イベント情報

SS研ICTフォーラム2021 学術機関×オンライン×セキュリティ×コンプライアンス ~オンラインの課題と明日~

印刷用ご案内

日時 2021年9月13日(月) フォーラム 13:00-17:00
開催方法 オンライン開催
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
参加費 無料
参加申込み [開催済]
その他 SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

1年以上にわたる新型コロナウイルス感染症の蔓延により、多くの学術機関や企業がテレワーク/オンライン授業を余儀なくされてきた。また、これらを実践する中でさまざまな問題に直面しつつも、各組織が試行錯誤しながら多くの課題解決に取り組んできている。 こうした中、世の中には「オンライン」がおおよそ浸透し、様々な場面で利活用されるようになってきた。

しかし、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前と異なる環境下で業務/講義を進める上で忘れてはならないのが、セキュリティとコンプライアンス(法令順守+社会的ルール)の課題である。これらはオンラインを実践する上で表面化しやすい問題と違い、積極的に意識していなければ気がつきにくく、気づかないでいると多大な損失に繋がる恐れがある。

そこで、本年度のICTフォーラム2021では、テレワーク/オンライン授業を問題なく安全に実施していくために、「学術機関 x オンライン x セキュリティ x コンプライアンス~ オンラインの課題と明日 ~」をテーマとし、学術機関がオンラインにおいて考えるべきセキュリティと守るべき/気がつくべきコンプライアンスなどの課題について議論を行いたい。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】

12:50- アクセス開始
13:00-13:10
開催趣旨説明
藤村 丞(福岡大学)
13:10-13:45
講演 35分
講演
「学術機関×コンプライアンス×オンライン授業×試験」
中村 素典(京都大学 教授)プロフィール

 2020年度初頭よりCOVID-19への緊急対応が求められることとなり、大学ではこれまで対面が主流であった授業の全面オンライン化を行うとともに、在宅勤務の実施、教授会での投票のオンライン化、さらには試験問題検討、オンラインでの試験の実施方法の検討などが進められた。本公演では、京都大学における検討や取り組みの事例について紹介する。

 オンライン授業, 在宅勤務, オンライン試験, 機密情報, 本人確認
13:45-13:50 休憩(5分)
13:50-14:25
講演 35分
講演
「CIA+HSEからみたオンライン利用の再考
学術機関でのオンライン活用におけるセキュリティ、コンプライアンスの観点から 」
寺田 真敏(東京電機大学 教授) プロフィール

 世の中には「オンライン」がおおよそ浸透し、様々な場面で利活用されるようになってきた、というのは、本当なのだろうか? まだまだ、使いこなせていない、振り回されている状態なのではないか? 「オンライン」の使いこなしに向け、2020年、2021年を振り返りながら再考したい。

 ルールギャップ、CIA、HSE
 プレゼン資料(9/30掲載)(PDF:1.98MB)
14:25-14:30 休憩(5分)
14:30-15:05
講演 35分
講演
「新型コロナウイルス感染拡大に対する社内ITの取り組みご紹介」
菅野 克彦(富士通株式会社) プロフィール

 昨年発生した新型コロナウイルス感染症拡大に対し、新しい働き方が求められている。テレワークを中心とした新しい働き方に対応した、人事施策、ネットワーク、コミュニケーション、セキュリティを中心に、富士通としてどのように乗り越え、どのような対策を実施してきたかご紹介します。

 テレワーク, リモートアクセス, セキュリティ, 働き方改革, 仮想デスクトップ
15:05-15:15 休憩(10分)
[パネルディスカッション]司会:木戸 善之(大阪大学)
15:15-16:35
80分
パネルディスカッション
「学術機関 x オンライン x セキュリティ x コンプライアンス ~ オンラインの課題と明日 ~」
モデレータ:加茂 聡(高エネルギー加速器研究機構)
パネリスト:中村 素典(京都大学)
パネリスト:寺田 真敏(東京電機大学)
パネリスト:菅野 克彦(富士通株式会社)

 講演に対する質疑応答をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行う。

16:35-16:40
閉会挨拶
岡村 耕二 (九州大学)

講演者 

「学術機関×コンプライアンス×オンライン授業×試験」

lecturer
中村 素典
京都大学
情報環境機構
IT企画室 教授
[略歴]
1994年京都大学大学院工学研究科博士後期課程(情報工学専攻)単位取得退学.立命館大学理工学部助手,京都大学経済学部助教授,京都大学学術情報メディアセンター助教授,国立情報学研究所教授を経て,2019年より京都大学情報環境機構教授.博士(工学).IEEE,電子情報通信学会, 情報処理学会,日本ソフトウェア科学会 各会員.コンピュータネットワーク,ネットワークコミュニケーション,認証連携などの研究,開発,運用などに従事.

「CIA+HSEからみたオンライン利用の再考
学術機関でのオンライン活用におけるセキュリティ、コンプライアンスの観点から」

lecturer
寺田 真敏
東京電機大学
未来科学部
教授
[略歴]
2004年よりJPCERTコーディネーションセンター専門委員、(独)情報処理推進機構セキュリティセンター研究員として脆弱性対策データベースJVN(Japan Vulnerability Notes)の整備を推進。2007年より日本シーサート協議会運営委員としてインシデント対応チーム活動の普及、2008年より中央大学大学院客員講師、マルウェア対策研究人材育成ワークショップ組織委員として、マルウェア対策研究を推進。
 2015年よりICT-ISAC Japan運営委員としてサイバーセキュリティのための情報共基盤の整備を推進、2017年、サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞を受賞。2019年より東京電機大学教授としても、次世代のセキュリティ人材育成に取り組んでいる。

「新型コロナウイルス感染拡大に対する社内ITの取組ご紹介」

lecturer
菅野 克彦(Kanno Katsuhiko)
富士通株式会社 デジタルシステムプラットフォーム本部
エンタープライズサービス統括部
統括部長
[略歴]
1992年 4月 富士通東北通信システム株式会社入社
     海外向け電子交換機、携帯基地局用の保守
     コマンド開発を担当
2002年 2月 富士通株式会社 社内セキュリティ部門に異動
        マルウェア対策、リモートアクセスサービス(PC,携帯
        電話)のサービス企画、構築を担当
2012年 4月~ 社内IT部門に異動
        社内映像配信、スマートデバイス向けサービス、
        ネットワーク、セキュリティ施策のサービスを提供

SS研教育環境フォーラム2021 データ活用教育への展望

印刷用ご案内

日時 2021年9月13日(月) フォーラム 13:00-17:00
※17:45~ 有志による意見交換会を開催
開催方法 オンライン開催
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
参加費 無料
参加申込み [開催済]
その他 SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

 

教育現場でのCOVID-19対応がはじまってから1年半が経過しました。多くの大学では完全オンラインの状況は脱して、オンラインと対面の併用になっているのではないかと思います。
今回、多くの教員/学生がオンライン授業を経験したことにより、多くの知見、多くのデータが蓄積されています。COVID-19以前より注目されている学習分析(Learning Analytics)を通して、データを活用した教育を取り入れていく大きな転機が訪れていると言えるでしょう。今回の教育環境フォーラムでは、学習データの取り扱いや分析などについて先進的な取り組みを紹介していただき、データ活用教育の今後を考える契機となればと考えています。

 

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ本ページに掲載】
※17:45~ 有志にて意見交換会を開催します。

12:45- アクセス開始
[司会] 重田 勝介(北海道大学)
13:00-13:05
開催趣旨説明
隅谷 孝洋(広島大学)
13:05-13:35
講演 30分
WG報告
「より良いサイバーセキュリティeラーニングとは?:サイバーセキュリティ・情報倫理eラーニング教育の課題解決WG報告」
上田  浩(法政大学  教授)プロフィール
 

大学等では、講義形式やeラーニングを活用した情報セキュリティ教育、研修が行われているが、その実施には様々な課題がある。サイバーセキュリティeラーニングの問題解決WGでは、より良いサイバーセキュリティ教育のためのテスト問題を作成し、「知識」の有無ではなく「態度」の習得を意識した。このテスト問題作成には、インストラクショナル・デザイン(Instructional Design: ID)の考え方を取り入れている。作成したテスト問題を格納するためのシステムとして、eラーニングリポジトリを構築した。本講演ではこれらのWGの取り組みを紹介するとともに、より良いサイバーセキュリティeラーニングについて議論のための材料を提供する。

 サイバーセキュリティ教育, eラーニング, Moodle, インストラクショナル・デザイン
 プレゼン資料(9/16掲載)(PDF:2.66MB)
13:35-13:45 休憩(10分)
13:45-14:45
講演 60分
講演
「学修成果の可視化に基づく全学的な卒業時の質保証の取組
  ディプロマ・サプリメント・システムを活用した全学的な教育改善」
佐野  睦夫(大阪工業大学  教授) プロフィール
 

「適正な成績評価基準に基づく厳正な成績評価の実施」を目的として、各授業科目のミニマム・リクワイアメント明確化や学修成果の可視化による学生の自律学修および効果的修学指導の促進など、学修成果獲得に向けた多様な教育改革の取組を促進している。さらに、この動きをさらに加速させるため、学修成果を包括的に蓄積・可視化する『ディプロマ・サプリメント・システム』を活用した様々な教育改善の取組を推進している。今回は、情報科学部の中での、いくつかの取組を紹介する。

 卒業時の質保証,学修成果の可視化,効果的修学指導,主体的学び,ディプロマ・サプリメント・システム,教育IR
 プレゼン資料(9/27掲載)(PDF:5.21MB)
14:45-14:55 休憩(10分)
14:55-15:55
講演 60分
講演
「金沢工業大学における教育デジタルトランスフォーメーション
  -多様な学生の教育と時間と空間に制約されない学び-」
山本  知仁(金沢工業大学) プロフィール

金沢工業大学では、これまで教育の質向上を目的として、様々な情報をデジタル化し業務を効率化するシステムを構築してきています。その中で現在、文部科学省の支援を受け、これらのシステムのデータを統合し、学生の学びのプロセスを明らかにして、教職員のみならずAIが各学生に合わせてアドバイスできるシステムの構築を目指しています。また、等身大の遠隔コミュニケーションシステムを用いた、ポストコロナ時代における教育の形についても検討しており、これらの話題を提供できればと思います。

 AIによる修学支援, e-シラバス, アダプティブラーニング, データサイエンス, VR
 プレゼン資料(9/16掲載)(PDF:5.81MB)
15:55-16:05 休憩(10分)
[パネルディスカッション司会] 村上 正行(大阪大学)
16:05-16:55
50分
パネルディスカッション
「データ活用教育への展望」
パネリスト:佐野  睦夫(大阪工業大学)
パネリスト:山本  知仁(金沢工業大学)
 

講演に対する質疑応答をベースにして、フォーラムのテーマに関連した様々な問題点についてディスカッションを行います。

16:55-17:00
閉会挨拶
小林  真也 (愛媛大学)
17:00-17:45 休憩、意見交換会準備(45分)
17:45-19:15
90分
※有志にて意見交換会を開催します。(意見交換会については、メディア・会員外ベンダー参加不可)
軽食や飲み物を取りながら教育環境に関する意見交換を行います。ZOOMのブレイクアウトセッションを使ってグループ分けを行い、自由に意見交換をします。お気軽にご参加ください。(軽食や飲み物は各自ご準備ください)

講演者

「より良いサイバーセキュリティeラーニングとは?:サイバーセキュリティ・情報倫理eラーニング教育の課題解決WG報告」

lecturer
上田 浩(Ueda Hiroshi)
法政大学
情報メディア教育研究センター
教授
[略歴]
2004年 豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 博士後期課程
電子・情報工学専攻修了 博士(工学)
同年 東北大学電気通信研究所 博士研究員
2006年 群馬大学 総合情報メディアセンター 助教授/准教授
2011年 京都大学 学術情報メディアセンター 准教授
2019年 法政大学 情報メディア教育研究センター 教授
[研究分野、研究テーマ]
  • 数理モデル
  • 教育支援システム
  • 情報セキュリティ教育
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 所属学会:
    電子情報通信学会,情報処理学会,IEEE
  • 受賞歴:
    令和2年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)
    2019年度情報処理学会 優秀教材賞
    日本ムードル協会 2015 ベストオープンコースウェア 佳作
    平成 22年度日本素材物性学会山崎賞
  • 著書など:
    Wiresharkパケット解析リファレンス(ソフトバンクパブリッシング, 2009)

「学修成果の可視化に基づく全学的な卒業時の質保証の取組
ディプロマ・サプリメント・システムを活用した全学的な教育改善」

lecturer
佐野 睦夫(Sano Mutsuo)
大阪工業大学
副学長
情報科学部
教授
[略歴]
1983年3月京都大学大学院工学研究科修士課程を修了。同年4月電電公社 現在のNTTに入社。ロボットビジョンやコンテンツ流通の研究開発に従事。人事業務(人材育成)にも従事。2002年4月大阪工業大学情報科学部情報メディア学科教授。2011年4月から学科長を兼任。2018年4月から学部長・研究科長を兼任。2021年4月から、副学長(梅田・枚方キャンパス研究・教育改革、産学連携担当)。現在に至る。
[研究分野、研究テーマ]
  • 情報分野,パターン認識・理解技術
  • 情報分野,生活支援型ロボット
  • ライフサイエンス分野,認知ケア
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 所属学会:
    情報処理学会,人工知能学会
    IEEE,電子情報通信学会,日本ロボット学会
  • 受賞歴:
    日本ロボット学会賞(2019)

「金沢工業大学における教育デジタルトランスフォーメーション
-多様な学生の教育と時間と空間に制約されない学び-」

lecturer
山本 知仁(Yamamoto Tomohito)
金沢工業大学
工学部 情報工学科
教授
[略歴]
2004年3月 東京工業大学大学院
総合理工学研究科知能システム科学専攻
博士後期課程修了 博士(工学)
2004年4月 金沢工業大学 工学部 情報工学科 講師
2011年4月 同准教授
2016年4月 同教授
[研究分野、研究テーマ]
  • ヒューマンコンピュータインタラクション
  • バーチャルリアリティー
  • コミュニケーション支援
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 所属学会:
    ヒューマンインタフェース学会
    計測自動制御学会
    電子情報通信学会
  • 受賞歴:
    2014年度,2018年度 ヒューマンインタフェース学会研究会賞

SS研HPCフォーラム2021 Society5.0 × HPC ~支える人、活かす人~

印刷用ご案内

日時 2021年9月2日(木) フォーラム 13:00-17:30
※17:45~ 有志による意見交換会を開催
開催方法 オンライン開催(ZOOM)
参加対象 SS研会員に限らず、どなたでも参加可能。
参加費 無料
参加申込み [開催済]
その他 SS研では本フォーラム以外に以下のオープンフォーラムを開催します。
ご興味がございましたら是非ご参加ください。

開催趣旨

 今後の日本が目指すべき社会の姿としてSociety 5.0が提唱されています。 Society 5.0ではインターネットに繋がることが当たり前となったSociety4.0(情報社会)から、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)が高度に融合した社会への変革になります。HPCはSociety 5.0においても引き続き基盤を成す技術の1つであると考えられますが、HPCがそこで何が出来るのか、具体的な姿は未だ見えていません。そこで本フォーラムでは、「Society5.0× HPC ~支える人、活かす人~」と題し、Society 5.0に対応した計算機システムやSociety 5.0ではHPCをどのように活用するのかに関して講演を行います。今回も残念ながらオンライン開催となりますが、今後HPCがどのようにSociety 5.0に対応していき、その社会を実現させていくのが皆様とともに議論を行いたいと考えます。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

【公開可能な資料のみ順次本ページに掲載予定】
※17:45~ 有志にて意見交換会を開催します。

13:00- 開始
[前半司会]南里 豪志(九州大学)
13:00-13:05
開催趣旨説明
深沢 圭一郎(京都大学)
13:05-14:05
講演 50分
Q&A 10分
講演
「mdx:データ科学、データ駆動科学のための情報基盤」
田浦 健次朗(東京大学) プロフィール
 

mdxはデータ科学・データ駆動科学にフォーカスした情報基盤であり, 仮想化技術を用いたマルチテナント(クラウド)環境であり, プロジェクトごとに環境をカスタマイズすることが可能, 他のプロジェクトと強固に分離された環境を提供可能, などの特徴を持つ. 特徴を活かして提供するサービス像と, 各分野の専門コミュニティの協力を得ながら取り組んでいきたい事業の計画について述べる.

 mdx,仮想化基盤,データ利活用,ビッグデータ
14:05-14:15 休憩(10分)
14:15-14:45
講演 20分
Q&A 10分
講演
「スマートシティ向けの大規模時空間データ解析」
姜 仁河(東京大学) プロフィール
 

モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、人工知能技術の急速な発展に伴い、スマートシティは新しい科学技術分野として各国の政府や産業界から非常に重視されている。これを背景にし、私はスマートシティ向けの大規模時空間データ解析技術を研究開発している。特に、人のモビリティデータ(GPS軌跡データ)に基づき、深層学習をはじめとする最先端の人工知能技術で、都市規模の人流・交通流を効果的にモデリング・予測するのは私の研究テーマになる。

 時空間データ,人流・交通流,スマートシティ,深層学習,人工知能,データ科学
14:45-15:15
講演 20分
Q&A 10分
講演
「地域資源を活用した物質・エネルギー生産システム設計のためのシミュレーション基盤の開発」
兼松 祐一郎(東京大学) プロフィール
 

脱炭素、SDGs、地域創生などの背景の中で、各地域に賦存する資源を活用した物質・エネルギー生産の検討が活発化している。そのような地域システムの設計に向けた技術導入効果の評価にはシミュレーションが重要な役割を担うが、多様かつ分散したデータや数理モデルを扱うため容易ではなく、現状では大きな時間と労力を要している。その高速化・省力化を目指して、個別に開発されてきたシミュレータやデータソースを統合するシミュレーション基盤の開発について、データ活用社会創成プラットフォーム「mdx」との連携も含めた取り組みを紹介する。

 社会実装, オープンデータ, 再生可能エネルギー,資源循環, ライフサイクル評価
[後半司会]伊達 進(大阪大学)
15:15-16:15
講演 50分
Q&A 10分
講演
「クリーンエネルギーシステムのスーパーシミュレーション」
吉村 忍(東京大学)プロフィール
 

本発表では、石炭ガス化炉及び大型洋上風力発電を対象とした、「富岳」を用いたマルチスケール・マルチフィジクス統合シミュレーション(スーパーシミュレーション)について述べる。ここでは、並列LES燃焼解析コードFFR-Combと並列熱伝導解析コードADVENTURE_Thermal、並列LES解析コードFFBと並列構造解析コードADVENTURE_Solidを並列カプラREVOCAP_Couplerを介して連携させ、実機の大規模連成解析を実現する。

 流体構造連成解析, 分離型解法, 並列計算,クリーンエネルギー,ガス化炉,洋上風力発電
16:15-16:25 休憩(10分)
16:25-17:25
講演 50分
Q&A 10分
講演
「大規模並列環境での機械学習処理とその応用~「富岳」におけるMLPerf HPCや津波AIへの応用~」
福本 尚人
(富士通株式会社 先端コンピPJ プロジェクトM)
 

 近年、深層学習に代表される機械学習処理では、学習するデータ量の増加やニューラルネットワークの複雑化に伴い、必要とする計算量が膨大なものとなっており、機械学習が必要とする計算量は5年で30万倍とムーアの法則をはるかに超える速度で増加している。この機械学習が必要とする膨大な計算量に応えるためには、プロセッサの単体性能の向上だけでなく、多数のプロセッサを大量に並列に並べる大規模並列計算が必要である。そこで、大規模並列環境を用いた機械学習の実例として、MLPerf HPCベンチマークへの取り組みについて説明し、さらにその応用として、「富岳」を活用した津波シミュレーション結果をAIで学習させた事例について説明する。

 大規模計算, 機械学習, 深層学習、シミュレーション, 「富岳」
17:25-17:30
閉会挨拶
田中 輝雄 (工学院大学)
17:45-19:00
※有志にて意見交換会を開催します。(意見交換会については、メディア・会員外ベンダー参加不可)
軽食や飲み物を取りながらHPCに関する意見交換を行います。ZOOMのブレイクアウトセッションを使ってグループ分けを行い、自由に意見交換をします。お気軽にご参加ください。(軽食や飲み物は各自ご準備ください)

講演者 

「mdx:データ科学、データ駆動科学のための情報基盤」

lecturer
田浦 健次朗(Taura Kenjiro)
東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
[略歴]
1996年6月, 東京大学大学院理学系研究科 情報科学専攻 博士課程を退学し,同専攻助手となる. 1997年に同専攻 理学博士(論文)を取得. その年の7月から2000年6月まで, 学振在外研究員としてUniversity of California San Diego校 客員研究員. 帰国後, 2001年4月より東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻講師, 2002年4月より同准教授, 2015年4月より教授.2018年4月からは情報基盤センター長も務め, 現在に至る.

「スマートシティ向けの大規模時空間データ解析」

lecturer
姜 仁河(JIANG Renhe)
東京大学 情報基盤センターデータ科学研究部門 助教
[略歴]
講演者は2019年東京大学工学系研究科社会基盤学専攻で博士(工学)を取得した後、同大学情報基盤センターデータ科学研究部門の常勤助教に就任した。それと同時に客員研究員として同大学空間情報科学研究センターにも在籍している。大規模な時空間データ解析技術とスマートシティ向けの深層学習技術について、長年にわたって研究してきた。数多くの研究成果を人工知能分野とデータサイエンス分野のトップレベルの国際学術誌(IEEE TKDE, ACM TIST, ACM TDS, ACM TKDD, Neurocomputing)や国際学術会議(AAAI, KDD, UBICOMP, SIGSPATIAL, ICDE, ECML PKDD, IEEE Big Data, MIPR)において発表した。また、2019年経済産業省が主催した「国立公園の観光宿泊者数予測」データ分析コンテストにて1位を獲得した。Yahoo! Japan研究所、NTTドコモ、BlogWatcher、トヨタ自動車等の企業と共同研究を実施し、社会実装へ向け応用可能な時空間データ解析技術に取り組んでいる。現在、東大情報基盤センターでmdxの立ち上げに関する一連の業務を担当している。

地域資源を活用した物質・エネルギー生産システム設計のためのシミュレーション基盤の開発

lecturer
兼松 祐一郎(Kanematsu Yuichiro)
東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座 特任助教
[略歴]
東京工業大学工学部化学工学科、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻(修士)を経て、2007年4月より株式会社菱化システム科学技術システム事業部計算科学部にて化学反応シミュレーションソフトウェアの技術サポートに従事。2014年4月より東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座にて学術支援専門職員を務めながら、「農林業地域における産業共生の計画支援」をテーマとして2018年9月に博士(工学)を取得。2018年10月より現職
[研究分野、研究テーマ]
・地域への技術導入を支援する情報基盤開発
・新興技術のライフサイクル評価
・技術・業務・データのモデリング
[所属学会、受賞歴、著書など]
・化学工学会
・日本LCA学会等

「クリーンエネルギーシステムのスーパーシミュレーション」

lecturer
吉村 忍(Yoshimura Shinobu)
東京大学副学長、大学院工学系研究科教授
[略歴]
1987年3月 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(原子力工学)、工博
1987年4月 東京大学工学部専任講師、助教授(原子力工学科)
1992年6月 東京大学人工物工学研究センター助教授(製造科学部門)
1999年4月 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授(環境学専攻)
2005年4月 東京大学大学院工学系研究科教授(システム量子工学専攻)
2008年4月-現在 東京大学大学院工学系研究科教授(システム創成学専攻)
2014年4月-2017年3月 東京大学大学院工学系研究科副研究科長
2017年4月-現在 東京大学副学長(産学協創担当)
[研究分野、研究テーマ]
・計算力学
・知的シミュレーション
・システムデザイン学
[所属学会、受賞歴、著書など]
・国際計算力学連合(IACM)副会長・理事・フェロー
・アジア太平洋計算力学連合(APACM)会長・理事
・日本学術会議会員・第三部部長
・APACM計算力学賞(2013)
・IEEE/ACM SC06 Gordon Bellファイナリスト(2006)
・文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)(2009)

第43回SS研総会

日時 2021年5月28日(金) 総会 14:30-17:10
開催方法 オンライン開催
参加対象 SS研会員
参加費 無料
参加申込み 総会は無事終了しました。ありがとうございました。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

14:15- アクセス開始
14:30-14:40
開会挨拶
岡村 耕二(九州大学)
14:40-15:15
報告20分+QA15分
報告
タスクフォース「コロナ禍における大学と研究機関の情報部門の活動」
八重樫 理人(香川大学) プロフィール
 

 本タスクフォースでは、現在進行形であるwith コロナ環境下での「大学や研究機関の情報部門に求められる機能や役割」について議論するだけでなく、その環境下での具体的な活動を「忘れ去られることのない記録」として集積することを目指して活動している.本報告では,タスクフォースで議論した内容や,「忘れ去られることのない記録」として集積しておく必要のあると思われる事柄について述べる 。

15:15-15:30 休憩(15分)
15:30-17:00
特別講演
講演60分+QA30分
講演
「未踏の宇宙探査への挑戦
はやぶさ2の技術とチーム作り」
津田 雄一(JAXA宇宙科学研究所) プロフィール
 

 日本の小惑星探査機はやぶさ2は,2018年に人類未踏の小惑星リュウグウに到達し,1年半の間に,4機の着陸機(ロボット)による小惑星地表面探査,2回の着陸・サンプル採取,天体に人工クレーターを穿つなど,数々の世界初の成功を成し遂げました.そして2020年12月に54億キロメートルの宇宙飛行を完遂し無事地球に帰還しました.はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウのサンプルからは,リュウグウひいては太陽系の素性に関する新しい科学的な発見が期待されます.本講演では,はやぶさ2のリュウグウ探査の奮闘,未踏技術への挑戦とそれを実現する技術マネジメントやチームづくりについて紹介します.

 宇宙探査, 小惑星, 惑星間往復飛行,プロジェクトマネジメント, チームワーク
17:00-17:10
閉会挨拶
高木 亮治 (JAXA)

講演者 

タスクフォース「コロナ禍における大学と研究機関の情報部門の活動」

lecturer
八重樫 理人(香川大学)
[略歴]
[略歴]
香川大学創造工学部創造工学科 教授
香川大学DX化技術支援室 室長並びに,香川大学情報メディアセンター教育システム部会 部会長,学長特別補佐を兼担
ソフトウェア工学,教育システム,観光支援システムに関する研究に従事
土日は香川県フットサルリーグにて,干支2週以上年下の選手たちとボールを追いかける日々

未踏の宇宙探査への挑戦 はやぶさ2の技術とチームづくり

lecturer
津田 雄一 (TSUDA Yuichi)
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授
はやぶさ2プロジェクト プロジェクトマージャ
[略歴]
2003年東京大学大学院修了.博士(工学).
2003年JAXA宇宙科学研究所助教.
2007-2008年,ミシガン大学およびコロラド大学ボルダー校客員研究員.
2015年JAXA宇宙科学研究所准教授.
2020年同教授.
専門分野は宇宙航行力学,宇宙機システム,太陽系探査.
世界初の「キューブサット」型超小型衛星の開発,「M-Vロケット」の開発,小惑星探査機「はやぶさ」の運用に従事.また,ソーラーセイル宇宙船「イカロス」のサブチームリーダーとして,世界初のソーラーセイル技術の実現へと導いた.小惑星探査機「はやぶさ2」の開発にあたっては,プロジェクトエンジニアとして技術開発を指揮.2015年より,はやぶさ2のプロジェクトマネージャとして.小惑星のサンプル採取と地球帰還を成功させた.
近著に「はやぶさ2 最強ミッションの真実」(NHK出版),「はやぶさ2の宇宙大航海記」(宝島社)

SS研 座談会 「オブジェクトストレージ座談会」

印刷用ご案内

日時 2021年3月23日(火) 9:00-12:00
開催方法 オンライン開催(ZOOM)
参加対象 SS研会員の各機関ご所属の方
参加人員 先着30名(予定)
参加費 無料
参加申込み 開催済

開催について

SS研では2021年度に「研究開発活動におけるオブジェクトストレージの活用」をテーマとする新規WGの立ち上げを予定しております。

今回、このテーマについて最新の技術内容・動向等の情報収集および意見交換を行うことを目的に本座談会を企画しました。前半はベンダー各社から様々な話題提供をいただき、後半は参加者の皆様全員で、本テーマについて現状や課題意識等、討論、意見交換を行っていただきます。

このテーマに関心・興味をお持ちの方、あるいは、意見を持って積極的に発言いただける方、大歓迎です。ぜひ、この機会に当イベントへご参加ください。

プログラム(敬称略)※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

9:00- 開始
[司会]堤 純平(富士通)
9:00-9:05
開会挨拶
SS研幹事 黒川 原佳 (理化学研究所)
9:05-10:20
15分/名
ライトニングトーク
 
発表者:
 荒木 純隆 (富士通株式会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:0.7MB)

 櫻田 武嗣 (アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:4.0MB)

 近藤 和彦 (グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:2.1MB)

 中田 寿穂 (日本マイクロソフト株式会社)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:1.6MB)

 田村 雅寿 (株式会社富士通研究所)
 プロフィール・アブストラクト
 プレゼン資料(3/23版)(PDF:2.1MB)
10:20-10:35 休憩(15分)
10:35-11:55
80分
意見交換
 
コーディネーター:
 黒川 原佳 (理化学研究所)プロフィール

※会合参加者全員でディスカッション
11:55-12:00
閉会挨拶
SS研副会長 高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構)

講演者 / コーディネーター

次世代大規模ストレージの要件 -データ活用促進の視点で-

lecturer

荒木 純隆 (Araki Sumitaka)
富士通株式会社
インフラストラクチャシステム事業本部 データシステム事業部 SDSソリューション部 エキスパート
[略歴]
1984年、富士通株式会社へ入社。ストレージ製品をベースにお客様に対しデータマネジメントや事業継続などの提案を実施。現在は、大規模データの蓄積と流通およびマネタイズの仕組み作りのため、「次世代データ蓄積・連携協議会」、「デジタルアーカイブ推進コンソーシアム」で活動。また、2020年度よりデジタルアーカイブ学会の評議員を務める。
 
[アブストラクト]
データが次世代のオイルと言われて久しいが、国内のデータ蓄積、流通、活用に関し課題を感じる産業界として、産業競争力懇談会では2019年度に「データ連携を支える次世代データ蓄積基盤」というプロジェクト活動を実施。その中で、次世代記録技術やユーザ団体の課題に関する調査を実施し、その成果をまとめた。その後、これらを実現するため「次世代データ蓄積・連携協議会」を設け継続活動している成果を紹介する。
[キーワード]
  • オブジェクトストレージ, ハイブリッドIT, マルチクラウド, データ保全, 長期保存

基盤を支えるAmazon S3 -継続して進化するオブジェクトストレージ-

lecturer

櫻田 武嗣 (Sakurada Takeshi)
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
パブリックセクター シニアソリューションアーキテクト
[略歴]
郵政省(総務省)通信総合研究所にて広帯域ネットワークに関わる研究、2003年からは国立大学の計算機センターにてキャンパスITに関わる広範囲な研究に従事。国立大学の1/5が利用する遠隔講義システムをはじめ、大学に関わるITシステムの立案から運用まで幅広く経験。2018年からはアマゾン ウェブ サービス ジャパンでソリューションアーキテクトとしてこれまでの経験を生かし、システム設計支援にとどまらず、高等教育機関や研究所等向けにクラウドコンピューティング活用のための啓蒙活動や講義・講演を行っている。(博士工学)

[アブストラクト]
オブジェクトストレージであるAmazon S3は、2006年からサービスの提供を開始しており、お客様の声を聞きながら様々な機能拡張を続けています。標準でデータは物理的に離れた3ケ所以上のデータセンタ群にまたがった複数のデバイスに保存されるなど、耐久性を高めた設計となっています。またAmazon S3はデータを整理、アクセス制御を細かく行うための機能など様々な機能を追加し続けており、ビジネスや組織における規則やコンプライアンスの要件を満たしやすく設計されているため、多くのシステムで利用されています。講演ではこれらの点の説明の他、データレイクとしての利用など、様々なサービスとの連携についても触れます。
[キーワード]
  • Amazon S3, オブジェクトストレージ, データレイク, 耐久性, サービス連携

Google Cloud におけるオブジェクト ストレージの活用例とポイント

lecturer

近藤 和彦 (Kondo Kazuhiko)
グーグル・クラウド・合同会社
カスタマーエンジニア - グローバル パブリック セクター
[略歴]
国内システム インテグレーターやグローバルなパブリック クラウド ベンダーにおいて、コンサルタント、エバンジェリスト、プロダクトマーケティング、クラウド ソリューション アーキテクト等、様々なロールを通じてお客様のアプリケーション構築の技術支援に携わる。2020 年にグーグル・クラウド・ジャパン合同会社に入社、現在はパブリック セクター担当のカスタマーエンジニアとして、お客様のデジタルトランスフォーメーションの戦略策定やクラウド ソリューション構築の技術支援を行っている。
 
[アブストラクト]
Google Cloud Storage は Google Cloud が提供するマネージド オブジェクト ストレージで、データレイクなど様々な用途で活用されています。このセッションではこの Google Cloud Storage の概要と特長を解説するとともに、具体的なお客様の活用例を解説します。
[キーワード]
  • ストレージ, クラウド, Google, データプラットフォーム, データレイク

Object storage on Microsoft Azure

lecturer

中田 寿穂 (Nakata Hisaho)
日本マイクロソフト株式会社
パブリックセクター事業本部 クラウドアーキテクト
[略歴]
大学教員、複数のIT企業を経て2015年に日本マイクロソフトに入社。
日本マイクロソフトでは、クラウドアーキテクトとしてクラウドサービス設計から導入支援などを担当。
専門:High Performance Computing, Id Managemet, Federation, Trust Framework, Machine Learning
 
[アブストラクト]
Microsoft Azure では、Core Azure Storage Service として、Azure BLOB, Azure Files, Azure Queue, Azure Table, Azure Disk を提供しています。本講演では、Azure Storage の特徴とオブジェクトストレージとして提供される、Azure BLOB, Azure Data Lake についてご紹介いたします。
[キーワード]
  • Microsoft Azure, Azure BLOB Storage, Azure Data Lake Storage, Synapse Analytics

大量データ利活用に向けたデータ管理 -テープ活用によるコスト最適化-

lecturer

田村 雅寿 (Tamura Masahisa)
株式会社富士通研究所
プラットフォーム革新PJ プロジェクトマネージャー
[略歴]
1999年に富士通研究所へ入社。複数のサーバをネットワークで接続してデータを蓄積・管理する分散ストレージシステムの研究開発に従事。現在は、大量データの利活用に向けたシステムアーキテクチャやデータ管理技術の研究開発を進めている。
 
[アブストラクト]
近年、様々な現場で発生する大量データを蓄積して利活用することで、ビジネスの革新や新たなイノベーションの創出を行う動きが本格化してきている。大量データを効率的に蓄積・利活用するためには、目的に合わせたデータ管理が重要となってくる。今回、代表的なオブジェクトストレージであるCephにおけるデータ利活用に向けた取り組みと、大容量・低コストなテープストレージを組み合わせた階層化ストレージによるデータ管理技術を紹介する。
[キーワード]
  • オブジェクトストレージ, Ceph, テープストレージ, 階層化ストレージ, データ利活用

「オブジェクトストレージ座談会」

lecturer

黒川 原佳 (Kurokawa Motoyoshi)
国立研究開発法人理化学研究所 情報システム本部 部長
[略歴]
2004年 理化学研究所採用。スーパーコンピュータの開発・設計・運用に従事。2006年からスーパーコンピュータ「京」の開発および立ち上げ、運用に従事。2018年から研究所のICT(Information Communication Technology)関連の推進戦略の立案、ICT基盤およびそのセキュリティ対策の運営などを含めた情報環境全体のマネジメントに従事。その間、技師、専任技師、ユニットリーダー、情報システム部次長を経て、2018年4月から現職。