カテゴリ:2022年度
システム技術分科会 2022年度会合 ゼロトラスト時代の認証技術 ~今知っておくべき技術はコレです!~
| 日時 | 2023年1月20日(金) 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
クラウドサービス利用の拡大とテレワークの普及によって、データの保管場所が組織内から 外部のサーバへ移ったことや、インターネットから組織内(内部ネットワーク)にアクセス する必要が出てきたため、ネットワーク的に内部と外部の境界が曖昧になり、ファイアウォール やVPNなどを利用した従来の境界型セキュリティ対策だけでは情報漏えいやマルウェア感染 などから情報資産を守ることが難しくなってきた。
このため、あらゆるアクセスやデバイスを 信用しないゼロトラストセキュリティが、ここにきてより注目されている。 このゼロトラストを実現するためには、強固な認証基盤システムの構築が鍵になってくる。 従来の境界型セキュリティ対策のように、「どこから」が信用できなくなった今、「誰が」を 確認することが最重要事項になる。そのため、MFA(多要素認証)、コンテキストベース・ セキュリティ、リスクベース認証などのより強固な認証機能が不可欠である。また、FIDO(Fast Identity Online) や生体認証などの次世代認証技術の導入も加速している。
そこで、本年度のシステム技術分科会2022年度会合では、ゼロトラスト時代に向けた認証基盤 システムを効率よく導入/運用するために、「ゼロトラスト時代の認証技術 ~いま知っておくべき技術はコレです!~」 をテーマとし、認証基盤システムの在り方や活用事例、その最新技術など、大学における 次世代認証基盤づくりのポイントについて情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| 12:50- | ウェビナー接続開始 |
|---|---|
| [司会]永田 正樹 (静岡大学) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
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| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演1
大学における認証インフラの整備
JAISTでの二要素認証導入などを通して 宇多 仁(北陸先端科学技術大学院大学)プロフィール
大学の ICT システムでは、その運用体制や調達の都合からか個別システム毎の認証という状況が長く続いてきたが、やっと認証基盤を整備し集中的に処理する形が普及してきた。一方で、クラウドサービスの利用や、リモートワークの普及などもあり、ICT基盤のセキュリティの根幹となる認証基盤への要求要件は益々高まっている。本発表では、JAISTの認証基盤の更改、二要素認証の導入などの事例を通じ、ゼロトラスト時代に求められる大学の認証基盤について考える。 認証基盤, 二要素認証, IdP, Shibboleth, シングルサインオン, ゼロトラスト
プレゼン資料(PDF:3.46MB)
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| 13:55-14:05 | 休憩[10分] |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演2
学認が目指す次世代認証連携
坂根 栄作(国立情報学研究所)プロフィール
現代の研究推進においては研究データが研究グループやコミュニティを越えて広く流通し、共有できることが求められています。これには、研究コミュニティ間連携を可能とするトラストフレームワークの確立および強いセキュリティ技術の運用が必須です。本講演では、学認のIAL/AALの基本方針、並びに認証プロキシサービスやグループ管理機能の研究開発など、学認の次世代認証連携実現に向けた取り組みを紹介します。 認証認可, 認証連携, トラストフレームワーク, アイデンティティ,産学連携
プレゼン資料(PDF:2.76MB)
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| 14:55-15:05 | 休憩(15分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演3
ゼロトラスト時代で注目を集める生体認証技術
山田 茂史(富士通研究所)プロフィール
新型コロナウィルス感染症拡大により、多くの企業がニューノーマルに対応した働き方への変革が求められてきた。テレワークの普及に伴い、アクセスしている人が正しい本人であるかを確認するため、生体認証技術が注目されている。世の中に普及している生体認証として、指紋、顔、虹彩など様々あるが、高い認証精度と安全性から企業内や公共で幅広く利用されている手のひら静脈認証技術について事例を交えて紹介する。また、スマホなどオンラインでの認証で活用されているFIDO (Fast Identity Online)を紹介する。 生体認証技術, 手のひら静脈認証, 顔認証, FIDO, なりすまし防止
プレゼン資料(PDF:4.83MB)
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| 15:55-16:05 | 休憩[10分] |
| 16:05-16:55 50分 |
パネルディスカッション
「ゼロトラスト時代の認証技術 ~今知っておくべき技術はコレです!~」
モデレーター: 廣瀬 幸 (九州工業大学) パネリスト: 宇多 仁(北陸先端科学技術大学院大学) 坂根 栄作 (国立情報学研究所) 山田 茂史 (富士通研究所) |
| 16:55-17:00 |
閉会挨拶
上繁 義史 (長崎大学)
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講演者
大学における認証インフラの整備
JAISTでの二要素認証導入などを通して
学認が目指す次世代認証連携
2007年4月-2009年3月 同特任助教
2009年4月-2012年3月 国立情報学研究所グリッドリサーチ研究開発センター特任准教授
2012年4月-2022年3月 同学術基盤推進部学術基盤課学術認証推進室特任准教授
2022年4月-現在 同アーキテクチャ科学研究系准教授
- 認証、アクセス制御
- ネットワークプロトコル、サービス構築基盤技術
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- 日本物理学会
ゼロトラスト時代で注目を集める生体認証技術
ソーシャルデザインプロジェクトディレクター
2000年~2020年 株式会社富士通研究所
認証・決済PJディレクター等
- 個人認証、特に生体認証技術
- ISO/IEC JTC 1/SC 37/WG 5国内小委員会主査
- ISO/IEC JTC 1/SC 37/WG 1国内小委員会主査
- 電子情報通信学会バイオメトリクス研究専門委員会 (BioX)専門委員
- 2017年電気科学技術奨励賞受賞
- 2019年情報規格調査会 国際規格開発賞受賞
- 2022年情報規格調査会 標準化貢献賞受賞
科学技術計算分科会 2022年度会合 「富岳」NEXTへの挑戦 ~現在から未来へ~
| 日時 | 2023年1月20日(金) 分科会 9:00-12:20 |
|---|---|
| 会場 |
場所:神戸国際会議場 |
| 参加対象 | SS研会員機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「富岳」は完成後に様々なランキングでトップを獲得しただけでなく、実運用に入った今では様々な分野のアプリケーションにおいて高い成果を出しています。このように「富岳」が熱い時期ではありますが、スーパーコンピュータの開発時間を考えると、すでに「富岳」の後継となりうるシステムを考える時期となっています。2030年頃と言われるそのシステムの予測を今行うことは挑戦的であり、難しいですが、現在の「富岳」の性能や、足りない性能・機能などから議論をすることはできると考えられます。そこで、今回は「富岳」の後継システム、「富岳」NEXTを想定し、現在の「富岳」やその他の計算機システムから何が考えられるのかに関する講演を行い、SS研会員のみなさまにHPCの将来を議論してもらいます。開催形態は久しぶりのオンサイトと広く普及したオンラインでのハイブリッドとなります。たくさんのSS研会員のみなさまにご参加いただけることを期待しています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| Session1 [前半司会]伊達 進 (大阪大学) | |
|---|---|
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
深沢 圭一郎 (京都大学)
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9:05-9:35 |
講演 ※リモート講演
「次世代計算基盤に係る調査研究」
理化学研究所チーム アプリGの取組 岩下 武史(北海道大学)プロフィール
高橋 大介(筑波大学)プロフィール
本講演では,文部科学省「次世代計算基盤に係る調査研究事業」において,理化学研究所チーム(代表:近藤正章)が行っている活動の中で,アプリグループが実施している活動について講演する.アプリGのサブGには,計算科学・データ科学・社会科学の各分野において研究活動を行っているグループと計算機科学分野で主に研究活動を行っているグループが含まれる.講演では,これらのサブGの取組の一端を紹介すると共に,チーム内のアーキGやシステムソフトウェアGとの連携についても言及する. 次世代計算機, 計算科学, 社会科学, データ科学, 機械学習,コデザイン
プレゼン資料(PDF:1.07MB)
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| 9:35-10:05 講演 20分 Q&A 10分 |
講演2
「次世代計算基盤に係る調査研究」
理化学研究所チーム システムソフトGの取組 佐藤 賢斗(理化学研究所)プロフィール
脳次世代計算基盤に係る調査研究では、次世代アーキテクチャや先進的なアプリケーションの調査だけでなく、その間を繋ぐシステムソフトウェアに関する調査研究も重要である。その際、候補アーキテクチャを取り巻くソフトウェアエコシステムの状況やその後の商業展開を見据えた網羅的な調査研究が必要となる。本講演では、次世代計算基盤に係る調査研究事業 理化学研究所チーム システムソフトGの取り組みを紹介する。 次世代計算機, フィジビリティ・スタディ, システムソフトウェア
プレゼン資料(PDF:2.14MB)
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| 10:05-10:35 講演 20分 Q&A 10分 |
講演3
「次世代計算基盤に係る調査研究」
運用技術調査研究チームの取組
塙 敏博(東京大学)プロフィール
本講演では、文科省「次世代計算基盤に係る調査研究事業」において運用技術調査研究が行なっている取組みについて紹介する。フラッグシップシステムだけでなく、基盤センター群からなるHPCI第二階層、mdxなどのデータプラットフォーム、研究データ基盤等を高速ネットワークで有機的に結合した、持続可能な次世代計算基盤の実現に向け、カーボンニュートラルへの取組、機関を超えた柔軟な資源利用に向けた課題など多岐に渡る内容について検討を実施している。 次世代計算基盤, 運用技術, カーボンニュートラル, データ利活用, Society 5.0
プレゼン資料(PDF:2.73MB)
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| 10:35-10:45 | 休憩(10分) |
| Session2 [後半司会]田中 輝雄 (工学院大学) | |
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10:45-11:25 |
富士通講演
スーパーコンピュータ「富岳」における
システム省電力に向けた取り組み
篠原 誠(富士通株式会社)プロフィール
理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発したスーパーコンピュータ「富岳」は、TOP500、HPCG、HPL-AI、Graph500の4部門で4期連続の世界1位を獲得する高性能を実現するとともに、省電力性能でも汎用CPUでは世界トップクラスとなる15Gflops/w超えを達成した。本発表では、システムの省電力化を目指した「富岳」のCPUであるA64FXとシステムソフトウェアによる電力制御、現場での取り組みについて紹介する。 富岳, A64FX, 省電力, 電力制御, パワーノブ
プレゼン資料(PDF:2.69MB)
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11:25-12:15 |
講演5
「A64FXシステムアプリ性能検証WG」活動報告
片桐 孝洋 (名古屋大学)プロフィール
スーパーコンピュータ「富岳」が本格運用されメニーコア時代に突入した。しかし、アプリ研究開発者にとっては、まだ大規模コアの有効利用には様々な困難が伴う。その問題解決のためには、コンパイラ等のシステムソフトウェアと協調して性能最適化を行う知識と技術が利用者に求められるほか、システムソフトウェア自体の自動性能チューニングも必要となる。本発表は、これらの問題点について検討した当該WGの報告である。 CFD, プラズマ粒子, 乱流燃焼, フラグメント分子軌道法, コンパイラ最適化
プレゼン資料(PDF:11.6MB)
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| 12:15-12:20 |
閉会挨拶
佐藤 賢斗 (理化学研究所)
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講演者
「次世代計算基盤に係る調査研究」理化学研究所チーム アプリGの取組
「次世代計算基盤に係る調査研究」理化学研究所チーム アプリGの取組
「次世代計算基盤に係る調査研究」 理化学研究所チーム システムソフトGの取組
- I/O
- ストレージ
- 耐障害技術
- テスト
- デバッギング
- 人工知能
- ビッグデータ処理基盤
- 情報処理学会
- 応用物理学会
- R&D 100 Award Winner on “SCR Framework”
- R&D 100 Award Finalist on “PRUNERS Toolset”
「次世代計算基盤に係る調査研究」 運用技術調査研究チームの取組
1998年 4 月 東京工科大学工学部情報工学科講師
2003年 4 月 東京工科大学コンピュータサイエンス学部講師
2007年 4 月 筑波大学計算科学研究センター研究員
2008年12月 筑波大学大学院システム情報工学専攻 准教授
2013年12月 東京大学情報基盤センター特任准教授
2015年12月 東京大学情報基盤センター准教授
2020年12月 東京大学情報基盤センター教授
- 高性能計算
- アクセラレータ
- 高性能インタコネクト
- 混合精度演算
- 情報処理学会
- IEEE Computer Society
- 情報処理学会 山下記念研究賞(2014)
スーパーコンピュータ「富岳」におけるシステム省電力に向けた取り組み
ミッションクリティカルシステム事業本部 UNIX&FXシステム事業部 FX運用管理ソフトウェア部 部長
A64FXシステムアプリ性能検討WG報告
名古屋大学 情報基盤センター 教授
2005年 3月 米国カリフォルニア大学バークレー校 訪問学者
2007年 4月 東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門 特任准教授
2011年12月 同上 准教授
2016年 4月-現在 名古屋大学 情報基盤センター 教授
(兼務)名古屋大学 大学院情報学研究科 情報システム学専攻 教授
・ソフトウェア自動チューニング
・超並列アルゴリズム
・量子アニーリング
・米国応用数理学会(SIAM)、IEEE-CS、ACM
・2002年度 情報処理学会 山下記念研究賞、2011年度 文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞
・2013年「スパコンプログラミング入門 ―並列処理とMPIの学習―」
・2015年「並列プログラミング入門: サンプルプログラムで学ぶOpenMPとOpenACC」(東京大学出版会)ほか多数
教育環境分科会 2022年度会合 活躍できるデータ・サイエンティストの育成 ~高校・大学・社会との接続を見据えて~
| 日時 | 2023年1月20日(金) 9:00-12:30 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM) ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関ご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
今、世界的にデータ・サイエンティストが求められている一方、人材不足が大きな問題になっています。日本では、政府が2019年6月に「AI戦略2019」を発表し、その中で数理・データサイエンス・AIに関する人材育成の具体的目標が掲げられ、教育機関や企業でデータサイエンス教育が進められてきています。人材育成の観点から、これらの教育を概観するとともに、接続を意識していくことが重要だと考えられます。
今回の教育環境フォーラムでは、活躍できるデータ・サイエンティストの育成に焦点をあて、高校、大学、企業でどのようなデータサイエンス教育が実施されているのか、先進的な事例についてご紹介いただき、社会への接続を見据えた上で、データ・サイエンティスト育成の今後の展望について議論できれば、と考えています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
| 9:00- | 開始 |
|---|---|
| [司会] 松葉 龍一 (東京工科大学) | |
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
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| 9:05-9:45 講演 30分 Q&A 10分 |
講演1
探究型カリキュラムへの取り組み
社会課題を解決するAIを使ったアプローチ 前 雅和 (関西学院高等部) プロフィール
本校における探究型カリキュラムの一環として「AI活用アドバンスド」を週2時間展開している。今年度はAIを用いて社会課題を解決することに取り組んでおり、AIを作ることよりどう使うのかという点に重きを置いている。学習過程において「良いAIには大量に質の良いデータが必要」という点に留意し、良いデータを集めるためには人間の判断力が必要であることにも触れている。なお、カリキュラム内容については関学大の副学長でAI活用人材育成プログラムの統括である巳波弘佳氏(関西学院大学理工学部情報科学科教授)の監修を受けている。 探求型カリキュラム、AI活用、高大連携、インテリジェンス、社会課題とAI
プレゼン資料(PDF:3.14MB)
|
| 9:45-10:25 講演 30分 Q&A 10分 |
講演2
大学におけるデータサイエンス教育
~滋賀大学の事例~ 飯山 将晃 (滋賀大学) プロフィール
滋賀大学ではデータサイエンティスト人材の育成を目標として2017年に日本初のデータサイエンス学部を2019年にデータサイエンス研究科を設置した。文理融合型の学部・研究科であり様々なバックグラウンドの学生・社会人に対して教育を行っている。本講演では、学部でのデータサイエンス教育の実践例、社会人向けのAI・データサイエンス教育の事例を紹介しつつ、滋賀大学におけるデータサイエンス教育モデルを解説する。 データサイエンス、学部教育、産学連携、大学院教育、PBL
プレゼン資料(PDF:6.8MB)
|
| 10:25-10:40 | 休憩(15分) |
| 10:40-11:20 講演 30分 Q&A 10分 |
講演3
データ利活用の取り組みと今後の展望
西尾 成史 (富士通Japan株式会社) プロフィール
急速に社会が変化していく中で、大学においても今までの業務の在り方を見直しDX化していくことが必要とされています。その中でも、教育研究向上や経営改善という観点から大学IRの実行は不可欠となっています。実行するためには、散在しているデータを集約・統合して現状の課題を発見し、データ分析していかなければなりませんが、企業も大学もデータ利活用ができる人材が不足しており育成が喫緊の課題となっています。本講演では、データ利活用の取り組みや人材育成について事例を通してご紹介します。 大学DX, 大学IR, データ利活用, データ分析, 人材育成
|
| 11:20-11:35 | 休憩(15分) |
| 11:35-12:25 50分 |
パネルディスカッション
活躍できるデータ・サイエンティストの育成
~高校・大学・社会との接続を見据えて~ |
| 12:25-12:30 |
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
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講演者 / ファシリテーター
探究型カリキュラムへの取り組み
社会課題を解決するAIを使ったアプローチ
2015年3月 大阪府立大学工学部機械工学科 卒業
- ICT機器を用いた数学教授法
- 探究型学習
- 日本機械学会
大学におけるデータサイエンス教育
~滋賀大学の事例~
2003年4月 京都大学 学術情報メディアセンター 助手
2006年5月 同 経済学研究科 講師
2010年1月 同 准教授
2015年4月 同 学術情報メディアセンター准教授
2021年4月 滋賀大学データサイエンス学部 教授
2021年4月 株式会社オーシャンアイズ 社外取締役
放送大学客員教授、静岡大学客員教授
- 画像処理・画像認識
- コンピュータビジョン
- 特に海洋分野への応用
- IEEE
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- 人工知能学会
データ利活用の取り組みと今後の展望
文教・地域ソリューション開発本部
大学ソリューション事業部 第一システム部
マネージャー(大学IR・大学DX担当)
東海地区国公立大・私大のフィールドSEとして、SI案件構築・保守を担当。
2014年から大学IRに関わるシステム提案・導入に携わる。
2016年から東京地区に勤務となり、大規模教務システムのプロジェクトリーダー兼基盤リーダとして従事。
2017年から大学IR・データ分析ビジネス担当のマネージャーとして従事。
2021年から富士通Japan株式会社となり、大学IR/DXに関連するソリューション提案や導入を推進中。
- AXIES 2021年次大会
大学のDXはどこまで進むのか?文科省Plus-DX採択大学・企業の取り組み
- Tableau Desktop Specialist
活躍できるデータ・サイエンティストの育成
~高校・大学・社会との接続を見据えて~
1990年3月 大阪工業大学大学院 工学研究科 経営工学専攻 修士課程 修了
1994年3月 大阪工業大学大学院 工学研究科 経営工学専攻 博士課程 修了
1994年4月 大阪工業大学 工学部 経営工学科 助手
1995年4月 大阪工業大学 工学部 経営工学科 講師
1996年4月 大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 講師
2002年4月 大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 准教授
2016年4月 大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 教授
2021年4月 大阪工業大学 情報科学部 データサイエンス学科 学科長・教授
- 生産システムの効率化
- メタヒューリスティクスによるスケジューリング
- 教育の改善とIE
- 日本経営システム学会 会長
- (一社)地域デザイン学会 理事
- 日本情報経営学会 理事
- (公社)日本経営工学会
- (公社)日本オペレーションズ・リサーチ学会
- (一社)日本セキュリティ・マネジメント学会
[受賞歴]
- 1997年 日本経営システム学会 論文奨励賞
合同分科会 2022年度会合 「観る、識る、解る、届ける」
| 日時 | 2023年1月19日(木) 分科会 13:30~18:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:神戸国際会議場 集合開催 ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
ギガ,テラ,ペタ等のSI 接頭語に,ロナ,クエタと呼ばれる新しい接頭語が追加される ことになりました.これら新しい接頭語が必要となった背景には,デジタルデータの 爆発的な増加があると言われています。 日々生み出されるデータは多様化と高精細化が進み,これまでより多くのものを見たり 知ったりできる時代が近づきつつあります.その一方,膨大な量のデータが意味することを 理解して価値のある情報を掘り出し,必要とする人に必要な情報を届けることは易しいこと ではありません。2022 年度の合同分科会では,様々な現場でデータを作り出す技術,データ を理解して活用するための取り組み,必要な人に必要な情報を届ける仕組みにフォーカスを 当て,クエタ・バイト時代につながる情報活用のカタチについて考えます.
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】
| Session1 [司会]荒井 亮太(富士通) | |
|---|---|
| 13:30-13:40 |
会長挨拶
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
楫 勇一 (名古屋大学)
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| 13:40-14:35 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
人類の新しい眼「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」で宇宙を観る
播金 優一 (東京大学宇宙線研究所)プロフィール
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はNASA/ESA/CSAにより開発された大型赤外線望遠鏡です。他の望遠鏡に比べて10倍以上の圧倒的な感度を達成し、 宇宙初期に生まれた初代銀河等を観測することを目標としています。1990年代に始まったこの人類史上最大の望遠鏡プロジェクトは、多くの天文学者たちが その観測開始を待ち望んでいましたが、2022年夏についに本格的な観測が始まりました。取得されたデータからは日々驚くような発見が報告されています。 本講演ではジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の概要や運用方法について紹介した後、観測の様子や今後の展望についてお話しします。 天文学、宇宙望遠鏡、銀河形成、遠方宇宙、ビッグデータ
プレゼン資料(1/19版)(PDF:14.5MB)
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| 14:35-15:30 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
宇和海海況情報サービス You See U-Sea 養殖を支えるICT
小林 真也 (愛媛大学)プロフィール
養殖業において、海水温は、魚介類の生育や給餌に影響を与え、赤潮や魚病の発生リスクにも関係している。さらに、 多地点・多深度の観測により、海域の海水を急激に入れ替える「急潮」や「底入り潮」の発生や規模を把握できる。 宇和海域において、リアルタイム海水温情報を公開する宇和海海況情報サービス「You see U-Sea」を実現した。安価で 高性能な常時多深度海水温観測装置の開発、センサーネットワークの構築、既存の観測装置と独自開発観測装置の情報を 共に集約するデータ集積サーバの構築、漁業者に分かりやすい海水温多深度時系列変化表示、海水温三次元分布アニメーションを 実現した。 養殖,多深度海水温,赤潮,魚病,海洋物理学,生育管理
プレゼン資料(1/19版)(PDF:13.2MB)
|
| 15:30-15:50 報告 20分 |
BoF (Birds of a feather) 報告
・「認証について語り合おう!みんなのホンネ、組織の認証あれこれ」
・「富岳のいいところ、気になるところ」 ・「大学の教員は教育者なのか?」 前日に開催されましたBoFの報告をビデオでご紹介いたします。
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| 15:50-16:05 | 休憩(15分) |
| Session2 [司会]立川智章(東京理科大学) | |
| 16:05-17:00 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
研究開発促進のための航空交通データの提供
岡 恵(電子航法研究所)プロフィール
安全で効率的な将来の航空交通システムの構築のため、産学官連携により長期ビジョンが策定された。その実現には更なる 研究開発の促進が必要であり、航跡データ(CARATS Open Data)の提供が2015年に開始された。 本講演では、CARATS Open Data提供の背景やデータの概要について説明し、実際の活用状況や活用促進の取り組みについて紹介する。 また、データ提供の一連の取り組みに参加してきた経験から、データ提供による変化や活用へ結びつけるための課題などについても報告する。 オープンデータ, データサイエンス, 航空交通管理, 管制情報処理システム, レーダーデータ
プレゼン資料(1/19版)(PDF:3.88MB)
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| 17:00-17:55 講演 45分 Q&A 10分 |
講演
サイバー文明時代のパーソナルデータCybernetic Avatarがもたらす世界
砂原 秀樹(慶応義塾大学)プロフィール
今やインターネットを基盤とするサイバー文明時代を迎えた。この中で、我々の行動はデジタルデータとして保存され実世界の自分とデジタル空間の自分が結びつけられ、それによって新たな体験を生み出すようになってきている。そしてさらに、Cybernetic Avatarといった人々を身体の束縛から解放するような技術が登場し、新たな生活空間を構成しようとしている。ここでは、デジタルデータの利活用とともにその管理・運用について考察する。 サイバー文明, 包括的統合パーソナル情報, 情報銀行, 身体拡張, Cybernetic Avatar
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| 17:55~18:00 |
閉会挨拶
野田 茂穂 (理化学研究所)
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| 18:00-18:05 |
副会長挨拶
高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)
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| 18:05-18:35 |
ネットワーキング(無料)
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講演者
人類の新しい眼「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」で宇宙を観る
2019年11月-2021年10月 University College London, Honorary Research Associate 兼任
2019年4月-2020年5月 日本学術振興会特別研究員(国立天文台)
2019年3月 東京大学理学系研究科物理学専攻修了 博士(理学)
2014年3月 東京大学理学部物理学科卒業
- 観測天文学
- 銀河形成・進化
- 遠方宇宙
- 日本天文学会 ・2022年 日本天文学会 欧文研究報告論文賞 ・2021年 第37回井上研究奨励賞
- 2019年 6th Galaxy Evolution Workshop the Best Oral Presentation Award
- 2019年 東京大学理学系研究科 研究奨励賞
- 2019年 東京大学宇宙線研究所 所長賞
宇和海海況情報サービス You see U-Sea
養殖を支えるICT
2006年4月 ? 現在 愛媛大学 大学院 理工学研究科 電子情報工学専攻 教授
2004年4月 ? 2006年3月 愛媛大学 工学部 情報工学科 教授
1999年4月 ? 2004年3月 愛媛大学 工学部 情報工学科 助教授
1997年5月 ? 2000年3月 金沢大学 大学院 自然科学研究科 数理情報科学専攻 助教授
1997年1月 ? 1999年4月 金沢大学 工学部 電気・情報工学科 助教授
1994年4月 ? 1996年12月 金沢大学 工学部 電気・情報工学科 講師
1991年4月 ? 1994年4月 金沢大学 工学部 電気・情報工学科 助手
1991年3月 大阪大学 大学院 工学研究科 通信工学専攻 博士後期課程 修了 (工学博士)
- 分散処理
その他,人材育成,地域活性化,情報通信技術の社会実装に関心がある.
- 電子情報通信学会
- 情報処理学会
- 電気学会
- 日本工学教育協会
- 日本感性工学会
- 日本水産学会
- IEEE Computer Society
- IEEE Communication Society
- ACM
- 2022年10月 デジタル庁 good digital award 2022 農業/水産/林業/食関連部門 最優秀賞
- 2019年1月 総務省 5G利活用アイデアコンテスト 総務大臣賞
- 2017年6月 総務省 情報通信月間 情報通信月間推進協議会会長表彰 情報通信功績賞
- 分散システム 第2版,共著,共立出版 2019年9月
研究開発促進のための航空交通データの提供
電子航法研究所 航空交通管理領域 主任研究員
- 航空交通の時間管理運用など管制運用に関する研究
- CARATS Open Dataや指標値算出などのデータを活用した研究
- 日本航空宇宙学会
- 2021年 第30回日本航空宇宙学会賞(技術賞/基礎技術部門)
- 2022年 文部科学大臣表彰 科学技術賞(科学技術振興部門)
- 2022年 日本航空協会表彰 航空特別賞
サイバー文明時代のパーソナルデータ
Cybernetic Avatarがもたらす世界
- モバイル通信技術
- センサネットワーク
- 知識情報構成技術
- モバイル通信技術
- センサネットワーク
- 知識情報構成技術
BoF 2022年度 BoF "Birds of a feather"
BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会
| 日時 | 2023年1月18日(水)16:30~ |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM予定) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | 本会合は、2022年度冬イベント(18日:BoF、19日:合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会、システム技術分科会)の一部です。 |
開催趣旨
「異なる専門分野の人たちや,異なる機関の人たちと知的な交流が行える場」の提供は,SS研の魅力の一つです。
今年も,SS研冬イベントの開催に合わせ,BoF(Birds of a Feather)を開催します.BoFは,SS研の活動の中でも,最も「ざっくばらん」に意見交換,そして,交流のできる場の一つです。
日常の活動や,自分の専門分野の学会では顔を合わすことがない人たちとの出会いと会話は,知的好奇心に新たな刺激を与え,視野を広げ,考えを深めてくれます。
「ちょっと覗いてみようか」で参加できるBoFで,SS研の魅力を堪能してください。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 16:30- | 開始 |
|---|---|
| 16:30-16:35 |
開催趣旨説明
小林 真也 (愛媛大学)
|
| 16:35- | お申し込みいただいた部屋へ移動 |
| 16:35-17:00 25分 |
話題提供
ROOM1
「認証について語り合おう!みんなのホンネ、組織の認証あれこれ」 コーディネーター 木戸 善之 (岡山理科大学)
Single Sign OnでのOpenID、OAuthなど大学・研究機関において認証認可はとても重要であり、教務システム、CLE、オンライン授業、あるいは教職員間でのファイル共有のためのクラウドなどと連携する必要があります。更にはトップダウン的に降りてくるDX推進など様々な導入、運用における困難さに拍車をかけています。そこで今回、認証周辺での困難さを吐き出す場を用意いたしました。
ROOM2
「富岳のいいところ、気になるところ」 コーディネーター 南里 豪志 (九州大学)
スーパーコンピュータ「富岳」および互換機(Fujitsu Supercomputer PHIMEHPC FX1000, FX700) に関して、自由に意見を交換しましょう。実際に使った方々には、使ってみての良かった点、気になった点を話して頂ければと思います。一方、使ったことのない方には、報道や学会などでの報告を通じて、これらの計算機に対して抱いているイメージや、今後への期待を語って頂ければと思います。また、このような意見交換を通じて、理想的な計算機についての議論につながることを期待しています。
ROOM3
「大学の教員は教育者なのか?」 コーディネーター 村上 正行(大阪大学)
18歳人口の減少、社会の取り巻く状況の変化から、大学に対する社会的な要求は年々高まるとともに、大学に期待される役割も変化し、多様になりつつあります。また、2019年に大学院博士後期課程におけるプレFDの実施又は情報提供の努力義務化が施行され、大学院生に対する教育能力の開発も必要となってきています。このような背景から、大学教員に求められる役割や能力も多様になっています。本BoFでは、「大学の教員は教育者なのか?」というテーマの下、研究、教育、学内業務、社会貢献など、大学教員のあり方について率直に議論したいと考えています。ぜひ、積極的なご参加、お待ちしております。 |
| 17:00-18:00 60分 |
BOF
ディスカッション
|
2022年度 冬イベント
| 日程 | 2023年1月18日(水)~20日(金) |
|---|---|
| 場所 | 神戸国際会議場 |
| 開催方法 | 1/18 BoF:オンライン開催のみ 1/19 合同分科会:現地開催のみ 1/20 三分科会(科学、教育、システム):ハイブリッド開催 ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。 |
| 参加対象 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加費 | 「全体プログラム」参照 |
| 参加申込み | 開催済 |
| 宿泊について | 各自で手配をお願い致します。各ホテルは大変込み合いますので、早めの手配をお勧めします。 |
全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 参加対象 | 参加費 | ||
|---|---|---|---|
| 1月18日 (水) |
BoF(16:30~18:00)
|
SS研会員 に限らず、 どなたでも 参加可能 |
会合:無料 |
| 1月19日 (木) |
合同分科会 2022年度会合(13:30~18:00)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
| 1月20日 (金) |
科学技術計算分科会 2022年度会合(9:00~12:20)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
教育環境分科会 2022年度会合 (9:00~12:30)
|
SS研会員 CS研会員 IS研会員 |
会合:無料 | |
システム技術分科会 2022年度会合(13:00~17:00)
|
SS研会員 | 会合:無料 |
SS研ICTフォーラム2022 備えあれば憂いなし!~BCPと情報セキュリティの勘所~
| 日時 | 2022年10月5日(水) フォーラム 13:00-17:00 |
|---|---|
| 開催方法 | 場所:富士通汐留本社24階大会議室 (住所:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター) ハイブリッド開催 集合 + オンライン配信(ZOOM) ※会場は100名まで可能ですが、新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いいたします。 |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
近年、大学における情報通信技術(ICT)の本格的な利活用が急速に進んでおり、教育研究および業務基盤としての情報システムの重要性や大学が保有する情報資産の価値は日々増大している状況である。 だがその一方で、それらに関連するトラブルが増加しており、大学の継続的な事業およびサービス提供を脅かすリスクも増えてきている。 さらには、ここ最近世界的に大規模な自然災害や有事が相次いでおり、日本では地震、台風、大雨/大雪、火山の噴火など、次々と大規模災害に見舞われている。 また、サイバー攻撃は日々巧妙化・高度化し続けており、被害を最小限に抑えるセキュリティ対策を講じることが急務となっており、仮にサイバー攻撃を受けたとしても、事業を継続できる備えをすることが必要である。 大学が長期的な成長戦略を描くためにも、BCPと情報セキュリティへの対策は必須の事項となっている。
そこで、本年度のシステム技術分科会2022年度会合では、大学における事業継続と情報セキュリティ対策を上手に効率よく策定/導入/運用するために 「備えあれば憂いなし ~BCPと情報セキュリティの勘所~」をテーマとし、 その導入経緯や制度作り、導入/活用事例、実際の経験、運用のコツ/秘訣、日頃の問題点や苦労点などの情報を共有し、 大学におけるBCPと情報セキュリティ対策について情報交換や議論を行いたい。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 12:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
|
| 13:05-13:55 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
国際規格マネジメントシステムと歩んだBCPの20年~可用性の不等式:BCMS>ITSMS>ISMSの味わい~
長谷川 孝博(静岡大学)プロフィール
本学のBCP(BCMSはそのマネジメントシステム)は、ISMS(初認証2003年)やITSMS(初認証2013年)のマネジメント規格の運用の取組の中で培われてきた。いずれのマネジメントシステムのサービスの可用性を最大限に高めるための組織的な予防措置と捉えることができる。2010年から全学推進してきたクラウド化やその他の小中規模の管理策においても事故無く利便性の高いサービスを利用者に滞りなく提供するためのBCPの側面を持ち合わせている。本講演では、長年のマネジメントシステムと共に歩んできたBCPの取組と効能について事例を交えて紹介する。 BCP、ISMS、ITSMS、情報基盤、可用性管理
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:5.4 MB)
|
| 13:55-14:05 | 休憩(10分) |
| 14:05-14:55 講演 40分 Q&A10分 |
※リモート公演
室蘭工業大学のISMS/BCMSへの取り組み
セキュアで安心安全な大学の実現にむけて 桑田 喜隆(室蘭工業大学) プロフィール
室蘭工業大学 情報教育センターでは、2014年に国際標準であるISMS(情報セキュリティ管理システム)およびのBCMS(事業継続管理システム)の認証を同時に取得し、以降その認証を維持しています。本講演では、取得に至った経緯やそのメリット、取得前後の職場の変化や認証維持のための日常の活動などについて紹介します。また、2020年に発生した新型コロナ感染症へのBCMSとしての対応についても併せて紹介します。 ISMS/BCMS、事業継続管理システム、事業継続計画、情報セキュリティ、パンデミック対応
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:2.2MB)
|
| 14:55-15:05 | 休憩(10分) |
| 15:05-15:55 講演 40分 Q&A10分 |
講演
セキュリティインシデント対応から見えた今必要な対策とは
大迫 剛史(富士通株式会社) プロフィール
2020年新型コロナウィルスにより企業・組織の急速なDX化や働き方の変革が進んできているが、同じく世の中のサイバー脅威も変化しながら多様化・複雑化している。これら脅威に適応したセキュリティ対策がとられておらず、不正アクセスを受け、セキュリティインシデントが発生してしまうケースが継続して多発している。本講演では、最近のインシデント対応事例を紹介しながら、今対応すべき対策について説明する。 セキュリティインシデント、サイバー脅威、働き方の変化、セキュリティ対策
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:2.6MB)
|
| 15:55-16:05 | 休憩(10分) |
| 16:05-16:55 50分 |
パネルディスカッション
「備えあれば憂いなし! ~BCPと情報セキュリティの勘所~」
モデレータ:永田 正樹(静岡大学)
パネリスト:長谷川 孝博(静岡大学)
パネリスト:桑田 喜隆(室蘭工業大学)
パネリスト:大迫 剛史(富士通株式会社)
講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。 |
| 16:55-17:00 |
閉会挨拶
加茂 聡 (高エネルギー加速器研究機構)
|
講演者
国際規格マネジメントシステムと歩んだBCPの20年
~可用性の不等式:BCMS>ITSMS>ISMSの味わい~
情報基盤センター長
静岡大学CISO
1997年04月 静岡大学 工学部 システム工学科 助手 着任
2005年04月 静岡大学 情報基盤センター 着任 助教授
2009年04月 静岡大学 情報基盤センター 副センター長 准教授
2015年04月 静岡大学 CISO~至現在
2019年04月 静岡大学 情報基盤センター センター長 教授 ~至
- 情報セキュリティ
- リスクアセスメント
- グリッド配線の描画手法
- スケジューリング問題
- 情報処理学会
- 日本ソーシャルデータサイエンス学会
- スケジューリング学会
室蘭工業大学のISMS/BCMSへの取り組み
セキュアで安心安全な大学の実現にむけて
ひと文化系領域(情報教育センター)
教授
1991年6月 マサチューセッツ大学 計算機科学科 客員研究員
1993年7月 NTTデータ 開発本部 課長代理
2012年7月 NTTデータ 基盤システム事業本部 部長
2014年4月 室蘭工業大学 ひと文科系領域 准教授
2016年4月 室蘭工業大学 ひと文科系領域 教授
- クラウドコンピューティング
- CSCW(Computer-Supported Cooperative Work)
- フィジカルコンピューティング
- 情報処理学会
- 人工知能学会
- ACM
セキュリティインシデント対応から見えた今必要な対策とは
ゼロトラストサービス事業部
シニアディレクター
Global Fujitsu Distinguished Engineer
SS研教育環境フォーラム2022 大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望 大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望
| 日時 | 2022年9月29日(木) 9:00-12:20 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催(ZOOM) |
| 参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | 開催済 |
| その他 | SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。 ご興味がございましたら是非ご参加ください。 |
開催趣旨
近年、大学教育においてもDX(Digital Transformation)が話題となっており、さまざまな取組が行われるようになっています。
また、教育現場におけるデジタル化も進み、教育・学習に関するさまざまなデータを取得できるようになりつつあり、得られた教育・学習データを教育・学習支援のためにどのように活用していくのか、検討していく必要があります。
今回の教育環境フォーラムでは、大学DXを支える教育データの利活用を進めていくために必要となる情報を提供することを目的として、教育データの利活用の基本、教育DXやデータの利活用の先進的な取組やシステムのあり方、憲法の観点から見た教育データ利活用の問題点についてご報告いただき、今後の展望について議論できれば、と考えています。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
| 8:50- | アクセス開始 |
|---|---|
| [司会] 久保田 真一郎 (熊本大学) | |
| 9:00-9:05 |
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
|
| 9:05-9:35 講演 25分 Q&A 5分 |
講演1
「教育・学習データ利活用ポリシーひな型の策定アップデート2022」
上田 浩 (法政大学) プロフィール
近年、多くの高等教育機関には、教育・研究・経営を支援する、さまざまな情報システムが導入され、各システムにはログデータが蓄積されるに至っています。こうしたログデータは、「ビッグデータ」というスケールに到達しつつあると推測されますが、統計もなく、一部のデータが限定された目的に使用されるにとどまっています。ラーニングアナリティクスに代表されるように、こうしたデータは異次元の大学改革や教育改善をもたらすものと期待が高まる一方で、その多くがパーソナルデータであるということから、各機関ではその利用に慎重にならざるをえず、改正個人情報保護法でうたわれた適切な利活用と流通には二の足を踏んでいる状況です。本講演は、教育・学習データの利活用ポリシーの海外を含めた動向を紹介し、我が国におけるひな型の策定の取り組みを紹介します。 教育・学習データ, ラーニングアナリティクス, パーソナルデータ, 個人情報保護法, データ利活用ポリシー
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:4.7MB)
|
| 9:35-10:05 講演 25分 Q&A 5分 |
講演2
「香川大学のDX推進人材育成の取り組み」
八重樫 理人 (香川大学) プロフィール
香川大学はデジタルONE戦略を定め、DX推進に必要な体制を整備するとともに、教職学協働でDX推進に資する様々な取り組み(業務UX調査,業務改善アイデアソン,業務システム内製開発,業務システム開発ハンズオン)を実施している。香川大学の取り組みは、教職員と学生がDX推進人材となり、自らの手で業務の高度化や効率化などのDXを推進することを意識している。本講演では、香川大学のDX推進人材育成の取り組むについて発表する。 DX推進人材育成, デザイン思考, 教職学協働, 業務システム内製開発, User Experience
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:3.7MB)
|
| 10:05-10:15 | 休憩(10分) |
| 10:15-10:45 講演 25分 Q&A 5分 |
講演3
「憲法学からみた教育データ利活用」
堀口 悟郎 (岡山大学) プロフィール
本講演は、憲法学の観点から、教育データ利活用の課題について考察するものである。教育データ利活用は、教育の「個別最適化」を促進することで、能力発達上の必要に応じた教育を受ける権利(憲法26条1項)の実現に資する反面で、子どものプライバシー権(憲法13条)や教師の教育の自由(憲法23条)と緊張関係に立つ。教育データ利活用に関する政策やEdTechには、こうした憲法上の問題を予防しうる制度設計(デザイン)が求められる。 教育データ利活用, EdTech, 憲法, 子どもの権利, 教育の自由
プレゼン資料(10/13掲載)(PDF:3.3MB)
|
| 10:45-11:15 講演 25分 Q&A 5分 |
講演4
「データ利活用・DXを促進するこれからの大学ソリューション」
島田 昌紘 (富士通Japan株式会社) プロフィール
大学を取り巻く環境が大きく変化する中、データ利活用や大学DXの必要性が急速に増している。富士通Japanが提供を開始したCampus-Xsを始めとした大学ソリューションのコンセプトや導入事例を通して、これからの大学を支えるシステムやサービスの在り方についてご紹介する。 データ利活用, 大学DX, SaaS, ICT, 個別最適化
|
| 11:15-11:25 | 休憩(10分) |
| 11:25-12:15 50分 |
パネルディスカッション
「大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望」
|
| 12:15-12:20 |
閉会挨拶
隅谷 孝洋 (広島大学)
|
講演者 / ファシリテーター
「教育・学習データ利活用ポリシーひな型の策定アップデート2022」
2001年 同大大学院修士課程了
2004年 同博士後期課程了. 博士 (工学).
同年 東北大学電気通信研究所博士研究員
2006年 群馬大学総合情報メディアセンター助教授
2011年 京都大学学術情報メディアセンター准教授を経て2019年より現職
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- IEEE各会員
「香川大学のDX推進人材育成の取り組み」
香川大学情報メディアセンター センター長
CDO(Chief Digital Officer:デジタル化統括責任者)
学長特別補佐
芝浦工業大学大学院工学研究科 博士(後期)課程 機能制御システム専攻修了。博士(工学)。
専門は情報システム/ソフトウェア設計開発法。豊田工業大学、芝浦工業大学を経て、2020年4月から現職。
2021年からは香川大学のDX推進の責任者であるCDO(Chief Digital Officer:デジタル化統括責任者)も務める。
学生中心のDX推進チーム「DXラボ」を立ち上げるなど、香川大学のDX推進にむけた様々な取り組みを主導している。
「憲法学からみた教育データ利活用」
学術研究院社会文化科学学域(法学系)
准教授
2011年3月 慶應義塾大学大学院法務研究科修了
2011年11月~2012年12月 最高裁判所司法研修所司法修習生
2013年4月~2015年3月 慶應義塾大学大学院法務研究科助教
2015年4月~2018年3月 九州産業大学経済学部講師
2018年4月~2019年9月 九州産業大学地域共創学部准教授
2019年10月~ 現職
- 専攻:憲法学・教育法学
- 主な研究テーマ:学問の自由、教育権の所在、子どもの権利
- 日本公法学会
- 日本公法学会
- 憲法理論研究会
- 比較憲法学会
- 日本教育法学会
- 児童福祉法研究会
- 『AIと憲法』(日本経済新聞出版社、2018年、共著)
- 『コロナの憲法学』(弘文堂、2021年、共著)
- 『図録日本国憲法〔第2版〕』(弘文堂、2021年、共編著)
- 『グローバル化のなかで考える憲法』(弘文堂、2021年、共編著)
- 『学問の自由の国際比較』(岩波書店、2022年、共著)など
「データ利活用・DXを促進するこれからの大学ソリューション」
文教・地域ソリューション開発本部
大学ソリューション事業部 第一システム部長
2009年からFujitsu Australiaに駐在し公共系システムの開発・導入に従事。
2012年に帰国した後は文教ソリューションの海外展開や、公共教育機関及び初等中等向けのソリューション開発・導入等に携わる。
2021年から現在までは富士通Japanにて大学図書の開発・導入、及び大学ソリューションのSaaS運用等、大学DXの推進に向けて活動中。
「大学DXを支える教育データ利活用の実際と今後の展望」
/スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 副センター長
2002年3月 京都大学 大学院情報学研究科 博士後期課程 指導認定退学
2002年4月~2003年3月 京都外国語大学 外国語学部 講師
2003年4月~2007年3月 京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター講師
2007年4月~2015年3月 京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター准教授
2015年4月~2017年3月 京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター教授
2017年4月~2019年3月 京都外国語大学 外国語学部 教授
2019年~ 大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部 教授
2022年~ 大阪大学 スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 副センター長/教学IR・教学データ基盤部 部長
- 教育工学 教育データ分析、ラーニング・コモンズ
- 大学教育学 FD、授業研究
- 日本教育工学会 副会長
- 教育システム情報学会 理事・副編集委員長
- 日本教育メディア学会 副会長
- 2009年 日本教育工学会 研究奨励賞
- 2011年 日本教育工学会 論文賞
SS研HPCフォーラム2022 近未来HPC ~未来を切り拓くコンピューティング・アーキテクチャ~
開催趣旨
2022年6月のTop500に1EFlops超のシステムであるFrontierが登場し、富岳が1位では無くなったようにHPCは常に開発が続いています。しかしながら、ポストムーアと呼ばれるように、現在はこれまでと同じような微細化に伴う性能向上は期待できない時代が来ています。このような中、今後のHPCはどうなるのか、はっきりとした姿はまだわかりません。そこで本フォーラムでは、「近未来HPC ~未来を切り拓くコンピューティング・アーキテクチャ~」と題し、現実感のある近い未来を想定したコンピューティング・アーキテクチャに関して講演を行います。今回は現地での参加者は限られた数になりますが、オンサイトとオンラインのハイブリッド開催となります。参加しやすいオンラインと臨場感のある現地での参加の良いところを活用し、近未来のHPCがどのような姿になり、どのようなアーキテクチャが想定されるか皆様とともに議論を行いたいと考えます。
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
| 13:00- | 開始 |
|---|---|
| [前半司会]田中 輝雄(工学院大学) | |
| 13:00-13:05 |
開催趣旨説明
深沢 圭一郎(京都大学)
|
| 13:05-14:05 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「次世代情報基盤に関するコミュニティ活動と調査研究事業について」
近藤 正章(慶應義塾大学) プロフィール
次世代計算基盤に対しては、計算科学とAI・ビッグデータ技術のさらなる融合やHPC技術の応用範囲拡大など期待が大きい反面、ムーアの法則の終焉など多くの課題が待ち受けている。本講演では、次世代先端計算システムの技術的課題や研究開発要素を白書にまとめた"NGACI (Next-Generation Advanced Computing Infrastructure)"活動と、ALL Japan体制で挑む文部科学省の次世代計算基盤に係る調査研究事業の概要について紹介する。 スーパーコンピュータ,高性能コンピューティング,次世代計算基盤
プレゼン資料(10/3掲載)(PDF:4.6MB)
|
| 14:05-15:05 講演 50分 Q&A 10分 |
※リモート講演
「量子コンピュータ 過去、現在、そして未来へ」
川畑 史郎(産業技術総合研究所) プロフィール
現在,毎日のように量子コンピュータに関するニュースが飛び交っています。量子コンピュータは量子チューリング機械の原理に基づくコンピュータであり、因数分解、機械学習、量子化学計算などのいくつかの数学的問題を従来の古典コンピュータよりも高速処理できると期待されています。そのため現在、世界規模で量子コンピュータの開発とビジネス展開に向けた激しい競争が繰り広げられています。本講演では、量子コンピュータの基礎、最新研究開発動向、各国政府の動向、課題、展望について解説を行います。 量子コンピュータ,超伝導量子ビット,人工知能,量子化学,クラウドコンピューティング
プレゼン資料(9/28掲載)(PDF:7.9 MB)
|
| 15:05-15:15 | 休憩(10分) |
| [後半司会]南里 豪志(九州大学) | |
| 15:15-16:15 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「脳のように学ぶ新しい深層学習手法の開発」
篠崎 隆志(近畿大学) プロフィール
脳は記憶と演算の両方を行うニューロンの集合体として、極めて高い並列性とエネルギー効率、スケーリングを実現している。我々は、脳のような大規模で高効率な演算の実現を目標に、深層競合学習と呼ばれる手法を提案してきた[Shinozaki 2021]。現在、超並列性と局所演算の柔軟さから本手法にマッチした特性を持つGraphcore IPU-POD8システム上で開発を進めており、本講演ではその実装と開発環境について紹介する。 脳型情報処理, 深層学習, 教師なし学習, 半教師あり学習, 特徴抽出
プレゼン資料(9/28掲載)(PDF:2.9MB)
|
| 16:15-17:15 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
「量子インスパイアードコンピューティング デジタルアニーラとその応用」
岩井 大介(富士通株式会社)プロフィール
ムーア則の終焉に伴い、最近紙面を賑わわせているのは量子ゲートコンピューティングだが、その社会実装には、まだしばらくの時間を要すると考えられる。そのような状況の中で、今、社会実装可能な技術として注目されているのが、量子インスパイアード技術であり、デジタルアニーラもその一つである。本講演では、デジタルアニーラ技術およびその社会実装事例について紹介する。 量子インスパイアード, 組合せ最適化問題, デジタルアニーラ, ハイブリッド・コンピューティング, マテリアルズ・インフォマティクス
プレゼン資料(9/28掲載)(PDF:7.3 MB)
|
| 17:15-17:20 |
閉会挨拶
伊達 進 (大阪大学)
|
講演者
「次世代情報基盤に関するコミュニティ活動と調査研究事業について」
2003年4月 科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業 研究員
2004年4月 東京大学先端科学技術研究センター 特任助手
2007年2月 東京大学先端科学技術研究センター 特任助教授
2008年4月 電気通信大学大学院情報システム学研究科 准教授
2013年12月 東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授
2018年11月 理化学研究所計算科学研究センター チームリーダー(兼務)
2021年4月 慶應義塾大理工学部 教授
- 計算機アーキテクチャ
- 高性能コンピューティング
- 量子コンピューティング
- 情報処理学会
- 電子情報通信学会
- 情報処理学会 山下記念研究賞(2009年)
- 情報処理学会 論文賞(2013年)
量子コンピュータ 過去、現在、そして未来へ
1998年 大阪市立大学 工学研究科 応用物理学専攻 博士課程修了 (工学博士)
1998年 通商産業省 電子技術総合研究所 研究員
2001年 産業技術総合研究所 研究員
2017年 産業技術総合研究所 研究グループ長
2018年~ 文部科学省 光・量子飛躍フラッグシッププログラム Q-LEAPサブプログラムディレクタ (量子情報処理領域・人材育成プログラム領域)
2019年~ 一般社団法人量子ICTフォーラム 理事
2020年~ 内閣府 ムーンショット型研究開発事業 目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」アドバイザー
2020年~ NEDO 高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発 量子関連コンピューティング技術 プロジェクトリーダー
2021年~ 産業技術総合研究所 副研究センター長
- 量子情報処理
- 物性理論
- 日本物理学会
- 応用物理学会
- "量子情報の物理"(共立出版)
- "超伝導磁束状態の物理"(裳華房)
- "量子コンピュータ/イジング型コンピュータ研究開発最前線"(情報機構)
- 超伝導技術の最前線[応用編]"(近代科学社)
「脳のように学ぶ新しい深層学習手法の開発」
量子インスパイアードコンピューティング
デジタルアニーラとその応用
- 量子インスパイアードコンピューティング
- 組合せ最適化問題
- マテリアルズ・インフォマティクス
- IEEE
第44回SS研総会
| 日時 | 2022年5月27日(金) 総会 15:20-17:30 |
|---|---|
| 開催方法 | オンライン開催 |
| 参加対象 | SS研会員 |
| 参加費 | 無料 |
| 参加申込み | [開催済] 総会は無事終了しました。ありがとうございました。 |
プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
| 15:10- | アクセス開始 |
|---|---|
| 15:20-15:30 |
開会挨拶
岡村 耕二(九州大学)
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| 15:30-17:20 特別講演 講演90分+QA20分 |
特別講演
気候変動と気象現象の激化
正しく恐れ、備えるために 気象庁のデータ等から過去100年余りの世界と我が国の気候の変化を概観し、「日本の気候変動2020」から今世紀末の我が国の気候の変化についてその概要を紹介する。 気象災害の激化, 線状降水帯, 気象情報の高度化, 警報の鉄則と宿命, 正常化の偏見
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| 17:20-17:30 |
閉会挨拶
高木 亮治 (JAXA)
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講演者
気候変動と気象現象の激化 正しく恐れ、備えるために
2016年11月-現在 東北大学大学院理学研究科 特任教授
2016年8月-2019年8月 株式会社富士通研究所シニアアドバイザー
2016年6月-現在 長野県 防災総合アドバイザー
2016年5月-現在 株式会社テレビ朝日 防災アドバイザー
1979年~2016年 気象庁、気象庁長官(2014年4月~2016年4月)
- 気象、地震津波、火山に関する防災情報
- 適切な防災行動を支援する科学・技術
- 日本気象学会
- 日本地震学会
- 日本火山学会
- 日本災害情報学会