イベント情報

イベント情報

SS研2026年度冬イベント ポスターセッション/展示 紹介

日時 2026年12月22日(火) 12:00-13:30 ※受付開始 11:50~
※12時から会長挨拶およびポスターセッション/展示 紹介を行います。
会場 Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室M201
参加申込み 冬イベントページ の「参加申込み」よりお申込みください。

 

SS研分科会の会合前に開催します。ぜひ展示会場にお越しください。

【展示一覧】展示概要はリンク先を参照ください(敬称略)

機関名 ポスターセッション/展示内容 機関名 ポスターセッション/展示内容
宇宙航空研究開発機構 MR(Mixed Reality)による体感型可視化 富士通研究所 AI Agent・LLM推論の動作を効率化するKVキャッシュ共有技術
香川大学 香川大学のDX推進の取り組み 富士通
ミッションクリティカルシステム事業本部
量子コンピュータの運用を支えるソフトウェア技術
九州大学 LINE公式アカウントを用いた高齢者向けICTセキュリティ教育支援システムの実現と評価 富士通
Design & Innovation Div.
人とPhysical AIが協働するUXをデザインする
東京電機大学
マルチエージェントシステムにおけるトラスト基盤
富士通Japan
Public&Education事業本部
大学を変えるData&AI
― AIエージェントの活用と実現への次の一歩
広島大学
調整中 エフサステクノロジーズ
AI・DCビジネスグロース統括部
MONAKAに関する展示を予定
北陸先端科学技術大学院大学
JAIST AI and HPC system "HAKUSAN" 

 

 

【ポスターセッション/展示概要】

 

 

2026年度 冬イベント

 

日時 2026年12月22日(火) ポスターセッション/展示12:00-13:30
           会合 13:30-17:20
           意見交換会 17:30-18:30
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場

 Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室
※JR川崎駅付近にあるJR川崎タワーでの開催となります。JR武蔵中原駅前にある「川崎工場」とは別物になりますのでご注意ください。

参加対象 SS研会員限定
参加費 会合、展示見学・ランチ:無料
意見交換会:500円(当日受付にて申し受けます。)
参加申し込み  参加申込み  12/17(木)まで

 

全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

時間 イベント 会場
11:50- 現地受付開始  
12:00-13:30
ポスターセッション/展示見学・ランチ

※12時から会長挨拶およびポスターセッション/展示紹介を行います。
概要につきましては以下をご参照ください。
SS研2026年度冬イベント 展示紹介

M201
13:30-17:00 教育・研究システム分科会2026年度会合
テーマ「AI for Everything -AIが拓く、知と研究の新たな可能性-」
M202
14:00-17:20 HPC分科会2026年度会合
テーマ「AI・HPCサービスを支える基盤技術」
M201
17:30-18:30
意見交換会
※会費制:500円(当日受付にて申し受けます)
★飲み物と軽食をご用意した立食形式の意見交換会になります。
M202

教育・研究システム分科会2026年度会合 「AI for Everything -AIが拓く、知と研究の新たな可能性-」

  印刷用ご案内

 

日時 2025年12月22日(火) 13:30-17:00
会場 場所:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室M202
(住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5)

ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
参加対象 SS研会員限定
参加費 無料
参加申込み 冬イベントページ の「参加申込み」よりお申込みください。
その他

本会合は、2026年度冬イベント(ポスターセッション/展示、HPC分科会2026年度会合)の一部です。
合わせてご参加の検討をお願いします。

開催趣旨

 近年、生成AIをはじめとするAI技術の急速な進展により、AIは単なる研究支援ツールを超えて、新たな知識の発見や仮説生成、データ解析、シミュレーションなど、研究プロセスそのものを変え始めている。この潮流は、「AI for Science」として注目を集めているが、その応用は自然科学の領域に限らず、人文学や社会科学、さらにはロボティクスなど実世界を対象とする研究へも広がりつつある。こうした分野横断的な広がりは、AIの役割が、特定の研究分野を支援するものから、分野を越えて知の創造そのものに関わるものへと変化しつつあることを示しており、そこには、「AI for Everything」とも言うべき新たな可能性が見え始めている。
 この変化は、研究者が「どのように問いを立て、知を生み出し、検証するのか」という研究の在り方そのものに、新たな可能性をもたらしている。同時に、それを支えるAI基盤やデータ基盤、計算環境など、大学・研究機関における研究支援の在り方についても、新たな検討が求められている。
 こうした背景を踏まえ、本年度の教育・研究システム分科会2026年度会合(冬イベント)では「AI for Everything ― AIが拓く、知と研究の新たな可能性 ―」をテーマとし、AIが知の創造と研究の在り方をどのように変えていくのか、その広がりと今後の方向性を探る。AIを活用した創薬、人文学における知識分析、フィジカルAI・ロボティクス、そしてそれらを支えるAI基盤・研究支援などを取り上げ、分野を越えて広がるAI活用の現在地を共有しながら、その先にある「AI for Everything」の可能性を見据え、これからの知と研究の在り方について議論を深めていきたい。

 

プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ会合終了後に掲載予定】

11:50- 受付開始(現地) ※12:00~ ポスターセッション/展示
13:20- アクセス開始(オンライン)
 [司会]永田 正樹 (静岡大学)
13:30-13:35
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
13:35-14:20
講演 40分
Q&A 5分
講演1
「AIとシミュレーションの融合が拓く次世代の医療・創薬
 ―「富岳」での実践から富岳NEXT時代の研究基盤へ―」
荒木 望嗣 (京都大学) プロフィール

AIによる予測・分子設計と、物理法則に基づく分子シミュレーションの融合は、創薬研究をどのように変えるのか。本講演では、タンパク質構造や薬剤結合の予測から、がんの病態・薬剤耐性の解析、医薬品候補の探索まで、具体的な研究事例を紹介する。さらに、スパコン「富岳」での実践を踏まえ、シミュレーションによるAI学習データ生成やAIエージェントによる研究プロセスの自動化、富岳NEXTを見据えた計算・データ基盤の展望を述べる。

AI創薬, 分子シミュレーション, ゲノム医療、スーパーコンピュータ、富岳NEXT
14:20-15:05
講演 40分
Q&A 5分
講演2
「RoboCupを起点とするスポーツAI:集団行動シミュレーションによるデータ生成とその応用」
秋山 英久 (長崎大学) プロフィール

近年、スポーツにおけるデータ活用とAI導入が急速に進んでいる。本講演ではRoboCupサッカーシミュレーションを軸に、スポーツ分野へのAI応用について紹介する。マルチエージェントシミュレーションによるサッカー、行動・スペース価値モデルの発展、選手の軌道予測、さらには仮想的な結果を分析する反事実評価まで、次世代のスポーツデータ分析の可能性と展望について解説する。

スポーツデータ分析,スポーツAI、RoboCup,マルチエージェントシステム、反事実評価
15:05-15:25 休憩(20分)
15:25-16:10
講演 40分
Q&A 5分

講演3
「Humanitextから考える、AIが論文を書ける時代の人文学」
田中 一孝 (桜美林大学) プロフィール

生成AIは、人文学の文献探索や読解、論文執筆をどのように変えるのか。本講演では、西洋古典研究のためのAIシステムHumanitextの開発・運用をもとに、大規模言語モデルによる西洋哲学の文献分析を紹介する。原典と注釈を結びつける仕組みや意味検索の事例を通じて、解釈の根拠をたどり、生成結果を検証する方法を考える。さらに、AIが論文を書ける時代に研究者が担う問いの設定と評価、これらを支えるデータ基盤の課題を論じる。

Humanitext、大規模言語モデル、西洋哲学、デジタル・ヒューマニティーズ、研究データ基盤
16:10-16:55
講演 40分
Q&A 5分

講演4
最先端コンピューティング×AIがもたらす材料開発の革新
溝渕 真名武 (富士通株式会社) プロフィール

最先端コンピューティングや来るべきAIの未来を見据え、材料開発領域に革新をもたらすとみられるマテリアルズ・インフォマティクスの取り組みや事例を計算科学や、データ&AIなどの側面で例示し、素材業界における活用の可能性や持続的成長、目指すべき方向性について提言する。

マテリアルズインフォマティクス、AIエージェント、因果推論、分子シミュレーション、ソブリンAI
16:55-17:00
閉会挨拶
村上 正行 (大阪大学)

講演者 / パネルディスカッション パネリスト

「AIとシミュレーションの融合が拓く次世代の医療・創薬
―「富岳」での実践から富岳NEXT時代の研究基盤へ― 」

lecturer
荒木 望嗣(Araki Mitsugu)
京都大学 大学院医学研究科 特定准教授
[略歴]
2016年 – 現在 京都大学大学院医学研究科 味覚分子構造科学講座, 食と健康科学研究講座, ビッグデータ医科学分野 特定准教授
2014年 – 2016年 理化学研究所 計算科学研究機構 研究員
2012年 – 2014年 神戸天然物化学株式会社 創薬化学部
2007年 – 2012年 神戸大学大学院医学研究科 学術推進研究員
[研究分野、研究テーマ]
  • 構造生物学・生物物理学:タンパク質の立体構造ダイナミクスと分子認識機構の解明。
  • 創薬計算科学:分子シミュレーションとAIを活用した創薬計算技術の開発。
  • 創薬・医療への応用:アカデミア創薬の展開、及び遺伝子変異に起因するがん化・薬剤耐性化のメカニズムの解明。
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 所属学会:日本生物物理学会、Biophysical Society、American Chemical Society
  • 受賞歴: HPCI利用研究課題優秀成果賞(2018年11月)など
  • 総説:「タンパク質の分子動力学シミュレーションに基づく創薬計算技術の開発とゲノム医療分野での応用研究」、SAR News No.45, Cutting Edge, p10-18, (2023年)など
  • 総説等(共著):「『富岳』で目指すシミュレーション・AI駆動型次世代医療・創薬」、『臨床研究イノベーション2.0』第3章04(2025年)など

 

「RoboCupを起点とするスポーツAI:集団行動シミュレーションによるデータ生成とその応用」

lecturer
秋山 英久(Akiyama Hidehisa)
長崎大学 総合生産科学域(情報データ科学系)准教授
[略歴]
2026年4月 – 現在 長崎大学総合生産科学域(情報データ科学系)准教授
2025年4月 – 2026年3月 岡山理科大学情報理工学部 准教授
2021年4月 – 2025年3月 岡山理科大学総合情報学部 講師
2011年4月 – 2021年3月 福岡大学工学部 助教
2008年10月 – 2011年3月 産業技術総合研究所情報技術研究部門 特別研究員
2006年4月 – 2008年9月 産業技術総合研究所情報技術研究部門 テクニカルスタッフ
[研究分野、研究テーマ]
  • マルチエージェントシステム
  • ゲーム情報学
  • スキルサイエンス
  • 計算スポーツ科学
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 人工知能学会
  • 情報処理学会
  • 日本知能情報ファジィ学会
  • RoboCupサッカーシミュレーション2Dリーグ 優勝8回

「Humanitextから考える、AIが論文を書ける時代の人文学」

lecturer
田中 一孝(Tanaka Ikko)
桜美林大学 リベラルアーツ学群 教授
[略歴]
2005年 京都大学文学部卒業
2008年 京都大学大学院文学研究科修士課程修了
2014年 京都大学博士(文学)
セントアンドリュース大学客員研究員、京都大学特定助教、 桜美林大学専任講師、同准教授を経て現職。
[研究分野、研究テーマ]
  • 西洋古代哲学史
  • 哲学・倫理教育
  • 人文情報学
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 国際プラトン学会 アジア・オーストラリア・アフリカ地域代表
  • 古代哲学研究ネットワーク幹事
  • 大学教育学会 生成AI利用のガイドラインに関する課題研究代表
  • Humanitextシリーズを名古屋大学・東京大学と共同開発・運用

 

最先端コンピューティング×AIがもたらす材料開発の革新

lecturer
溝渕 真名武(Mizobuchi Manabu)
富士通株式会社 クロスインダストリーソリューション事業本部 マネージャー
[略歴]
富士通グループに入社後、主に研究開発領域(創薬、臨床開発業務)のシステム・パッケージ開発やコンサルティング業務などを約15年にわたってけん引。 さらに、入社以来培った研究開発領域の豊富な経験をもとに材料領域のマテリアルズ・インフォマティクスのプロダクトマネージャーを担当。2023年4月よりFujitsu Uvanceに参画。 ナレッジマネジメントの大家である野中郁次郎先生から「実践知リーダー」としての薫陶を受け、環境課題解決につながる研究開発向けソリューションのあり方を考え実践を続けている。
・外資系ネットベンチャーSE:3年
・製薬(臨床開発)向け業務SE:10年
  ⇒GxPやER/ESなどの薬事規制コンサルティング
・医療向け業務SE:5年
  ⇒厚労省治験IT化研究班活動など、医療と医薬の業種横断ソリューション開発
・DXコンサルタント:4年
・プロダクトオファリング:5年
  ⇒富士通のマテリアルズインフォマティクス領域事業化を担当
  ⇒R&D領域のナレッジマネジメントを含めたトータルでのAIワークフローを提案・実装
[研究分野、研究テーマ]
  • マテリアルズインフォマティクス

HPC分科会2026年度会合「AI・HPCサービスを支える基盤技術」

印刷用ご案内

日時 2026年12月22日(火) 14:00-17:20
会場 場所:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー)20階大会議室M201
(住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5)

ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
参加対象 SS研会員限定
参加費 無料
参加申込み 冬イベントページ の「参加申込み」よりお申込みください。
その他

本会合は、2026年度冬イベント(ポスターセッション/展示、教育・研究システム分科会2026年度会合)の一部です。
合わせてご参加の検討をお願いします。

開催趣旨

従来の科学技術計算(HPC)からAI学習・推論、そして最新のAIエージェント活用へ。高性能計算機システムを取り巻く環境と求められる機能は、急速に変化しています。システム運用技術を刷新する機会が「システム導入・更新時」に限られるからこそ、新たなAI・HPCサービスを安全・効率的に提供・運用するための基盤選定は、今後のシステム運用の成否を分ける極めて重要なプロセスです。 本イベントでは、最前線のスペシャリストを講師にお迎えし、最新の導入事例から次世代のハードウェア/ソフトウェア基盤技術まで、システム選定・運用に直結する実践的な知見をお届けします。

プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。

【公開可能な資料のみ会合終了後に掲載予定】

11:50- 受付開始(現地) ※12:00~ポスターセッション/展示
13:50- アクセス開始(オンライン)
 [司会]本郷 研太 (北陸科学技術大学院大学)
14:00-14:05
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
14:05-14:50
講演 45分

講演1
『AI時代のHPC基盤とシステム運用 ~スーパーコンピュータ「理究」におけるサービスと運用の取り組み~』
山本 啓二 (理化学研究所) プロフィール

理化学研究所は、2026年3月にAI for Science向けスーパーコンピュータ「理究」を導入しました。「理究」では、従来のHPCで用いられてきたバッチジョブの実行環境に加え、AIから計算資源を利用する仕組みや、AI自体を動かす実行基盤を整備しています。また、システムの構築初期から、AIエージェントを介した運用にも取り組んでいます。本講演では、これらの取り組みを支える基盤技術とその選定理由を紹介し、AIエージェント時代のHPCサービスとシステム運用のあり方を考えます。

HPC, データセンター,システム運用, クラウドコンピューティング, AIOps
14:50-15:35
講演 45分

講演2
『AI研究を加速するスーパーコンピュータ「不老・弐」の紹介』
星野 哲也 (名古屋大学) プロフィール

名古屋大学情報基盤センターでは、2026年10月よりスーパーコンピュータ「不老・弐」の運用を開始した。本システムは、大規模なCPU計算環境に加え、NVIDIA GB200を搭載したGPU計算環境を備え、従来の数値シミュレーションからAIモデルの学習・推論まで幅広い研究を支援する。本講演では、「不老・弐」のシステム構成や特徴、AI研究を支える利用環境を紹介するとともに、AIとHPCの融合による新たな研究の可能性について展望する。

スーパーコンピュータ,不老・弐,AI研究
15:35-15:45 休憩(10分)

15:45-16:30

講演 45分

講演3
「半導体技術の進化とTransformer推論時代の次世代AI半導体について」
的矢 知樹 (株式会社Preferred Networks) プロフィール

ChatGPTの登場以降、AIの需要は伸び続け、同時に半導体の需要も急激に伸びている。AIアルゴリズムも少しづつ変化し、Agentの活用等が進んでいる。AI計算に必要とされる計算性能の変化と、現代の計算機で実行する上でのボトルネックについて紹介する。そして近年の半導体技術の発展と、AI計算を効率よく実行できるようなそれらのボトルネックの解消方法について議論し、PFNのアプローチを紹介する。

LLM, Transformer, AIアクセラレータ, 半導体, メモリ技術
16:30-17:15
講演 45分

講演4
「Kubernetes を主軸としたオンプレミス AI 基盤の構築と運用  -極少人数で AI 基盤を作って運用を回すには何が必要だったか-」
松田 一仁 (富士通株式会社) プロフィール

HPC環境におけるAI、特に生成AIの活用が研究開発の新たなフェーズを切り拓いている。本講演では、富士通のエンタープライズ向け大規模言語モデル「Takane」の技術と応用事例を紹介する。材料探索における因果関係の自動説明や、専門業務を支援するAIエージェントに加え、大規模モデルの知識をHPCでの利用に適した軽量な特化AIへ蒸留する最新技術にも触れる。これらの実例を通じ、AIとHPCの連携が拓く研究開発の未来像を展望する。

HPC, オンプレミスクラスタ, AI 基盤, Kubernetes, Infrastructure as Code
17:15-17:20
閉会挨拶
立川 智章 (東京理科大学)

講演者

『AI時代のHPC基盤とシステム運用 ~スーパーコンピュータ「理究」におけるサービスと運用の取り組み~』

lecturer
山本 啓二 (Yamamoto Keiji)
理化学研究所 計算科学研究センター
運用技術部門 先端運用術ユニット ユニットリーダー
[略歴]
2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻修了。博士(情報理工学)。東京大学情報基盤センター特任助教、理化学研究所計算科学研究機構の特別研究員、開発研究員、技師を経て、2020年より理化学研究所計算科学研究センター先端運用技術ユニットのユニットリーダー。2025年より次世代計算基盤運用技術ユニットのユニットリーダーも務める。スーパーコンピュータやデータセンターの運用高度化、運用データの分析、仮想化・コンテナ、クラウドコンピューティングの研究開発に取り組む。
[研究分野、研究テーマ]
 ・スーパーコンピュータ・データセンターの運用高度化
 ・大規模な運用データの処理・分析と運用改善
 ・仮想化・コンテナ、クラウドコンピューティングによる計算資源の利活用
[所属学会、受賞歴、著書など]
 ・情報処理学会

 

『AI研究を加速するスーパーコンピュータ「不老・弐」の紹介』

lecturer
星野 哲也(Hoshino Tetsuya)
名古屋大学
情報基盤センター
[略歴]
 2018年9月 東京工業大学大学院情報理工学研究科 博士(理学)
 2016年1月〜2022年12月 東京大学情報基盤センター 助教
 2023年1月〜現在 名古屋大学情報基盤センター 准教授
[研究分野、研究テーマ]
 ・高性能計算
 ・GPUプログラミング
 ・自動最適化

「半導体技術の進化とTransformer推論時代の次世代AI半導体について」

lecturer
的矢 知樹(Matoya Kazuki)
株式会社Preferred Networks
AIコンピューティング事業本部 事業戦略・マーケティング部 部長
[略歴]
 2025年4月 株式会社Preferred Networks AIコンピューティング事業本部 事業戦略・マーケティング部 部長
 2022年4月 株式会社Preferred Networks 入社
 2020年4月~2022年月 東京大学大学院情報理工学系研究科 修士課程修了

「Kubernetes を主軸としたオンプレミス AI 基盤の構築と運用  -極少人数で AI 基盤を作って運用を回すには何が必要だったか-」

lecturer
松田 一仁 (Matsuda, Kazuhito)
富士通株式会社 人工知能研究所 研究員
[略歴]
2013年大阪大学大学院情報科学研究科博士課程後期を修了、同年富士通株式会社に入社 (株式会社富士通研究所配属)。同社研究員として、エッジコンピュータを含むクラウドコンピューティングの研究に従事。クラウド関連の専門性により 2019 年より 2 年間サイボウズ株式会社へ出向し、同社の次期オンプレスインフラ基盤の開発業務に参画。帰任後はオンプレミス計算機クラスタの設計・構築・開発、及び関連研究に従事している。

教育・研究システムフォーラム2026「AIエージェント時代の新常識 - 教育・研究におけるAIセキュリティの最前線 -」

 

印刷用ご案内

日時 2026年8月4日(火) 13:00-17:10
会場 場所:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー)20階大会議室 M201
(住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5)
ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
(懇親会への会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
参加費 フォーラム:無料
懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。)
参加申込み [開催済]
その他 SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

 近年、生成AIをはじめとするAI技術は、教育・研究・大学運営のさまざまな場面に急速に浸透しており、単なる「AIを利用する時代」から、AIを「業務や情報基盤の一部として活用・運用する時代」へと移行しつつある。特に近年は、利用者の指示に基づいて自律的に情報収集やシステム操作を行う「AIエージェント」の実運用が現実味を帯び始めており、大学においても教育支援、研究支援、問い合わせ対応、事務業務など、多様な分野での活用が期待されている。
 一方で、AIエージェントの活用が進むにつれ、大学の情報セキュリティやガバナンスの在り方にも新たな課題が生じている。AIが人の代理として業務やシステムを操作する時代においては、従来の「人が利用すること」を前提とした情報システムやセキュリティの考え方だけでは対応が難しくなりつつあり、新たな“常識”が求められ始めている。AIエージェントにどこまで権限を与えるのか、AIが情報システムへアクセスする際の認証やアクセス制御をどのように考えるのか、またAIに業務を自動化させる際に、何をAIへ委ね、何を人が判断すべきなのかといった点について、多くの大学が模索を続けている。さらに、AI利用に伴う情報漏洩や不適切利用への対応、AIガバナンスやリテラシー教育、説明責任の確保など、技術面だけではなく制度・運用面を含めた総合的な検討も求められている。
 こうした背景を踏まえ、本年度の教育・研究システムフォーラム2026では「AIエージェント時代の新常識 ― 教育・研究におけるAIセキュリティの最前線 ―」をテーマとし、AI時代における大学の新たなセキュリティ課題とその対応、そしてAIエージェント時代に求められる「新常識」について議論を行う。具体的には、AIエージェントと認証・デジタルアイデンティティ、教育・研究現場におけるAI活用とリスク管理、AIガバナンスや制度設計など、多角的な視点から、大学におけるAIセキュリティの在り方について議論を深めていきたい。

プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみフォーラム終了後に掲載予定】

12:30- 受付開始(現地)
12:50- アクセス開始(オンライン)
 [司会]久保田 真一郎 (熊本大学)
13:00-13:05
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
13:05-13:45
講演 40分

講演1
「大学におけるAI利活用とセキュリティリスク」
柿崎 淑郎 (東海大学) プロフィール

生成AIをはじめとするAI技術は,大学の教育・研究,さらには運営業務のあり方を急速に変革しつつあります.その利便性が注目される一方,学内データの取り扱い,シャドーAI問題,自律的なAIエージェントの権限管理など,情報セキュリティ上の新たなリスクやガバナンスの課題が顕在化しています.本講演では,大学運営においてAIを安全に利活用するために,直面するセキュリティリスクの全体像を俯瞰しながら,今後の対応の方向性を考察します.

大学運営, セキュリティリスク, シャドーAI, AIガバナンス
プレゼン資料(PDF:1.8MB)
13:45-13:55 休憩(10分)
13:55-14:35
講演 40分

講演2
「Agentic AI 時代のサイバーセキュリティ:トラスト基盤を中心に」
八槇 博史 (東京電機大学) プロフィール

この2,3年、AI の利用は、LLM との対話という初期的段階を過ぎ、AIによる情報システムの制御や複数 LLM の連携によるアプリケーションの構築という新しいステージを迎えている。そこでのアクセス制御については旧来の分散システムの枠組みどころか、それを無効化するような乱雑な使用法が横行しており、他方AIを提供する事業者の「対策」は方向性が疑わしい。本講演では、現状を概観した上で、そこに不足しているトラスト基盤について考察する。

Agentic AI、トラスト、認証、SOC、マルチエージェント
プレゼン資料(PDF:1.5MB)
14:35-14:45 休憩(10分)

14:45-15:25

講演 40分

講演3
「生成AI・AIエージェント時代の新たなセキュリティ
  富士通の生成AIセキュリティ強化技術」
及川 孝徳 (富士通株式会社) プロフィール

生成AI・AIエージェントが社会の基盤として浸透する中、AI自身が抱えるセキュリティリスク(プロンプトインジェクション、ハルシネーション、データ汚染など)への対応は喫緊の課題となっています。本講演では、生成AI・AIエージェントを安全かつ信頼性高く運用するための富士通の生成AIセキュリティ強化技術をご紹介いたします。

生成AI/AIエージェント脆弱性スキャナー,プロンプトインジェクション対策, ハルシネーション対策, ガードレール
プレゼン資料(PDF:3.2MB)
15:25-15:35 休憩(10分)
15:35-17:05
講演 90分

パネルディスカッション
「AIエージェント時代の新常識 - 教育・研究におけるAIセキュリティの最前線 -」
ファシリテーター:
  木戸 善之 (関西大学)
パネリスト:
  柿崎 淑郎 (東海大学)
  八槇 博史 (東京電機大学)
  三原 哲 (富士通株式会社) プロフィール
17:05-17:10
閉会挨拶
田邊 俊治 (国立情報学研究所)
17:10-17:30 休憩、懇親会準備
17:30-18:30
懇親会(会員外ベンダーの参加はご遠慮いただきます。)
※会費制:500円
  • お飲み物とおつまみの簡易パーティです。お気軽にご参加下さい。

講演者 / パネルディスカッション パネリスト

「大学におけるAI利活用とセキュリティリスク」

lecturer
柿崎 淑郎(Kakizaki Yoshio)
東海大学 情報通信学部 教授
[略歴]
2008年,東海大学にて博士(工学)を取得.その後,東京理科大学,東京電機大学を経て,2021年に東海大学情報通信学部通信ネットワーク工学科准教授として母校に戻る.現在は東海大学情報通信学部情報通信学科教授.東京電機大学,公立はこだて未来大学,各非常勤講師.情報システムとしてのセキュリティの研究に従事.日本セキュリティ・マネジメント学会,執行理事.情報処理学会,電子情報通信学会,IEEE,各会員.

 

「Agentic AI 時代のサイバーセキュリティ:トラスト基盤を中心に」

lecturer
八槇 博史(Yamaki Hirofumi)
東京電機大学 システムデザイン工学部 情報システム工学科
東京電機大学大学院 先端科学技術研究科 情報通信メディア工学専攻
東京電機大学大学院 システムデザイン工学研究科 情報システム工学専攻
教授
[略歴]
1997 日本学術振興会特別研究員 D1
1999 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻博士後期課程修了
   博士(情報学)
1999-2001 同専攻 助手
2001-2006 同専攻 講師
2006-2013 名古屋大学情報基盤センター 准教授
      国立情報学研究所 客員研究員(非常勤)
2013- 東京電機大学情報環境学部 准教授
      国立理化学研究所 客員研究員(非常勤。2020-2024)
      改組・昇任を経て現在、東京電機大学システムデザイン工学部 教授

「生成AI・AIエージェント時代の新たなセキュリティ
  富士通の生成AIセキュリティ強化技術」

lecturer
及川 孝徳(Oikawa Takanori)
富士通株式会社 技術戦略本部 SME推進統括部
[略歴]
富士通株式会社 技術戦略本部 SME推進統括部 マネージャー。Data & Security領域における事業化推進を担当。研究所発の先端技術の社会実装を目的に、AIセキュリティ分野を中心としたプロジェクトにおいて顧客共創による技術検証やビジネス展開を推進している。

 

lecturer
三原 哲(Mihara Satoshi)
富士通株式会社 Uvance Wayfinders コンサルティング
グローバルテクノロジー統括マネージングパートナー
[略歴]
20年以上にわたり、金融機関でのコンサルティング、企業合併に伴うシステム統合/基幹再構築などの大規模なプロジェクトマネジメント、1,500人月以上もの大規模なアナリティクスシステムのインテグレーションを担当してきました。
国内SIer、海外ITベンダー、流通業界の事業経営などを経て、2007年に外資系コンサルティング会社に参画。以降、金融業を中心に、ITアーキテクチャ刷新、データ活用に関わる案件をマネージングディレクターとして牽引。
2024年6月より富士通に参画。Uvance Wayfinders コンサルティングのグローバルテクノロジー統括マネージングパートナーとして、豊富な技術知見と経験を活かし、Uvance Wayfindersにおけるテクノロジーコンサルティング領域のグローバル展開と変革を推進。

HPCフォーラム2026「AI・量子時代に向けたHPCの進化」

 

印刷用ご案内

日時 2026年8月3日(月) 10:00-16:30
開催方法 場所:JR川崎タワー20階大会議室M201
ハイブリッド開催(集合 + オンライン配信(ZOOM))
午前に話題提供を行い(配信は午前のみ)、午後よりグループに分かれて議論を行うワークショップ形式になります。是非、現地での討論にご参加ください。また、現地参加には人数制限があります。先着順となりますのでご了承ください。
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
参加費 無料
参加申込み [開催済]
その他 SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

 AI 技術があらゆる分野に浸透した現在、HPCには従来とは全く異なる利用者層や利用形態への対応が求められるようになってきました。AIの研究・開発のみならず、産業応用や社会実装においても、HPCは不可欠な計算基盤としての役割を担いつつあります。さらに、数年以内の本格的な実用化が予測されている量子コンピュータは、単独ではなく古典的なHPCと連携して初めてその性能と特性を発揮できると考えられています。AI と HPC、量子コンピュータと HPC の連携は、今後の計算環境の姿を大きく変えていくと予想されます。このような急速な利用環境の変化を踏まえ、今回の HPCフォーラムでは「AI・量子時代に向けたHPCの進化」をテーマとして掲げました。AIとHPC、量子コンピュータとHPCの連携に取り組まれている第一線の研究者・実務者の皆様に加え、それらを支えるセキュリティおよびデータ管理の専門家の方々を講師としてお招きし、最新動向と課題をご紹介いただく予定です。開催形式は昨年と同様にワークショップ形式とし、前半は講師による話題提供セッションをオンライン・現地併用のハイブリッド形式で行います。後半は会場参加者のみを対象に、少人数のグループに分かれて講師を囲み、約3時間の自由討論を行います。講師からの知見を一方的に聞くだけでなく、参加者同士および講師との議論を通じて、HPCの将来像と私たちに求められる取り組み具体的に考える場としたいと考えています。本フォーラムが、AI・量子コンピューティング時代におけるHPCの新たな可能性と課題を共有し、それぞれの立場から今後の方向性を議論する場となることを期待しています。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】

9:30- 受付開始  (現地参加)
9:50- アクセス開始(オンライン参加)
[司会] 廣瀬 未典 (宇宙航空研究開発機構)
10:00-10:10
開催趣旨説明
南里 豪志 (九州大学)
10:10-12:30
話題提供
話題提供(予定)
HPCとセキュリティ
竹房 あつ子(国立情報学研究所)
   プロフィール・アブストラクト
講演資料 (PDF:1.08MB)

非可逆データ圧縮を用いた大規模量子回路シミュレータ
今村 智史(富士通 人工知能研究所)
  プロフィール・アブストラクト
講演資料 (PDF:1.4MB)

量子HPCハイブリッド計算プラットフォームによる計算可能領域の拡大
小野寺 民也(理化学研究所)
  プロフィール・アブストラクト
講演資料(PDF:3.5MB)

データスペースとAIが切り拓く次世代産業エコシステム
 - 信頼を基盤にした産業横断AIエージェント連携の実現 - 
小山 英樹(富士通 UvS&T UvStrO)
  プロフィール・アブストラクト
講演資料(PDF:3.7MB)

LLM開発における計算機環境について
横田 理央(東京科学大学)
  プロフィール・アブストラクト
講演資料 (PDF:2.0MB)
12:30-13:30 ランチミーティング(60分)
軽食をご用意します。
13:30-14:40
グループ討論(70分)
複数のグループに分かれて討論
 
14:40-14:50 休憩(10分)
14:50-15:20
討論結果共有(30分)
各グループでの討論結果を共有
15:20-15:30 閉会あいさつ
15:30-16:30 お時間のある方は残って自由討論(60分)

講演者

HPCとセキュリティ

lecturer
竹房 あつ子
国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授 /
理化学研究所 計算化学研究センター チームプリンシパル
[略歴]
2024年9月〜現在 理化学研究所 計算科学研究センター チームプリンシパル
2021年4月〜現在 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授 / 総合研究大学院大学 教授
2016年〜2021年 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 准教授 / 総合研究大学院大学 准教授
2005年〜2016年 産業技術総合研究所 研究員、主任研究員
2002年〜2005年 お茶の水女子大学 人間文化研究科 助手 / 理学部情報科学科 講師
2000年〜2002年 日本学術振興会 特別研究員(DC2,PD)
2000年3月 お茶の水女子大学 人間文化研究科 修了 博士(理学)
 
[研究分野、研究テーマ]
  • 並列分散処理
  • 高性能計算
  • クラウドコンピューティング
  • IoT
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会
  • 電子情報通信学会
  • ACM
  • IEEE
[アブストラクト]
AI for Scienceの時代を迎え、より多様な分野の利用者に高性能計算(HPC)システムを提供することが期待され、安全かつ安心なシステム利用環境を構築する必要性が高まっている。しかし、AIに伴うセキュリティリスクも高まっており、これまでのHPCシステムでの論理的なマルチテナント化や組織ごとのセキュリティ対策では十分とは言えない。本講演では、HPCセキュリティに関する研究動向とHPCI整備計画調査研究事業で検討を進めているセキュリティガイドラインについて紹介する。
[キーワード]
  • HPCシステム, セキュリティ, コンフィデンシャルコンピューティング, TEE, Cyber Security Framework

非可逆データ圧縮を用いた大規模量子回路シミュレータ

lecturer

今村 智史
富士通株式会社 AI研究所 プリンシパルリサーチャー
[略歴]
 2017年~現在 富士通株式会社
 2022年~2024年 SNIA 日本支部 次世代メモリ・ストレージ分科会 会長
 2020年~2023年 情報処理学会 システム・アーキテクチャ研究会 幹事
 2016年~2017年 九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 学術研究員
 2013年~2016年 九州大学大学院 システム情報科学府 博士後期課程
[研究分野、研究テーマ]
  • 省電力並列コンピューティング
  • メモリ・ストレージシステム
  • 量子コンピューティング
  • 量子化学計算
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会 システム・アーキテクチャ研究会
  • 2012年 情報処理学会 若手奨励賞 受賞
  • 2014年 情報処理学会 山下記念賞 受賞
  • 2024年 SNIA 日本支部 功績賞 受賞
  • 2024年 情報処理学会 CS領域功績賞 受賞
[アブストラクト]
量子アプリケーションの研究開発には状態ベクトル方式の量子回路シミュレータ(SVシミュレータ)が有用あるが、量子ビット数に応じて計算量とメモリ使用量が指数増加するという課題がある。本研究では、分散並列シミュレータにGPUベース非可逆圧縮手法を統合し、世界最大規模のSVシミュレータ QompSimを開発した。ABCI-QシステムHの256ノード(1,024 GPU)を用いた評価では、高速かつ高スケーラビリティであることを実証し、最大56量子ビットのシミュレーションを達成した。
[キーワード]
  • 量子回路シミュレータ,データ圧縮,量子コンピューティング,状態ベクトル

量子HPCハイブリッド計算プラットフォームによる計算可能領域の拡大

lecturer

小野寺 民也
理化学研究所 計算科学研究センター量子HPC連携プラットフォーム部門 副部門長
[略歴、研究分野、研究テーマ]
1988年東京大学大学院理学系研究科情報科学専門課程博士課程修了。理学博士。同年日本アイ・ビー・エム(株)入社。同社東京基礎研究所にて基盤ソフトウェア等の研究開発に従事し、同研究所副所長、同社技術理事、Quantum Japan R&D担当部長等を歴任。2025年4月より現職。
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 情報処理学会第41回(平成2年後期)全国大会学術奨励賞、同平成7年度山下記念研究賞、同平成16年度論文賞、同平成16年度業績賞、同2023年度コンピュータサイエンス領域功績賞、日本ソフトウェア科学会2022年度基礎研究賞、各受賞。ACM (Association of Computing Machinery) Distinguished Scientist、情報処理学会フェロー、日本ソフトウェア科学会フェロー。
[アブストラクト]
我々は、「富岳」をはじめとする複数のスーパーコンピュータと、IBM社製の超伝導型量子コンピュータ「ibm_kobe」およびQuantinuum社製のイオントラップ型量子コンピュータ「黎明」を高速ネットワークで密に連携させる「量子HPCハイブリッド計算プラットフォーム」を構築しており、このプラットフォームならではの画期的なアプリケーションを鋭意探索している。本講演では、その概要の紹介する。
[キーワード]
  • 量子コンピュータ, スーパーコンピュータ, 量子古典ハイブリッド, QSCI

データスペースとAIが切り拓く次世代産業エコシステム
- 信頼を基盤にした産業横断AIエージェント連携の実現 -

lecturer

小山 英樹
富士通株式会社 Uvance Strategy & Transformation本部 Senior Director
[略歴]
1995年 富士通株式会社に入社し、通信機器(交換機・ルータ)開発に従事。NTT研究所向けの先端通信装置開発や高速伝送技術の開発を担当。 その後、マーケティング部門へ異動し、Linuxサーバの事業立上げ・拡販を推進。さらに、研究所技術の事業化を目的としたテクノロジーマーケティング活動に従事。 2009年以降は新規事業開発に主軸を移し、広告ビジネス、デジタルサイネージ、映像クラウド、衛星データ利活用など複数のビジネス立上げを推進。東日本大震災後は復興支援ビジネスや農業・食品分野の新規事業にも携わる。その後、東京オリンピック・パラリンピック関連ビジネスの企画・推進をリードし、スポンサービジネスや観戦体験価値向上施策の企画を担当。多企業との共創による新規ビジネス創出を推進。
現在は富士通株式会社 Uvance Strategy & Transformation本部にて、データスペースやAIを中心としたイノベーション戦略、新規事業創出、産業横断エコシステム形成を推進しており、xIPFコンソーシアム)社会実装WGの副主査、CSEP理事を担当。
1995年4月 ネットワーク事業本部)HW開発担当
 2004年4月 マーケティング本部)商品企画担当
 2009年4月 ビジネスインキュベーション本部 企画部(担当課長)
 2011年3月 東日本大震災 災害支援特別チーム兼務
 2014年2月 ビジネス企画・推進統括部 部長
 2016年4月 東京オリンピック・パラリンピック推進本部 企画部長
 2018年4月 スポーツ・文化イベントビジネス推進本部)ビジネス統括部長 
 2021年〜  Uvance Healthy Living、SX、Data&AI
[研究分野、研究テーマ]
  • データスペース/データ連携基盤
  • AIと産業エコシステム戦略
  • 標準化・ルール形成・ガバナンス
  • 産業横断の社会実装モデル
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • xIPFコンソーシアム、RRI、Council for Sports Ecosystem Promotion
[アブストラクト]
データとAIを起点とした産業変革が進む中、企業単独では価値創出の限界が顕在化している。本講演では、データスペースを基盤とした産業横断型エコシステムの必要性と、その実現に向けた標準化・ガバナンス・社会実装のアプローチを解説する。さらに、コンソーシアム活動や実証事例を踏まえ、信頼を軸にした新たなビジネス創出モデルと、企業が取るべき戦略について示す。
[キーワード]
  • データスペース, AI, エコシステム, 標準化, ガバナンス

LLM開発における計算機環境について

lecturer

横田 理央
東京科学大学 総合研究院
[略歴、研究分野、研究テーマ]
2009年慶應義塾大学理工学研究科博士課程修了、同年Bristol大学ポスドク研究員、2011年Boston大学ポスドク研究員、2012年King Abdullah University of Science and Technology常勤研究員、2015年より東京工業大学学術国際情報センター准教授、2023年より東京工業大学学術国際情報センター教授、2024年より東京科学大学総合研究院スーパーコンピューティング研究センター教授、現在に至る。高性能計算、大規模深層学習に関する研究に従事。博士(工学)。
[アブストラクト]
本発表では、大規模言語モデルの学習基盤としてNVIDIA NeMoを利用する際の実践的な知見を紹介する。環境構築、学習パラメータ設定、継続事前学習、ファインチューニング、低精度演算、チェックポイント、ロギング、OOM対策など、実運用で重要となる項目を概説する。さらに、データ並列、シャード並列、パイプライン並列、テンソル並列、コンテキスト並列などの分散並列化手法について、メモリ消費量や通信オーバーヘッドの観点から整理する。Swallowプロジェクトで得られた経験を交えながら、学習の安定性、不良検知、ライブラリ保守、評価時の注意点についても述べ、NeMoを用いたLLM開発を安定かつ効率的に進めるための指針を示す。
[キーワード]
  • 大規模言語モデル, 事前学習, 分散並列学習, 省メモリ, フレームワーク

 

第48回SS研総会

 

日時 2026年4月24日(金) 総会 15:30-17:30
          懇親会17:30-18:30
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場

総会:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower 20階大会議室M201
懇親会:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower 20階大会議室M202
※JR川崎駅付近にあるJR川崎タワー(事業所名:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower)での開催となります。JR武蔵中原駅前にある「川崎工場」とは別物になりますのでご注意ください。

参加対象 SS研会員
参加費 総会:無料
懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。)
参加申し込み  [開催済]

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

15:00- 受付開始
15:20- ZOOMアクセス開始
15:30-15:45
開会挨拶・議案書投票結果報告
岡村 耕二(九州大学)
15:45-16:45
講演50分+QA10分

特別講演
到来する人とAIが共生する社会において
イノベーション多産な国とするために我々に求められるものとは?
栗原 聡 (慶應義塾大学) プロフィール
 

今やIT後進国となってしまった日本において,経済浮揚のためにもITやAIを活用することで新たな価値を生み出す多様な社会への変容が急務である.しかし,これまでのAIは効率化のためだけの道具になってしまっている.AIはこれからどのように進化するのか? 今後到来するであろう,「人と次世代AIとの共生社会」において日本がイノベーション多産な国と変容するためのシナリオと,そのために求められる人材,そして次世代AIについて考察する.

 人とAIとの共生, イノベーション, 思いやり, 自律汎用AI, BuddyAI
プレゼン資料(PDF:4.8MB)
16:45-17:25
講演 30分+QA 10分

富士通講演
AIアバターによる質疑応答やプレゼンテーションを実現する「Fujitsu ナレッジAIアバター」のご紹介
豊田 雄志 (富士通株式会社) プロフィール
 

富士通では、AIアバターが質問に対して、例えば経営者やベテラン技術者の知識をデータ化したナレッジに基づいて回答を行うことや、プレゼンテーション資料を理解して発表原稿を作成し、発表することができる「Fujitsu ナレッジAIアバター」技術を開発しました。本技術の特徴と仕組み、利用ユースケースについてデモを交えてご紹介します。

 AIアバター, 自動プレゼン音声対話, VLM/LLM, RAG
プレゼン資料(PDF:1.5MB)
17:25-17:30
閉会挨拶
髙田 唯史 (国立天文台)
17:30-18:30
懇親会
※会費制:500円(当日受付にて申し受けます)
★立食形式の簡易懇親会になります。

講演者

到来する人とAIが共生する社会において
イノベーション多産な国とするために我々に求められるものとは?

lecturer
栗原 聡 (Kurihara Satoshi)
慶應義塾大学理工学部 教授
人工知能学会 会長
[プロフィール]
慶應義塾大学理工学部 教授.人工知能学会 会長.慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター センター長。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。NTT基礎研究所、大阪大学、電気通信大学を経て、2018年より現職。科学技術振興機構(JST)さきがけ「社会変革基盤」領域統括。オムロンサイニックエックス社外取締役、日本DX人材アセスメント機構理事長、総務省・情報通信法学研究会構成員など。マルチエージェント、複雑ネットワーク科学、計算社会科学などの研究に従事。著書『AIの倫理 人間との信頼関係を創れるか』(角川新書)、『AIにはできないー人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性』(角川新書)、『AIの倫理 人間との信頼関係を創れるか』(角川新書),『AI兵器と未来社会キラーロボットの正体』(朝日新書)、編集『人工知能学事典』(共立出版、2017)など多数。

AIアバターによる質疑応答やプレゼンテーションを実現する
「Fujitsu ナレッジAIアバター」のご紹介

lecturer
豊田 雄志 (Toyoda Yuushi)
富士通株式会社
フィジカルAI研究所 フィジカルOS CPJ
シニアプロジェクトディレクター
[略歴]
 2001年 富士通株式会社 入社
 2014年 カリフォルニア大学サンタバーバラ校 訪問研究員
 2018年 南カリフォルニア大学 訪問研究員
 2022年 富士通株式会社 コンバージングテクノロジー研究所
           プロジェクトマネージャー
 2023年 富士通株式会社 人工知能研究所
           シニアリサーチマネージャー
 2024年 富士通株式会社 人工知能研究所
            リサーチディレクター
 2026年 富士通株式会社 フィジカルAI研究所
            シニアプロジェクトディレクター

[研究分野、研究テーマ]
  • フィジカルAI
  • 領域特化AI
  • コンピュータービジョン
  • ヒューマン・コンピューター・インタラクション

[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 書籍共著「操作・検査のタッチレス化/非接触化のための設計ポイントと最新動向」
  • 公益社団法人発明協会 関東地方発明表彰 発明奨励賞

 

SS研冬イベント 展示紹介

日時 2025年12月23日(火) 13:00-15:00
会場 Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室M202

 

SS研分科会の会場隣で展示しています。申込不要ですので、ぜひ展示会場にお越しください。

【展示一覧】展示概要はリンク先を参照ください(敬称略)

機関名 展示内容 機関名 展示内容
宇宙航空研究開発機構 MR(Mixed Reality)による体感型可視化
HOVAR: HOlogram Visualization of Airflow in Reality
香川大学 香川大学のDX推進の取り組み
九州大学情報基盤研究開発センター スーパーコンピュータシステム玄界 高度情報科学技術研究機構 スパコン「富岳」の利⽤研究事例の発信
静岡大学 AIをフル活用して開発した”勘の塊”のようなスケジューリングソルバー 広島大学 広島大学における
ローカル5G実験環境とデジタルツインの構築
富士通
ミッションクリティカルシステム事業本部
~40年培った水冷技術で持続可能な社会に貢献~
Fujitsu Liquid Cooling Management for Datacente
富士通Japan
Public&Education事業本部
AIとデータが創る持続可能な大学の未来
エフサステクノロジーズ
サーバ&ストレージ事業本部
PRIMERGY CDI
データセンターのインフラを最適化
エフサステクノロジーズ
プロダクトソリューション本部
機密データを守りながら生成AI活用
Private AI Platform on PRIMERGY

2025年度 冬イベント

 

日時 2025年12月23日(火) 冬イベント 10:00-18:00
           懇親会 18:00-19:00
開催方法

ハイブリッド開催 集合+オンライン開催(Zoom)

会場

 Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー) 20階大会議室
※JR川崎駅付近にあるJR川崎タワーでの開催となります。JR武蔵中原駅前にある「川崎工場」とは別物になりますのでご注意ください。

参加対象 SS研会員限定
※教育・研究システム分科会についてはCS研/IS研の方も参加可能です。
参加費 会合、展示見学・ランチ:無料
懇親会:500円(当日受付にて申し受けます。)
参加申し込み  [開催済]

 

全体プログラム※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

時間 イベント 会場
10:00-13:00 教育・研究システム分科会2025年度会合
テーマ「大学DXを導くAI活用の羅針盤 ― マネジメント・ガイドライン・倫理」
M201
13:00-15:00 展示見学・ランチ

10件の展示があります。展示概要につきましては以下をご参照ください。
SS研冬イベント 展示紹介

M202
15:00-18:00 HPC分科会2025年度会合
テーマ「AIと開発・利用支援の融合 ~人とHPCをつなぐ新基盤~」
M201
18:00-19:00
懇親会
※会費制:500円(当日受付にて申し受けます)
★立食形式の簡易懇親会になります。
M202

HPC分科会2025年度会合「AIと開発・利用支援の 融合 ~人とHPCをつなぐ新基盤~」

印刷用ご案内

 

日時 2025年12月23日(火) 15:00-18:00
会場 場所:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower(JR川崎タワー)20階大会議室M201
(住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5)

ハイブリッド開催 集合+オンライン配信(ZOOM)
参加対象 SS研会員限定
参加費 無料
参加申込み [開催済]
その他

本会合は、2025年度冬イベント(展示、教育・研究システム分科会2025年度会合)の一部です。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

 近年、AIは人間を支援する道具として幅広い分野で活用が進み、その重要性はますます高まっています。同時に、AIそのものの高度化を実現するために、AI開発を支援する新しい基盤技術やHPC技術も求められています。今回の科学技術計算分科会会合では、この「支援」というキーワードを軸に、AIによるHPC利用支援やプログラム開発支援、さらにAI for ScienceのようにHPC上での科学応用を可能にする高度なAIの開発支援などについて、第一線で取り組まれている講師の方々をお迎えし、これらの支援技術の現状や今後の展望についてお話しいただきます。会合後には講師や参加者の皆様同士が自由に交流できる懇親会も予定しています。AIとHPCが融合する新たな基盤を共に考え、活発に意見交換できる場に、ぜひご参加ください。

プログラム(敬称略) ※予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。

【公開可能な資料のみ会合終了後に掲載予定】

14:30- 受付開始(現地)
14:50- アクセス開始(オンライン)
 [司会]佐藤 賢斗 (理化学研究所)
15:00-15:05
開催趣旨説明
南里 豪志(九州大学)
15:05-15:45
講演 40分

講演1
「生成AIを援用した主に計算力学プログラミングに関する話題」
三好 昭生 (株式会社インサイト) プロフィール

計算力学分野において生成人工知能を活用したプログラミング手法について紹介する。学習目的の簡単な問題から実用レベルのコード開発まで、ゼロからの新規開発や既存コードの不具合修正・機能拡張における生成人工知能の効果的な活用事例を示す。従来手法との単純比較は困難であるが、技術進歩が急速に進む現状において、開発者に求められる新たな資質や考え方について議論し、計算力学プログラミングの新しいアプローチを提案する。

生成人工知能, 計算力学, プログラミング支援, コード開発, 有限要素法
プレゼン資料(PDF:2.07MB)
15:45-16:25
講演 40分

講演2
「生成AIが支えるHPC利用支援の新展開」
中村 宜文 (理化学研究所) プロフィール

理化学研究所 計算科学研究センターでは、スーパーコンピュータ「富岳」のユーザ支援に生成AI「AskDona」を活用し、自然対話によるサポートを実現しています。本講演では、RAGと生成AIを組み合わせた支援システムの運用成果と改良点、研究成果閲覧支援を含む応用展開、そしてAIによるHPC利用支援の今後の展望について紹介します。

生成AI, HPC, スーパーコンピュータ「富岳」, 対話型ユーザ支援AI, 研究成果閲覧支援
プレゼン資料(PDF:2.27MB)
16:25-16:35 休憩(10分)

16:35-17:15

講演 40分

講演3
「コード生成AIによるHPCアプリケーションのGPU移植」
星野 哲也 (名古屋大学) プロフィール

AI研究の隆盛によりGPUを標準搭載するスーパーコンピュータが一般化し、シミュレーションにおいてもGPUの活用がより一層重要となる一方、CPU向けに開発されたレガシーコードのGPU移植は依然として大きな課題である。この課題を解決し得る有力な方法として、急速に発展しているコード生成AIの活用が挙げられる。本講演では2025年8月に公開された最新のAIモデルであるClaude Opus 4.1を使用したClaude Codeにより、MPI+OpenMPで並列化されたFortranベースの有限要素法アプリケーションGeoFEMを対象にGPU向けコード生成を試みた知見を共有する。

コード生成AI, Claude Code, GPUプログラミング, OpenACC, Fortran
プレゼン資料(PDF:2.33MB)
17:15-17:55
講演 40分

講演4
「大規模言語モデル「Takane」が拓くHPCの未来」
白幡 晃一 (富士通株式会社) プロフィール

HPC環境におけるAI、特に生成AIの活用が研究開発の新たなフェーズを切り拓いている。本講演では、富士通のエンタープライズ向け大規模言語モデル「Takane」の技術と応用事例を紹介する。材料探索における因果関係の自動説明や、専門業務を支援するAIエージェントに加え、大規模モデルの知識をHPCでの利用に適した軽量な特化AIへ蒸留する最新技術にも触れる。これらの実例を通じ、AIとHPCの連携が拓く研究開発の未来像を展望する。

生成AI, 大規模言語モデル(LLM), AI軽量化, 特化型AI, AI for Science
プレゼン資料(PDF:4.69MB)
17:55-18:00
閉会挨拶
立川 智章 (東京理科大学)

講演者

生成AIを援用した主に計算力学プログラミングに関する話題

lecturer
三好 昭生(MIYOSHI Akio)
株式会社インサイト 代表取締役
[略歴]
 1982年3月 東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻修士課程修了
 1982年4月 株式会社間組「ベローズの研究」に従事
 1988年7月 日産自動車株式会社「スペースシャトル搭載宇宙機器の構造設計等」に従事
 1999年9月 東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻博士課程修了
 1999年10月 株式会社インサイト設立、現在に至る
[研究分野、研究テーマ]
 ・インタフェース・エージェント、構造有限要素法、粒子法、個別要素法
 ・可視化技術、高性能計算
 ・機械学習応用(回帰、分類、次元削減、ベイズ推定)
 ・自動メッシング、自動粒子生成
 ・生成人工知能を活用したシステム構築
 ・生成人工知能を活用した計算力学プログラミング
[所属学会、受賞歴、著書など]
 ・日本機械学会
 ・人工知能学会
 ・日本応用数理学会
 ・交通工学研究会
 ・粉体工学会

 

「安心安全なAI社会の実現に向けて:富士通におけるAI倫理およびAIガバナンスの実践」

中村 宜文(Nakamura Yoshifumi)
理化学研究所 計算科学研究センター 上級技師
[略歴]
 2025年4月~現在 理化学研究所 上級技師
 2020年10月~2025年3月 理化学研究所 技師
 2019年7月~現在 神戸大学大学院システム情報学研究科 客員教授
 2013年4月~2019年6月 神戸大学大学院システム情報学研究科 客員准教授
 2011年3月~2020年9月 理化学研究所 研究員
 2010年10月~2011年2月 筑波大学 研究員
 2008年11月~2010年9月 レーゲンスブルク大学 研究員
 2005年11月~2008年10月 ドイツ電子シンクロトロン研究所 研究員
[研究分野、研究テーマ]
 ・高性能計算
 ・計算素粒子物理学
 ・性能最適化
[所属学会、受賞歴、著書など]
 ・日本物理学会
 ・情報処理学会

「コード生成AIによるHPCアプリケーションのGPU移植」

lecturer
星野 哲也(Hoshino Tetsuya)
名古屋大学
情報基盤センター
[略歴]
 2018年9月 東京工業大学大学院情報理工学研究科 博士(理学)
 2016年1月〜2022年12月 東京大学情報基盤センター 助教
 2023年1月〜現在 名古屋大学情報基盤センター 准教授
[研究分野、研究テーマ]
 ・高性能計算
 ・GPUプログラミング
 ・自動最適化

「大規模言語モデル「Takane」が拓くHPCの未来」

lecturer
白幡 晃一(Shirahata Kouichi)
富士通株式会社 人工知能研究所 シニアプロジェクトディレクター
[略歴]
 2015年3月 東京工業大学 大学院情報理工学研究科  博士後期課程修了 博士(理学)
 2015年4月 株式会社富士通研究所 コンピュータシステム研究所 入社
 2018年10月~2021年3月 株式会社富士通研究所 ICTシステム研究所 シニアリサーチャー
 2021年4月~2022年3月 富士通株式会社 ICTシステム研究所 主任研究員
 2022年4月~2023年3月 富士通株式会社 コンピューティング研究所 プロジェクトマネージャー
 2023年6月~2024年3月 富士通株式会社 コンピューティング研究所 リサーチディレクター
 2024年4月~現在 富士通株式会社 人工知能研究所 シニアプロジェクトディレクター
[研究分野、研究テーマ]
 ・深層学習や構造解析・流体・量子化学シミュレーションの高速化
 ・性能と信頼性を両立する大規模言語モデル・生成AIの開発
[所属学会、受賞歴、著書など]
 ・2020年、2021年スーパーコンピュータ「富岳」およびABCIを用いて機械学習処理性能ベンチマークMLPerf HPCで世界最高性能を達成