期において利を得ることができたりできなかったり、またその期間に得た利がその後において負債となることもままある。本講演では演者の所属組織におけるどたばたを紹介しつつ、調査報告にご協力いただいたいくつかの大学における取り組みについて個人的な視点からの評価を試みる。 |
| 15:00-15:20 | 休憩(20分) |
| 15:20-16:10 話題提供:20分 意見交換30分 |
2回目意見交換
2つのROOMに分かれて意見交換を行います。
コロナの現状によらず、もとより大学の情報基盤はBCP対応、BYOD化、クラウド化といったキーワードを含め変革が進んでいた。しかし、ここにコロナという要素が加わり、これらをより意識した大学情報基盤(学術情報システム、教育用計算機システム、キャンパスネットワークなど)が求められるようになった。コロナに終わりが見えない中、これと共存するウィズコロナ時代の大学情報基盤とこれを支える情報部門の在り方について参加者を交えて議論を深めたい。 コロナ禍で教職員並びに学生に対して,これまで対面で実施可能であったIT関連の支援が度重なる緊急事態宣言により,対面の機会を失うこととなった。本テーマでは,構成員に対してのオンラインによるIT支援に焦点を宛てて,効果的なIT支援の在り方について議論を行う。 |
| 16:10-16:50 40分 |
全体共有&意見交換
各部屋の報告共有と全体での意見交換を行います。
コーディネーター:
八重樫 理人 (香川大学)プロフィール ※会合参加者全員でディスカッション
|
| 16:50-17:00 |
閉会挨拶
SS研担当幹事 小林 真也 (愛媛大学)
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話題提供&コーディネーター
「大学(教)職員の業務支援と情報部門」
「混沌期における大学および研究機関の情報部門の活動に対する一考察」
2001年同大大学院工学研究科退学
2003年北海道大学大学院工学研究科修了
2005年北海道大学大学院工学研究科退学
2006年~2009年北海道大学大学院情報科学研究科助教
2010年~2012年東京藝術大学芸術情報センター特任助教
2012年~2019年大阪大学情報推進本部/サイバーメディアセンター助教・講師
2019年~国立情報学研究所サイバーセキュリティ研究開発センター特任准教授。広域分散システム、高可用性、減災に興味を持つ。情報処理学会、電子情報通信学会、IEEE CS、ACM各会員
「ウィズコロナに向けた教育基盤を軸とした大学情報基盤と情報部門」
- ネットワークアーキテクチャ
- 情報システム
- 情報教育・情報科教育
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- WIDE プロジェクト
- ACM The Special Interest Group on University and College Computing Services (SIGUCCS)
「コロナ禍における情報系のニューノーマルな過ごし方」
全体意見交換コーディネーター
(香川大学 情報メディアセンター センター長)
SS研ICTフォーラム2021 学術機関×オンライン×セキュリティ×コンプライアンス ~オンラインの課題と明日~
| 日時 | 2021年9月13日(月) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
1年以上にわたる新型コロナウイルス感染症の蔓延により、多くの学術機関や企業がテレワーク/オンライン授業を余儀なくされてきた。また、これらを実践する中でさまざまな問題に直面しつつも、各組織が試行錯誤しながら多くの課題解決に取り組んできている。 こうした中、世の中には「オンライン」がおおよそ浸透し、様々な場面で利活用されるようになってきた。
しかし、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前と異なる環境下で業務/講義を進める上で忘れてはならないのが、セキュリティとコンプライアンス(法令順守+社会的ルール)の課題である。これらはオンラインを実践する上で表面化しやすい問題と違い、積極的に意識していなければ気がつきにくく、気づかないでいると多大な損失に繋がる恐れがある。
そこで、本年度のICTフォーラム2021では、テレワーク/オンライン授業を問題なく安全に実施していくために、「学術機関 x オンライン x セキュリティ x コンプライアンス~ オンラインの課題と明日 ~」をテーマとし、学術機関がオンラインにおいて考えるべきセキュリティと守るべき/気がつくべきコンプライアンスなどの課題について議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| 13:00-13:10 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
|
| 13:10-13:45 講演 35分 |
講演
「学術機関×コンプライアンス×オンライン授業×試験」
中村 素典(京都大学 教授)プロフィール
2020年度初頭よりCOVID-19への緊急対応が求められることとなり、大学ではこれまで対面が主流であった授業の全面オンライン化を行うとともに、在宅勤務の実施、教授会での投票のオンライン化、さらには試験問題検討、オンラインでの試験の実施方法の検討などが進められた。本公演では、京都大学における検討や取り組みの事例について紹介する。 オンライン授業, 在宅勤務, オンライン試験, 機密情報, 本人確認
プレゼン資料(9/14掲載)(PDF:1.2MB)
|
| 13:45-13:50 | 休憩(5分) |
| 13:50-14:25 講演 35分 |
講演
「CIA+HSEからみたオンライン利用の再考
学術機関でのオンライン活用におけるセキュリティ、コンプライアンスの観点から 」 寺田 真敏(東京電機大学 教授) プロフィール
世の中には「オンライン」がおおよそ浸透し、様々な場面で利活用されるようになってきた、というのは、本当なのだろうか? まだまだ、使いこなせていない、振り回されている状態なのではないか? 「オンライン」の使いこなしに向け、2020年、2021年を振り返りながら再考したい。 ルールギャップ、CIA、HSE
プレゼン資料(9/30掲載)(PDF:1.98MB)
|
| 14:25-14:30 | 休憩(5分) |
| 14:30-15:05 講演 35分 |
講演
「新型コロナウイルス感染拡大に対する社内ITの取り組みご紹介」
菅野 克彦(富士通株式会社) プロフィール
昨年発生した新型コロナウイルス感染症拡大に対し、新しい働き方が求められている。テレワークを中心とした新しい働き方に対応した、人事施策、ネットワーク、コミュニケーション、セキュリティを中心に、富士通としてどのように乗り越え、どのような対策を実施してきたかご紹介します。 テレワーク, リモートアクセス, セキュリティ, 働き方改革, 仮想デスクトップ
プレゼン資料(9/14掲載)(PDF:5.9MB)
|
| 15:05-15:15 | 休憩(10分) |
| [パネルディスカッション]司会:木戸 善之(大阪大学) | |
| 15:15-16:35 80分 |
パネルディスカッション
「学術機関 x オンライン x セキュリティ x コンプライアンス ~ オンラインの課題と明日 ~」
モデレータ:加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構)
パネリスト:中村 素典(京都大学)
パネリスト:寺田 真敏(東京電機大学)
パネリスト:菅野 克彦(富士通株式会社)
講演に対する質疑応答をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:35-16:40 |
閉会挨拶
岡村 耕二 (九州大学)
|
講演者
「学術機関×コンプライアンス×オンライン授業×試験」
情報環境機構
IT企画室 教授
「CIA+HSEからみたオンライン利用の再考
学術機関でのオンライン活用におけるセキュリティ、コンプライアンスの観点から」
未来科学部
教授
2015年よりICT-ISAC Japan運営委員としてサイバーセキュリティのための情報共基盤の整備を推進、2017年、サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞を受賞。2019年より東京電機大学教授としても、次世代のセキュリティ人材育成に取り組んでいる。
「新型コロナウイルス感染拡大に対する社内ITの取組ご紹介」
エンタープライズサービス統括部
統括部長
海外向け電子交換機、携帯基地局用の保守
コマンド開発を担当
2002年 2月 富士通株式会社 社内セキュリティ部門に異動
マルウェア対策、リモートアクセスサービス(PC,携帯
電話)のサービス企画、構築を担当
2012年 4月~ 社内IT部門に異動
社内映像配信、スマートデバイス向けサービス、
ネットワーク、セキュリティ施策のサービスを提供
SS研教育環境フォーラム2021 データ活用教育への展望
| 日時 | 2021年9月13日(月) フォーラム 13:00-17:00 ※17:45~ 有志による意見交換会を開催 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
※17:45~ 有志にて意見交換会を開催します。
| 12:45- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会] 重田 勝介(北海道大学) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
隅谷 孝洋(広島大学)
|
| 13:05-13:35 講演 30分 |
WG報告
「より良いサイバーセキュリティeラーニングとは?:サイバーセキュリティ・情報倫理eラーニング教育の課題解決WG報告」
上田 浩(法政大学 教授)プロフィール
大学等では、講義形式やeラーニングを活用した情報セキュリティ教育、研修が行われているが、その実施には様々な課題がある。サイバーセキュリティeラーニングの問題解決WGでは、より良いサイバーセキュリティ教育のためのテスト問題を作成し、「知識」の有無ではなく「態度」の習得を意識した。このテスト問題作成には、インストラクショナル・デザイン(Instructional Design: ID)の考え方を取り入れている。作成したテスト問題を格納するためのシステムとして、eラーニングリポジトリを構築した。本講演ではこれらのWGの取り組みを紹介するとともに、より良いサイバーセキュリティeラーニングについて議論のための材料を提供する。 サイバーセキュリティ教育, eラーニング, Moodle, インストラクショナル・デザイン
プレゼン資料(9/16掲載)(PDF:2.66MB)
|
| 13:35-13:45 | 休憩(10分) |
| 13:45-14:45 講演 60分 |
講演
「学修成果の可視化に基づく全学的な卒業時の質保証の取組
ディプロマ・サプリメント・システムを活用した全学的な教育改善」 佐野 睦夫(大阪工業大学 教授) プロフィール
「適正な成績評価基準に基づく厳正な成績評価の実施」を目的として、各授業科目のミニマム・リクワイアメント明確化や学修成果の可視化による学生の自律学修および効果的修学指導の促進など、学修成果獲得に向けた多様な教育改革の取組を促進している。さらに、この動きをさらに加速させるため、学修成果を包括的に蓄積・可視化する『ディプロマ・サプリメント・システム』を活用した様々な教育改善の取組を推進している。今回は、情報科学部の中での、いくつかの取組を紹介する。 卒業時の質保証,学修成果の可視化,効果的修学指導,主体的学び,ディプロマ・サプリメント・システム,教育IR
プレゼン資料(9/27掲載)(PDF:5.21MB)
|
| 14:45-14:55 | 休憩(10分) |
| 14:55-15:55 講演 60分 |
講演
「金沢工業大学における教育デジタルトランスフォーメーション
-多様な学生の教育と時間と空間に制約されない学び-」 山本 知仁(金沢工業大学) プロフィール
金沢工業大学では、これまで教育の質向上を目的として、様々な情報をデジタル化し業務を効率化するシステムを構築してきています。その中で現在、文部科学省の支援を受け、これらのシステムのデータを統合し、学生の学びのプロセスを明らかにして、教職員のみならずAIが各学生に合わせてアドバイスできるシステムの構築を目指しています。また、等身大の遠隔コミュニケーションシステムを用いた、ポストコロナ時代における教育の形についても検討しており、これらの話題を提供できればと思います。 AIによる修学支援, e-シラバス, アダプティブラーニング, データサイエンス, VR
プレゼン資料(9/16掲載)(PDF:5.81MB)
|
| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| [パネルディスカッション司会] 村上 正行(大阪大学) | |
| 16:05-16:55 50分 |
パネルディスカッション
「データ活用教育への展望」
パネリスト:佐野 睦夫(大阪工業大学)
パネリスト:山本 知仁(金沢工業大学)
講演に対する質疑応答をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行います。 |
| 16:55-17:00 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
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| 17:00-17:45 | 休憩、意見交換会準備(45分) |
| 17:45-19:15 90分 |
※有志にて意見交換会を開催します。(意見交換会については、メディア・会員外ベンダー参加不可)
軽食や飲み物を取りながら教育環境に関する意見交換を行います。ZOOMのブレイクアウトセッションを使ってグループ分けを行い、自由に意見交換をします。お気軽にご参加ください。(軽食や飲み物は各自ご準備ください)
|
講演者
「より良いサイバーセキュリティeラーニングとは?:サイバーセキュリティ・情報倫理eラーニング教育の課題解決WG報告」
情報メディア教育研究センター
教授
電子・情報工学専攻修了 博士(工学)
同年 東北大学電気通信研究所 博士研究員
2006年 群馬大学 総合情報メディアセンター 助教授/准教授
2011年 京都大学 学術情報メディアセンター 准教授
2019年 法政大学 情報メディア教育研究センター 教授
- 数理モデル
- 教育支援システム
- 情報セキュリティ教育
- 所属学会:
電子情報通信学会,情報処理学会,IEEE - 受賞歴:
令和2年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)
2019年度情報処理学会 優秀教材賞
日本ムードル協会 2015 ベストオープンコースウェア 佳作
平成 22年度日本素材物性学会山崎賞 - 著書など:
Wiresharkパケット解析リファレンス(ソフトバンクパブリッシング, 2009)
「学修成果の可視化に基づく全学的な卒業時の質保証の取組
ディプロマ・サプリメント・システムを活用した全学的な教育改善」
副学長
情報科学部
教授
- 情報分野,パターン認識・理解技術
- 情報分野,生活支援型ロボット
- ライフサイエンス分野,認知ケア
- 所属学会:
情報処理学会,人工知能学会
IEEE,電子情報通信学会,日本ロボット学会 - 受賞歴:
日本ロボット学会賞(2019)
「金沢工業大学における教育デジタルトランスフォーメーション
-多様な学生の教育と時間と空間に制約されない学び-」
工学部 情報工学科
教授
総合理工学研究科知能システム科学専攻
博士後期課程修了 博士(工学)
2004年4月 金沢工業大学 工学部 情報工学科 講師
2011年4月 同准教授
2016年4月 同教授
- ヒューマンコンピュータインタラクション
- バーチャルリアリティー
- コミュニケーション支援
- 所属学会:
ヒューマンインタフェース学会
計測自動制御学会
電子情報通信学会 - 受賞歴:
2014年度,2018年度 ヒューマンインタフェース学会研究会賞
SS研HPCフォーラム2021 Society5.0 × HPC ~支える人、活かす人~
| 日時 | 2021年9月2日(木) フォーラム 13:00-17:30 ※17:45~ 有志による意見交換会を開催 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
今後の日本が目指すべき社会の姿としてSociety 5.0が提唱されています。 Society 5.0ではインターネットに繋がることが当たり前となったSociety4.0(情報社会)から、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)が高度に融合した社会への変革になります。HPCはSociety 5.0においても引き続き基盤を成す技術の1つであると考えられますが、HPCがそこで何が出来るのか、具体的な姿は未だ見えていません。そこで本フォーラムでは、「Society5.0× HPC ~支える人、活かす人~」と題し、Society 5.0に対応した計算機システムやSociety 5.0ではHPCをどのように活用するのかに関して講演を行います。今回も残念ながらオンライン開催となりますが、今後HPCがどのようにSociety 5.0に対応していき、その社会を実現させていくのが皆様とともに議論を行いたいと考えます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
※17:45~ 有志にて意見交換会を開催します。
| 13:00- | 開始 |
|---|---|
| [前半司会]南里 豪志(九州大学) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
深沢 圭一郎(京都大学)
|
| 13:05-14:05 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「mdx:データ科学、データ駆動科学のための情報基盤」
田浦 健次朗(東京大学) プロフィール
mdxはデータ科学・データ駆動科学にフォーカスした情報基盤であり, 仮想化技術を用いたマルチテナント(クラウド)環境であり, プロジェクトごとに環境をカスタマイズすることが可能, 他のプロジェクトと強固に分離された環境を提供可能, などの特徴を持つ. 特徴を活かして提供するサービス像と, 各分野の専門コミュニティの協力を得ながら取り組んでいきたい事業の計画について述べる. mdx,仮想化基盤,データ利活用,ビッグデータ
|
| 14:05-14:15 | 休憩(10分) |
| 14:15-14:45 講演 20分 Q&A 10分 |
講演
「スマートシティ向けの大規模時空間データ解析」
姜 仁河(東京大学) プロフィール
モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、人工知能技術の急速な発展に伴い、スマートシティは新しい科学技術分野として各国の政府や産業界から非常に重視されている。これを背景にし、私はスマートシティ向けの大規模時空間データ解析技術を研究開発している。特に、人のモビリティデータ(GPS軌跡データ)に基づき、深層学習をはじめとする最先端の人工知能技術で、都市規模の人流・交通流を効果的にモデリング・予測するのは私の研究テーマになる。 時空間データ,人流・交通流,スマートシティ,深層学習,人工知能,データ科学
|
| 14:45-15:15 講演 20分 Q&A 10分 |
講演
「地域資源を活用した物質・エネルギー生産システム設計のためのシミュレーション基盤の開発」
兼松 祐一郎(東京大学) プロフィール
脱炭素、SDGs、地域創生などの背景の中で、各地域に賦存する資源を活用した物質・エネルギー生産の検討が活発化している。そのような地域システムの設計に向けた技術導入効果の評価にはシミュレーションが重要な役割を担うが、多様かつ分散したデータや数理モデルを扱うため容易ではなく、現状では大きな時間と労力を要している。その高速化・省力化を目指して、個別に開発されてきたシミュレータやデータソースを統合するシミュレーション基盤の開発について、データ活用社会創成プラットフォーム「mdx」との連携も含めた取り組みを紹介する。 社会実装, オープンデータ, 再生可能エネルギー,資源循環, ライフサイクル評価
|
| [後半司会]伊達 進(大阪大学) | |
| 15:15-16:15 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「クリーンエネルギーシステムのスーパーシミュレーション」
吉村 忍(東京大学)プロフィール
本発表では、石炭ガス化炉及び大型洋上風力発電を対象とした、「富岳」を用いたマルチスケール・マルチフィジクス統合シミュレーション(スーパーシミュレーション)について述べる。ここでは、並列LES燃焼解析コードFFR-Combと並列熱伝導解析コードADVENTURE_Thermal、並列LES解析コードFFBと並列構造解析コードADVENTURE_Solidを並列カプラREVOCAP_Couplerを介して連携させ、実機の大規模連成解析を実現する。 流体構造連成解析, 分離型解法, 並列計算,クリーンエネルギー,ガス化炉,洋上風力発電
|
| 16:15-16:25 | 休憩(10分) |
| 16:25-17:25 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「大規模並列環境での機械学習処理とその応用~「富岳」におけるMLPerf HPCや津波AIへの応用~」
福本 尚人
(富士通株式会社 先端コンピPJ プロジェクトM) 近年、深層学習に代表される機械学習処理では、学習するデータ量の増加やニューラルネットワークの複雑化に伴い、必要とする計算量が膨大なものとなっており、機械学習が必要とする計算量は5年で30万倍とムーアの法則をはるかに超える速度で増加している。この機械学習が必要とする膨大な計算量に応えるためには、プロセッサの単体性能の向上だけでなく、多数のプロセッサを大量に並列に並べる大規模並列計算が必要である。そこで、大規模並列環境を用いた機械学習の実例として、MLPerf HPCベンチマークへの取り組みについて説明し、さらにその応用として、「富岳」を活用した津波シミュレーション結果をAIで学習させた事例について説明する。 大規模計算, 機械学習, 深層学習、シミュレーション, 「富岳」
|
| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
田中 輝雄 (工学院大学)
|
| 17:45-19:00 |
※有志にて意見交換会を開催します。(意見交換会については、メディア・会員外ベンダー参加不可)
軽食や飲み物を取りながらHPCに関する意見交換を行います。ZOOMのブレイクアウトセッションを使ってグループ分けを行い、自由に意見交換をします。お気軽にご参加ください。(軽食や飲み物は各自ご準備ください)
|
講演者
「mdx:データ科学、データ駆動科学のための情報基盤」
「スマートシティ向けの大規模時空間データ解析」
地域資源を活用した物質・エネルギー生産システム設計のためのシミュレーション基盤の開発
・新興技術のライフサイクル評価
・技術・業務・データのモデリング
・日本LCA学会等
「クリーンエネルギーシステムのスーパーシミュレーション」
1987年4月 東京大学工学部専任講師、助教授(原子力工学科)
1992年6月 東京大学人工物工学研究センター助教授(製造科学部門)
1999年4月 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授(環境学専攻)
2005年4月 東京大学大学院工学系研究科教授(システム量子工学専攻)
2008年4月-現在 東京大学大学院工学系研究科教授(システム創成学専攻)
2014年4月-2017年3月 東京大学大学院工学系研究科副研究科長
2017年4月-現在 東京大学副学長(産学協創担当)
・知的シミュレーション
・システムデザイン学
・アジア太平洋計算力学連合(APACM)会長・理事
・日本学術会議会員・第三部部長
・APACM計算力学賞(2013)
・IEEE/ACM SC06 Gordon Bellファイナリスト(2006)
・文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)(2009)
第43回SS研総会
| 日時 | 2021年5月28日(金) 総会 14:30-17:10 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催 |
| 参加対象 | SS研会員 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 総会は無事終了しました。ありがとうございました。 |
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 14:15- | アクセス開始 |
|---|---|
| 14:30-14:40 |
開会挨拶
岡村 耕二(九州大学)
|
| 14:40-15:15 報告20分+QA15分 |
報告
タスクフォース「コロナ禍における大学と研究機関の情報部門の活動」
八重樫 理人(香川大学) プロフィール
本タスクフォースでは、現在進行形であるwith コロナ環境下での「大学や研究機関の情報部門に求められる機能や役割」について議論するだけでなく、その環境下での具体的な活動を「忘れ去られることのない記録」として集積することを目指して活動している.本報告では,タスクフォースで議論した内容や,「忘れ去られることのない記録」として集積しておく必要のあると思われる事柄について述べる 。 |
| 15:15-15:30 | 休憩(15分) |
| 15:30-17:00 特別講演 講演60分+QA30分 |
講演
「未踏の宇宙探査への挑戦
はやぶさ2の技術とチーム作り」 津田 雄一(JAXA宇宙科学研究所) プロフィール
日本の小惑星探査機はやぶさ2は,2018年に人類未踏の小惑星リュウグウに到達し,1年半の間に,4機の着陸機(ロボット)による小惑星地表面探査,2回の着陸・サンプル採取,天体に人工クレーターを穿つなど,数々の世界初の成功を成し遂げました.そして2020年12月に54億キロメートルの宇宙飛行を完遂し無事地球に帰還しました.はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウのサンプルからは,リュウグウひいては太陽系の素性に関する新しい科学的な発見が期待されます.本講演では,はやぶさ2のリュウグウ探査の奮闘,未踏技術への挑戦とそれを実現する技術マネジメントやチームづくりについて紹介します. 宇宙探査, 小惑星, 惑星間往復飛行,プロジェクトマネジメント, チームワーク
|
| 17:00-17:10 |
閉会挨拶
高木 亮治 (JAXA)
|
講演者
タスクフォース「コロナ禍における大学と研究機関の情報部門の活動」
香川大学創造工学部創造工学科 教授
香川大学DX化技術支援室 室長並びに,香川大学情報メディアセンター教育システム部会 部会長,学長特別補佐を兼担
ソフトウェア工学,教育システム,観光支援システムに関する研究に従事
土日は香川県フットサルリーグにて,干支2週以上年下の選手たちとボールを追いかける日々
未踏の宇宙探査への挑戦 はやぶさ2の技術とチームづくり
はやぶさ2プロジェクト プロジェクトマージャ
2003年JAXA宇宙科学研究所助教.
2007-2008年,ミシガン大学およびコロラド大学ボルダー校客員研究員.
2015年JAXA宇宙科学研究所准教授.
2020年同教授.
専門分野は宇宙航行力学,宇宙機システム,太陽系探査.
世界初の「キューブサット」型超小型衛星の開発,「M-Vロケット」の開発,小惑星探査機「はやぶさ」の運用に従事.また,ソーラーセイル宇宙船「イカロス」のサブチームリーダーとして,世界初のソーラーセイル技術の実現へと導いた.小惑星探査機「はやぶさ2」の開発にあたっては,プロジェクトエンジニアとして技術開発を指揮.2015年より,はやぶさ2のプロジェクトマネージャとして.小惑星のサンプル採取と地球帰還を成功させた.
近著に「はやぶさ2 最強ミッションの真実」(NHK出版),「はやぶさ2の宇宙大航海記」(宝島社)
SS研 座談会 「オブジェクトストレージ座談会」
| 日時 | 2021年3月23日(火) 9:00-12:00 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員の各機関ご所属の方 |
| 参加人員 | 先着30名(予定) |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
開催について
SS研では2021年度に「研究開発活動におけるオブジェクトストレージの活用」をテーマとする新規WGの立ち上げを予定しております。
今回、このテーマについて最新の技術内容・動向等の情報収集および意見交換を行うことを目的に本座談会を企画しました。前半はベンダー各社から様々な話題提供をいただき、後半は参加者の皆様全員で、本テーマについて現状や課題意識等、討論、意見交換を行っていただきます。
このテーマに関心・興味をお持ちの方、あるいは、意見を持って積極的に発言いただける方、大歓迎です。ぜひ、この機会に当イベントへご参加ください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 9:00- | 開始 |
|---|---|
| [司会]堤 純平(富士通) | |
| 9:00-9:05 |
開会挨拶
SS研幹事 黒川 原佳 (理化学研究所)
|
| 9:05-10:20 15分/名 |
ライトニングトーク
発表者:
荒木 純隆 (富士通株式会社) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(3/23版)(PDF:0.7MB)
櫻田 武嗣 (アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(3/23版)(PDF:4.0MB)
近藤 和彦 (グーグル・クラウド・ジャパン合同会社) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(3/23版)(PDF:2.1MB)
中田 寿穂 (日本マイクロソフト株式会社) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(3/23版)(PDF:1.6MB)
田村 雅寿 (株式会社富士通研究所) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(3/23版)(PDF:2.1MB)
|
| 10:20-10:35 | 休憩(15分) |
| 10:35-11:55 80分 |
意見交換
|
| 11:55-12:00 |
閉会挨拶
SS研副会長 高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)
|
講演者 / コーディネーター
次世代大規模ストレージの要件 -データ活用促進の視点で-
インフラストラクチャシステム事業本部 データシステム事業部 SDSソリューション部 エキスパート
- オブジェクトストレージ, ハイブリッドIT, マルチクラウド, データ保全, 長期保存
基盤を支えるAmazon S3 -継続して進化するオブジェクトストレージ-
パブリックセクター シニアソリューションアーキテクト
- Amazon S3, オブジェクトストレージ, データレイク, 耐久性, サービス連携
Google Cloud におけるオブジェクト ストレージの活用例とポイント
カスタマーエンジニア - グローバル パブリック セクター
- ストレージ, クラウド, Google, データプラットフォーム, データレイク
Object storage on Microsoft Azure
パブリックセクター事業本部 クラウドアーキテクト
日本マイクロソフトでは、クラウドアーキテクトとしてクラウドサービス設計から導入支援などを担当。
専門:High Performance Computing, Id Managemet, Federation, Trust Framework, Machine Learning
- Microsoft Azure, Azure BLOB Storage, Azure Data Lake Storage, Synapse Analytics
大量データ利活用に向けたデータ管理 -テープ活用によるコスト最適化-
プラットフォーム革新PJ プロジェクトマネージャー
- オブジェクトストレージ, Ceph, テープストレージ, 階層化ストレージ, データ利活用
「オブジェクトストレージ座談会」
科学技術計算分科会 2020年度会合 富岳スペシャル2.0~より深く詳しく~
| 日時 | 2021年1月21日(木) 分科会 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2020年度冬イベント(19日:BoF、20日:システム技術分科会、合同分科会、21日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
2020年8月のHPCフォーラムで行った富岳特集は、ICS20での富岳の世界一奪還およびコロナウイルス禍対応などの富岳に関する多くの情報発信により、300名を超える参加となった。ただ、まだ富岳について知りたいとのニーズは高く、まだ語りつくせていない富岳およびその富岳の適応先について、大いに発信していく必要がある。2021年4月からの本格稼働に向けて、「富岳スペシャル2.0 ~より深く詳しく~」と題し、SS研会員の方々に、富岳のさらなる魅力を発信していきたいと考える。形態は、いまの社会情勢に鑑み、HPCフォーラムに引き続き、今回もオンラインウェビナーとして開催とします。多くのSS研会員の方々にご参加いただくことを願います。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ開催後に順次掲載予定】
| Session1 [前半司会]南里 豪志(九州大学) | |
|---|---|
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
田中 輝雄 (工学院大学)
|
| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「スーパーコンピュータ「富岳」が拓く創薬・医療の未来」
奥野 恭史 (京都大学)プロフィール
現在も、国内外において、ワクチンや医薬品など新型コロナウイルスの治療法の開発が日夜進められている。我々もその一端を担うべく、今年4月よりスーパーコンピュータ「富岳」を武器に、新型コロナウイルスの治療薬の探索を行ってきた。本講演では、「富岳」による新型コロナウイルスの治療薬探索に関する我々の研究事例の紹介を中心に、「富岳」がもたらす創薬・医療の未来について語る。 スーパーコンピュータ,分子動力学計算,人工知能,創薬
プレゼン資料(PDF:7.2MB)
|
| 13:55-14:45 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「スーパーコンピュータ「富岳」の開発経緯」
石川 裕 (理化学研究所) プロフィール
スーパーコンピュータ「富岳」は、我が国が重点的に取り組むべき社会的・科学的課題(重点課題)を解決するためのインフラとして2014年から開発が開始された。高いアプリケーション性能(京の100倍)、省電力、使いやすさを目標に、アプリケーション開発者と計算機開発者の間でコデザイン(協調設計)を進めた。本講演では富岳システム開発を振り返り、コデザインがどうであったかをプロジェクトリーダーの視点で振り返ってみたい。 富岳,協調設計 (コデザイン),A64FX,Tofu,フラッグシップ2020
プレゼン資料(PDF:2.0MB)
|
| 14:45-15:05 | 休憩(20分) |
| Session2 [後半司会]深沢 圭一郎(京都大学) | |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「スーパーコンピュータ「富岳」を支えるコンパイラの技術」
千葉 修一(富士通株式会社) プロフィール
理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発しているスーパーコンピュータ「富岳」は、スーパーコンピュータを評価するランキングであるTOP500、HPCG、HPL-AI、Graph500にて2期連続世界第1位を獲得した。本発表では、「富岳」を支えるソフトウェア技術としてコンパイラ技術を紹介するとともに、これまでの開発を振り返り、現況と今後の戦略について紹介する。 富岳, スーパーコンピュータ, HPC, コンパイラ, 最適化
プレゼン資料(PDF:3.9MB)
|
| 15:55-16:45 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「第3世代JAXAスパコンが目指すもの"TOKI"導入の目的と初期性能評価」
藤田 直行
(宇宙航空研究開発機構) プロフィール 2020年12月1日にJSS3(Jaxa Supercomputer System generation 3)/TOKIが稼働を開始した。その中核をなすHPCシステム"TOKI-SORA"は5,760ノードのPRIMEHPC FX1000であり、朱鷺、時空、解き、TOkyo-ibaraKIと複数の思いを込め命名した。汎用システム"TOKI-RURI"はJSS初のGPGPUノードやDCPMMによる大容量主記憶メモリノードを備え、ファイルシステムTOKI-FSはオールフラッシュNVMeストレージ10PBを含む合計50PBの容量を持つ等、TOKIシステムとして仮想化技術も用いながら多様な研究開発ニーズに対応する。本講演では、上述の導入の目的、システムの特徴に加え、初期の性能評価結果について紹介する。 JSS3,TOKI,FX1000,GPGPU,DCPMM,オールフラッシュNVMe,仮想化
プレゼン資料(PDF:1.5MB)
|
| 16:45-17:00 |
富岳紹介動画・閉会挨拶
南 一生 (理化学研究所)
|
講演者
スーパーコンピュータ「富岳」が拓く創薬・医療の未来
- 創薬計算科学、ビッグデータ医科学
スーパーコンピュータ「富岳」の開発経緯
フラッグシップ2020プロジェクト プロジェクトリーダー
慶應義塾大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了.工学博士
1987年4月~2001年 通商産業省電子技術総合研究所
1988年10月~1989年 米国カーネギーメロン大学客員研究員
1993年3月~2001年12月 新情報処理開発機構出向
2002年1月~2014年9月
東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
東京大学情報基盤センター長(2010年4月~2014年3月)
2010年11月~2020年9月
理化学研究所計算科学研究センター
システムソフトウェア研究チーム チームリーダー兼務
2014年10月~現在
理化学研究所計算科学研究センター
フラッグシップ2020プロジェクト プロジェクトリーダー
システムソフトウェア開発チーム チームリーダー兼務
- 計算機科学
- 情報学
- ソフトウェア
- 情報処理学会
- 日本ソフトウェア科学会
- IEEE
- ACM
スーパーコンピュータ「富岳」を支えるコンパイラの技術
2003年 富士通株式会社入社後、基幹オンラインシステム向けトランザクション制御の研究・開発に従事。
2007年よりスーパーコンピュータ向けソフトウェア開発のチームリーダとしてコンパイラの研究・開発に従事。「富岳」ではプログラミング環境(コンパイラ、MPIライブラリなど)の開発責任者として従事。
第3世代スパコンが目指すもの"TOKI"導入の目的と初期性能評価
セキュリティ・情報化推進部 スーパーコンピュータ活用化
- 1992年 早大院機械工学専攻修了
- 同年 科学技術庁 航空宇宙技術研究所入所
- 2000年 米国IBM Visiting Scientist ASCI HPSS Project参加
- 2006年 宇宙航空研究開発機構 主幹研究員
- 2015年4月から 同活用課長。
- ネットワークセキュリティ
- 大規模ストレージ
- 情報処理学会スーパーコンピュータ
- 日本機械学会
- 登録情報セキュリティスペシャリスト(第001948号)
教育環境分科会 2020年度会合 ポストコロナの学びのデザイン
| 日時 | 2021年1月21日(木) 9:30-12:00 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2020年度冬イベント(19日:BoF、20日:システム技術分科会、合同分科会、21日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
教育環境フォーラム(2020年9月実施)に引き続き、コロナ禍のもとでの、そしてコロナ後の大学教育を考えます。
オンライン教育の急速な導入と、その経験を今後の教育に活かすということを考えたときに、どうしても教育情報化の推進という点ばかりを考えがちです。しかし、教育環境をより広い視座で捉えたときに、オンラインと対面、同期と非同期、個人学習とグループ学習、デジタルとアナログ、など様々な座標軸で最適な環境を選択できる知見が必要です。
今回、効率化という意味での情報通信技術の、対極にあるかのような「不便益」についての特別講演、さらに様々な観点からのライトニングトークをいただき、会員の方々が教育環境の様々な座標軸を考える契機になればと考えています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 9:30- | 開始 |
|---|---|
| [司会]重田 勝介(北海道大学) | |
| 9:30-9:35 |
開催趣旨説明
隅谷 孝洋(広島大学)
|
| 9:35-10:25 講演 40分 Q&A 10分 |
特別講演
不便益システムをデザインする
川上 浩司 (京都大学) プロフィール
不便だからこそ得られることを「不便益」と名付けました。このときの「不便」とは、手間がかかり頭を使わねばならないこととします。そうすると、普通は、不便を解消する方向に技術開発が進みます。ところが、場合によっては解消してはならず、それどころか、あえて不便を導入して「不便益」を得るという方向で、システムをデザインすることもできます。そのような事例を紹介しますので、コロナ禍の不便な生活を経験した後での学びのデザインのヒントにしてください。 システムデザイン, 不便益, ユーザエクスペリエンス
プレゼン資料(PDF:8.9MB)
|
| 10:25-10:30 | 休憩(5分) |
| 10:30-11:10 10分/名 |
ライトニングトーク
「ポストコロナの学びのデザイン」
発表者:
安武 公一 (広島大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(PDF:13.4MB)
内田 弘樹 (富士通株式会社) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(PDF:3.2MB)
平岡 斉士 (熊本大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(PDF:1.6MB)
田中 恵子 (京都情報大学院大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(PDF:1.7MB)
|
| 11:10-11:15 | 休憩(5分) |
| 11:15-11:55 40分 |
パネルディスカッション
ポストコロナの学びのデザイン
ファシリテーター:
喜多 一 (京都大学)プロフィール パネリスト: 川上 浩司 (京都大学) 安武 公一 (広島大学) 内田 弘樹 (富士通株式会社) 平岡 斉士 (熊本大学) 田中 恵子 (京都情報大学院大学) |
| 11:55-12:00 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
|
講演者 / ファシリテーター
不便益システムをデザインする
京都先端科学大学 工学部 教授
- システム科学
- システムデザイン
- 不便益
- 計測自動制御学会,システム制御情報学会,ヒューマンインタフェース学会,人工知能学会,機械工学会,など
- 『進化技術ハンドブック:基礎編』全体編集責任者(近代科学社, 2010)『不便から生まれるデザイン』単著(化学同人,2011)『不便益 という発想』単著(インプレス/ミシマ社,2017)『不便益』編著(近代科学社,2017)『不便益のススメ』単著(岩波ジュニア新書,2019)『不便益の実装』分担(近代科学社,2020)など
- 計測自動制御学会論文賞(1991,2003,2013)ヒューマンインタフェース学会論文賞(2010,2018)自動車技術会論文賞(2014)計測自 動制御学会部門貢献表彰(2016)日本感性工学会出版賞(2020)受賞
ヴァーチャルな空間でリアルな授業を! -インタラクティブ性を導入したオンライン授業の実践報告-
- オンライン授業, 協調学習, 高等教育, アクティブ・ラーニング
テレワークによるwell-beingとは -草の根的に創出される活動について-
1996年富士通株式会社に入社
コンテンツビジネスから、ユーザーインターフェースデザイン、仮想世界(セカンドライフ内でのデザイン)、IoT・ロボット・5Gなどのビジョン開発、ブランドデザイン、富士通スマートフォンarrowsのリブランディング、サービスデザインによるお客様の新規ビジネス創出などに従事。
約1000件の案件の経験を経て、企業が新ビジネスを世に送り出すためには企業内の組織変革や社内・外に対して新たなコミュニケーションデザインが必要であることを痛感し、現在、富士通13万人デザイン思考浸透のためのコミュニケーションプログラム設計やお客様とのタッチポイント創出などに取組中。
[所属学会、受賞歴、著書など]
- 国際ユニバーサルデザイン協議会 IAUD国際デザイン賞2018 金賞
- 2013年度・2016年度グッドデザイン賞
- NPO法人 経済教育研究会
- チーミング, オンラインワークショップ/勉強会, リクルート
非同期学習設計のすすめ -対面授業の代替からの脱却-
熊本大学 大学院社会文化科学研究科 教授システム学専攻 博士前期課程修了。修士(教授システム学)。
研究テーマ:心理学の教育適用、知的技能学習支援、メディア特性の活用本能的に快適な学習システム設計、メディアの特性の見極めと活用、非同期型学習設計、eポートフォリオ設計支援、ありがたや状態でなく本質的にIDを理解してもらうための方略 。
- インストラクショナルデザイン, eラーニング, 非同期学習, LMS
米国:相互運用性のあるLERの最新動向 -学びと仕事をつなぐ学習記録の技術標準-
[所属学会、受賞歴、著書など]
- 教育工学会
- 日本キャリア教育学会
- 人材育成, LER, ILR, オープンデータ, 学習履歴, デジタルバッジ
「ポストコロナの学びのデザイン」
合同分科会 2020年度会合 「ニュー・ノーマルが描く世界のリデザイン」
| 日時 | 2021年1月20日(水) 分科会 13:30~18:00 (受付13:00~) |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM 予定) |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2020年度冬イベント(19日:BoF、20日:システム技術分科会、合同分科会、21日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
2020年度のSS研合同分科会のテーマは「ニュー・ノーマルが描く世界のリデザイン」とする。
COVID-19により、生き方や社会がこれまでとは変わらざるを得なくなってきた。
安全性・安心性から求められている生活様式変革の中で、DXが急速に進むとともに様々なICTツールがより利便性の高いものへと成長を続けている。それは、ボーダレスやダイバーシティを目指す社会に向けた社会インフラとしても有効であろう。
と同時に、これまでとは異なった社会活動のあり方は我々を豊かに・幸せにしてくれるのだろうか?
本企画が、変わりゆく生き方や社会について考える機会になれば幸いである。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| Session1 [司会]立川 智章 (東京理科大) | |
|---|---|
| 13:30-13:40 |
会長挨拶
岡村 耕二(九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
野田 茂穂 (理化学研究所)
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| 13:40-14:30 講演 40分 Q&A 10分 |
特別講演
オンラインにおける合理的配慮について
-これからの教育はどうなる?- 坂井 聡 (香川大学) プロフィール
新型コロナウイルスの感染拡大は教育現場にも大きな影響を与えた。香川大学教育学部附属坂出小学校では、全国に先駆けてオンライン授業を5月の連休明けから開始した。そこで教員が感じたのは、ICT活用の威力である。オンラインだと積極的に授業で発言する児童が多かったからである。このことは、不登校傾向のある児童にも学習の機会を提供することになる。また、学習スタイルも集団学習から個別学習への転換も考えていく時期も来るのではないかと思われる。 特別支援教育,インクルーシブ教育 ICT,オンライン授業,ICF
プレゼン資料(1/20版)(PDF:2.5MB)
|
| 14:30-14:35 | 休憩(5分) |
| 14:35-15:25 講演 40分 Q&A 10分 |
特別講演
Society5.0の実現に向けたまちづくり
~「スマートシティ会津若松」の取組とビジョン~ 鵜川 大(会津若松市)プロフィール
会津若松市では、平成25年に「スマートシティ会津若松」の推進を掲げ、ICTをさまざまな分野で活用することで、市民生活の利便性向上をはじめ、ICT関連産業の集積による新たなしごとづくりや雇用の創出に資する取組を推進してきた。重要なキーワードの一つは「標準化」である。本市のこれまでの取組や成果と、本市がICTの活用により思い描く「豊かな社会」、「会津若松モデル」の他地域への横展開による今後のビジョンなどを紹介する。 スマートシティ,ICT,都市OS(標準化),東京一極集中の是正,豊かな社会
プレゼン資料(1/20版)(PDF:6.1MB)
|
| 15:25-15:30 | 休憩(5分) |
| 15:30-16:00 報告 30分 |
BoF (Birds of a feather) 報告
・withコロナ時代の研究・教育 ~どうしたんだ、どうすりゃいいんだ~ 前日に開催されましたBoFの報告をビデオでご紹介いたします。
|
| 16:00-16:05 | 休憩(5分) |
| Session2 [司会]山田 久仁(富士通) | |
| 16:05-16:55 講演 40分 Q&A 10分 |
特別講演
「宗教と現代社会」
-東洋思想とWell-being- 川上 全龍(春光院)プロフィール
新型コロナウイルスにより、我々の生活様式は大きな変化を余儀なくされた。不確実性が高まり、今までとは違った日常「ニューノーマル」を模索する動きが広まっていった。その中で特に、人間の「善い」在り方「Well-being」について様々な場所で語られる様になった。しかしながら、この2010年代から国連の世界幸福度報告(World Happiness Report)などで語られているWell-beingは本当に「世界」の幸福度(Well-being)を把握できているのだろうか。日本のWell-beingとは何かについて言及する。 日本,ウェルビーイング(Well-being),東洋思想,哲学,幸福度
プレゼン資料(1/20版)(PDF:1.8MB)
|
| 16:55-17:00 | 休憩(5分) |
| 17:00-17:50 講演 40分 Q&A 10分 |
特別講演
瞬間移動サービス「アバターイン」が描く未来
深堀 昂(avatarin株式会社)プロフィール
弊社は、自分の分身のように遠隔操作できるアバターロボットを設置し、インターネットを通じて、世界中のどこからでもロボットを操作し、世界中のあらゆる人とコミュケーションができるアバタープラットフォームを作り、「アバターを、すべての人の、新しい能力にすることで、人類のあらゆる可能性を広げていく」というミッションを掲げ、2020年4月1日にANAホールディングス発の初めてのスタートアップとして設立されました。今回は、我々の技術や目指している未来社会像をお話しいたします。 遠隔操作ロボット,アバターロボット,テレプレゼンス,5G,次世代モビリティ
|
| 17:50~18:00 |
閉会挨拶
西村 浩二(広島大学)
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講演者
オンラインにおける合理的配慮について
-これからの教育はどうなる?
香川大学教育学部附属坂出小学校 附属幼稚園 校園長
香川大学バリアルリー支援室 室長
2019年4月 - 現在-香川大学教育学部附属坂出小学校 校長
2017年 - 現在-山形県立保健医療大学 非常勤講師
2015年5月 - 現在- 国立大学法人 香川大学 バリアフリー支援室 室長
2013年 - 現在- 国立大学法人 香川大学 教育学部 教授
2009年 - 2017年国立大学法人熊本大学大学院 非常勤講師
2007年 - 2013年国立大学法人 香川大学教育学部 准教授
2007年 - 2008年国立大学法人高知大学教育学部 非常勤講師
2006年 - 2007年国立大学法人高知大学教育学部 非常勤講師
2005年 - 2007年国立大学法人 香川大学教育学部 助教授
2005年- 香川県立高松南高等学校 非常勤講師
2000年 - 2001年国立大学法人和歌山大学教育学部 非常勤講師
2000年 - 2001年四国学院大学社会福祉学部 非常勤講師
1994年 - 2005年香川大学教育学部附属養護学校 教諭
1999年 - 2000年国立大学法人和歌山大学教育学部 非常勤講師
1986年 - 1994年香川県立香川中部養護学校 教
- 特別支援教育
- アシスティブテクノロジー
- コミュニケーション支習
- 2019年3月国際ユニバーサルデザイン協議会 IAUD国際デザイン賞 金賞
- 2018年10月公益財団法人日本デザイン振興会 グッドデザインアワード
- 発達障害のある子の学びを深める教材・教具・ICTの教室活用アイデア 明治図書出版 2019年12月
- コミュニケーションのトリセツ エンパワメント研究所 2019年12月
Society5.0の実現に向けたまちづくり
~「スマートシティ会津若松」の取組とビジョン~
まちづくりに関する施策の企画や庁内外の調整を担いながら、特にスマートシティ・地方創生担当として、ICTを活用した市民サービスの向上、ICT関連産業の集積などの取組を進めている。
「宗教と現代社会」 -東洋思想とWell-being-
また2008年からは米日財団の日米リーダーシッププログラムのフェローとしても活躍。
著書「世界中のトップエリートが集う禅の教室」(角川書店)
瞬間移動サービス「アバターイン」が描く未来
システム技術分科会 2020年度会合 DX 時代の、真のデジタル化に向けて ~法律面を含む諸問題の検討~
| 日時 | 2021年1月20日(水) 9:00-12:40(予定) |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2020年度冬イベント(19日:BoF、20日:システム技術分科会、合同分科会、21日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
現在、ICTの普及、高度化、また、様々な分野での人工知能(AI)の高度化とその利用、 新たな5Gの導入、車の自動運転、クラウドサービス利用の推進などデジタル技術が さらに進化し、それに伴って多くの組織が「新たな社会的価値を創造し価値を高めて いくDXの実現」に向けて動き出している。また、このような動きを政府が後押しして おり、デジタル庁なる組織の設立も目指されている。
この DX の推進は、大学も例外ではなく、昨今の遠隔授業や教育へのICTのさらなる 利活用だけではなく、ICTを活用した学生サービスの強化や経営の効率化、データ活用の 促進など、DX戦略の策定とデジタルネイティブ組織への変革が必要となってきている。 一方世の中ではDXの推進により、新たな社会的課題が生じて法制度のあり方が急速に変化 している。このDXの推進では、様々な法分野を多角的に考慮する必要のある場面も増えて きている。
そこで、本年度のシステム技術分科会2020年度会合では、法律の遵守の下で戦略的に DXを推進していくために「DX 時代の、真のデジタル化に向けて ~法律面を含む諸問題の 検討~」をテーマとし、大学で推進するDXで遵守すべき法律や、またそのことによる制約 の課題について議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 9:00- | ウェビナー接続開始 |
|---|---|
| [司会]加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構) | |
| 9:05-9:10 |
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
|
| 9:10-9:45 講演 35分 |
講演
教育のデジタル化の法的課題
湯淺 墾道(情報セキュリティ大学院大学)プロフィール
新型コロナウィルス感染症の蔓延を契機として、日本中の教育機関が一斉に教育のデジタル化を迫られることになった。しかし、教育は従来から最も紙ベースに依存してきた領域であり、教育のデジタル化を進めるには、著作権をめぐる諸問題、プライバシー保護・個人情報保護、クラウド利用に関する法的制約、デジタル化全体のガバナンスをどのように確保するかなど、多くの問題が山積している。それらの課題について解決する方策を考えてみることにしたい。
著作権、プライバシー、個人情報、クラウド、ガバナンス
プレゼン資料(2021.1.20版)(PDF:9.5MB)
|
| 9:45-10:20 講演 35分 |
講演
プロバイダの責任
丸橋 透(明治大学)プロフィール
SNSなどのプラットフォーム事業者が媒介する情報発信による誹謗中傷等の被害を抑止するため、いわゆるプロバイダ責任の在り方が見直されている。大学も研究機関も、学生、研究者、地域社会というステークホルダーに対してネットワークサービスやクラウドサービスを提供している媒介者である。そこで本講演では、ローカル5Gの導入なども見据え、最新のプロバイダの法的責任を考える。
プロバイダ責任、誹謗中傷、損害賠償、差止め、発信者情報開示
プレゼン資料(2021.1.20版)(PDF:3.8MB)
|
| 10:20-10:55 講演 35分 |
講演
ブロックチェーンの活用可能性とその法的意義―今後のための問題点の提示―
原 謙一(西南学院大学)プロフィール
ブロックチェーンとは、ネット上で情報を強固に記録する技術である。これは暗号資産の移転・帰属に欠かせないものである。ただ、この技術は暗号資産による決済だけでなく、契約の自動化(スマートコントラクト)や法律分野以外での多様な応用可能性も議論されている。本講演では、こうしたブロックチェーンの活用可能性を紹介したうえで、それらの法的意義や限界を提示する。この作業を通じて、ブロックチェーンという技術の応用範囲を確定し、この技術を今後よりよく用いるためのさらなる検討の契機としたい。
ブロックチェーン, 暗号資産, スマートコントラクト, 民法, 知的財産法
プレゼン資料(2021.1.20版)(PDF:512KB)
|
| 10:55-11:15 | 休憩[20分] |
| 11:15-12:35 80分 |
パネルディスカッション
「DX 時代の、真のデジタル化に向けて ~法律面を含む諸問題の検討~」
モデレーター:
上繁 義史(長崎大学) パネリスト: 湯淺 墾道 (情報セキュリティ大学院大学) 丸橋 透 (明治大学) 原 謙一 (西南学院大学) |
| 12:35-12:40 |
閉会挨拶
永田 正樹 (静岡大学)
|
講演者
教育のデジタル化の法的課題
2018年9月九州国際大学副学長(併任)
2011年情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科教授
2020年副学長(併任)
総務省情報通信政策研究所特別研究員、法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会委員、経済産業省産業サイバーセキュリティ研究会ワーキンググループ2(経営・人材・国際)委員、独立行政法人情報処理推進機構情報処理安全確保支援士カリキュラム委員会委員ほか。
- プライバシー保護、個人情報保護法制
- インターネット投票、電子投票、電子政府関連法則
サイバーセキュリティ法制
- 情報ネットワーク法学会
- 情報法制学会
- サイバーセキュリティ法制学会
- 日米法学会
プロバイダの責任
2016年 - 現在 明治大学法科大学院 兼任
2017年6月 - 2018年3月富士通フロンテック株式会社
2006年 - 2017年 ニフティ株式会社 法務部長
2001年 - 2006年 富士通株式会社 法務第一部長等
1997年 - 2001年 ニフティ株式会社 法務課長等
1983年 - 1997年 法務部(1986年~), 富士通株式会社
- 情報法、サイバー法
- プラットフォームの責任
- 通信の秘密とサイバー犯罪
- 情報処理学会
- 情報法制学会
- 法とコンピュータ学会
- 情報ネットワーク法学会
ブロックチェーンの活用可能性とその法的意義―今後のための問題点の提示―
博士課程後期修了
2014年4月横浜国立大学成長戦略研究センター産学連携研究員
公益社団法人著作権情報センター附属著作権研究所研究員
國學院大學法学部フェロー
2015年4月西南学院大学法学部法律学科専任講師
2016年4月~西南学院大学法学部法律学科准教授
- 民法
- 知的財産法
- フランス法
- 日本私法学会
- 日本工業所有権法学会
- 著作権法学会
- 日本知財学会
2020年度 冬イベント
| 日程 | 2021年1月19日(火)~21日(木) |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加費 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加申込み | 開催済 |
全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 参加対象 | 参加費 | ||
|---|---|---|---|
| 1月19日 (火) |
BoF(15:00~17:30) BoF(Birds of a feather)は異なる分野の人達との知的な交流が行える場です。
5つのライトニングトーク後にトーク講演者ごとのグループに分かれてディスカッションを行います。 ※ 参加したいグループの希望を(第1~3希望まで)選択してください。 |
SS研会員 | 会合:無料 ※実施後に有志 でフリー懇親会 (オンライン) の場を設けます。 飲食物は各自ご 準備ください。 |
| 1月20日 (水) |
システム技術分科会 2020年度会合(9:00~12:40)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 |
合同分科会 2020年度会合(13:30~18:00)
|
SS研会員 | 会合:無料 | |
| 1月21日 (木) |
教育環境分科会2020年度会合 (9:30~12:00)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 |
科学技術計算分科会 2020年度会合(13:00~17:00)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
BoF 2020年度会合 BoF "Birds of a feather" withコロナ時代の研究・教育 ~どうしたんだ、どうすりゃいいんだ~
BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会
| 日時 | 2021年1月19日(火)15:00~ |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 ※実施後に有志でフリー懇親会 (オンライン)の場を設けます。 飲食物は各自ご準備ください。 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2020年度冬イベント(19日:BoF、20日:システム技術分科会、合同分科会、21日:教育環境分科会、科学技術計算分科会)の一部です。 |
開催趣旨
SS研の魅力の1つに、「異なる専門分野の人たちとの知的な交流が行える場」というものがあり、分科会活動,合同分科会,フォーラムなど、様々な活動をおこなっています。
その一つとして、3つの分科会(システム技術,教育環境,科学技術計算)と合同分科会が時期を合わせて行う2020年冬イベントの一環として、「ざっくばらん」に「関心をくすぐる話題」を題材に議論を行い、交流や意見交換ができるBoF(Birds of a Feather)を開催し、皆さんの知的好奇心をくすぐる、職場や分野別の学会とは異なる「場」、SS研だからこそ得られる機会を提供します。
他の機関に所属する人たち、専門分野が違う人たちとの議論や情報交換は、知識や視野を広げ、また、自分の立ち位置の確認や、今後の取り組みや方向性を考える参考になることでしょう。
テーマ:「withコロナ時代の研究・教育 ~どうしたんだ、どうすりゃいいんだ~」
コロナウイルスの流行は、研究活動、教育活動に様々な影響を及ぼしました。
これまでの当たり前が通用しなくなったり、新しい行動が求められたりしています。
皆さんも様々な取り組みをされ、上手く行った、あるいは、上手く行かなかった経験をお持ちであると思います。また、「どうすりゃいいんだ」と思い悩んでいる事柄もおありだと思います。
成功事例、失敗事例、また、悩みなどをざっくばらんに、情報交換、意見交換する場とします。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
* 従来は対面で部屋分けをしてグループディスカッションを行う運営方法でしたが、今回は、初めに5つのライトニングトークを行います。その後、ライトニングトークの講演者ごとにグループ分け、ZOOMのブレイクアウトセッション機能を使用して、グループディスカッションを行い、深い議論を行います。
* ご興味のあるテーマを第三希望まで選びエントリーをお願い申し上げます。(ご希望に添えない場合もございますので、ご了承ください)
| ライトニングトーク(15:00-15:40) | |
|---|---|
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ライトニングトーク①
「COVID-19禍でのJSS3導入と運用準備+α」
藤田 直行(宇宙航空研究開発機構)
2020年3月のJSS3入札直後にCOVID-19禍となり、システム導入作業と運用準備作業が当初の予定から大きく変化しました。BCP下でのスパコン業務+α実施の中で困ったこと、意外と良かったことを思いつくままにお話しします。皆さんで経験をShareする場にしましょう! 略歴
|
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ライトニングトーク②
「愛媛大学におけるグループ活動を主体とした遠隔教育の実施」
遠藤 慶一(愛媛大学)
愛媛大学で2020年度に実施したグループ活動主体の遠隔教育の事例として,アイデアソンとPBL@EHIMEを紹介する。また,これまでに行ってきた遠隔教育に関するノウハウ公開・共有の取り組みについても紹介する。 略歴
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ライトニングトーク③
「withコロナ時代の教育・研究推進にむけた香川大学の取り組みについて」
八重樫 理人 (香川大)
香川大学は,令和2年4月に大学におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進のため「DX化技術支援室」を設けた.本講演では,これらwithコロナ時代の教育・研究推進にむけた香川大学の取り組みを紹介する. 略歴
|
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ライトニングトーク④
「小規模グループによる研究・業務遂行におけるDXとは」
高田 唯史(国立天文台)
コロナ禍において、研究機関における小規模グループによる研究や業務の遂行も大きな影響を受けている。一定数のチームメンバーがリモートワークを主体とする中、チーム内での目標や成果獲得に向けた作業に対する意思統一等に対して、何が障壁になるのか、有効な取り組みは何なのかを議論することを目標に、自分の実体験を交えてお話しすることとする。 略歴
|
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ライトニングトーク⑤
「遠隔講義における実習・演習の事例」
森江 善之(帝京大学)
国家試験合格という出口のある医療系学部において実施した「対面講義では躊躇われる」が効果のあった実習・演習の事例を紹介する。これを元に遠隔講義になって初めて試した講義方法について話し合い共有したいと考える。 略歴
[研究分野、研究テーマ] |
| 15:40-1600 | 休憩&グループ分け(20分) |
| 16:00-17:30 |
グループディスカッション
各講演者がコーディネーターになり意見交換を行います。 |
| 17:30~ |
フリー懇親会
※有志のみ |
SS研教育環境フォーラム2020 オンライン活用で教育の未来を切り拓く -コロナ禍で変わった、学び・働く環境-
| 日時 | 2020年9月14日(月) フォーラム 14:00-17:00 |
|---|---|
| 場所 | オンライン開催(ZOOM ウェビナー) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
従前より,この研究会では高等教育の情報化に関連し教育現場のハードとソフトを議論するという活動を行なってきたところです。ところが,2020 年度の「コロナ禍」は,それらの議論を全て吹き飛ばすかのような勢いで襲来し,情報ネットワークを使った「オンライン活動」で高等教育の現場を塗りつぶしてしまいました。もちろんその影響は高等教育だけではなく,初等中等教育や,一般のオフィスにも及んでいることは言うまでもありません。
この事態は,教育情報化が加速されていると見ることもできますが,拙速に導入せざるを得なかったことによる悪影響も予想されます。いずれにせよ,今何が起こっているかを整理し,今後の教育の向上にどのように接続していけば良いのかを考えていかなければいけないでしょう。
本フォーラムでは,高等教育現場でオンライン授業を実施した立場からと,企業でリモートワークを導入した立場から講演をいただき,まずは現状確認から今後に向けて発展的な議論が行えればと考えています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみフォーラム翌日に掲載予定】
| 14:00- | 開始 |
|---|---|
| [司会]村上 正行 (大阪大学) | |
| 14:00-14:05 |
開催趣旨説明
隅谷 孝洋 (広島大学)
|
| 14:05-15:05 講演 50分 Q&A 10分 |
基調講演
「未来の教育へ向けて -コロナでただでコロべるか!-」
喜多 一 (京都大学) プロフィール
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的なパンデミックの中で我が国の大学教育も大規模なオンライン授業での教育の維持を余儀なくされている。しかしながら、そこでは、これまでの情報通信技術の進歩と普及を支えに、単に対面授業の代替として避難的にオンライン授業が実施されているだけでなく、これまでに成しえなかった授業の改善なども生じている。本講演では京都大学でのオンライン授業の実施経験を踏まえ、そこで得られたもの、欠けていたものを考えるとともに、未来の教育として、キャンパスに縛られない大学教育の価値を考えたい。 オンライン授業, 学習環境, 高等教育, 地域振興
プレゼン資料(9/15版)(PDF:2.0MB)
|
| 15:05-15:20 | 休憩(15分) |
| 15:20-16:55 10分/名 途中休憩あり |
ライトニングトーク
「学び・働く環境で何が起こった?何が起こる?-コロナで拾った次の一手-」
発表者:
丸山 恭司 (広島大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/14版)(PDF:1.5MB)
甲斐 晶子 (熊本大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/14版)(PDF:2.9MB)
立岩 礼子 (京都外国語大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/14版)(PDF:0.6MB)
井垣 宏 (大阪工業大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/14版)(PDF:0.8MB)
杉浦 真由美 (北海道大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/14版)(PDF:2.3MB)
田村 恭久 (上智大学) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/15版)(PDF:1.7MB)
貝塚 真樹 (株式会社インフォテクノ朝日) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/15版)(PDF:0.2MB)
三原 乙恵 (株式会社富士通ラーニングメディア) プロフィール・アブストラクト プレゼン資料(9/15版)(PDF:1.9MB)
|
| 16:55-17:00 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
|
講演者 / 発表者
未来の教育へ向けて -コロナでただでコロべるか!-
大学の国際化とICT利用促進にパンデミックがもたらしたパラドキシカルな展開
- 教育哲学、教育倫理学
- ウィトゲンシュタイン研究
- 専門職倫理教育
- 日所属学会:日本教育学会、教育哲学会、教育思想史学会、他
- 業績:A Companion to Wittgenstein on Education (Springer, 2017)、『教育的関係の解釈学』(東信堂、2019)、『教員養成を担う』(渓水 社、2019)、『ポスト・コロナの学校教育』(渓水社、2020)、他
- パンデミック, 大学の国際化, 留学, 遠隔授業, ICT
学習者中心のオンライン授業設計 -大学における日本語科目の事例報告-
熊本大学、慶應義塾大学、桜美林大学 非常勤講師
- インストラクショナル・デザイン, 日本語教育, 初年次教育, 学習者中心パラダイム
「木を見て森を見ず」への挑戦 -遠隔授業で西日辞書を読む-
- 辞書活動, 紙の辞書, 電子辞書, 語彙習得, 遠隔授業
オンライン授業におけるエンジニア教育のための多方向コミュニケーションの導入
- ソフトウェア工学教育
- クラウドコンピューティング
- チームソフトウェア開発
- プログラミング教育
- IEEE
- IPSJ
- IEICE
- JSET
- JSSST
- ソフトウェア工学教育, 多方向コミュニケーション, 相互レビュー
Moodleを主体としたオンライン授業の設計および学生の学習状況の把握
- 医療分野における授業・研修のデザイン
- 自己調整学習を促す学習支援システムの開発
- シナリオ型ビデオ教材の開発と効果の測定
- 日本教育工学会
- 教育システム情報学会
- 日本医学教育学会
- オンライン授業, Moodle, 授業設計, 学習状況の把握, COVID-19
ダッシュボードによる学習状況把握 -オンライン授業時代の教員支援-
- オンライン授業, 状況把握, ダッシュボード, 学習履歴分析, 教員支援
在宅勤務環境下での新入社員教育 -出社させずに一人前の社会人にするには-
- 新入社員教育, 人財育成, 在宅勤務, リモートワーク, オンライン研修
オンライン研修で見えてきた、ニューノーマル時代の新入社員育成
ナレッジサービス事業本部 人材育成サービス事業部 担当部長
兼)ソリューション本部 ビジネス推進統括部 プロモーション推進部 部長
- Z世代, 新入社員育成, オンライン研修, アフターデジタル, ニューノーマル
SS研ICTフォーラム2020 ビヨンドコロナ時代の〇〇
| 日時 | 2020年9月7日(月) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
2019年12月頃から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し始め、パンデミックを引き起こしている。そしてこの感染症の流行は、世界中の人たちの生活様式を一変させる事になった。この後には我々には何が待ち受けて、この先の未来はどのような世界が待ち受けていて、私たちはどのように変化しないといけないのであろうか? 人類と感染症の関わりの歴史はとても長く、過去には「天然痘」や「ペスト」といった感染症のパンデミックを経験してきた。100年ほど前の「スペイン風邪」は、1918年3月頃から1920年まで全世界でパンデミックを起こし、当時の世界人口の三分の一以上が感染、数千万人が死亡した。この時、輸送船での集団感染、患者が病院に殺到して医療崩壊、各種産業の生産能力が落ち社会機能が麻痺、不要不急の外出を控える通達、学校や娯楽施設の閉鎖など、現在の状況と似ているところが多々見られる。だが人類はその度に感染症のパンデミックを乗り越え、そのパンデミックが去った後にはその時の時代に応じた変化を遂げてきた。 現下の情勢を見ると、教育のあり方や働き方、生活様式、ソーシャル・ディスタンシングなど、様々な方面において人類はパラダイムチェンジに直面している。この新型コロナウイルス感染症が世界を一変させた今、過去の人類が変化を遂げてパンデミックを克服したのと同様に、今を生きる我々はこの時代に応じたニューノーマル(新状態)を実践して新しい未来を築き上げていかなければいけない。新型コロナウイルスによって世界が変えられ今までの当たり前が当たり前ではなくなった今、この先どういう世界になるのか見通すのは容易ではないが既にコロナ収束後に向けた模索は様々な場面で始まっており、ICTの分野も例外ではない。 そこで、本年度のICTフォーラム2020では、先に述べた様な過去の背景や with コロナ社会、after コロナ社会を踏まえて、「ビヨンドコロナ時代の○○」をテーマとし、どういうICTの世界を作り上げて行くべきなのか、またICTをどのように活用していかなければいけないのかなど、ICTに纏わる働き方、教育、法律の観点から、ビヨンドコロナ時代について議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 13:00- | アクセス開始 |
|---|---|
| 13:10-13:20 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
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| 13:20-13:55 講演 35分 |
講演
「ニューノーマルな社会へ
シスコが考えるビヨンドコロナ時代のプラットフォーム」 上野 温子(Ashley Ueno)(シスコシステムズ)プロフィール
今、リモートワークの導入が急激に進み、コラボレーション需要はこれまでにない増加を見せています。世界中に発生している COVID-19に起因する状況のために、在宅勤務は権利として用意されているものではなく、必須のツールとなっています。長期化し、表出化してきた現在の教育環境におけるコラボレーションの課題をCisco Webexでどのように安全に実現できるか解決策もご紹介します。 Cisco, Webex , 新しい遠隔授業, セキュリティ, ハイブリッド授業
|
| 14:00-14:35 講演 35分 |
講演
「対面授業とオンライン授業からみえたこと
インストラクショナルデザインから考える」 猪俣 敦夫(大阪大学 教授) プロフィール
世界中の誰もが経験したことのない禍の中、新しいツールが日々登場し急速に教育スタイルが変わりつつある。1970年代に生まれた教育工学においてもその実践的な遠隔教育と呼ばれる手法は長年議論され、実に様々なツールを利用して展開されてきたにも関わらず積極的に置き換えられることはなかった。それでは何故、それほど時間をかけることなく半ば境遇によって強制されたこの教育スタイルが現代の学生たちに容易に受け入れられているのか、自身の教育経験とインストラクショナルデザインの視点から議論したい。 教育工学,インストラクショナルデザイン,遠隔教育,テレカンファレンス,対面型授業
プレゼン資料(9/7版)(PDF:18MB)
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| 14:40-15:15 講演 35分 |
講演
「サイバーセキュリティ関連法令Q&Aハンドブックと
発信者情報開示の解説」 北條 孝佳(西村あさひ法律事務所 弁護士) プロフィール
サイバーセキュリティに関連する法制度は多々存在するが、バラバラに存在し集約されていなかった。そのような中、2020年3月、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)から「サイバーセキュリティ関連法令Q&Aハンドブック」が公表されたため、これを紹介する。また、昨今誹謗中傷が社会的問題となっていることから、発信者情報開示の在り方に関して焦点が当たっている。これまで議論された内容についての問題点と解決策を提示しつつ、課題についてもお話しする。 サイバーセキュリティ,NISC,発信者情報開示,法制度
|
| 15:15-15:35 | 休憩(20分) |
| [パネルディスカッション]司会:廣瀬 幸(東京電機大学) | |
| 15:35-16:55 80分 |
パネルディスカッション
「ビヨンドコロナ時代の〇〇」
モデレータ:南 弘征(北海道大学)
パネリスト:北條 孝佳
(西村あさひ法律事務所) パネリスト:猪俣 敦夫(大阪大学)
パネリスト:上野 温子(シスコシステムズ)
講演に対する質疑応答をベースにして、ビヨンドコロナ時代の様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
講演者
「ニューノーマルな社会へ
シスコが考えるビヨンドコロナ時代のプラットフォーム」
コラボレーション事業部
セールススペシャリスト・プロダクトマネージャ
2014年 シンガポール 在住
2017年 現在まで シスコシステムズ合同会社
コラボレーション事業部
セールススペシャリスト/プロダクトマネージャ
- コラボレーション製品
(Cisco WebexおよびCollaboration製品)
「対面授業とオンライン授業から見えたこと
インストラクショナルデザインから考える」
「サイバーセキュリティに関する法律
関連法令Q&Aハンドブックと発信者情報開示の解説」
- デジタル・フォレンジック研究会
- サイバーセキュリティ法制学会
- 情報ネットワーク法学会
- 経営者のための情報セキュリティQ&A45(日本経済新聞出版社)
SS研HPCフォーラム2020 富岳スペシャル ~システムから応用~
| 日時 | 2020年8月27日(木) フォーラム 13:00-17:30 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
6月22日、コロナウイルス対応の自粛生活が続く中、「富岳」が9年ぶりに世界一に返り咲いたというニュースが、TV、新聞、ネットを駆け巡りました。これほどスパコンが取り上げられたことは今までなかったのではないでしょうか?また、従来のTOP500だけでなく、HPL-AI、HPCG、Graph500と、4部門を制し、他を寄せ付けずダントツの一位になりました。来年の本格稼働が楽しみです。さて、今回はこの絶妙のタイミングでHPCフォーラム2020を「富岳スペシャル ~システムから応用~」と題しオンラインウェビナーとして企画しました。まず、富岳について、理化学研究所 松岡聡氏に大いに語っていただき、また、富岳を用いたコロナウイルスの飛沫飛散シミュレーションについて、理化学研究所 坪倉誠氏にご講演をいただきます。さらに、富岳の商用システムへの展開について富士通からご報告いただき、また、7月から一足早く稼働を開始した「不老」について名古屋大の片桐孝洋氏にご講演いただきます。期待が高まる富岳を軸に今後のHPCについて、皆様とともに議論していきたいと考えます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 13:00- | 開始 |
|---|---|
| [前半司会]南 一生(理化学研究所) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
田中 輝雄(工学院大学)
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| 13:05-14:15 講演 50分 Q&A 20分 |
講演
「富岳:「アプリケーション・ファースト」の共同研究開発の重要性とSociety5.0に向けた発展」
松岡 聡 (理化学研究所) プロフィール
富岳は理研と富士通の共同開発により2020年4月に試験的稼働が開始され、同6月にスパコンランキングでTop500を含む四冠を史上初めて達成した。だが、富岳はランキングを目標に設計された事は一度もなく、約10年にも及ぶ日本の広範なHPCコミュニティが参加した検討開始から設置完了に至るまで、常に「アプリケーション・ファースト」のコデザインが遂行されていた。つまり、今回のランキングの成果はその結果であり、今後のSociety5.0での中心的な役割が期待され、特に今回のCOVID19の対策アプリケーション群でその力を発揮しつつある。 富岳, Society5.0, アプリケーション・ファースト, COVID19, コデザイン
プレゼン資料(9/10版)(PDF:13MB)
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| 14:15-15:15 講演 40分 Q&A 20分 |
講演
「富岳を用いた室内環境におけるウイルス飛沫・エアロゾル感染の予測とその対策提案」
坪倉 誠(神戸大学/理化学研究所) プロフィール
ウイルス感染の内、くしゃみ、せき、発話等で発生する飛沫による感染は、飛沫の飛散経路が感染者と非感染者の間の空気の流れや湿度、温度等に大きく依存する.また新型コロナウイルスについては,通常の飛沫感染に加えて飛沫が空気中で微小化したエアロゾルでの感染の可能性も示唆されている.微小飛沫であるエアロゾルはより長時間空気中を漂うことから、飛沫感染リスクの評価と感染予防対策の提言のためには、飛沫の飛散経路を正しく予測し、周囲流れの影響が感染にどのような影響を与えるのかを正しく推定する必要がある。本課題では、通勤列車内、オフィス、教室、病室といった室内環境において、新型コロナウイルスの特性を考慮した飛沫の飛散シミュレーションを行い、様々な条件下での感染リスク評価を行った上で、空調、換気、パーティション等を活用した感染リスク低減対策の提案を行う。ここでは,理研が開発し富岳に実装を進めている超大規模熱流体解析ソフトCUBEを主に用いて、既存の飛沫計算では難しかった,高精度かつ大規模な系でのシミュレーションを行う。 流体工学,CFD,数値流体力学,応用空気力学,自動車空力
掲載なし
|
| 15:15-15:25 | 休憩(10分) |
| [後半司会]深沢 圭一郎(京都大学) | |
| 15:25-16:25 講演 40分 Q&A 20分 |
講演
「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000/FX700」
清水 俊幸(富士通株式会社)
当社はスーパーコンピュータ「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC」シリーズにおいて「PRIMEHPC FX1000」および「PRIMEHPC FX700」の2機種をグローバルに販売開始している。両製品とも理化学研究所様と共同開発を行ったスーパーコンピュータ「富岳」の技術を活用した製品であり、そのテクノロジを一般に広く販売を進めていくものである。本講演では、PRIMEHPC FX1000およびPRIMEHPC FX700でご提供するハードウェア、ソフトウェアスタック、アプリケーション開発環境を概観し、富士通のHPC分野への取り組みを紹介する。 「富岳」, A64FX, PRIMEHPC FX1000, PRIMEHPC FX700
プレゼン資料(9/9版)(PDF:2.0MB)
|
| 16:25-17:25 講演 40分 Q&A 20分 |
講演
「数値計算とAIを融合するスーパーコンピュータ「不老」」
片桐 孝洋(名古屋大学) プロフィール
スーパーコンピュータ「不老」は、共同利用・共同研究拠点である名古屋大学情報基盤センターに設置された、スーパーコンピュータ「富岳」型ノードを持つTypeⅠサブシステム(Fujitsu PRIMEHPC FX1000)、Tesla V100を884基有すTypeⅡサブシステム(Fujitsu PRIMERGY CX2570 M5)、48TBの大規模共有メモリを有すTypeⅢサブシステム(HPE Superdome Flex)、および、クラウドシステム(HPE ProLiant DL560)からなる複合システムです。また、実効容量30PBのホットストレージに加えて、最大10PBの光ディスクからなるコールドストレージを有しており、従来の大規模数値シミュレーションに加えて、AIなどのデータサイエンス処理との融合を目指して設計されました。本講演では、システム概要に加えて新分野の利用例について紹介します。 ARM A64FX,NVIDIA Tesla V100, HPE Superdome flex, コールドストレージ, スーパーコンピュータ「不老」, 数値計算・AI融合スパコン
プレゼン資料(8/31版)(PDF:8.2MB)
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| 17:25-17:30 |
閉会挨拶
南里 剛志 (九州大学)
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講演者
「富岳:「アプリケーション・ファースト」の
共同研究開発の重要性とSociety5.0に向けた発展」
「富岳を用いた室内環境におけるウイルス飛沫・エアロゾル感染の予測とその対策提案」
1997年4月 日本学術振興会特別研究員(東京大学、インペリアルカレッジロンドン)
1999年4月 東京工業大学大学院総合理工学研究科講師
2003年4月 電気通信大学 助教授
2007年10月 北海道大学大学院工学研究科 准教授
2012年6月 理化学研究所計算科学研究機構 チームリーダー 兼務
2015年4月 神戸大学大学院システム情報学研究科 教授
2018年4月 理化学研究所計算科学研究センター チームリーダー(神戸大とのクロスアポイントメント)
現在に至る
- 流体工学
- 流体シミュレーション
- 車両空力
(所属学会)
日本機械学会(フェロー), 日本流体力学会(フェロー), 自動車技術会(フェローエンジニア), 日本計算工学会, 米国物理学会(American Physical Society), 米自動車学会(SAE International)
(受賞)
2012年5月:公益社団法人自動車技術会 2011年春季大会講演会優秀講演発表賞
2014年8月:公益社団法人自動車技術会 2013年度技術部門貢献賞
2016年12月:一般社団法人日本流体力学会 フェロー会員認定
2017年5月:公益社団法人自動車技術会 創立70周年記念貢献表彰
2017年10月:一般社団法人日本機械学会流体工学部門 フロンティア表彰
2017年11月:一般社団法人日本機械学会 創立120周年記念功労者表彰
2018年9月: 日本バイオメカニクス学会「JSB学会賞」
2019年1月:一般社団法人日本機械学会 フェロー会員認定
2019年5月: 一般社団法人日本計算工学会 川井メダル受賞
2019年6月: 公益社団法人自動車技術会 フェロー会員認定
(著書)
コンピュータによる流体力学
「数値計算とAIを融合するスーパーコンピュータ「不老」」
2005年 3月 米国カリフォルニア大学バークレー校 訪問学者
2007年 4月 東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門 特任准教授
2011年12月 同上 准教授
2016年 4月-現在 名古屋大学 情報基盤センター 教授
(兼務)名古屋大学 情報学部 コンピュータサイエンス学科 教授
(兼務)名古屋大学 大学院情報学研究科 情報システム学専攻 教授
- ソフトウェア自動チューニング
- 超並列アルゴリズム、大規模固有値問題
- コ・デザイン
- 並列プログラミング教育
- 情報処理学会、日本応用数理学会、日本計算工学会
- 米国応用数理学会(SIAM)、IEEE-CS、ACM
- 2002年度 情報処理学会 山下記念研究賞、2011年度 文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞
- 2013年「スパコンプログラミング入門 ー並列処理とMPIの学習ー」
- 2015年「並列プログラミング入門: サンプルプログラムで学ぶOpenMPとOpenACC」(東京大学出版会)ほか多数




