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Category:2023年度

BoF 2023年度 BoF "Birds of a feather" 

BoF : 特定のテーマに興味を持つ有志による集会

日時 2023年11月27日(月)16:30~
開催方法

オンライン開催(ZOOM予定)
全体で議論するテーマの話題を視聴した後、ZOOMの機能ブレイクアウトセッションにてグループ分けを行います。各ROOMのコーディネーターの進行でディスカッションを行います。

参加対象 SS研会員限定
参加費 無料
参加申し込み [開催済] 

開催趣旨

「異なる専門分野の人たちや,異なる機関の人たちと知的な交流が行える場」の提供は,SS研の魅力の一つです。  今年も,SS研冬イベントの開催に合わせ,BoF(Birds of a Feather)を開催します.BoFは,SS研の活動の中でも,最も「ざっくばらん」に意見交換,そして,交流のできる場の一つです。  日常の活動や,自分の専門分野の学会では顔を合わすことがない人たちとの出会いと会話は,知的好奇心に新たな刺激を与え,視野を広げ,考えを深めてくれます。  「ちょっと覗いてみようか」で参加できるBoFで,SS研の魅力を堪能してください。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

16:30- 開始
16:30-16:35
開催趣旨説明
高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)
16:35-17:00
25分

話題提供(全体)
「大学教育における生成AIの利用と課題を考える」
話題提供者 村上 正行 (大阪大学)プロフィール
 

2023年に入り、生成AIの開発が急速に進み、普及していることから、教育環境分科会でも「生成AIの教育利用を考える」「生成AIを活用した教育実践の現状と課題」の2つのイベントを行いました。本話題提供では、この2つのイベントで話題となった内容や、国内外における動向、私の所属する組織で作成したWebサイト「生成AI教育ガイド」などについて紹介し、BoFでの議論につなげられれば、と思います。

生成AI,教育利用,大学教育,ELSI
17:00-18:00
60分
グループ分け
各ROOMごとにディスカッション

ブレイクアウトセッションにてグループ分けを行います。各ROOMのコーディネーターの進行でディスカッションを行います。

話題提供者

大学教育における生成AIの利用と課題を考える

lecturer
村上 正行 (Murakami Masayuki)
大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部 (兼)スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 副センター長
専門は教育工学、大学教育学。主に、高等教育における教育データ分析、ICTを活用した教育,FDに関する研究に従事.  1997年京都大学総合人間学部卒業 、2002年京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻博士課程指導認定退学。博士(情報学)。京都外国語大学外国語学部講師、マルチメディア教育研究センター講師、准教授、教授を経て、2019年より大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部 教授、現在に至る。2022年大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 副センター長(兼任)。日本教育工学会代議員、教育システム情報学会理事、日本教育メディア学会副会長、大学教育学会理事。

教育環境分科会 2023年度会合 生成AIを活用した教育実践の現状と課題

印刷用ご案内

日時 2023年10月27日(金) 13:40-17:10
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場

場所:神戸国際会議場
ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。

参加対象 SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関ご所属の方
参加費 無料
参加申し込み 開催済み
その他 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会合同分科会、27日:科学技術計算分科会、教育環境分科会)の一部です。

開催趣旨

生成AIの普及により、さまざまな場面での活用が進んできています。SS研教育環境分科会では、2023年8月に「生成AIの教育利用を考える」というタイトルでSS研教育環境フォーラム2023を開催し、生成AIの仕組みや教育利用における利点、問題点について議論しました。
 本会合では、生成AIの教育利用についてより具体的に考えるために、語学や工学、教職など様々な分野における教育実践をご紹介いただき、今後の展開と課題について議論していきます。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ本ページに掲載】

13:30- アクセス開始
[司会] 松葉 龍一 (東京工科大学)
13:40-13:45
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
13:45-14:15
講演 25分
Q&A 5分

講演1
「生成AIは英語教育に何をもたらすのか?
  ―ChatGPT登場のインパクト―」
金丸 敏幸 (京都大学)プロフィール
 

生成AIの登場によって、高等教育は大きな影響を受けることが予想される。これまでのような授業では、学習者の安易なAI利用によって十分な学習効果が得られなくなる可能性もある。とりわけ日本の英語教育は、教師による指導というあり方から、AIを活用できる自律的学習者の育成へと大きな発想の転換が求められる。今回、AIを活用した自律的学習(AI-Assisted Autonomous Learning: AAAL)という考え方を紹介し、学び続けることのできる学習者の育成という新たな教育観について述べる。

生成AI, 英語教育, 協同学習, 自律的学習, AAAL
プレゼン資料(PDF:524KB)
14:15-14:45
講演 25分
Q&A 5分

講演2
「文系大学のデータ教育と生成AI
 ~これからのデータリテラシー教育~」
中鉢 直宏 (高崎商科大学)プロフィール
 

ChatGPTをはじめとする生成AIの登場は、大学をはじめとする教育界への影響は少なくない。教育現場では、どのように向き合い、既存の教育との折り合いをつけて活用させるか思案を重ねている。生成AIの影響は、データサイエンス教育も同様で、ChatGPTのAdvanced Data Analysis機能や新しい生成AIツールの登場により、生成AIは、データ加工から分析方法の選択、データ分析、グラフなどの視覚化まで可能にした。このことはデータリテラシーレベルの教育へのインパクトが大きい。このような様々な環境変化を踏まえ、新しい教育の在り方を考える。

データリテラシー, 生成AI, 一般情報教育, ChatGPT, データサイエンス
プレゼン資料(PDF:1.7MB)
14:45-15:00 休憩(15分)
15:00-15:30
講演 25分
Q&A 5分

講演3 ※リモート講演
「『学修者本位の教育』を実現させるための生成AIを用いた教職支援とは」
森本 康彦 (東京学芸大学)プロフィール
 

学修者本位の教育の実現には、学修者自身が「何を学び、何ができるようになったか」という視点が大切です。学びの主役は学修者であり、生成AIには、学びを主導する学修者に、タイミングよくナイスアシストをしてくれたり、時にはそっと背中を押してくれたり、何気に誘導してくれたりするeパートナーとしての役割を与えることが必要です。そこで、本講演では、教員養成課程において、学修者本位の教育を実現させるための生成AI活用のあり方やその方法について議論します。

 生成AI活用,eポートフォリオ,学習データ,学習支援,学習評価,教員養成
プレゼン資料(PDF:5.9MB)
15:30-16:00
講演 25分
Q&A 5分

講演4
「学習段階に応じた生成AI利用教育提案」
村上 祐子 (立教大学)プロフィール
 

生成AIの社会受容の進展は急速に進むと考えられるが、分野や地域・機関によって変容の在り方は異なると予想される。教育現場でも学習者のニーズによって異なる内容・教育方法が求められることになる。当講演では高等教育における学習段階による学習項目の提案を行う。

生成AI,情報教育, 高等教育, 科学コミュニケーション
16:00-16:15 休憩(15分)
16:15-17:05
50分

パネルディスカッション
「生成AIを活用した教育実践の現状と課題」
ファシリテーター:
 重田 勝介 (北海道大学)
パネリスト:
 金丸 敏幸 (京都大学)
 中鉢 直宏 (高崎商科大学)
 森本 康彦 (東京学芸大学)
 村上 祐子 (立教大学)
17:05-17:10
閉会挨拶
隅谷 洋 (広島大学)

講演者

「生成AIは英語教育に何をもたらすのか?
  ―ChatGPT登場のインパクト―」

lecturer
金丸 敏幸(Kanamaru Toshiyuki)
京都大学 国際高等教育院 准教授
[略歴]
2001年京都大学総合人間学部卒業、2003年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了、2006年同博士後期課程単位取得認定退学。京都大学博士(人間・環境学)。専門は理論言語学・自然言語処理・英語教育。京都大学の新入生全員が利用する英語e-Learningシステム「GORILLA」を開発し、その運用に携わる。著書に、『京大・学術語彙データベース基本英単語1110』(研究社:共著)、『TOEFL ITPRテスト 公式テスト問題&学習ガイド』(研究社:共著)などがある。現在、一般社団法人大学英語教育学会(JACET)理事。英語教育とChatGPTに関する講演・メディア掲載として、「ChatGPTが語学(英語)教育に与えるインパクト」/【第63回】大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(2023/3/29 オンライン開催)、「生成AI、英語学習に見直し迫る柔軟な教え方が重要に」(2023/6/6日本経済新聞)他多数。

「文系大学のデータ教育と生成AI
  ~これからのデータリテラシー教育~」

lecturer
中鉢 直宏(Chubachi Naohiro)
高崎商科大学 商学部 講師
[略歴]
2008年9月-2013年8月 青山学院大学 附置情報科学研究センター 助手
2014年5月-2016年3月 島根大学 教育・学生支援機構教学企画IR室 助手
2016年4月-2021年3月 帝京大学 高等教育開発センター 助教・講師
2021年4月-現在 高崎商科大学 商学部経営学科 講師
[研究分野、研究テーマ]
  • 情報教育学(一般情報教育、データリテラシー)
  • 情報システム学
  • 教育工学
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • 情報システム学会
  • 教育工学会

「『学修者本位の教育』を実現させるための生成AIを用いた教職支援とは」

lecturer
森本 康彦(Morimoto Yasuhiko)
東京学芸大学 ICT/情報基盤センター 教授
[略歴]
専門は教育工学。
 学習院大学理学部数学科卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究科修了、修士(教育学)。長岡技術科学大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。 三菱電機株式会社情報技術総合研究所勤務の後、広島市立牛田中学校教諭(数学)、千葉学芸高等学校教諭(情報)、富士常葉大学准教授を経て、2009年東京学芸大学情報処理センター准教授、2017年同大学教授。2020年から現職。 エンジニアとして、また、中学校、高校教諭としての経験に加え、教育工学の知見を生かしながら、これからの学校教育に欠くことのできない、先進的な研究に従事している。
[研究分野、研究テーマ]
  • eポートフォリオ
  • eラーニング
  • 初等中等教育におけるICTを活用した学びとその評価
  • 教育AI活用
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本情報科教育学会 会長
  • 日本教育工学会 理事
  • 教育システム情報学会2018年度および2020年度論文賞を受賞

「学習段階に応じた生成AI利用教育提案」

lecturer
村上 祐子(MURAKAMI, Yuko)
立教大学 大学院人工知能科学研究科・文学部 教授
[プロフィール]
 立教大学大学院人工知能科学研究科教授。Ph.D (philosophy, Indiana U). 国立情報学研究所、東北大学を経て現職。応用哲学会会長、日本哲学会理事、科学基礎論学会理事、日本科学哲学会理事。電気情報通信学会技術と社会・倫理研究会専門委員、IEEE Society on Social Implications of Technology Japan Chapter.
[研究分野、研究テーマ]
  • 情報哲学・情報倫理
  • 道徳推論体系
  • 科学哲学
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 応用哲学会
  • 日本哲学会
  • 日本科学哲学会
  • 科学基礎論学会
  • 情報処理学会
  • IEEE

科学技術計算分科会 2023年度会合 富岳スペシャル4.0 ~拡がる応用~

印刷用ご案内

日時 2023年10月27日(金) 分科会 9:00-12:40
開催方法 場所:神戸国際会議場
ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。
参加対象 SS研会員機関にご所属の方
参加費 無料
参加申込み 開催済
その他 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会合同分科会、20日:科学技術計算分科会、教育環境分科会)の一部です。

開催趣旨

 「2021年3月に共用を開始したスーパーコンピュータ「富岳」は、利用のすそ野を広げるという当初の構想の通り、様々な研究分野で活用されており、社会実装のフェーズに進んだ応用も見られています。その成果は広範かつ深淵であり、私たちの日常生活にも大きな影響を及ぼしています。SS研では、過去に「富岳スペシャル」、「富岳スペシャル2.0」、「富岳スペシャル3.0」と銘打って、「富岳」の利用技術や応用事例を紹介するイベントを開催してきました。これらのイベントは、科学者、エンジニア、一般市民に富岳の進化とそれがもたらす影響を理解していただくための貴重な機会となってきました。そして今回、私たちは「富岳スペシャル4.0」を開催します。このイベントでは、これまでとは違う新しい応用の事例や、社会実装につながった事例を紹介することで、スーパーコンピュータ「富岳」の現時点の成果を確認するとともに、今後のさらなる拡がりを感じていただく機会にしたいと考えております。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ開催後に順次掲載予定】             

Session1 [前半司会]佐藤 賢斗 (理化学研究所)
9:00-9:05
開催趣旨説明
南里 豪志 (九州大学)
9:05-9:55
講演 40分
Q&A 10分
講演
「富岳で迫る太陽風の起源」
飯島 陽久(名古屋大学)プロフィール
 

太陽からは超音速のプラズマ流(太陽風)が定常的に噴出されている。20世紀中盤に発見されて以降、太陽風の起源は宇宙物理学における代表的難問の一つと位置づけられてきた。我々は「富岳」を利用することで、エネルギー源である太陽内部から太陽風加速までを一貫して解くことに成功した。これにより、人為的な仮定を極力排除しつつ太陽風の起源に迫ることが出来る。講演では、その成果の概要を手法面での工夫も交えつつ紹介する。

 太陽, 乱流, 磁気流体力学, プラズマ, 有限差分法
 プレゼン資料(PDF:31.2MB)
            
9:55-10:45
講演 40分
Q&A 10分
講演
「大規模計算とデータ駆動手法による高性能永久磁石の開発」
福島 鉄也(産業技術総合研究所) プロフィール
 

「富岳」成果創出加速プログラム(大規模計算とデータ駆動手法による高性能永久磁石の開発)では、不規則系磁性材料を対象とした大規模物性データベースの構築を通じ、高性能磁性材料の開発を実施した。本発表では、我々がKorringa-Kohn-Rostoker (KKR) グリーン関数法を用いて構築してきた磁気物性データベースの紹介と、それに立脚したデータ解析について発表を行う。

 KKRグリーン関数法, コヒーレントポテンシャル近似, 不規則系, 電子状態, 磁性, スピントロニクス材料, 永久磁石材料
 プレゼン資料(PDF:11.3MB)
            
10:45-10:55 休憩(10分)
Session2 [後半司会]伊達 進 (大阪大学)
10:55-11:45
講演 40分
Q&A 10分
講演
「「富岳」を活用した水まわり住宅設備機器開発のための混相流シミュレーション」
佐々木 一真(TOTO株式会社) プロフィール
 

水まわりにおけるエコ・快適性・清潔性を両立した「サステナブル・プロダクツ」を開発するため、富岳の大規模並列処理を用いてシャワーや浴室における微小水滴や薄膜流れ等の気液混相流を計算する数値モデルを開発した。令和4年度の「富岳」産業課題では数値モデルの計算精度を評価するための検証を行うとともに、開発したフレームワークを実際のシャワー・浴室の製品性能評価に適用することで、「サステナブル・プロダクツ」開発への有効性を実証した。

 富岳,非構造格子,粒子法、流体解析,混相流
 プレゼン資料(PDF:10.6MB)
            
11:45-12:35
講演 40分
Q&A 10分
富士通講演
「スーパーコンピュータ「富岳」と「発見するAI」で、がんの薬剤耐性に関わる未知の因果メカニズムを高速に発見する新技術を開発」
栗原 康志(富士通株式会社) プロフィール
 

遺伝子間の因果関係の構造は、各遺伝子の状態により大きく変動します。薬剤開発や既存薬の再配置においては未知の因果構造を発見することが重要ですが、遺伝子の状態のパターン数は実用的な時間では探索が終わらないほど膨大となっています。そこで、「発見するAI」の条件探索と因果探索を高速化し、スーパーコンピュータ「富岳」上で実行することで、実用的な時間内で組み合わせパターンを網羅的に探索する技術を開発しました。本発表では,「発見するAI」の条件探索と因果探索の高速化について紹介します。

 機械学習, Wide Learning, 因果探索, LiNGAM, A64FX, 高速化
 プレゼン資料(PDF:2.04MB)
            
12:35-12:40
閉会挨拶
藤田 直行 (宇宙航空研究開発機構)

講演者

「富岳で迫る太陽風の起源」

lecturer
飯島 陽久
名古屋大学 宇宙地球環境研究所 特任助教
[略歴]
2016年3月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修了(博士(理学))
 2016年4月 名古屋大学宇宙地球環境研究所 特任研究員
 2019年4月 名古屋大学宇宙地球環境研究所 特任助教 (現在に至る)
[研究分野、研究テーマ]
  • 太陽物理学
 
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本天文学会 所属
  • 日本地球惑星科学連合 所属
  • 2021年度HPCI利用研究課題優秀成果賞 受賞

「大規模計算とデータ駆動手法による高性能永久磁石の開発」

lecturer
福島鉄也
産業技術総合研究所 機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター 材料インフォマティクスチーム チーム長
[略歴]
2008年4月 大阪大学産業科学研究所 特任研究員
 2008年11月 ラクイラ大学(イタリア) 博士研究員
 2010年11月 大阪大学大学院基礎工学研究科 特任研究員
 2011年12月 大阪大学大学院基礎工学研究科 助教
 2015年12月 大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究センター
特任准教授
 2019年9月 東京大学物性研究所 特任准教授
 2023年4月 産業技術総合研究所 機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター チーム長
[研究分野、研究テーマ]
  • 第一原理計算
  • マテリアルズデザイン
  • マテリアルズインフォマティクス
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本物理学会
  • スピントロニクスのための計算機ナノマテリアルデザイン
  • 人工知能・機械学習・ディープラーニング:関連技術とその活用

「「富岳」を活用した水まわり住宅設備機器開発のための混相流シミュレーション」

lecturer
佐々木 一真
TOTO株式会社 技術本部 技術統括部 CAE技術グループ 主任技師
[略歴]
 2016年3月 横浜国立大学大学院 環境情報学府 情報メディア環境学専攻 修士課程 修了
 2016年4月 TOTO株式会社 入社
[研究分野、研究テーマ]
  • 数値流体力学(気液二相流)
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 第20回計算工学講演会 ベストペーパーアワード受賞
  • 第28回計算力学講演会 日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞受賞
  • 第29回数値流体力学シンポジウム ベストCFDグラフィックスアワード受賞
  • 第9回「富岳」を中核とするHPCIシステム利用研究課題 成果報告会
    HPCI利用研究課題優秀成果賞受賞
 

「スーパーコンピュータ「富岳」と「発見するAI」で、がんの薬剤耐性に関わる未知の因果メカニズムを高速に発見する新技術を開発」

lecturer
栗原 康志
富士通株式会社 富士通研究所 コンピューティング研究所 CWB CPJ
[略歴]
 2007年3月 九州大学工学部電気工学科卒業
 2009年3月 九州大学大学院情報科学研究院電気工学専攻修士課程修了
 2009年4月~ 株式会社富士通研究所に入社。現在、Arm HPC向けAIソフトウェアの開発・高速化に従事
[研究分野、研究テーマ]
  • Arm HPC向けAIソフトウェアの開発・高速化
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • システム・アーキテクチャ(IPSJ-ARC)研究会
 

合同分科会 2023年度会合 「イノベーション」

印刷用ご案内

日時 2023年10月26日(木) 分科会 13:30~17:45
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場 場所:神戸国際会議場
集合開催(当日の各講演の配信予定はありません。)
※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。
参加対象 SS研会員機関にご所属の方
参加費 無料
参加申し込み 開催済
その他 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会、合同分科会、27日:科学技術計算分科会教育環境分科会の一部です。)

開催趣旨

 現在、生成AIが大きな注目を集めています。その発展は計算機性能の向上とビッグデータの 増加によって日々加速されています。しかし、社会を変えうる技術は生成AIだけではありま せん。私たちの社会が直面している課題は多岐にわたり、これらの課題を解決するためには単 一の技術だけではなく、様々な技術やアイディアを組み合わせて新たなイノベーションを生 み出すことが必要です。 今年の合同分科会では、「イノベーション」をテーマに、各分野で進められているイノベーシ ョンの芽を紹介します。それぞれの分野でどのような未来(ビジョン)を想定し、そのビジョ ンに向けた現在の行動をバックキャスティングしているかについて触れることで、皆さまの 新たな気付きにつながり、イノベーションの一助となれば幸いです。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】

Session1 [司会]荒井 亮太(富士通)
13:30-13:40
会長挨拶
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
開催趣旨説明
立川 智章 (東京理科大学)
13:40-14:25
講演 35分
Q&A 10分

講演1
環境研究のイノベーション 衛星とサプライチェーンまで
金本 圭一郎 (総合地球環境学研究所)プロフィール
 

 私達の消費は、サプライチェーンを通じて、その消費地とは全く違った場所で様々な環境問題を引き起こしている。しかしながら、今朝飲んだコーヒーが、ブラジルで引き起こした森林伐採や生物多様性の損失をたどることは難しい。本研究では、社会科学と自然科学の共同のために必要なイノベーションの芽を紹介する。

サプライチェーン, 環境問題, 衛星, 消費, 生物多様性
14:25-15:10
講演 35分
Q&A 10分

講演2
福井県に於ける衛星データ利活用の推進
利用事例とシステムのご紹介
山西 康介 (株式会社ネスティ)プロフィール
 

 福井県では「福井県民衛星プロジェクト」と銘打ち、宇宙産業を新たな地域の産業とすべく産学官金が一体となり、プロジェクトに取り組んでいます。福井県民衛星「すいせん」は全国初の自治体主導の超小型人工衛星として2021年の3月22日に無事打ち上げが成功し現在も安定して観測を行っています。当社は富士通さんと共に福井県及び県内の自治体向けに衛星データを利用した地域改題解決型のソリューションを開発・提案しています。本公演では利用例やシステムの内容等をご説明させて頂きます。

衛星データ利活用, 森林, 農業, 河川管理, 防災, 観光
15:10-15:25 休憩(15分)
Session2 [司会]楫 勇一(名古屋大学)
15:25-16:10
講演 35分
Q&A 10分

講演3
我々は宇宙で孤独な存在なのか?
地球外生命探査に向けた試行錯誤
大石 雅寿 (国立天文台)プロフィール
 

生命はどのように始まったのか?この人類の長年の疑問に宇宙的視点から取り組むのが、天文学、物理学、化学、生物学、地球物理学などの学際協力によるアストロバイオロジーである。太陽系外惑星が5000個以上発見され、その中には生命を育む環境もあると考えられている。太陽系内にも地球以外に生命存在の可能性がある。講演では、いつ成功するか分からない、常識にとらわれない発想が必要な地球外生命探査に向けた取り組みをご紹介する。

地球外生命探査, アストロバイオロジー, 非常識な発想, 我々は孤独?, 学際協力
16:10-16:55
講演 35分
Q&A 10分

講演4
デジタルツインによる製造業イノベーション
松尾 裕一 (東京理科大学)プロフィール
 

 デジタルツインは,M.Grievesが2002年にPLMコースでその概念を提唱し,2012年にNASAが宇宙機の寿命予想にはじめてデジタルツインという言葉とともに使ったとされる.2019年にはガートナーが注目ワードの一つに挙げ,最近では,製造業だけでなく建築・土木,防災,ヘルスケアなど様々な方面でデジタルツインという言葉を見聞するようになった.ただ,主にコンセプトが先行し,内容,実態,課題,将来展望などについて興味を持たれている方は多いと思う.我々は,デジタルツインは技術ではなく仕組みや枠組みと捉えており,計測と解析の融合,ITとOTの融合,リアルタイム処理といった新たな技術的側面を炙り出していると考えている.本講演では,イノベーションの材料としてデジタルツインについて製造業の状況や課題・展望を述べるとともに,東京理科大学における教育や人材育成における適用例を紹介する

デジタルツイン, サイバー・フィジカル・システム, IoT, データ駆動, リアルタイム処理
16:10-16:55
講演 35分
Q&A 10分

講演5
量子通信におけるイノべーション
永山 翔太 (慶応義塾大学)プロフィール
 

この講演では、量子コンピュータとその応用領域である量子インターネットに焦点を当てます。量子コンピュータは、単なる高性能計算機以上の存在であり、量子力学に基づいた新たな計算のパラダイムを開拓しています。さらに、これらの量子コンピュータをネットワーク化することで生まれる「量子インターネット」は、遠隔地の量子コンピュータの連携はもちろん、量子センサーデータの効率的な流通や破られることのない暗号システムの実現が期待されています。本講演では、量子情報技術の多面的な魅力を解説するとともに、この学際的な領域が育む多様なサブフィールドについても紹介します。研究開発の最新動向から、未来に向けた展望、さらには世界的な量子情報技術の競争状況についても議論します

量子コンピュータ、量子ネットワーク、量子インターネット、量子情報技術
17:40-17:45
閉会挨拶
野田 茂穂 (理化学研究所)
17:45-18:10 休憩、懇親会準備(15分)
18:10-19:30
懇親パーティ

※会費制:3,000円(当日受付にて申し受けます)

  • 司会:山田 久仁 (富士通)
  • 乾杯:松本 多恵 (総合地球環境学研究所)
  • 歓談
  • 中締め:副会長 高木 亮治(JAXA)

講演者

環境研究のイノベーション
衛星とサプライチェーンまで

lecturer
金本 圭一郎(Kanemoto Keiichiro)
総合地球環境学研究所・東北大学大学院環境科学研究科
[略歴]
東北大学大学院環境科学研究科博士後期課程終了(学術)。九州大学持続可能な社会のための決断科学センター講師、信州大学経法学部講師を経て、現在は総合地球環境学研究所准教授と東北大学大学院 環境科学研究科准教授をクロスアポイントメントで兼任。
[研究分野、研究テーマ]
  • 産業エコロジー
  • 計算サステナビリティ学
  • 環境経済学
  • 産業連関分析
  • ネットワーク分析
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 国際産業エコロジー学会
  • 国際産業連関学会
  • 日本LCA学会

福井県に於ける衛星データ利活用の推進
利用事例とシステムのご紹介

lecturer
山西 康介(Yananishi Kousuke)
株式会社ネスティ システム開発本部 システム開発部 新技術研究開発課 宇宙ビジネスエンジニアグループ マネージャー
[略歴]
2009年神戸大学国際文化学部を卒業。同年、株式会社富士通アドバンストソリューションズ(現 富士通株式会社)に入社し公共系のシステム開発に従事。その後、2014年に同社を退社し、地元福井にUターンし株式会社ネスティに入社。2016年の「福井県民衛星プロジェクト」のスタートに合わせ、同プロジェクトの社内担当に着任。以降福井県内を中心に衛星データ利活用の推進とソリューション開発に従事。
 

我々は宇宙で孤独な存在なのか?
地球外生命探査に向けた試行錯誤

lecturer
大石 雅寿
国立天文台 周波数資源保護室 アドバイザー
[略歴]
1958年青森県八戸市生まれ。青森県立八戸高校卒業。京都大学理学部、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻を修了。理学博士。2023年3月に国立天文台を定年退職。専門は、電波天文学、アストロバイオロジー。大学院時代から国立天文台野辺山にある45m電波望遠鏡などを用いて宇宙空間の分子を多数発見。アストロバイオロジーという言葉が発明された頃から、大学院時代から心に秘めていた宇宙アミノ酸の本格的探査に乗り出す。国際天文学連合アストロバイオロジー委員会のpresidentや国際電気通信連合電波天文作業部会の議長を始め、多数の国際役職を務めた。
 

デジタルツインによる製造業イノベーション

lecturer
松尾 裕一
東京理科大学 工学部情報工学科 教授
[略歴]
1989年4月 - 2003年9月 航空宇宙技術研究所
2003年10月- 2020年3月 宇宙航空研究開発機構
2020年4月 - 現在    東京理科大学
[研究分野、研究テーマ]
  • 航空宇宙工学
  • 数値流体力学,計算工学
  • スーパーコンピュータ,並列処理
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本機械学会
  • 日本航空宇宙学会
  • 日本流体力学会
  • 日本計算工学会
  • ゴードンベル賞(1996年)

量子通信におけるイノべーション

lecturer
永山 翔太(Nagayama Shota)
株式会社メルカリ R4D(研究開発部) シニアリサーチャー
慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任准教授
[略歴]
専門は量子インターネット。特に、量子エラー訂正符号および量子インターネットアーキテクチャ・通信プロトコル。インターネットの研究室で量子情報処理に取り組み、2017年に博士(政策・メディア)を取得。博士号取得後、エトヴェシュ・ロラーンド大学ニューラル情報処理グループ客員研究員で機械学習に取り組んだのち、2018年4月より株式会社メルカリ研究開発部R4Dシニアリサーチャー。2019年に量子インターネットタスクフォースを立ち上げる。2022年6月より、慶應義塾大学政策・メディア研究科特任准教授を兼務。現職中に内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター研究・産学官連携戦略ワーキンググループ委員、2018年度未踏ターゲット事業(ゲート式量子コンピュータ部門)「分散量子計算プラットフォーム」プロジェクト。現在、量子インターネットタスクフォース代表、情報処理学会量子ソフトウェア研究会運営委員を兼任。

SS研システム技術分科会会合2023 AIセキュリティの未来 ~進化する脅威と防御~

印刷用ご案内

日時 2023年10月26日(木) 9:00-12:30
会場 場所:神戸国際会議場
ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。
参加対象 SS研会員、CS研会員、IS研会員の各機関にご所属の方
参加費 無料
参加申込み 開催済
その他 本会合は、2023年度秋イベント(26日:システム技術分科会、合同分科会、27日:科学技術計算分科会教育環境分科会)の一部です。

開催趣旨

 近年、AIセキュリティへの理解と対策がますます重要となってきている。人工知能(AI)技術は急速に進化しており、 私たちの日常生活やビジネスに革命をもたらし、金融、医療、製造、輸送など、社会のさまざまな分野にAIが活用されている。 しかしながら、この急速な技術進化の中で、セキュリティの状況は大きな変貌を遂げつつある。AI技術の進歩は新たな可能性を 切り拓く一方で、その悪用も拡大するリスクがあることを理解しておかなければならない。AIを悪用する攻撃者は、より高度で 洗練された手法を開発し、私たちのデータやプライバシー、社会の安定性に危険をもたらす恐れがある。 このような状況を踏まえ、本年度のシステム技術分科会 2023年度会合では、AIセキュリティへの理解と対策を深めるために、 「AIセキュリティの未来 ?進化する脅威と防御?」をテーマとし、AIセキュリティに関する最新の情報と知識を共有し、 将来の脅威に対処するための情報交換や議論を行いたい。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】

8:50- ウェビナー接続開始
[司会]上繁 義史 (長崎大学)
9:00-9:05
開催趣旨説明
藤村 丞 (福岡大学)
9:05-9:50
講演 35分
Q&A 10分

講演1
KDIXのセキュリティ教育の取組 
  社会情報学実習・高度人材育成事業との連携
柏崎 礼生(近畿大学)プロフィール
 

近畿大学情報学部(KDIX)は定員330人の学部であり、2年次進級時に知能システム、サイバーセキュリティ、実世界コンピューティングの3コースに分かれる。本講演ではサイバーセキュリティコースを担当する教員が、このコースの特色を説明するとともに、企業と連携して担当する特色あるカリキュラムである「社会情報学実習」や、学外の高度人材育成事業を利用する取り組みについて紹介する。

セキュリティ教育, 産学連携, 高度人材育成事業
プレゼン資料(PDF:128MB)
9:50-10:35
講演 35分
Q&A 10分

講演2
AIとセキュリティの今とこれから
~何が変わったのか、何が変わるのか~
長谷川 長一(株式会社ラック)プロフィール
 

急速な生成系AIの発展と普及とデジタルトランスフォーメーション(DX)は、私たちの生活や業務に大きな変化をもたらしました。それは同時にサイバー攻撃の手口にも変化をもたらし、サイバーセキュリティ対策にも大きな影響を与えました。この講演では、AIとセキュリティのこれまでの動向とこれからの変化を大いに私見を交えてお話いたします。

サイバーセキュリティ, AI, ディープラーニング, サイバー攻撃, セキュリティ対策
プレゼン資料(PDF:3.2MB)
10:35-11:20
講演 35分
Q&A 10分

講演3
サイバー攻撃(ランサムウェア感染)と対応について
 ~起きてしまったから分かること~
菊池 悟(東京コンピュータサービス株式会社)プロフィール
 

当社が2022年1月4日にプレスリリースを行った、サイバー攻撃被害に関するインシデント事案について、一連の対応を可能な範囲で説明するとともに、改めてサイバー攻撃についてどのように考え、対応してきたかを、振り返ります。 また、可能な範囲でステークホルダーとの影響や社内影響(社員負担やシステム影響)についても紹介いたします。 本事例を参考にしていただき、対策を検討する上での一助となれれば幸いです。

サイバー攻撃、ランサムウェア、情報漏洩、対策本部、nightsky
プレゼン資料(PDF:3.6MB)
11:20-11:35 休憩(15分)
11:35-12:25
講演 50分

パネルディスカッション
「AIセキュリティの未来 ~進化する脅威と防御~」
モデレーター:
廣瀬 幸 (九州工業大学)
パネリスト:
柏崎 礼生(近畿大学)
長谷川長一(株式会社ラック)
菊池 悟 (東京コンピュータサービス株式会社)
12:25-12:30
閉会挨拶
永田 正樹 (静岡大学)

講演者

KDIXのセキュリティ教育の取り組み
社会情報学実習・高度人材育成事業との連携

lecturer
柏崎 礼生(Kashiwazaki Hiroki)
近畿大学 情報学部 准教授
[略歴]
2005年北海道大学大学院工学研究科を退学して同大学院情報科学研究科助手に着任(後に助教)。2010年から東京藝術大学芸術情報センター特任助教、2012年から大阪大学情報企画課(後に情報推進機構、情報推進本部)助教(後に講師)。大阪大学在任中に工学博士(情報科学, 北海道大学)、2019年から国立情報学研究所サイバーセキュリティ研究開発センター特任准教授を経て2022年から近畿大学情報学部准教授。
[研究分野、研究テーマ]
  • 広域分散システム
  • レジリエンス
  • セキュリティ漫談
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • 電子情報通信学会
  • IEEE
  • ACM
  • 情報処理学会山下記念研究賞(2018年)ほか受賞(あやしいのも含めて)多数

AIとセキュリティの今とこれから ~何が変わったのか、何が変わるのか~

lecturer

長谷川 長一
株式会社ラック 産学官連携事業室 室長/主席研究員
[略歴]
情報セキュリティコンサルティング、情報セキュリティ監査業務等を経て、現在は主にセキュリティ教育、産学官連携活動業務を担当。
IPA 情報処理安全確保支援士講習統括委員会委員、長野県警サイバー犯罪対策アドバイザー。ISC2 CISSPレビュートレーニングセミナー 認定主任講師、東京電機大学 国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec) 講師、九州工業大学 情報工学部 非常勤講師、 高知高専 非常勤講師、北九州高専 非常勤講師。
2022年04月~ 現職
2008年06月 株式会社ラック入社
2004年06月 日本ユニシス株式会社(現・BIPLOGY)入社
1988年04月 ソフトバンク株式会社入社
[研究分野、研究テーマ]
  • サイバーセキュリティ運用
  • 情報セキュリティ監査
  • サイバーセキュリティ教育
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 「IT現場のセキュリティ対策完全ガイド」
  • 「情報セキュリティプロフェッショナル教科書」(共著)
  • 「情報セキュリティ監査公式ガイドブック」(共著)
  • 「ネットワークセキュリティ」(共著)

サイバー攻撃(ランサムウェア感染)と対応について ~起きてしまったから分かること~

lecturer
菊池 悟
東京コンピュータサービス(株) システムサービス事業本部 副本部長
[略歴]
2022年 6月 東京コンピュータサービス(株) システムサービス事業本部 副本部長
2022年 6月 東京コンピュータサービス(株) 情報システム室 次長(兼任)
2021年 8月 東京コンピュータサービス(株) 理事補役
2021年~2022年 富士通関東パートナー会 システム部会長
2014年 6月 東京コンピュータサービス(株) 第二システム部長
[専門分野]
システム基盤、セキュリティ関連

[所属など]
富士通関東パートナー会 システム部会

2023年度 秋イベント

日程 2023年10月26日(木)~27日(金)
場所 神戸国際会議場map
開催方法 10/26 合同分科会:現地開催のみ
10/26,27 三分科会(システム、科学、教育):ハイブリッド開催
※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。
参加対象 「全体プログラム」参照
参加費 「全体プログラム」参照
参加申込み 開催済
宿泊について 各自で手配をお願い致します。各ホテルは大変込み合いますので、早めの手配をお勧めします。
  • 全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい

    参加対象 参加費
10月26日
(木)
システム技術分科会2023年度会合(9:00~12:30)
  • テーマ「AIセキュリティの未来 ~進化する脅威と防御~」
SS研会員
CS研会員
IS研会員
会合:無料
合同分科会2023年度会合(13:30~17:45)
  • テーマ「イノベーション」
SS研会員 会合:無料
懇親パーティ(18:10~19:30) SS研会員
CS研会員
IS研会員
会費:3000円
10月27日
(金)
科学技術計算分科会2023年度会合(9:00~12:40)
  • テーマ「富岳スペシャル4.0 ~拡がる応用~」
SS研会員 会合:無料
教育環境分科会2023年度会合 (13:40~17:10)
  • テーマ「生成AIを活用した教育実践の現状と課題」
SS研会員
CS研会員
IS研会員
会合:無料

 

 

SS研HPCフォーラム2023 自然言語処理と高性能計算~シナジーを探る~

印刷用ご案内

日時 2023年8月21日(月) フォーラム 13:30-17:15
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場

場所:富士通汐留本社24階大会議室
(住所:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター)
ハイブリッド開催 集合 + オンライン配信(ZOOM)
※参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。

参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
参加費 フォーラム:無料
懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。)
参加申し込み 開催済み
その他

SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

自然言語処理において、従来から多様な高性能計算技術が積極的に利用されてきました。特に最近では、大規模言語モデルを用いた機械学習で新たな進歩が遂げられており、注目を集めています。本フォーラムでは、このような大規模な言語処理と高性能計算技術の関係に焦点を当て、それぞれの立場で研究に携わられている皆様を講演者としてお招きし、これまでの取り組みを紹介していただくとともに、今後の展望についてお話しいただければ、と考えております。本フォーラムが、講演者の皆様からの洞察をもとに、大規模言語処理と高性能計算の両分野の最新動向を理解し、未来の可能性を探求する有益な機会となることを期待しています。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ、開催後に順次本ページに掲載予定】

13:30- 開始
[前半司会]伊達 進(大阪大学)
13:30-13:35
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
13:35-14:15
講演 30分
Q&A 10分

講演1
「生成AIが投げかけるもの~生成AI時代の行く末~」
穴井 宏和
(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所客員教授/富士通株式会社 富士通研究所 プリンシパルリサーチディレクター)プロフィール

 深層学習のもたらした第3次AIブームを経て、今まさにAIが予測・認識・判別から生成まで圧倒的な高い知的レベルを達成し、世の中へ絶大なインパクトを与えている。本講演では、大規模言語モデルやChatGPTをはじめとする生成AIの出現を受け、とてつもないスピードで進化するテクノロジーの功罪を理解しどのように対処し活用していくべきなのか、また、どのようにテクノロジーが発展し浸透していくのか、我々の取り組み事例を取り上げながら考察する。

生成AI, 大規模言語モデル, ChatGPT, AIトラスト
14:15-14:55
講演 30分
Q&A 10分

講演2
「ChatGPTが開く新世界」
松田 卓也
(神戸大学名誉教授/ブロードバンドタワーAI2オープンイノベーション研究所)プロフィール

 2022年11月30日にOpenAIからChatGPTが発表されて、瞬く間に世界を席巻した。2023年3月にはChatGPT plusが発表されて、基本的なエンジンがGPT-3.5からGPT-4に変わった。これらの出来事は人類史を変えるイベントであるというのが私の認識である。ChatGPTが発表される以前の世界はBC(紀元前:Before ChatGPT)であると言っても過言でない。現状のGPT-4の知的能力は言語能力においては人間を圧倒しているが論理数学能力では普通の人間と同等程度である。論理数学能力において人間の知的能力を圧倒するようになったものが超知能である。超知能の出現は2029年まで起きるだろうと言うのが私の予想である。そうなると世界は後戻りできない変化を被る。これがシンギュラリティである。シンギュラリティは近い。

人工知能, 大規模言語モデル, 超知能, シンギュラリティ
14:55-15:35
講演 30分
Q&A 10分

講演3
「BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルによる多言語係り受け解析」
安岡 孝一(京都大学)プロフィール

 係り受け解析は、言語処理の基礎的手法であると同時に、ヒトとコンピュータが言語の構造を共有する手段の一つである。BERTやGPTに代表される言語モデルの発展により、複数の言語にまたがる解析手法が現実的になってきたが、かえってそれは、言語間の差異を顕わにする結果となった。では、多言語にまたがる係り受け解析は実現可能なのか。HPCは、それにどう寄与しうるのか。本発表では、BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルをもとに、多言語にまたがる係り受け解析について考察する。

言語モデル,孤立語,膠着語,隣接行列,接続確率
15:35-15:50 休憩(15分)
[後半司会]佐藤 賢斗(理化学研究所)
15:50-16:30
講演 30分
Q&A 10分

講演4
「対話型文章生成AIの構築技術 
 各構成技術の役割や導入背景などの解説」
鈴木 潤(東北大学)プロフィール

 ChatGPTに代表される対話型文章生成AIが,研究分野のみならず産業界や一般社会においても注目を集めている.対話型文章生成AIはニューラルネットによる言語モデルを基本(出発点)として幾つかの要素技術の集合体として構築されている.本講演では,対話型文章生成AIを構築する際に用いられる要素技術の集合をおおまかに整理して紹介する.また,各技術の役割や導入背景などを説明し,どのような過程を経て現在の対話型文章生成AIに到達したのかについて説明する.

自然言語処理, 機械学習, 対話型文章生成AI, 言語モデル, 大規模分散学習
16:30-17:10
講演 30分
Q&A 10分

講演5
「日本語とマルチ言語の混合データセットにおける
 大規模言語モデルの構築」
小島 武(東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻)プロフィール

 近年、大規模言語モデルの飛躍的な発展により、地域に特化した言語(例:日本語)でのモデル構築が盛んとなっている。本講演では、日本語とマルチ言語(英語主体)の混合データセットを用いて、大規模言語モデルを事前学習により構築し、日本語単体データセットでの事前学習と比べた時のパフォーマンス差異を実証する。

大規模言語モデル, スケール則, マルチ言語, 日本語, 分散学習
17:10-17:15
閉会挨拶
片桐 孝洋 (名古屋大学)
17:15-17:30 休憩、懇親会準備(15分)
17:30-19:00
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
お飲み物とおつまみの簡易懇親会です。お気軽にご参加ください。

講演者

「生成AIが投げかけるもの ~生成AI時代の行く末~」

lecturer
穴井 宏和(Anai Hirokazu)
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所客員教授
富士通株式会社 富士通研究所 プリンシパルリサーチディレクター
[略歴]
1991年4月  株式会社富士通研究所 国際情報社会科学研究所 入社
1999年10月- 2000年9月 Universit?t Passau 数学・情報学部 客員研究員(代数).
2003年10月- 2009年3月 科学技術振興機構 CREST「数値/数式ハイブリッド計算に基づくロバスト最適化プラットフォームの構築』研究代表者.
2008年4月 - 現在 九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 客員教授(2023年まで招へい教授)
2012年4月 - 2023年3月 国立情報学研究所 客員教授
2015年4月 - 現在 東京工業大学 非常勤講師(環境・社会理工学院. 2020年より工学院併任)
2019年4月 - 現在 科学技術振興機構 ACT-X「数理・情報のフロンティア」 領域アドバイザー
2019年4月 - 現在 科学技術振興機構 CREST「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開」 領域アドバイザー
2021年4月 - 2023年3月 富士通株式会社 富士通研究所 人工知能研究所 所長
2023年4月 - 現在 科学技術振興機構ACT-X「次世代AIを築く数理・情報科学の革新」領域アドバイザー
2023年4月 - 現在 富士通株式会社 富士通研究所 人工知能研究所 プリンシパルリサーチディレクター
[研究分野、研究テーマ]
  • 人工知能・数式処理・数理最適化・システム制御
  • 数理・AIに基づく社会課題解決(ソーシャル数理)
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 人工知能学会 2018年度現場イノベーション賞 金賞(2019)
  • 日本オペレーションズ・リサーチ学会 第41回実施賞(2017)
  • 計測自動制御学会 論文賞(2015)
  • 「QEの計算アルゴリズムとその応用―数式処理による最適化」(東京大学出版会, 2011)
  • 「数理最適化の実践ガイド」(講談社サイエンティフィック,2013)
  • 「今日から使える!組合せ最適化 離散問題ガイドブック」(講談社サイエンティフィック,2015)

「ChatGPTが開く新世界」

lecturer
松田 卓也(matsuda Takuya)
神戸大学名誉教授
ブロードバンドタワーAI2オープンイノベーション研究所
[略歴]
1965年3月 京都大学理学部物理学科卒業
1970年3月 京都大学大学院理学研究科物理学第二専攻博士課程 理学博士
1970年4月 京都大学工学部航空工学科助手
1973年4月 同助教授
1992年5月 神戸大学地球惑星科学科教授
2006年3月 同定年退職
[研究分野、研究テーマ]
  • 天体物理学における数値シミュレーション
  • 流体力学のアルゴリズム開発
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 日本天文学会 所属
  • 「2045年問題」2012年 廣済堂出版
  • 「間違いだらけの物理学」2014年 学研教育出版

「BERT/RoBERTa/DeBERTaモデルによる多言語係り受け解析」

lecturer
安岡 孝一(Yasuoka Koichi)
京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター教授
[略歴]
 1990年4月 京都大学大型計算機センター助手
 1997年8月 京都大学大型計算機センター助教授
 2000年4月 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター助教授
 2007年4月 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター准教授
 2009年4月 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター准教授
 2015年4月 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター教授
[研究分野、研究テーマ]
  • 人文情報学、多言語情報処理論
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • サイエンティフィック・システム研究会エクセレントソフトウェア賞(2002)
  • 情報処理学会論文誌ジャーナル特選論文(2018)
  • 情報処理学会山下研究記念賞(2019)

「対話型文章生成AIの構築技術各 構成技術の役割や導入背景などの解説」

lecturer
鈴木 潤(Suzuki Jun)
東北大学 データ駆動科学・AI教育研究センター 教授
2001年から2018年まで日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所にて研究員および特別研究員(Distinguished Researcher)として勤務.2018年,東北大学大学院情報科学研究科准教授に着任し,2020年より現職.2005年奈良先端大学院大学博士後期課程修了 博士(工学).2008年から2009年までMIT CSAIL Visiting Researcher.2017年より理化学研究所革新知能統合研究センター 客員研究員.2020から2022年までGoogle LLC Visiting Researcher.主として自然言語処理,機械学習,人工知能に関する研究に従事.情報処理学会,人工知能学会,言語処理学会,ACL,AAAI各会員.また,言語処理学会理事,ACL Rolling Review Editors in Chief,

「日本語とマルチ言語の混合データセットにおける大規模言語モデルの構築」

lecturer
小島 武(Kojima Takeshi)
東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻
[略歴]
2023年~ 東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任研究員
2023年 東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 博士課程修了
[研究分野、研究テーマ]
  • 深層学習、大規模言語モデル
  • 基盤モデルの効率的な知識転移に関する研究
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 2023工学系研究科長賞

SS研教育環境フォーラム2023 生成AIの教育利用を考える

印刷用ご案内

日時 2023年8月8日(火) 13:20-17:30
開催方法 ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)
会場

フォーラム:富士通汐留本社24階大会議室

(住所:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター)
懇親会:同上 ※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。

参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
(懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
参加費 フォーラム:無料
懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。)
参加申込み 開催済
その他

SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください

開催趣旨

 2023年に入り、生成AIの開発が急速に進み、普及しています。生成AIに適切な問いや情報を与えることで、さまざまなタスクの支援に活用することが可能となり、効率的に作業を進めることができます。そのため、適切に使うことができれば、大変有用なツールになります。
 教育においても、学習者や教員がどのように活用すべきか、ということが課題になってきています。学生がレポートを生成AIに作成してもらってそのまま提出する、という可能性もあり、適切な活用方法を考える必要があります。
 本フォーラムでは、生成AIの教育利用について、さまざまな観点から話題提供していただき、議論していきます。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】

13:10- アクセス開始
[司会] 重田 勝介 (北海道大学)
13:20-13:25
開催趣旨説明
村上 正行 (大阪大学)
13:25-14:15
講演 40分
Q&A 10分

講演1
「生成AIをどのように教育に活かすか」
倉光 君郎 (日本女子大学)プロフィール

生成AIは、ChatGPT が2022年度11月に登場して以来、様々な社会活動に活用され始めている。本講演では、ChatGPTの仕組みを振り返りながら、情報リテラシやデータサイエンス演習での活用事例を紹介する。最後に、創造性や倫理など、今後の教育への展望を考えたい

大規模言語モデル, 生成AI, プログラミング教育, 課題解決型, AIと教育
14:15-14:45
講演 25分
Q&A 5分

講演2
「アクティブラーニングにおける生成AIの活用と
 授業デザイン」
中澤 明子 (東京大学) プロフィール

教育における生成AIの活用のうち、授業での活用については、レポート課題での使用など評価方法を含めた課題が議論されている。また、効果的な活用に関する情報提供が求められている。本講演では、アクティブラーニングにおいて生成AIを活用した事例と学生の反応を紹介しながら、アクティブラーニングにおける生成AIの活用と授業デザインのポイントを述べ、今後の課題を議論する。

アクティブラーニング, 実践事例, 授業デザイン, 学習支援
14:45-15:00 休憩(15分)
15:00-15:30
講演 25分
Q&A 5分

講演3
「AI ASSITED LANGUAGE LEARNING
 ~CALLからAALLへ:AI支援語学習の可能性~」
加藤 映子 (大阪女学院大学 学長)プロフィール

大阪女学院大学・短期大学は、1990年に日本で初めてMacintoshを導入してCALL(コール=Computer Assisted Language Learning:コンピュータ支援語学学習)センターを開設。2004年には同じく世界で初めてデジタル音楽プレーヤーのiPodを利用したリスニング教材を開発し授業に採り入れるなど、常に語学教育をリードしてきました。こうした取り組みをAIによって進化させる形でAALL(アール=AI Assisted Language Learning:AI支援語学学習)を確立し、引き続き、世界で通用する人材の育成に努めていく所存です。

英語教育, 生成系AI, 大学教育, AI Assisted Language Learning(AI支援語学学習), AALL
15:30-16:00
講演 25分
Q&A 5分
講演4
「IoT×AI時代に向けたINIADの教育
 ~AI-MOPによる生成系AIの教育利用~」
別所 正博 (東洋大学)プロフィール

INIAD(東洋大学情報連携学部)は、東洋大学に2017年に開設された情報系学部である。これからのIoT×AI時代に活躍できる人材を育成するために、キャンパス全体をAPIで制御可能なスマートビルとして教育に活用するなど、独創的な取り組みを進めてきた。2023年5月には、生成系AIを活用した教育システムAI-MOPを、新たに開発・導入した。最短で答えを求めるためではなく、学生が自分の考えを深め、能力を拡張するツールとして、生成系AIを利用している。ヒトとコンピュータの関係が一段と深化する時代に向けた、INIADの取り組みを紹介する。

生成系AI, 教育, IoT, 連携, ChatGPT
16:00-16:30
講演 25分
Q&A 5分

講演5
「生成AIと企業における新時代の人材育成
 ~AIと人の協働による働き方改革~」
吉岡 千穂 (株式会社インタラクティブソリューションズ) プロフィール

顧客から望まれる営業とは、課題解決のパートナーとして豊富な知識を持ち、相談ができる人である。その相談が価値提供に繋がる。本講演では、働き方改革や時代背景にある人員削減を考慮し、企業における人材の育成方法や営業活動のモデルケースを考察した。生成AIの使い方やデータの在り方についても探求する。生成AIの活用が顧客の求める姿へどのように変革できるのか、弊社の製品を踏まえてご紹介する。

 AI, 音声認識, 対話力育成, 生成AI, 自然言語処理, データ利活用
16:30-16:45 休憩(15分)
16:45-17:25
40分

パネルディスカッション
「生成AIの教育利用を考える」
ファシリテーター:
久保田 真一郎 (熊本大学) プロフィール
パネリスト:
倉光 君郎 (日本女子大学)
中澤 明子 (東京大学)
加藤 映子 (大阪女学院大学 学長)
別所 正博 (東洋大学)
吉岡 千穂 (株式会社インタラクティブソリューションズ)
17:25-17:30
閉会挨拶
小林 真也 (愛媛大学)
17:30-18:00 休憩、懇親会準備
18:00-19:30
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
  • お飲み物とおつまみの簡易パーティです。お気軽にご参加下さい。

講演者/ファシリテーター

「生成AIをどのように教育に活かすか」

lecturer
倉光 君郎(Kuramitsu Kimio)
日本女子大学理学部 教授
[略歴]
日本女子大学理学部教授.
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻,博士(理学).東京大学大学院情報学環助手,横浜国立大学理工学部准教授を経て,現職.
TRONプロジェクト、未踏ソフトウェア創造事業、JST/CREST「ティぺダブルOS」などでソフトウェア開発の実践を積む。最近は、大規模言語モデルを活用したソフトウェア開発全般に興味がある。
[研究分野、研究テーマ]
  • ソフトウェア開発
  • プログラミング教育
  • 大規模言語モデル
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • ACM
  • ソフトウェア科学会

「アクティブラーニングにおける生成AIの活用と授業デザイン」

lecturer
中澤 明子(Nakazawa Akiko)
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構EX部門 特任准教授
[略歴]
山梨県生まれ。2005年 大阪大学人間科学部卒業、2007年 大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了、2010年 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。
2010年4月 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 特任助教、2014年11月 東京大学大学総合教育研究センター特任助教、2016年7月 東京大学大学総合教育研究センター助教を経て、2020年10月東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構アクティブラーニング部門 特任准教授に着任。組織再編のため2023年4月より同EX(Educational Transformation)部門 特任准教授。
専門は教育工学。初中等教育や高等教育における、ICT活用教育やアクティブラーニングの導入・実施支援の研究に従事。著書に「東京大学のアクティブラーニング:教室・オンラインでの授業実施と支援」(分担執筆)など。

「AI ASSITED LANGUAGE LEARNING
  ~CALLからAALLへ:AI支援語学習の可能性~」

lecturer
加藤 映子(Kato-Otani Eiko)
大阪女学院大学 国際・英語学部 学長・教授
[略歴]
1990年9月 大阪女学院短期大学 英語科 専任講師
1994年4月 大阪女学院短期大学 英語科 助教授
2003年4月 大阪女学院短期大学 英語科 教授
2004年4月 大阪女学院大学 国際・英語学部 教授
2012年4月~ 現在に至る 大阪女学院大学 大阪女学院短期大学 教授
[研究分野、研究テーマ]
  • ICT/AIを活用した教育
  • 絵本の読み聞かせ
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 大学英語教育学会
  • 外国語教育メディア学会
  • CIEC(コンピュータ利用教育学会)
  • Apple Distinguished Educator
  • 「ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」(かんき出版)
  • 『最新 ICT を活用した外国語教育』吉田晴世・野澤和典編「第5章 英語を専攻する大学生のための eLearning 英語教育」pp77-90

「IoT×AI時代に向けたINIADの教育
~AI-MOPによる生成系AIの教育利用~」

lecturer
別所 正博(Bessho Masahiro)
東洋大学 情報連携学部 教授
[略歴]
2023年4月 - 現在 東洋大学 情報連携学部 教授
2017年4月 - 2023年3月 東洋大学 情報連携学部 准教授
2016年4月 - 2017年3月 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所
2013年3月 - 2016年3月 東京大学 大学院情報学環 特任講師
2008年4月 - 2013年2月 東京大学 大学院情報学環 特任助教
[研究分野、研究テーマ]
  • Internet of Things
  • Location-based Services
  • Accessible Computing
  • Open Data
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • ACM
  • IEEE

「生成AIと企業における新時代の人材育成
    ~AIと人の協働による働き方改革~」

lecturer
吉岡 千穂(Yoshioka Chiho)
株式会社インタラクティブソリューションズ
セールス&マーケティング部
[略歴]
2021年3月 明治大学国際日本学部卒業
2021年4月 株式会社インタラクティブソリューションズ入社。セールス&マーケティングを担当
2022年8月 「ITツールを用いた対話力育成」をテーマに研究を開始
2022年11月 情報処理学会教育学習支援情報システム(CLE)研究会発表。テーマは「伝わる説明力の育成:発話学習を用いた学習モデルの考察」
2023年3月 情報処理学会 第85回全国大会発表。テーマは「正しく伝える“説明力” 効率的な学習モデルの検証」
[研究分野、研究テーマ]
  • ITツールを用いた対話力育成
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会

「生成AIの教育利用を考える」

lecturer
久保田 真一郎(Kubota Shinichiro)
熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 准教授
[略歴]
1997年3月 熊本大学 理学部 卒業
1999年3月 熊本大学大学院 理学研究科 修了
2006年3月 熊本大学大学院 自然科学研究科 修了
2002年4月~2003年3月 鹿児島大学 総合情報処理センター 文部科学事務官
2003年4月~2007年9月 鹿児島大学 総合情報処理センター 文部科学技官
2007年10月~2013年6月 熊本大学 総合情報基盤センター 助教
2013年7月~2017年2月 宮崎大学 工学部 准教授
2017年3月~2023年3月 熊本大学 総合情報統括センター 准教授
2023年4月~現在 熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 准教授
[研究分野、研究テーマ]
  • 育工学 学習支援システム
  • 教育データ分析
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • the Institute of Electrical and Electronic Engineers
  • Association for Computing Machinery
  • 情報処理学会
  • 日本教育工学会
  • 教育システム情報学会

SS研ICTフォーラム2023 AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~

印刷用ご案内

日時 2023年8月7日(月) フォーラム 13:00-17:00
開催方法

場所:富士通ソリューションスクエアS棟3階P2
(住所:東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター)
ハイブリッド開催(集合 + オンライン配信(ZOOM))
※各種感染症の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いいたします。

参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
(懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
参加費 フォーラム:無料
懇親会:500円(当日会場受付にて申し受けます。)
参加申込み 開催済
その他

SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

今日の教育・研究、ビジネスをはじめとする社会のあらゆる場面で AI(Artificial Intelligence)の活用が急速に進んでいて、様々な業種におい て革新的な変化をもたらし、効率化や競争力/生産性の向上などに貢献している。 また、このようなAIの急速な利用/発展は、私たちの生活や社会のあらゆる側面 に影響を与えていて、ポジティブな影響をもたらしている。 今後もAIの進化と活用は続き、新たな可能性や貢献が期待されている一方で、倫 理やプライバシーの問題にも注意が必要であり、適切な規制や倫理的な枠組みを 整備しながら、AIの力を最大限に活かしていくことが求められる。

このような世の中の動きを踏まえて、本年度のICTフォーラム2023では、AIの最前線で 何が起こっているのか、そして実際の業界でAIがどのように活用されているのか/されるのか について、「AIの最前線、AIはこう使う!?~業界でのことを聞いてみた~」をテーマとし、 AIの現在と未来、最新動向、活用事例と注意点など、AIについての情報交換や議論を行いたい。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ会合後に掲載予定】

12:50- アクセス開始
[司会]加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構)
13:00~13:05
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
13:05-13:55
講演 40分
Q&A 10分
講演
AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare
李 天鎬(岡山理科大学)プロフィール

 近年、人工知能(AI)技術の応用が進むことで、産業を初め農業、社会インフラ、健康・医療領域などに大きな影響を与えている。歯科臨床現場においても、歯科における三大疾患(歯周病、口腔粘膜疾患、顎関節症)に対する病変の検知・診断・治療補助など様々なタスクに利活用され始めており、より複数のデータ源から多種多様なデータを効率的に融合させることで高精度な解析ができる高性能ビッグデータ分析への期待と関心が高まっている。いくつかの歯科系AIプロジェクトと明らかになった課題を紹介する。

深層学習、マルチスケール、マルチモーダル、歯科三大疾患、診断支援
13:55-14:05 休憩(10分)
14:05-14:55
講演 40分
Q&A 10分
講演
AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用
佐々木 勇和(大阪大学)プロフィール

 新たな触媒や創薬のための物質開発や, Googleにおける検索精度の高度化,Amazonの商品推薦などの応用において,モノ/ヒト/コト間の関係性を表現するグラフデータを人工知能技術で高精度に分析することは重要な研究課題である.多様な概念に適用できるため,情報科学分野に限らず,化学や医学などの多様な分野にてグラフ分析の研究が盛んに行われている.本講演ではグラフデータのための深層学習であるグラフ深層学習の基礎技術と応用について紹介する。

人工知能,ビッグデータ,グラフ深層学習, データサイエンス, 物質探索,ネットワーク最適化
14:55-15:05

休憩(10分)

15:05-15:55
講演 40分
Q&A 10分
講演
人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか―
松本 安英(富士通株式会社)プロフィール

 かつて冬の時代であったAIは、2022年に急速に発展した生成AIの登場により第四次ブームに入り始めている。本講演では、生成AIに至るまでのAIの基礎や歴史と、生成AIの動向や産学連携によるアプローチである大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)への挑戦について述べる。さらに、AIの普及により新たな社会問題が生じつつある点を踏まえ、人間とAIの共存への取り組みであるAI倫理の取り組みについて、国際動向を含めて説明する。さらには富士通から提供するオープンイノベーションを実現するAIプラットフォームを紹介する。

人工知能, 生成AI, AI倫理, 大規模言語モデル, Fujitsu Kozuchi
15:55-16:05 休憩(10分)
16:05-16:55
講演 50分
パネルディスカッション
「AIの最前線、AIはこう使う!? ~業界でのことを聞いてみた~」
モデレータ:木戸  善之(岡山理科大学)
パネリスト:李   天鎬(岡山理科大学)
パネリスト:佐々木 勇和(大阪大学)
パネリスト:松本  安英(富士通株式会社)

講演内容をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。

16:55~17:00
閉会挨拶
上繁 義史(長崎大学)
17:00-17:30 休憩・懇親会準備
17:30-19:00
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
  • お飲み物とおつまみの簡易パーティです。お気軽にご参加下さい。

講演者

AI powered Dental Screening towards Smart Healthcare

lecturer
李 天鎬(Lee Chonho)
岡山理科大学
情報工学部 教授
[略歴]
2021年-現在  岡山理科大学 教授
2016年-2020年 大阪大学サイバーメディアセンター 特任准教授
2013年-2015年 シンガポール国立大学 シニア研究員
2011年-2013年 南洋工科大学 博士研究員
2010年     ボストン州立大学マサチューセッツ校 卒業
[研究分野、研究テーマ]
[分野]:ソフトコンピューティング(深層学習、多目的最適化、進化計算、マルチエージェントシステムなど)、分散学修 テーマ:大規模医用情報(歯学、獣医学など)処理
[所属学会]
  • メディカルAI学会

AIとグラフ
グラフ深層学習の現在と今後と応用

lecturer
佐々木 勇和(Sasaki Yuya)
大阪大学
大学院情報科学研究科 助教
[略歴]
2021年~2025年 JST さきがけ「信頼されるAI」領域 研究員
2016年 ~ 現職
2014年 ~ 2016年 名古屋大学大学院情報科学研究科 博士研究員
2014年3月 大阪大学大学院情報科学研究科 マルチメディア工学専攻 後期課程 修了 博士(情報科学)
2009年3月 大阪大学工学部電子情報エネルギー工学科 卒業
2007年3月 釧路工業高等専門学校銃砲システム科卒業
[研究分野、研究テーマ]
  • グラフデータ分析と管理
  • モバイル・時空間データ分析と管理
  • 情報処理技術の異分野適用
[所属学会]
  • ACM学会
  • IEEE Computer Society学会
  • 情報処理学会
  • 日本データベース学会
[受賞歴]
  • 上林奨励賞 日本データベース学会 2023年
  • 論文賞: 日本データベース学会論文誌 論文賞 2023年,2020年,
  • データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM) 優秀論文賞 2023年, 2022年,2019年,2017年 など

人工知能の現状と将来の展望
―生成AIは何をもたらすのか―

lecturer
松本  安英(Matsumoto Yasuhide)
富士通株式会社
技術戦略本部 SME推進統括部
シニアディレクター
[略歴]
2023年4月 Fujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platformの推進
https://www.fujitsu.com/global/about/research/technology/ai/fujitsu-ai-platform/index.html
2022年4月 技術戦略本部:AI戦略責任者、AIタスクフォース主査
2021年4月 ジャパン・グローバルゲートウェイ:AI/データ利活用支援
2018年4月 サービステクノロジー本部:AI/データ利活用支援
クラウドサービス事業本部:クラウドサービス企画・開発・提供
1993年~2014年 オフィスコミュニケーション(CHOCOA)、運用管理技術、クラウド国際標準化に従事
[担当分野]
  • AI戦略責任者、AI/データ利活用の推進
  • FujitsuのAI Platformの推進
  • 運用管理技術、クラウド技術
[所属学会、受賞歴]
  • 情報処理学会
  • 2018年:第66回電気科学技術奨励賞受賞
 

第45回SS研総会

日時 2023年5月26日(金) 総会 14:30-17:30
         懇親会 18:00-19:30
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場

総会:富士通本社24階大会議室
懇親会:同上
※懇親会については予定変更の可能性があります。
※新型コロナ感染の状況を踏まえ、参加にあたりましては各自でご判断いただきますようお願いします。

参加対象 SS研会員
参加費 総会:無料
懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。)
参加申し込み [開催済] 

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

14:00- 受付開始
14:20- ZOOMアクセス開始
14:30-14:35
挨拶
井上 均史(富士通株式会社)
14:35-14:45
開会挨拶・議案書投票結果報告
岡村 耕二(九州大学)
14:45-15:55
講演60分+QA10分

特別講演
人の身体の動きはどこまで分析できるのか
野球の投球とそば打ち、高齢者の歩行を例に
姫野 龍太郎(順天堂大学)プロフィール

 モーション・キャプチャー・システムを使って、プロの二人の投手の投球フォームの分析を行なった。この時、筋肉ごとに細かく分析比較するよりも、大雑把に身体のどの部分の筋肉群を使っているかを調べると、両者の特徴がはっきりと理解でき、投球フォームの改良につながることが分かった。この手法をそば打ち名人の技の解析に応用した場合、名人の技の凄さを詳細に理解することにも繋がった。現在は高齢者の歩行の分析に取り組んでおり、転倒の危険度の予測に取り組んでいる。

動作解析,モーションキャプチャ、バイオメカニクス,投球フォーム, 歩行動作, 転倒リスク
15:55-16:05 休憩[10分]
16:05-16:55
講演 40分+QA 10分

講演
人の動きのデジタル化技術が生み出す世界
-体操AI採点の取組みと実現したい未来社会-
藤原 英則(富士通株式会社)プロフィール

動きの速さと技の難解さで知られる器械体操。「AI体操採点システム」は、 審判員をサポートすることで、採点の透明性を高め、スポーツインテグリティ向上を通じて平和と公平性の実現に貢献します。人の動きをマーカーレスでデジタル化し高精度な測定を可能にする技術は、健康増進分野を始め幅広い活用が期待されています。 プロジェクトのこれまでの道のりとスポーツテックの力で皆様と一緒に実現したい未来について語ります。

Human Digital twin, Joke come true, Converging Technologies, Power of sports, OODA
16:55-17:05 休憩[10分]
17:05-17:25
対談 20分

対談
「スポーツとデータサイエンスの今後の展望
姫野 龍太郎(順天堂大学)
藤原 英則 (富士通株式会社)
17:25-17:30
閉会挨拶
高木 亮治 (JAXA)
17:30-18:00 懇親会準備
18:00-19:30
懇親会
※会費制:500円

講演者

人の身体の動きはどこまで分析できるのか
野球の投球とそば打ち、高齢者の歩行を例に

lecturer
姫野 龍太郎(Himeno Ryutaro)
順天堂大学健康データサイエンス学部 特任教授
[略歴]
 京都大学工学部電気工学第二を1977年に卒後、同大学院工学研究科修士課程に進学し、1979年に修了した。その後、日産自動車株式会社入社。主に車体の空力特性の数値解析を手がけた。1998年理化学研究所に移り、情報基盤センター長を経て、現在は順天堂大学で特任教授として教鞭をとっている。この間、スーパーコンピュータ京の開発にも携わった。現在は、血流やスポーツにおけるバイオメカニクスの研究の他、高齢者の脆弱化予知予防の研究にも従事。
日本機械学会計算力学部門業績賞, 功績賞,可視化情報学会・映像展賞、第六回コンピュータ・ビジュアリゼーションコンテストAVS大賞、日本計算工学会功績賞など,受賞多数。著書に『魔球をつくる』『変化球の大研究』『魔球の正体』『絵でわかるスーパーコンピュータ』などがある。

人の動きのデジタル化技術が生み出す世界
-体操AI採点の取組みと実現したい未来社会-

lecturer
藤原 英則(Fujiwara Hidenori)
富士通株式会社 グローバルビジネスソリューションBG
クロスインダストリーソリューション事業本部
Digital Shifts スポーツビジネス推進室長
[プロフィール]
 2000年富士通入社。2015年 東京オリンピック・パラリンピック推進本部の企画推進統括部長として、スポーツの新ビジネス創出に関わるとともに世界初の「体操AI採点システム」のプロジェクトリーダーとしてチームを率いる。スポーツ庁の委員の経験等、スポーツ行政にも関わりながらスポーツの産業化、国民のスポーツ振興・健康促進に尽力する。公益社団法人日本新体操連盟 常務理事、日本レスリング協会役員候補者選考委員会委員、順天堂大学、立命館大学等の外部講師も務める。
[論文]
  • ICTによる体操競技の採点支援と3Dセンシング技術の目指す世界,技術情報誌FUJITSU Vol. 69
  • 臨床スポーツ医学 第39巻 連載「AI・IoTとスポーツ医学」第4回「AIを用いた体操競技動作の解析と評価
[受賞歴]
  • CEATEC AWARD 2019 総務大臣賞
  • GOOD DESIGN AWARD 2019 経済産業大臣賞
  • Forbes SPORTS BUSINESS AWARD 2019 ワールドクラス賞
  • MM総研大賞 2021 審査委員賞